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ゲームマーケット2021春にいってきました

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行ける予定ではなかったのですが、なんか時間が空いたのでゲームマーケット2021春に参加してきました。

なにしろ当日に参加を決めたわけですし、しかも、2日間開催の2日目の午後ということで、話題作系はもうなかろう、しかし、『面白くないゲームなんてない』というスタンスなので、その実証のためにも何かしらは絶対に買って帰るぞ!と、自分の中で勝手に決めました。

そんなわけで、1万円は必ず使う!と国際展示場駅前のATMでお金をおろして、ビッグサイトへ向かいました。
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会場自体は西1,2ホールでしたが、その前の広場みたいなところを使って、検温や体調報告などがされているようで、僕が到着した時にはほぼ人はいませんでしたが、かなりの人数が来ても、問題ない作りにされていたようです。

場所もそうですが、人員もかなりの人数が投入されていて、めっちゃ暇そう贅沢な対応をされました。

会場が正面から入って右と左に大きく分かれており、とりあえず右へ。テンデイズゲームズのタナカマ店長がゲームマーケットライブをされているのを横目に各サークルのブースへ向かいます。

僕が到着したのがだいたい14時くらいでした。大型ブースの試遊卓などには、ひとはそれなりにいたのですが、小型ブースをまわっているお客さんはまばらで、端から1つずつブースを回る分には助かりましたが、各ブース的には寂しかったかと思います。

んで、買ったものは↓です。
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ザ・キーは会場からの帰りに買ったものなので対象外として、新旧混在で7タイトル、1万円とちょっと分購入しました。
最初に向かった右半分はTRPGやマーダーミステリーのブースが多かったせいか、最初のころに買った分は判断が甘かったような気がしないでもないですが。

写真右上の巾着2つは、2つとも手探り人熊というゲームの木コマ版とアクリル版です。役職決めを巾着の中にいれた役職コマ(役職ごとに異なる形が彫ってあるので慣れるとうっすらどのコマが触るとわかる)を手で形を探りながら決めるという人狼(熊)で、会場内で会ったほぼ全ての知り合いに「ひだりさん、人狼やるんですか?(やらないでしょう?)」と聞かれましたが、これ、アクリル版の方はコマに穴が開いていて、「ゲーム後に自分の役職のコマをキーチェーンに通して持って帰る」というところが刺さったので買いました(次集まった時に人狼持って帰った人こなかったらどうするの!?とか楽しいじゃないですか)。

トリッククエストは、(全く調べてないとは書きましたが)ツイッターで見かけたことがあったので、話を聞いてみると、
サークルの方:「協力してミッションをクリアしていくトリテです」
僕:「クルーとどこが違うんですか?」
サークルの方:「ミッションに分岐があるのと、プレイヤーが担当するキャラクターがレベルアップして使える数字が増えたりするところです」
という、やり取りで、ほう!レベルアップ!楽しそう!と思って買いました。説明してくださったのが、両方とも“(デジタル)ゲーム”で楽しさを知っているところだったり、トリテ知ってると使える数字が増えるってこんなことあんなことができるようになる!?と盛り上がったのですが、ミッション分岐の方が刺さる方もいるんじゃないかと思います。
どちらにせよ、ここのブースの説明が今回のゲームマーケットで一番僕に刺さりました。

もう少し普段買わないようなゲームも買ってみたかったのですが、見た目を重視した結果になったというか、なんか無難な感じに落ち着きました。
中身を聞いて興味を持って買うが理想的で、そうして買ったゲームもあるんですが、時間がない&欲しい説明がもらえるとは限らないので事前情報なしだと辛かったです。

TRPGやグッズのブースはちらちらとみる程度だったとはいえ、全ブースをそれなりに詳しく見るのに2時間弱かかりました。2時間というと多いようにも見えますが、各ブースの説明はほとんど聞けていません。ほんとうにブースがめちゃくそあるので、時間がかかります。
ブース側も1ブースあたりにかけてもらえる時間が少ないのは理解していて、チラシ配ったり、ディスプレイに凝ってたりするんですけど、買う側からするともっともっと端的に表現してくれ!と思いました。

