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メビウス30周年記念ゲーム大会に行ってきました。

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メビウスゲームズのXX周年記念というと、20周年の際にメビウスゲームズの店舗で行われたライナー・クニツィアフェアに参加して、来日されていたクニツィアにサインをもらったことがありますが、その五年後、25周年記念の際に行われたゲーム大会には参加していませんでした(20周年のときも講演会やパーティもあったんですが、そちらは参加せず)。20周年の時の記事

ただ、25周年のゲーム大会の感想ツイートがとても楽しそうだったんですよね。大会と聞いて、いやいやそんなガチ勢じゃないし関係ないなと端から参加を考えなかったのを後悔するくらいには。

なので30周年大会が開催される際には、是非参加したいと思っていたものの、実際に開催が発表されるとそれほどボードゲームの知り合いが多いわけでもないので、最低6人というチーム人数がネックでした。とりあえず、主催しているセミクローズ会で話を出したところ3人にはなり、勢いで他チームで参加しそうだったり、”大会”に興味なさそうな方、家庭重視そうな方にも声をかけ、なんとか僕以外に6人の方にOKと言っていただけ、出場できることに(当初6人揃ったからいいやと思っていたのですが、「6人だと何かあった時大変なので、7人目として声をかけられた」という方がおり、そりゃあ、そうかと、うちのチームも7人まで声をかけたのでした)。

結局、仕事の繁忙期と重なった方がおり、規定ぎりぎりの6人で参加することになったので、あの時、7人目がいた方が良いと言ってくださった方には頭が上がりません。
ちなみにメンバー揃って即申し込んだんですが、参加申し込み開始から数日で締め切られていたので、のんびりしてなくて良かったです。

参加申し込みなどは、メンバーの1人のあすまーさんがすぱすぱと手続きしてくださり、その後も、さくさくとゲームの分担決めまで仕切っていただけました(当日も引率的なことをしてくれました。頭が上がりません)。

んで、参加が決まったら次は練習するか!?ですが、まあ、当然、メンバー内で温度差がありますし、そんなにボードゲームを遊ぶ時間を作れない方もいらしたので、できる範囲でくらいのゆるい感じでした。
ゲームのラインナップ的に、大抵のゲームは運要素が大きいので練習してもねえ…という気持ちもありました(痛い目に遭う伏線です)。

いつものセミクローズ会にたまたまサンファン2に参加される方が3,4人集まったので、プレイしたり、当日はルール説明ないという話だったので未プレイのゲームや、ルールの怪しいゲームは1回は遊んでおくとか程度で当日を迎えました。

当日、会場の最寄り駅である錦糸町駅につくと、『それっぽい』人がたくさん! 駅で集合されているのか、5人以上の集まりで人を待ってそうなグループがちらほらと。
会場にはうちのチームの皆さんはほぼ到着されており、名札や各ゲームのレギュレーションや卓の割り振り、チーム紹介などが書かれた冊子を受け取ってくれていました。
他チームにも何人か知り合いの方もおり、あ、どーもどーも、参加されるんですねなどと挨拶しながら冊子を読みます(僕はそんなに知り合いいませんでしたが顔広い人は挨拶だけで結構時間使ったんじゃないでしょうか)。
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(集合写真! うちのチームはいいチーム!)

予選数戦して本戦出場者を決めるのだろうなとは思っていましたが、実際にレギュレーションを見ると、指定された予選卓で連続して3戦前後プレイし、合計得点や順位点に応じて決勝卓に割り振られ、決勝卓でも2戦程度プレイして順位を決めるというものが大半(プレイ時間がかかりそうなゲームは、卓を変えながら2,3戦程度で順位を決めてしまうというのもありました)。

これを見た僕の最初の感想は、「5回もやるんか……」でしたw。

まあ、大会ですし順位決めないとならないのである程度回数やるのは仕方ないです。1卓の人数やタイブレイクの決め方なども書かれていました。
※このレギュレーションを見た時点で、大会慣れしている方々は、どうプレイすればいいのかを考えていらしたようです。僕は細かい事決まってないから、なるようにならあくらいの気持ちで当日を迎えてますが、当日知らされたことをどうプレイに反映できるか?を考えられるように準備して臨んでる方々! 尊敬します。

6人ゲシェンクとか、どの程度チップ払っていいかわからんなあという話もあったので、じゃあ、いまBGAでやりましょうと泥縄感満載のこともやってましたが、マネージャガどうするかねという実のあることも多少やってる間に開会式が始まり……、そしていよいよ1ゲーム目、大会開始です!

実はうちのチームは6人と参加メンバーぎりぎりの人数なので、メンバー全員が休み無しでゲームに参加することになってます(1ゲームあたり休憩含め3時間程度とられており、メンバーに余裕あるチームは待ち時間暇そうだったので、これはこれでよかったです)。

1ゲーム目は僕はアートの横取りに参加です。同卓に知り合いの方がいらしたので緊張ほぐせて良かったです(この方、率先してカードシャッフルしてくださったり、場の空気をやわらげるようなトークを挟んでくださったりと、この後の僕の大会に臨む姿勢のお手本になりました。少なくとも僕の見た範囲では、お客様のような態度で参加されている方はおらず、遊び上手な方が多い印象のイベントではありましたが)。

プレイ自体は発売当時に少しやった程度なので軽くルール確認しながらでしたが、とにかく方針はアリバイ不足の足切りを受けない!で臨みました。

クニツィアのゲームなのでプレイログがPlay:gameにけがわさんが何戦分か残されており、それも参考にはしましたが、全部でアリバイは15個あって4人プレイなので、4つあれば絶対に足切りはされないはず! 4つとるぞ!と思っていましたが、1戦目でアリバイ3つしか取れず、ワンチャンいけるか?とうっすら希望持って臨んだ全員のアリバイ数確認では、アリバイ3つの2人が最小で見事足切りにひっかかり、ゼロ点ということに。
3戦の合計点で結晶卓が決まるので、これはやっちまったなあと思いながら2戦目、3戦目に臨んだところ、肩の力が抜けたのが良かったのか、1戦目の足切りが印象に残ってみなさんからお目溢しいただけたのか、単にカードのめぐり運かそれなりに高得点を取ることができ、卓内では1位で予選を終えることができました。

お、これは(1戦目ゼロ点だったけど)案外いけるんか?と楽観的に思ってましたが、さすがにそんなことはなく、僕は決勝では9位~12位を決める卓に入りました。
残念は残念ですが、全体で36チームなのでぼちぼち、悪くないという卓です。そして、決勝卓のメリットは! 気楽! ひたすらに気楽です。だってどんなにひどい点数とっても12位より下には行かないので。気が抜けていたからというわけでもないですが、決勝でも見事に足切りにあってしまい、何がアリバイ4つはとるぞだとはなりましたが……。
(各ゲームにおける予選と決勝、最終順位の関係が冊子上で明言されていなかったこともあり、決勝卓でも高得点とれば上の順位狙えるの?と思ってた方もいらしたようです。決勝卓でも気を張っていらした方もいたかと思うので、ここははっきり書いて欲しかったです)

1ゲーム目は一味さんが1~4位決めの卓に1点足りず(予選1点差ですね~といってた知り合いが1~4位の卓に入れてたので)5~8位決めの卓に入れたのが一番の好成績でした。そんな勝たなくてもという気持ちではありますが、全ゲームの順位で決まる総合順位もありますし、そんなのはなくても、まあ、そりゃあ勝てた方がいいのは当然なんで、午後頑張りましょう!と会場近くで昼飯屋を物色。
昼休憩が1時間しかなく、絶対に遅れないようにということだったので、会場で弁当などを食べている方が多かったようですが、せっかくなら美味いもの食べたいなとぶらっと歩いて、なんか元気でそうなものを食べて会場に戻りました。
錦糸町って駅前は会場であるマルイを始め、デパートが3,4店あるんですが、その奥にいくと小さい店が乱立してて、面白い街でした。

僕の2ゲーム目は、おねだりパティスリーです。急に代打が決まったゲームなので、前日にWEBでルール勉強、当日の卓でルール教えてもらいながらです。おねだり先に選ばれるようにあまりヘイト集めないようにしながら、人に協力もしすぎないようにかなーと普通に遊んだところ、予選卓の中ではぼちぼちの成績。予選の総合計点で決勝卓が決まるので、僕の点数どんなもんなんだろうと、同じゲームに参加していたさくらさんに点数を伺ったところ、47点と10点差! まじかよ!そんなに点数取れるもんなのか!と思いましたが、夜選卓の全メンバーで点数を上げるようにプレイされていたようで。ブログ書かれてますが、この辺の大会レギュレーションならではのプレイングってすごいですし、大会の面白さでもあるように思います。

どうも予選の点数がかなり団子だったようで、さくらさんは1~4位決めの卓に見事入ってましたが、僕は全く呼ばれず、21位~24位決めの卓でようやく呼ばれました(上のリンクしたブログにもありますがさくらさんはこの後、おねだりパティスリーチャンピオンになってました)。
かなり厳しい順位だなーと思いながらもまた卓の中ではぼちぼち。卓の中でぼちぼちになっても仕方ないんだよ~と思いながら、他のメンバーのところに行ってみると、メンバーのキノさんのペッパーの順位発表待ちでみんな集まってる様子。

正直な話、この時のメンバーの皆さんの顔からあふれる「もう順位の話ししたくないくらいぼろぼろっすよ」感が半端なかったですね。

キノさんもうっかりプレイしちゃったみたいなことを話されており、いや、仕方ないですよとか言い合ってると、集計が終わったようでスタッフのタナカマさんが、下位からチーム番号を読み上げていきます(メビウスの大会ではありますが、テンデイズとすごろくやも協力されてました)。
20位までも呼ばれず、10位までも呼ばれず、え?キノさん失敗してたとか言ってなかった?と、思いながらも、呼ばれるなー、まだ呼ばれるなーと念をタナカマさんに送ります。
5位でも呼ばれない。4位でも3位でも呼ばれない。
「次は(2位はとばして)1位を発表します!」とタナカマさんのアナウンスは続きます。

え!これはもしや……とメンバー全員が期待しました! が! ここでは名前は呼ばれず! 残念! でも、2位!すげえ!とキノさんをみんなで称えます(近くにいた知り合いの方々もおめでとうと声をかけてくださいました。ありがとうございます)。

僕:「何点だったんですか?」
キノさん:「3戦でマイナス9点。ゼロ点、ゼロ点で3戦目でうっかりペッパー持ってるのにスート枯らして、やっちまったと。3戦でゼロ点の人が何人かいるかと思ってたんですけどね」
僕:「それは勝つでしょう!」

気持ちはわかるけど、びっくりしましたよーとみんなで言い合って、よし、次は自分も頑張るぞとそれぞれ3ゲーム目に向かいます!

僕の3戦目は金庫破りのジギ。かなり運要素強めのゲームです。自分が運ゲーでうまくいく時って大抵根拠のない自信でガンガンやってる時だよな!と、自信なさげにプレイせずとにかくブレずにプレイする方針で挑んだところ……。
上家の方に「(任意の金庫を選べる)袋の目ばかりでてませんか!?」と言われるくらいにはダイス運がよく、予選卓の3戦は1位1位2位とこれまでにない成績で終えることができました。

決勝までの待ち時間の間は、(決勝卓は1~4位決定戦の卓に進みたいけど、他の卓に1位×3回の人が何人いるか次第だけど、4人もいないだろう。けど、おるかもしれんしなあ……)と、うだうだ考えてましたが、無事に1~4位決定戦の卓に進出!!