とはいえ、説明も難しくて、「3,4人で遊ぶゲームで、手札から1枚を選んで、みんなで一斉に公開するんです。その時に他の人と被ってたら脱落です!」と言われたとして、面白そう!という感想も、はげたかの餌食と似てるのかな?も、また裏向き一斉公開かよ!も、人それぞれで、相手にあった説明文を的確に選ぶのはめっちゃスキルがいるというか、無理なので、面白ポイントを
・ゲームに詳しくない人向け
・詳しい人向け
・下敷きにしたゲームや類似ゲームとの差分(自ゲームなりのアピール)
をバシッと3行くらいで表現してくれてると、ブース側も買う側もWin-Winなんじゃないかなと。

最初に何かしら刺さってからでないと、丁寧なルール説明や深堀りした面白さの説明は時間とってもらえないので。
マンガ用意してくれてるブースも結構な数あったんですが、僕はマンガも他の説明方法とあんま変わらんかったです。結局、読むための数分、説明聞くための数分は同じなので。これは会場の話で事前のTwitterとかでの宣伝とかにはマンガはいいと思います。
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(マンガの説明は読みやすいし、普段なら歓迎なんですが当日落ち着いて読めるかというと……)

深い読みあいが楽しめる戦略性の高いゲームですとか、残念ながら一番埋もれる宣伝文句ですし、マダミスや大喜利ゲームなど人気タイトルのテーマ変えみたいにしか見えないゲームも多いので差を出すのは大変でしょうけど。

ここまで書いておいてなんですが、当日にそれなりにお金使う層は事前に公式サイトやツイッターで情報収集してるはずで、当日の宣伝に力入れるよりも、事前の情報公開、アピールの方がよほど売り上げには響くはずなんで、当日の宣伝の上手い下手の話とかあまり気にしなくていいと思います(他と差をだすというのは事前も当日も大事かとは思いますが)。

文句はさておき、久しぶりにほぼ情報なしにふらっと参加したゲームマーケットは大変楽しかったです。

参加したのが日曜午後という人も減ってきてる時間とはいえ、広い会場に人はまばらで、安心して回ることも出来ました。ただ、この人手では、運営のアークライトも、大型ブースを出しているショップさんたちも、コストに対して見合うリターンがあったのかというと、正直厳しかったろうなという印象です。

贅沢な場所、人員を使う計画を立ててくれたアークライトは素晴らしいと思いますが、大型ブースを期待されるショップさん、大手サークルさんはこの秋以降もついてきてくれるんかなーとちょっと心配です。
人が集まれるようになるまでは、状況変えようもないでしょうし。とはいえ、同人タイトルは一番売れるのは間違いなくゲームマーケットで、話題になるもならないもゲームマーケットが開催されないとってのはあるとは思うので、ちゃんとそれなりに大規模な開催をしてくれると嬉しいですが……。

フォアシュピール2019秋に参加してきました その2

その1の続きです。

その1で書いたゲーム以外にももちろん遊んだのでそちらの感想になります。

斯くして我は独裁者に成れり 幕末
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全員共通の手札を持ち、各ラウンド1~2枚ずつ捨てていって、最後に手元に残した1枚に書かれた勝利条件を満たしていたプレイヤーが勝利(複数人勝利や勝者無しの場合もあり)という基本ルールは同じで、テーマと勝利条件を変更した第二弾。

※まだ調整中とのことでゲームマーケットでの販売はないそうです。

勝利条件が結構複雑に絡み合ってる(第1弾の方はシンプルなつくりにしたので、今作は複雑にされたそうです)ので、ひと通り説明を聞いただけでは、えーっと、新選組のカードで勝とうとしたら、他の人が残すカードってどうなってりゃいいんだっけ?というのが正直全く分かりません。
しかし、卓のメンツの1人として参加してくださっていたサークルの方や構造をさくっと理解された方が、例えばこういう勝ち方があるので、これを目指してみましょうとゲームを進めてくださいました。


何を捨てるか、何を残すかは毎ラウンド話し合いをしたうえで、秘密裏に捨てます。そして、誰が捨てたかわからない状態で、捨てられたカードは全て公開されます。なので、誰が持っているかはわからないが、どのカードが残っているか、はたまた話し合った内容を裏切ろうとしているやつがいるのかいないのかも、ラウンド間にははっきりします。