これまでの2ゲームは、もう順位大して変わらんしなあと決勝卓は非常に気楽でしたが、メダルのもらえる1~3位と4位とではぜんぜん違う。同卓のみなさんも、4位は嫌だーっておっしゃってましたw。

決勝戦は2戦やって、順位点に応じて最終順位が決まります。まあ、1位とか2位取っときゃいいんですが……。決勝戦に残ってる強運メンツということもあり、みなさんほぼミスがない! ミスがないのでカードが貯まることもなく、1枚ずつ獲得していくのでなかなか差がつきません。そして、そうなるとますます冒険することもなくなり、ミスがなくなる展開に。いうても、2に対して1がでるようなことももちろんあり、その数少ない機会を拾った方が1戦目1位に。
僕はブレない!と決めた方針を変えたのが見事に逆張りになり、それが響いて3位。
そして2戦目が始まったわけですが、やっぱ1戦目4位の方は逆転を狙うなら冒険せねばならず、そのせいもあり、1戦目よりミスがでる荒れた展開に。
場に美味しいカードがあると周りもついつい冒険しちゃいますからね。僕は1戦目のミスを反省して、とにかく流されないよう方針守った手堅い手をつないだところ、特に勝ったという印象はなかったんですが、終わってみたら2戦目は1位。1戦目1位だった方が2位だったので総合2位をとることができました。

金庫破りのジギを大会前に遊んだ際に、「大会ではカウンティングした方が良い」というようなアドバイスを受け、ガチで勝ちに行くならその通りと思ってたんですが、緊張したりうっかりでほとんどカウンティングできませんでしたw。予選から通じて、大きい数字も小さい数字も同じくらい出てくるような偏りのない展開が続いたので、カウンティングできてなくてもそんなに不利に働きませんでしたが、まあ、カードの出方もサイコロの出目も幸運拾えたのが、勝因でしょうか。
(特に決勝卓の2戦目とか、ついてなさそうな気配を感じたので全く冒険せず、手堅く手堅くのプレイングしたんですが、せいぜい5戦くらいだと、長い運の波どうこうより、開始時の運で乗り切れるか&運を過信しないかとかな感じはしました。同卓の特に上家に強運の持ち主がいるとどうやっても負けますw)

やったー!と思ったんですが、チームメンバーは他のゲームをまだプレイしているので、応援兼ねていろんなテーブルを回りました。どのゲームでも決勝卓の位置は固定なので、座ってる位置でだいたいの順位がわかります。といっても、周りで騒いで応援するのもなんですし、ちょっと順位の悪い卓にいる方にはどう声かけていいかもわからんしで、遠くから眺めてるだけでしたが。
キノさんが3ゲーム目のモンスターカフェでも決勝卓にいらしたので、ちょっと離れたところから応援。なんか負けたーみたいな感じだったので、残念だったのかな?と思ったらまた2位を獲られてました。

この後のチーム戦であるマネージャガではチーム内で作戦考えて臨んだんですが、2戦目の数字が思ったよりも大きくなるのが読めず、ぼちぼちな順位で終了(22位でした)。

10位以内に入れたゲームが半分もなかったので、総合順位は上位に入るのは難しいだろうと思ってましたが閉会式後に配られた戦績みるとほぼ真ん中の17位でした。
総合1位が知り合いが何人かいるチームでしたが、30位以上(全36チームです)のゲームもあって1位でしたし、2位のチームのうるさい知り合い曰く、25周年大会でも総合1位は全ゲームの平均順位は13位程度だったと言ってたので、チーム力というか、負けるゲームもあって良く、ぼちぼちの順位を取るのが大事みたいでした。

閉会式で印象的だったのはぴっぐテンで草場さんが1位を獲られていたこと。ぴっぐテンとか(僕の勝ったジギ以上に)運だけだと思ってたんですが、やりようがあるというか、実力・経験を活かすことができるしっかり”ゲーム”なんだなと。むかーしむかしにぴっぐテンはゲームかゲームじゃないかみたいなやり取りがとあるネット上であったのを思い出しました。
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(豪華な参加賞)

我がチームの総合順位はふるいませんでしたが、参加前から思っていた以上に楽しめました。

とあるゲームでは「大会前に設定したレギュレーションでは十分に楽しんでもらえないことが予選でわかったので、決勝の目標点を倍にしたい。もちろんみなさんの了解があれば」などとスタッフさんから問いかけがあり、場の全員が応えてましたし、主催のメビウスゲームズのおやじさんもママさんも、途中マイクで話される時には、楽しいエピソードも交えつて盛り上げつつ、もう5年後の次回は~と少し寂しいことも仰ったり。(正直もう少し頑張ってほしいスタッフさんも少しいらっしゃいましたし)とにかく色んなことがありましたが、総じて楽しい場だったのは間違いないです。

当初、(めんどくさい)ガチ勢と同卓するの嫌だなあなどと思ってましたが、いざ大会で同卓された方々や遊んでるのを拝見させて頂いた方々はみなさん遊ぶのが上手で、卓を楽しく巧みに盛り上げるような方ばかりでした(よくよく考えると、チームでの参加なので、少なくともチームに誘われる/誘って人数が集まる程度にはコミュニケーション取れる人たちの集まりなんですよね。ここまで考えてチーム戦にされたのかはわかりませんが、大会マナーを一定以上確保する目的でもチーム戦ありだと思います)。

(大会ではありますし、各ゲームのルールブックにも書かれている通り)ボードゲームは、勝つのが目的ではあるが、勝つのだけが目的ではない。というボードゲームの理想的なプレイングをみなさんされてましたし、スタッフさんが作った大会の雰囲気もそれをサポートしていたと思います。

僕が見聞きしたエピソードだけでも全部は書ききれませんが、スタッフさんや同卓いただいた方々、同卓してなくても参加した全員が素晴らしい方々で、楽しさ溢れる素晴らしい大会でした。

メビウスゲームズの35周年記念大会があるかはわかりませんが、この素晴らしいゲーム大会をお手本にした、継ぐような大会がまた開かれることを楽しみにしてますし、僕が25周年大会で感じたような、楽しそう!参加したい!がこの記事で少しでも多くの方に伝われば嬉しいです。

余談。おねだりパティスリーで優勝したさくらさんのブログ記事を読んだ知り合い+本人で、もうさくらさんのトークは信じられない!(ゲームしてる時のトークはもともとお互い大して信じてない)とか軽口をいいあってたところ、
さくらさん:「あのプレイング、普段のひだりさんを参考にしてるところあります」
いや、僕はもっと誠意あるプレイングしてるじゃろ!

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ゲームマーケット2021春にいってきました

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行ける予定ではなかったのですが、なんか時間が空いたのでゲームマーケット2021春に参加してきました。

なにしろ当日に参加を決めたわけですし、しかも、2日間開催の2日目の午後ということで、話題作系はもうなかろう、しかし、『面白くないゲームなんてない』というスタンスなので、その実証のためにも何かしらは絶対に買って帰るぞ!と、自分の中で勝手に決めました。

そんなわけで、1万円は必ず使う!と国際展示場駅前のATMでお金をおろして、ビッグサイトへ向かいました。
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会場自体は西1,2ホールでしたが、その前の広場みたいなところを使って、検温や体調報告などがされているようで、僕が到着した時にはほぼ人はいませんでしたが、かなりの人数が来ても、問題ない作りにされていたようです。

場所もそうですが、人員もかなりの人数が投入されていて、めっちゃ暇そう贅沢な対応をされました。

会場が正面から入って右と左に大きく分かれており、とりあえず右へ。テンデイズゲームズのタナカマ店長がゲームマーケットライブをされているのを横目に各サークルのブースへ向かいます。

僕が到着したのがだいたい14時くらいでした。大型ブースの試遊卓などには、ひとはそれなりにいたのですが、小型ブースをまわっているお客さんはまばらで、端から1つずつブースを回る分には助かりましたが、各ブース的には寂しかったかと思います。

んで、買ったものは↓です。
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ザ・キーは会場からの帰りに買ったものなので対象外として、新旧混在で7タイトル、1万円とちょっと分購入しました。
最初に向かった右半分はTRPGやマーダーミステリーのブースが多かったせいか、最初のころに買った分は判断が甘かったような気がしないでもないですが。

写真右上の巾着2つは、2つとも手探り人熊というゲームの木コマ版とアクリル版です。役職決めを巾着の中にいれた役職コマ(役職ごとに異なる形が彫ってあるので慣れるとうっすらどのコマが触るとわかる)を手で形を探りながら決めるという人狼(熊)で、会場内で会ったほぼ全ての知り合いに「ひだりさん、人狼やるんですか?(やらないでしょう?)」と聞かれましたが、これ、アクリル版の方はコマに穴が開いていて、「ゲーム後に自分の役職のコマをキーチェーンに通して持って帰る」というところが刺さったので買いました(次集まった時に人狼持って帰った人こなかったらどうするの!?とか楽しいじゃないですか)。

トリッククエストは、(全く調べてないとは書きましたが)ツイッターで見かけたことがあったので、話を聞いてみると、
サークルの方:「協力してミッションをクリアしていくトリテです」
僕:「クルーとどこが違うんですか?」
サークルの方:「ミッションに分岐があるのと、プレイヤーが担当するキャラクターがレベルアップして使える数字が増えたりするところです」
という、やり取りで、ほう!レベルアップ!楽しそう!と思って買いました。説明してくださったのが、両方とも“(デジタル)ゲーム”で楽しさを知っているところだったり、トリテ知ってると使える数字が増えるってこんなことあんなことができるようになる!?と盛り上がったのですが、ミッション分岐の方が刺さる方もいるんじゃないかと思います。
どちらにせよ、ここのブースの説明が今回のゲームマーケットで一番僕に刺さりました。

もう少し普段買わないようなゲームも買ってみたかったのですが、見た目を重視した結果になったというか、なんか無難な感じに落ち着きました。
中身を聞いて興味を持って買うが理想的で、そうして買ったゲームもあるんですが、時間がない&欲しい説明がもらえるとは限らないので事前情報なしだと辛かったです。

TRPGやグッズのブースはちらちらとみる程度だったとはいえ、全ブースをそれなりに詳しく見るのに2時間弱かかりました。2時間というと多いようにも見えますが、各ブースの説明はほとんど聞けていません。ほんとうにブースがめちゃくそあるので、時間がかかります。
ブース側も1ブースあたりにかけてもらえる時間が少ないのは理解していて、チラシ配ったり、ディスプレイに凝ってたりするんですけど、買う側からするともっともっと端的に表現してくれ!と思いました。

とはいえ、説明も難しくて、「3,4人で遊ぶゲームで、手札から1枚を選んで、みんなで一斉に公開するんです。その時に他の人と被ってたら脱落です!」と言われたとして、面白そう!という感想も、はげたかの餌食と似てるのかな?も、また裏向き一斉公開かよ!も、人それぞれで、相手にあった説明文を的確に選ぶのはめっちゃスキルがいるというか、無理なので、面白ポイントを
・ゲームに詳しくない人向け
・詳しい人向け
・下敷きにしたゲームや類似ゲームとの差分(自ゲームなりのアピール)
をバシッと3行くらいで表現してくれてると、ブース側も買う側もWin-Winなんじゃないかなと。

最初に何かしら刺さってからでないと、丁寧なルール説明や深堀りした面白さの説明は時間とってもらえないので。
マンガ用意してくれてるブースも結構な数あったんですが、僕はマンガも他の説明方法とあんま変わらんかったです。結局、読むための数分、説明聞くための数分は同じなので。これは会場の話で事前のTwitterとかでの宣伝とかにはマンガはいいと思います。
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(マンガの説明は読みやすいし、普段なら歓迎なんですが当日落ち着いて読めるかというと……)

深い読みあいが楽しめる戦略性の高いゲームですとか、残念ながら一番埋もれる宣伝文句ですし、マダミスや大喜利ゲームなど人気タイトルのテーマ変えみたいにしか見えないゲームも多いので差を出すのは大変でしょうけど。

ここまで書いておいてなんですが、当日にそれなりにお金使う層は事前に公式サイトやツイッターで情報収集してるはずで、当日の宣伝に力入れるよりも、事前の情報公開、アピールの方がよほど売り上げには響くはずなんで、当日の宣伝の上手い下手の話とかあまり気にしなくていいと思います(他と差をだすというのは事前も当日も大事かとは思いますが)。

文句はさておき、久しぶりにほぼ情報なしにふらっと参加したゲームマーケットは大変楽しかったです。

参加したのが日曜午後という人も減ってきてる時間とはいえ、広い会場に人はまばらで、安心して回ることも出来ました。ただ、この人手では、運営のアークライトも、大型ブースを出しているショップさんたちも、コストに対して見合うリターンがあったのかというと、正直厳しかったろうなという印象です。