話し合いは、全員が納得しやすい「全員勝利」を目指す方向で進みました。全員勝利するパターンも数通りありましたが、幕府を1人立てて、残り全員が大名になるパターンで進みました。
最終ラウンドではカードを1枚捨て、残ったカードが話し合いの通りなら無事全員勝利というところまで来ました。最終ラウンド開始時、僕が手元に残していたカードは黒船と大名の2枚。

黒船の勝利条件は、「朝廷、新選組が0枚で、黒船が1枚(自分だけ)なら勝利」というもの。つまり、話し合いの通り幕府+大名を目指すなら、僕は黒船を残せば1人だけ勝利になるわけです。
当然、こういう二択になるようカードを残してきたわけですが、問題が1つ。

捨てられたカードを見るにまだ朝廷と黒船を持っているプレイヤーがいます。素直に大名を残して全員勝ちを狙うか、それとも1人勝ちを狙うか…。
(これ、いま考えるとあまり選択肢になってませんね。どちらにせよ自分以外は幕府+大名でないと僕は勝てないので、どっち出しても構わないように今は思います)

結果は、幕府役になってもらうつもりだった方が裏切り、幕府を捨てるというプレイングで、誰も勝利条件を満たさず、全員負けということになりました。
やはりみなさん、最終ラウンド開始時に残していた2枚はどちらでも勝ちを狙えるカードだったようで、隣の方も商人(勝利条件を満たしたプレイヤーがいない場合に勝者になる)残せばよかったーと仰っていました。

第1弾の評判も良く、この第2弾も面白かったです。書いた通り、当初はどうプレイすれば良いか全くわかりませんでしたが、1、2ラウンドもプレイすれば、自分の手札や捨て札から、やることが絞られていくので迷うことは少なくなりはします。
正直、腹の探り合いと自分がどう決断するのかが面白いゲームなので、1,2回遊んで終わりにするのではなく、何回も遊ぶことが推奨されるゲームとは思います。

ただ、勝ちの価値が薄いというか、勝ちを目指す動機づけが弱いとは思います。勝てばいいのであれば、ほんとに全員勝利めざしましょう→その通りカード出して終わりなんですよね。勝者を自分1人だけにする、他人を勝者にしない理由がないので。いやいやいや、最後に裏切るのがいいんじゃないですかーとか、なんとかして自分1人だけが勝てるように議論を誘導するんですよ!とか、そういう面白さを見つけられる人向けです。
そういった自由さも含めて面白さとは思いますが、ゲームとして、各自が(他人を裏切ってでも)勝とうとする動機づけがシステム的にあった方が好みではあります。

試遊後、カード間の関連図が欲しいとのコメントに「良く言われるが、見やすく、わかりやすいものを作るのが難しい」というようなことを回答されてました。関連図が難しいのであれば、量はかさむでしょうが、〇〇の勝利時の具体例みたいな感じで、ゲーム終了時、どういう状態だったら勝てるのか(どの状態を目指せばいいのか)のパターンを網羅したものがあると、遊びやすそうとは思いました。

ねこマジョ
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堀場工房さんの新作。同じコンポーネント(ボードは両面仕様)を使って複数ゲームが遊べます。そのうちの1つを遊ばせてもらいました。

4人戦でボード上に置かれた得点チップを取り合うゲームです。
ボードは4×4のマス目に区切られており、各マスの間(仕切り線の交点)得点チップが裏向きにおかれています。プレイヤーは0~4の数字の書かれた猫チップを毎手番1枚ずつ任意のマスに裏向きにおきます(既に猫チップが置かれているマスにも配置可能です)。
こうして、ある得点チップに隣接する4マスのうち、3マスに1つ以上の猫チップが置かれたら得点チップが公開され、さらに4マス全てに猫チップが1つ以上置かれたら、4マスにある猫チップを公開します。猫チップに書かれた数字の合計が一番大きいプレイヤーが得点チップを獲得します。
同じマスに複数プレイヤーの猫チップが置かれていた場合、そのマスの中で一番数字の合計が大きいプレイヤーだけが、得点チップ獲得判定の数字にそのマスの値を加算できます。

こうして、全ての得点チップが取られたらゲーム終了で、獲得した得点チップの合計点が一番高いプレイヤーが勝利します。

4人だとあっという間にマスが埋まります。既に猫チップが置かれているマスにチップを置かなければ、4手番で全部のマスが埋まります。
手番が2周もすれば大抵の得点チップは公開されてますし、3周したらあとは詰め将棋という展開の早いゲームです。