贅沢な場所、人員を使う計画を立ててくれたアークライトは素晴らしいと思いますが、大型ブースを期待されるショップさん、大手サークルさんはこの秋以降もついてきてくれるんかなーとちょっと心配です。
人が集まれるようになるまでは、状況変えようもないでしょうし。とはいえ、同人タイトルは一番売れるのは間違いなくゲームマーケットで、話題になるもならないもゲームマーケットが開催されないとってのはあるとは思うので、ちゃんとそれなりに大規模な開催をしてくれると嬉しいですが……。

フォアシュピール2019秋に参加してきました その2

その1の続きです。

その1で書いたゲーム以外にももちろん遊んだのでそちらの感想になります。

斯くして我は独裁者に成れり 幕末
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全員共通の手札を持ち、各ラウンド1~2枚ずつ捨てていって、最後に手元に残した1枚に書かれた勝利条件を満たしていたプレイヤーが勝利(複数人勝利や勝者無しの場合もあり)という基本ルールは同じで、テーマと勝利条件を変更した第二弾。

※まだ調整中とのことでゲームマーケットでの販売はないそうです。

勝利条件が結構複雑に絡み合ってる(第1弾の方はシンプルなつくりにしたので、今作は複雑にされたそうです)ので、ひと通り説明を聞いただけでは、えーっと、新選組のカードで勝とうとしたら、他の人が残すカードってどうなってりゃいいんだっけ?というのが正直全く分かりません。
しかし、卓のメンツの1人として参加してくださっていたサークルの方や構造をさくっと理解された方が、例えばこういう勝ち方があるので、これを目指してみましょうとゲームを進めてくださいました。


何を捨てるか、何を残すかは毎ラウンド話し合いをしたうえで、秘密裏に捨てます。そして、誰が捨てたかわからない状態で、捨てられたカードは全て公開されます。なので、誰が持っているかはわからないが、どのカードが残っているか、はたまた話し合った内容を裏切ろうとしているやつがいるのかいないのかも、ラウンド間にははっきりします。

話し合いは、全員が納得しやすい「全員勝利」を目指す方向で進みました。全員勝利するパターンも数通りありましたが、幕府を1人立てて、残り全員が大名になるパターンで進みました。
最終ラウンドではカードを1枚捨て、残ったカードが話し合いの通りなら無事全員勝利というところまで来ました。最終ラウンド開始時、僕が手元に残していたカードは黒船と大名の2枚。

黒船の勝利条件は、「朝廷、新選組が0枚で、黒船が1枚(自分だけ)なら勝利」というもの。つまり、話し合いの通り幕府+大名を目指すなら、僕は黒船を残せば1人だけ勝利になるわけです。
当然、こういう二択になるようカードを残してきたわけですが、問題が1つ。

捨てられたカードを見るにまだ朝廷と黒船を持っているプレイヤーがいます。素直に大名を残して全員勝ちを狙うか、それとも1人勝ちを狙うか…。
(これ、いま考えるとあまり選択肢になってませんね。どちらにせよ自分以外は幕府+大名でないと僕は勝てないので、どっち出しても構わないように今は思います)

結果は、幕府役になってもらうつもりだった方が裏切り、幕府を捨てるというプレイングで、誰も勝利条件を満たさず、全員負けということになりました。
やはりみなさん、最終ラウンド開始時に残していた2枚はどちらでも勝ちを狙えるカードだったようで、隣の方も商人(勝利条件を満たしたプレイヤーがいない場合に勝者になる)残せばよかったーと仰っていました。

第1弾の評判も良く、この第2弾も面白かったです。書いた通り、当初はどうプレイすれば良いか全くわかりませんでしたが、1、2ラウンドもプレイすれば、自分の手札や捨て札から、やることが絞られていくので迷うことは少なくなりはします。
正直、腹の探り合いと自分がどう決断するのかが面白いゲームなので、1,2回遊んで終わりにするのではなく、何回も遊ぶことが推奨されるゲームとは思います。

ただ、勝ちの価値が薄いというか、勝ちを目指す動機づけが弱いとは思います。勝てばいいのであれば、ほんとに全員勝利めざしましょう→その通りカード出して終わりなんですよね。勝者を自分1人だけにする、他人を勝者にしない理由がないので。いやいやいや、最後に裏切るのがいいんじゃないですかーとか、なんとかして自分1人だけが勝てるように議論を誘導するんですよ!とか、そういう面白さを見つけられる人向けです。
そういった自由さも含めて面白さとは思いますが、ゲームとして、各自が(他人を裏切ってでも)勝とうとする動機づけがシステム的にあった方が好みではあります。

試遊後、カード間の関連図が欲しいとのコメントに「良く言われるが、見やすく、わかりやすいものを作るのが難しい」というようなことを回答されてました。関連図が難しいのであれば、量はかさむでしょうが、〇〇の勝利時の具体例みたいな感じで、ゲーム終了時、どういう状態だったら勝てるのか(どの状態を目指せばいいのか)のパターンを網羅したものがあると、遊びやすそうとは思いました。

ねこマジョ
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堀場工房さんの新作。同じコンポーネント(ボードは両面仕様)を使って複数ゲームが遊べます。そのうちの1つを遊ばせてもらいました。

4人戦でボード上に置かれた得点チップを取り合うゲームです。
ボードは4×4のマス目に区切られており、各マスの間(仕切り線の交点)得点チップが裏向きにおかれています。プレイヤーは0~4の数字の書かれた猫チップを毎手番1枚ずつ任意のマスに裏向きにおきます(既に猫チップが置かれているマスにも配置可能です)。
こうして、ある得点チップに隣接する4マスのうち、3マスに1つ以上の猫チップが置かれたら得点チップが公開され、さらに4マス全てに猫チップが1つ以上置かれたら、4マスにある猫チップを公開します。猫チップに書かれた数字の合計が一番大きいプレイヤーが得点チップを獲得します。
同じマスに複数プレイヤーの猫チップが置かれていた場合、そのマスの中で一番数字の合計が大きいプレイヤーだけが、得点チップ獲得判定の数字にそのマスの値を加算できます。

こうして、全ての得点チップが取られたらゲーム終了で、獲得した得点チップの合計点が一番高いプレイヤーが勝利します。

4人だとあっという間にマスが埋まります。既に猫チップが置かれているマスにチップを置かなければ、4手番で全部のマスが埋まります。
手番が2周もすれば大抵の得点チップは公開されてますし、3周したらあとは詰め将棋という展開の早いゲームです。

序盤はどこに大きい数字の猫チップを置くのか/おかれるのかでドキドキしましたし、3手番目くらいからはもう誰が何を手元に残しているかもだいたいわかるので、ほぼ完全情報ゲームとしての詰め将棋感も楽しかったです(この試遊では僕は見事に詰めを誤ってしまいましたが)。さくさくさくっと、インスト含めて15分程度で終わるのも手軽ですし。

いくつかのゲームが遊べるということなので、他のゲームも同じ感じならミニゲーム集的で良いと思います。

ボス猫といううまく使えば他プレイヤーの猫チップを追い出すチップもあるので単純な数字比べにはならないですし、同じマスに複数の猫チップが置かれると、得点チップの取り合いに絡めるのは優勢(猫チップの合計値がトップ)な1人のプレイヤーの猫チップだけなので、そのマスの優勢の取り合いが熱い…んかなあと思いはするんですが、この時はあっという間にマスが埋まっていくので、同じマスに複数の猫チップが置いてる場合ではなく、その妙味は味わえませんでした。

よくよく考えれば、1つのマスで4つの得点チップに絡めるので、1マスに何個も猫チップをおいて強化するのが効率的(ただし、ボス猫で追い出されるリスクあり)なので、単に何を置いたか/置かれたかに追加して、複数マス重視と1マス重視での読み合いも生まれるのかもしれません。
僕は正直アブストラクトが苦手なので、そこに到達できるかは定かではありませんが…。

レビュアー天国
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1980年から2020年までの間で流行したものが書かれたカードを5枚とり、そのうちの1枚を場に並んだ修飾語と名詞のカードを使って表現(「サイコーな」「世界」とか)するクイズゲーム(選ばなかった4枚が外れの選択肢になる)。

ゲームとして見てしまうと、まあ、流行対象を知っている人が同卓しているかどうかでほぼ決まっちゃいます。カード2枚を使って表現するのも、最初に取ってくる流行したものの選択によっては似たものが選択肢に入っちゃうので、正直、うーん…です。

ゲームというよりも、流行したものを見て、あーだこーだ言い合うコミュニケーションツールなように思いました。あー、これをそう表現する!?とか、そのカードを選ぶの!?だの、自分がそれ取りたかったーだの、そういう楽しさのゲームかなと。
上記の似たものが選択肢に入るのもわざとやってるんでしょうし。

他人の語りに対して、いいね!を表現するカードもコンポーネントにありますし、コミュニケーション寄りのゲーム化と思います。
しかし、このゲーム、あーだこーだ言ってしまうと減点(カードでの表現以外、流行したものについて話したりしてはいけない)というルールなんですよね。それでも語ってしまうからこそのいいね!だとは思うんですが。

流行したもののカードは全部見たわけではありませんが、各年代とも、バリエーションがあって見ているだけでも楽しかったです。

ブログ書くのに写真を見返したんですが、自分、80年代のカードしかとってないですね…。

アウルバウト
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トランプなし、スートなし(1種)、数字が上回るように必ずプレイ(上まわるカードがなければ何出しても良い)というシンプルなルールのトリックテイキング。

スートがないですが上回るようにプレイするという数字の縛りがマストフォロー的な役割を果たしていて(というかインスト時に数字のマストフォローですみたいな説明があった)、覚える事柄を少なくしつつしっかりカウンティングの面白さは残してます。

1ディールごとに最多得点プレイヤーとの差分が得点(最多得点プレイヤーはそのまま得点)になる。規定点に達したら負けなので、最多得点から1点低くなるようトリックを取るのが基本的には良く、最後のトリックまで緊張感を保たせてるのと、勝ちすぎず負けすぎずと勝ち負けをコントロールする意識をプレイヤーにしっかり持たせる作りなのは◎。

数字の強さが場のカード次第で変わるカードもあって、カウンティングしてないと予期せぬ勝ちを拾うこともありますし。

「マストフォローのトリックテイキング」自体が面白いので、もちろん面白かったです。
単にマストフォローのトリテをスート減らしてシンプルにしましたではなく、トリックテイキングの面白さを感じさせやすい作りにしてますというのが良いかなと。

あと、今回はお試しということで、本来ならあるトリック獲得時の特殊効果(獲得トリックを入れ替えたり、カードの強さが変わったり)をいれないバージョン(たぶん初心者向け版)だったんですが、いれたらどうなるのか、アンコントーラブルな部分が増していわゆる変態的な作りになるのか、少し気になります。

特殊効果なしのシンプル版での話ですが、“トリックテイキング”を名乗った時点でシンプル版を必要とする層には届きにくいのではないかというのは気になりました。うまいこと面白さを残して簡略化していると思うので、もう一歩進んで、見た目や売り文句はトリックテイキングではない、遊ぶと根底の面白さはトリテじゃん!って作りの方が、シンプル版トリテを訴求したい層に届くかなと思いました。

めがねっ子あわせ
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花札の花合わせのカードを眼鏡カードと眼鏡っ子カードに変えたゲーム。一応、おばあちゃんというオールマイティのカードが追加されていますが、まあ、花合わせです。
役も単純化されていますが、本来、役にならない組み合わせでもストーリーを熱弁出来れば役になるというのがゲームのポイント。
今回は試遊卓だったので、その語りフェイズは省略されましたが、ベースは花合わせをシンプルにした作りですし、テーマ勝負のゲームなので、本体はその語り部分かなと。

とはいえ、語り部分が定型化してもつまらないんで、そこにバリエーションを増やすために、カードの種類としては同じに扱うけどシチュエーションなどがちょっと違う(例えば、同じ「さくら」というキャラでも、〇〇しているとか、XX時代のとか)という仕組みにしても良かったかなと思いました。
(妄想語れればルール無視して得点というところで、むかーし、友人に遊ばせてもらった同人ゲームの「俺の嘘彼女は世界一」というゲームを思い出しました)