序盤はどこに大きい数字の猫チップを置くのか/おかれるのかでドキドキしましたし、3手番目くらいからはもう誰が何を手元に残しているかもだいたいわかるので、ほぼ完全情報ゲームとしての詰め将棋感も楽しかったです(この試遊では僕は見事に詰めを誤ってしまいましたが)。さくさくさくっと、インスト含めて15分程度で終わるのも手軽ですし。

いくつかのゲームが遊べるということなので、他のゲームも同じ感じならミニゲーム集的で良いと思います。

ボス猫といううまく使えば他プレイヤーの猫チップを追い出すチップもあるので単純な数字比べにはならないですし、同じマスに複数の猫チップが置かれると、得点チップの取り合いに絡めるのは優勢(猫チップの合計値がトップ)な1人のプレイヤーの猫チップだけなので、そのマスの優勢の取り合いが熱い…んかなあと思いはするんですが、この時はあっという間にマスが埋まっていくので、同じマスに複数の猫チップが置いてる場合ではなく、その妙味は味わえませんでした。

よくよく考えれば、1つのマスで4つの得点チップに絡めるので、1マスに何個も猫チップをおいて強化するのが効率的(ただし、ボス猫で追い出されるリスクあり)なので、単に何を置いたか/置かれたかに追加して、複数マス重視と1マス重視での読み合いも生まれるのかもしれません。
僕は正直アブストラクトが苦手なので、そこに到達できるかは定かではありませんが…。

レビュアー天国
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1980年から2020年までの間で流行したものが書かれたカードを5枚とり、そのうちの1枚を場に並んだ修飾語と名詞のカードを使って表現(「サイコーな」「世界」とか)するクイズゲーム(選ばなかった4枚が外れの選択肢になる)。

ゲームとして見てしまうと、まあ、流行対象を知っている人が同卓しているかどうかでほぼ決まっちゃいます。カード2枚を使って表現するのも、最初に取ってくる流行したものの選択によっては似たものが選択肢に入っちゃうので、正直、うーん…です。

ゲームというよりも、流行したものを見て、あーだこーだ言い合うコミュニケーションツールなように思いました。あー、これをそう表現する!?とか、そのカードを選ぶの!?だの、自分がそれ取りたかったーだの、そういう楽しさのゲームかなと。
上記の似たものが選択肢に入るのもわざとやってるんでしょうし。

他人の語りに対して、いいね!を表現するカードもコンポーネントにありますし、コミュニケーション寄りのゲーム化と思います。
しかし、このゲーム、あーだこーだ言ってしまうと減点(カードでの表現以外、流行したものについて話したりしてはいけない)というルールなんですよね。それでも語ってしまうからこそのいいね!だとは思うんですが。

流行したもののカードは全部見たわけではありませんが、各年代とも、バリエーションがあって見ているだけでも楽しかったです。

ブログ書くのに写真を見返したんですが、自分、80年代のカードしかとってないですね…。

アウルバウト
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トランプなし、スートなし(1種)、数字が上回るように必ずプレイ(上まわるカードがなければ何出しても良い)というシンプルなルールのトリックテイキング。

スートがないですが上回るようにプレイするという数字の縛りがマストフォロー的な役割を果たしていて(というかインスト時に数字のマストフォローですみたいな説明があった)、覚える事柄を少なくしつつしっかりカウンティングの面白さは残してます。

1ディールごとに最多得点プレイヤーとの差分が得点(最多得点プレイヤーはそのまま得点)になる。規定点に達したら負けなので、最多得点から1点低くなるようトリックを取るのが基本的には良く、最後のトリックまで緊張感を保たせてるのと、勝ちすぎず負けすぎずと勝ち負けをコントロールする意識をプレイヤーにしっかり持たせる作りなのは◎。

数字の強さが場のカード次第で変わるカードもあって、カウンティングしてないと予期せぬ勝ちを拾うこともありますし。

「マストフォローのトリックテイキング」自体が面白いので、もちろん面白かったです。
単にマストフォローのトリテをスート減らしてシンプルにしましたではなく、トリックテイキングの面白さを感じさせやすい作りにしてますというのが良いかなと。

あと、今回はお試しということで、本来ならあるトリック獲得時の特殊効果(獲得トリックを入れ替えたり、カードの強さが変わったり)をいれないバージョン(たぶん初心者向け版)だったんですが、いれたらどうなるのか、アンコントーラブルな部分が増していわゆる変態的な作りになるのか、少し気になります。

特殊効果なしのシンプル版での話ですが、“トリックテイキング”を名乗った時点でシンプル版を必要とする層には届きにくいのではないかというのは気になりました。うまいこと面白さを残して簡略化していると思うので、もう一歩進んで、見た目や売り文句はトリックテイキングではない、遊ぶと根底の面白さはトリテじゃん!って作りの方が、シンプル版トリテを訴求したい層に届くかなと思いました。

めがねっ子あわせ
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花札の花合わせのカードを眼鏡カードと眼鏡っ子カードに変えたゲーム。一応、おばあちゃんというオールマイティのカードが追加されていますが、まあ、花合わせです。
役も単純化されていますが、本来、役にならない組み合わせでもストーリーを熱弁出来れば役になるというのがゲームのポイント。
今回は試遊卓だったので、その語りフェイズは省略されましたが、ベースは花合わせをシンプルにした作りですし、テーマ勝負のゲームなので、本体はその語り部分かなと。

とはいえ、語り部分が定型化してもつまらないんで、そこにバリエーションを増やすために、カードの種類としては同じに扱うけどシチュエーションなどがちょっと違う(例えば、同じ「さくら」というキャラでも、〇〇しているとか、XX時代のとか)という仕組みにしても良かったかなと思いました。
(妄想語れればルール無視して得点というところで、むかーし、友人に遊ばせてもらった同人ゲームの「俺の嘘彼女は世界一」というゲームを思い出しました)

あざらしアタック(拡張入り)
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AP制で自分のあざらしを動かして、獲物(カニとかイカ)を取っていくゲームの拡張入り。
盤面が氷のため、移動は何かにぶつかるまで進むというアレ。なので、ぶつかると止まれる氷を盤面に配置したり、隣のマスの他人のあざらしや氷を吹っ飛ばして隣のマスに移動するというあざらしアタック!を使ったりして、獲物マスの上で出番を終えられるようにする(手番終了=獲物獲得アクション発動です)。

拡張でミッションカードが追加されていて、達成すると加点になるなどが追加されたとのことです。

獲物が1〜3点(4点のもあったかも)程度のところ、ミッションカードも1〜3点なので重要な得点源、なのですが、「あざらしへの愛を語る」とかもありますし、獲物が規定数取られた時にゲーム終了手番順の影響をもろに受ける作りで傾斜も得になかったりで、パーティ寄りのゲームです(プレイ時間もインスト込みで30分かかりません)

毎手番3APをどう使えば獲物が取れるか、ミニパズルを解いていく感覚です。ちょっとしたアクセントとしてミッションカードがあるみたいな。

前述の通り、何かを話すようなミッションカードもそれなりの数があり、やはり、口を開いて何かを話し合うようなゲームは盛り上がります。
ミニパズルも(大人には簡単すぎるかもしれませんが)、こうしてああしてと考えるのは楽しいです。

ただ、ミッションカードで達成が他人のアクションにに依存するもの(他人が緑アイコン上に移動する等)があるのは、まだ良いとして、その種類には高難易度のものはいらなかったんじゃないかなと思いました。基本的にミッションは簡単に達成できるものが多いので、こんなの達成できないだろというのを持たせるのは結構なフラストレーションになる気がします(一応、ミッションカード入れ替えのアクションはありますが、このテーマ、このプレイ感なら、ミッションカード入れ替えはAP不要&回数制限ありとかが良かったかと思います)。

静岡冨嶽六景
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6種類の富士山の絵のいずれかが描かれたカードで作られた山札から1枚めくって、絵を確認した後に、裏向きにして、自分を含むいずれかのプレイヤーに渡すというのを手番をぐるぐるまわしながら繰り返します。