あざらしアタック(拡張入り)
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AP制で自分のあざらしを動かして、獲物(カニとかイカ)を取っていくゲームの拡張入り。
盤面が氷のため、移動は何かにぶつかるまで進むというアレ。なので、ぶつかると止まれる氷を盤面に配置したり、隣のマスの他人のあざらしや氷を吹っ飛ばして隣のマスに移動するというあざらしアタック!を使ったりして、獲物マスの上で出番を終えられるようにする(手番終了=獲物獲得アクション発動です)。

拡張でミッションカードが追加されていて、達成すると加点になるなどが追加されたとのことです。

獲物が1〜3点(4点のもあったかも)程度のところ、ミッションカードも1〜3点なので重要な得点源、なのですが、「あざらしへの愛を語る」とかもありますし、獲物が規定数取られた時にゲーム終了手番順の影響をもろに受ける作りで傾斜も得になかったりで、パーティ寄りのゲームです(プレイ時間もインスト込みで30分かかりません)

毎手番3APをどう使えば獲物が取れるか、ミニパズルを解いていく感覚です。ちょっとしたアクセントとしてミッションカードがあるみたいな。

前述の通り、何かを話すようなミッションカードもそれなりの数があり、やはり、口を開いて何かを話し合うようなゲームは盛り上がります。
ミニパズルも(大人には簡単すぎるかもしれませんが)、こうしてああしてと考えるのは楽しいです。

ただ、ミッションカードで達成が他人のアクションにに依存するもの(他人が緑アイコン上に移動する等)があるのは、まだ良いとして、その種類には高難易度のものはいらなかったんじゃないかなと思いました。基本的にミッションは簡単に達成できるものが多いので、こんなの達成できないだろというのを持たせるのは結構なフラストレーションになる気がします(一応、ミッションカード入れ替えのアクションはありますが、このテーマ、このプレイ感なら、ミッションカード入れ替えはAP不要&回数制限ありとかが良かったかと思います)。

静岡冨嶽六景
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6種類の富士山の絵のいずれかが描かれたカードで作られた山札から1枚めくって、絵を確認した後に、裏向きにして、自分を含むいずれかのプレイヤーに渡すというのを手番をぐるぐるまわしながら繰り返します。

山札が尽きたらゲーム終了で、手元のカードを公開し、種類ごとに奇数なら枚数分得点、偶数なら枚数分減点になります。

ルールは簡単ですし、判断材料は記憶力だけなので、サクサクとよく試遊がまわっていました(インストされてる方も大変手慣れた感じでお上手でした)。

これ、100%記憶できるのであれば、めくったカードで自分が奇数になるなら取り、偶数になるなら他人に(できれば偶数になる人に)渡すというだけのゲームなんですが、もちろん100%記憶できるわけではないので、そうはプレイできません。
面白いのが、他人と自分との記憶のムラで、自分は偶数だと思っている種類のカードを他人がぽいっと渡してきたりするんですよね。
あれ?間違ってた?とか余計なことを考えちゃうとますますカウントできなくなりますし。

ただ、シンプルに自分と周りの記憶力の揺らぎを楽しむゲームなので、何度も繰り返し遊ぶ要素が低いようには思いました。
上達したり、次は勝ってやるとか、次はこうプレイしようという何回か遊ぶモチベーションがあまりわかないからなんですが、逆にそれは後腐れなく、すぱっと、サクッと遊べるということでもあるので、良いフィラーという面でもあるので、好みの話ですね。

僕くらいの記憶力だと途中からはもう記憶力よりも勘がメインになってきちゃうので、(わからないなりに遊ぶのはそれはそれで楽しいんですが)山をいくつかに分けて、その都度、得点計算してくれれば、そこからまた記憶力勝負に復帰できたのになとは思います(そして、そこでトップのやつを潰すためだけに記憶容量を使ってやるぜ!とか、考えちゃうのはまあクソゲーマーです)。

もう少し遊んだゲームがあるので追記するかもしれません。

ゲームマーケット2019春の創作ボードゲーム事前体験会に行ってきました

※ブログに書かせた頂いたサークルさんで、もし削除や修正をして欲しいとの依頼があれば直ちに対応しますので、遠慮無くコメントやメール(hidarigray@gmail.com)でご連絡下さい。
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大井町にあるごいた喫茶マーブルさんで開催された『ゲームマーケット2019春の創作ボードゲーム事前体験会』(開催時のTwipla)に参加してきました。

事前体験会、何年か前に参加したことがあり、またこういうイベント行ってみたいなーと思っていたものの、なかなかタイミングが合わず参加できなかったのですが、この日は参加できる!ということで行ってきました。

遊ばせていただいたゲームは以下の5ゲーム。(並びは遊んだ順です)

我楽多ボックス(25日 土曜日 L04)
・『トレンドカラー』

ちゃがちゃがゲームス(25、26日 両日 J12)
・『フラワーズ・フォー・バルコニー』

ハレルヤロックボーイ(25日 土曜日 M57-58)
・『ゴシップアンドザシティ』

SoLunerG(25日 土曜日 S17-18)
・『FOGSITE』

吉々庵(25日 土曜日 F70)
・『くだものがたり』

にゃんこパイレーツなど、気になるゲームはまだいくつかあったのですが、残念ながら時間が足りず。

結論から書いてしまうと、どれも面白かったです。前回参加した(2015年と結構前ですが)事前体験会でも同じこと書いてますが、こういうイベントに参加されているくらいなのでゲームに自信があるサークルさんが多かったのかもしれません。とはいえ、本当にどれも楽しませていただきました。

んで、以下個別のゲームの感想ですが、バーモントカレーの辛口が辛いという人がいれば、全く辛くないという人もいますし、人によってはあれはカレーじゃないという人もいるかと思います。ですので、「あくまで僕の好みを基準にすると」という話であることにはご留意ください。
(基準がひとそれぞれなので、例えば、人によっては悩ましい選択肢のゲームでも、別の人にとっては手なりのゲームとなるのがボードゲームです。へー、こんなことを考える人もいるのか程度で、実際にどうなのかは遊んでみて判断ください。)

また、ルールは全く読んでいないので、上級ルールで解決される話など、一部とんちきなことを書いているかもしれませんがご容赦くださいませ。

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ゲームマーケット2018春に行ってきました。

ツイッターで以前からフォローさせていただいていたタカさん(@hanon_leafさん)がアートワークを担当したゲームが頒布されるのとあわせて会場にいらっしゃるとのことだったので、これは万難を排して参加して、担当されたゲームゲット&ご挨拶しなければなるまい!と、久しぶりに買い物目的寄りでゲームマーケットに参加してきました。

が、前日に別件であった知り合いの方が、「試遊卓もとってるけど、スタッフ二人しかいない」と仰っていたので、いやいやそれ無理でしょうと強引にそちらのお手伝いも名乗り出て、某ブースの試遊卓スタッフもしてきました。

そんなわけで9時に入場してお手伝いさせていただくブースにいくと、まだその日に売るゲームの箱詰め作業が行われていたため、まずはそれをお手伝いして、同じく手伝いにいらした方とお話ししているとあっという間に開場時間に。

開場早々試遊卓が動くことなどまあないので、まったり過ごして、出展者の買い物が解禁される10時半から予約品を回収してぉて、そこからは、昼ごはんや飲み物を買いに抜けた以外はほぼずっと試遊卓のおっさんをしていました。11時過ぎから閉幕の17時までひっきりなしに試遊希望の方はいらしてて、話には聞いてましたが試遊需要あるな!と実感しました(それはともかく試遊卓なしのブースも椅子をブースの前に置いて試遊OKになったんですね。そこかしこで見かけました)。
どうでもいい話ですが、試遊されてた方から、「お兄さん、お兄さん」と呼ばれたのは驚きましたw。名札下げてるわけでもないですし、おじさんちょっと等は言いにくかったのかもしれません。

会場を見て回ったのはせいぜい1時間程度と長いわけでもないですが、印象などを。

今回は正面入り口から入ってすぐのところに大型ブース、右手にショップブース(中型ブース)、左手側に入ってからぐるーっと同人ブース(小型ブース)が並ぶような形(詳しくは公式サイトなどをご覧ください)だったわけですが、大型ブースの華やかさというか、バリエーションに富んだ凝った設営をされていたのが一番印象的でした。

色んなサイトに写真があがるかとは思いますが、エッセンの大企業ブースみたいな雰囲気でした。

レジ前にゲート風の看板と新作群を並べて、その間を会計待ち列が並び、わきに試遊卓が並ぶ形だったすごろくや、大型ディスプレイで動画を流したり、ちょうでかい幕?をはり、売り場もおしゃれな感じにされていたオインクゲームズ、売り子さんの制服を作ったり18禁試遊スペースを作っていたディアシュピール、ステージを作って声優さんを呼ぶなどイベントで盛り上げていたBakafireなど、どこも気合が入ってました(どうも今回から(?)未明からとか超早朝からとか設営可能になったようで、それも凝ったブースがでてきた理由かもしれません)。
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中型ブース、小型ブースは安心のこれまで通りの様子。ブースの様子はこれまで通りでしたが、空間はかなり余裕を感じました。
毎回そこまで注意深く見ているわけではないですが、試遊卓が増えたか、とにかく通路やブース間に余裕がある作りだったように思います。少なくとも小型ブースのバックヤードは明らかに広くなってました。2日開催で会場に余裕ができたんでしょうか。
これまで通りの様子と言っても、お手本があるせいか見た目も中身も着々と全体のレベルがあがっているように思いました。

行列もブースによってはありましたが、どこも最後尾札があったので、人気サークルさんが固定化されてきたんでしょうか、それとも、イベント慣れしてる人がいて即興で作ったのかもしれませんが。
(10時半~11時では、ittenさん、つかぽんさん、Bakafireさんとこにそれなりに長い行列があって、すごいなーと思ってましたが、一番長かった列はテンデイズゲームズでやってたくじ引きの列でしたw)
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今回、うまいことブースを配置されていたようで、ぐるーっと歩いた感じや試遊卓から眺めていた感じでは、小型ブース内では参加者の流れは偏りは見えませんでした。大型、小型ブース周辺はどこも人が多くて歩きづらい一方で、中型ブース側は空いていましたけど、これは話題性と比例していると思いますし、仕方ないかなと。

んで、買い物は↓でたぶん全部です。
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先日からメトロックスウェルカム・トゥなどシート書き込み系のゲームにはまっているので、今回のテーマはシート書き込み系ゲーム!と割り切って買い物しました(ダイスランド、バススートを作ろう、ダイスワイドシャット、アルペンツィアン、エクストリームス)。
ゲームマーケットに行くことを決めてどんなゲームが売られているか調べ始めたのですが、ちょっと調べただけであっという間にどん!どん!どん!と使うお金が増えていったので、これはやばいと調べるのはやめて、テーマ絞って買うことにしましたw。
テーマ買い以外だと、□□○○○は以前記事を書いたものの製品版がでたので買ってるのと、タカさんが絵を描かれているハピエストタウンはもちろん購入してます。

ハリウッドライブスは電子書籍で販売される予定のものの紙書籍版で少部数のみゲームマーケットに合わせて用意された限定版です。話はずれますが、ショップの商品はどうせあとで店に並ぶしと、ゲームマーケットで買う動機がどうしても弱くなりがちでしたが、こういう形だと、行って買わねば!という気持ちになります。これとくじ引きを用意されてたテンデイズゲームズ、新作+かなり目立つ専用バッグがあったすごろくやなど、イベントを盛り上げてもらえるのはありがたい話です。一時は同人ゲームの祭典という印象でしたが、ゲームマーケットは日本のボードゲームシーン全体のイベントになってきてると感じました。

最後に余談ですが、さとーふぁみりあさんのブースにタカさんに会いに行った際、ぐんまさんとお話しされていました。タカさんもぐんまさんも僕がボードゲームを始めた頃、かなり読ませていただいていたブログの中の人で、なんかすげえ感慨深かったですね。
プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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