山札が尽きたらゲーム終了で、手元のカードを公開し、種類ごとに奇数なら枚数分得点、偶数なら枚数分減点になります。

ルールは簡単ですし、判断材料は記憶力だけなので、サクサクとよく試遊がまわっていました(インストされてる方も大変手慣れた感じでお上手でした)。

これ、100%記憶できるのであれば、めくったカードで自分が奇数になるなら取り、偶数になるなら他人に(できれば偶数になる人に)渡すというだけのゲームなんですが、もちろん100%記憶できるわけではないので、そうはプレイできません。
面白いのが、他人と自分との記憶のムラで、自分は偶数だと思っている種類のカードを他人がぽいっと渡してきたりするんですよね。
あれ?間違ってた?とか余計なことを考えちゃうとますますカウントできなくなりますし。

ただ、シンプルに自分と周りの記憶力の揺らぎを楽しむゲームなので、何度も繰り返し遊ぶ要素が低いようには思いました。
上達したり、次は勝ってやるとか、次はこうプレイしようという何回か遊ぶモチベーションがあまりわかないからなんですが、逆にそれは後腐れなく、すぱっと、サクッと遊べるということでもあるので、良いフィラーという面でもあるので、好みの話ですね。

僕くらいの記憶力だと途中からはもう記憶力よりも勘がメインになってきちゃうので、(わからないなりに遊ぶのはそれはそれで楽しいんですが)山をいくつかに分けて、その都度、得点計算してくれれば、そこからまた記憶力勝負に復帰できたのになとは思います(そして、そこでトップのやつを潰すためだけに記憶容量を使ってやるぜ!とか、考えちゃうのはまあクソゲーマーです)。

もう少し遊んだゲームがあるので追記するかもしれません。

ゲームマーケット2019春の創作ボードゲーム事前体験会に行ってきました

※ブログに書かせた頂いたサークルさんで、もし削除や修正をして欲しいとの依頼があれば直ちに対応しますので、遠慮無くコメントやメール(hidarigray@gmail.com)でご連絡下さい。
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大井町にあるごいた喫茶マーブルさんで開催された『ゲームマーケット2019春の創作ボードゲーム事前体験会』(開催時のTwipla)に参加してきました。

事前体験会、何年か前に参加したことがあり、またこういうイベント行ってみたいなーと思っていたものの、なかなかタイミングが合わず参加できなかったのですが、この日は参加できる!ということで行ってきました。

遊ばせていただいたゲームは以下の5ゲーム。(並びは遊んだ順です)

我楽多ボックス(25日 土曜日 L04)
・『トレンドカラー』

ちゃがちゃがゲームス(25、26日 両日 J12)
・『フラワーズ・フォー・バルコニー』

ハレルヤロックボーイ(25日 土曜日 M57-58)
・『ゴシップアンドザシティ』

SoLunerG(25日 土曜日 S17-18)
・『FOGSITE』

吉々庵(25日 土曜日 F70)
・『くだものがたり』

にゃんこパイレーツなど、気になるゲームはまだいくつかあったのですが、残念ながら時間が足りず。

結論から書いてしまうと、どれも面白かったです。前回参加した(2015年と結構前ですが)事前体験会でも同じこと書いてますが、こういうイベントに参加されているくらいなのでゲームに自信があるサークルさんが多かったのかもしれません。とはいえ、本当にどれも楽しませていただきました。

んで、以下個別のゲームの感想ですが、バーモントカレーの辛口が辛いという人がいれば、全く辛くないという人もいますし、人によってはあれはカレーじゃないという人もいるかと思います。ですので、「あくまで僕の好みを基準にすると」という話であることにはご留意ください。
(基準がひとそれぞれなので、例えば、人によっては悩ましい選択肢のゲームでも、別の人にとっては手なりのゲームとなるのがボードゲームです。へー、こんなことを考える人もいるのか程度で、実際にどうなのかは遊んでみて判断ください。)

また、ルールは全く読んでいないので、上級ルールで解決される話など、一部とんちきなことを書いているかもしれませんがご容赦くださいませ。

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ゲームマーケット2018春に行ってきました。

ツイッターで以前からフォローさせていただいていたタカさん(@hanon_leafさん)がアートワークを担当したゲームが頒布されるのとあわせて会場にいらっしゃるとのことだったので、これは万難を排して参加して、担当されたゲームゲット&ご挨拶しなければなるまい!と、久しぶりに買い物目的寄りでゲームマーケットに参加してきました。

が、前日に別件であった知り合いの方が、「試遊卓もとってるけど、スタッフ二人しかいない」と仰っていたので、いやいやそれ無理でしょうと強引にそちらのお手伝いも名乗り出て、某ブースの試遊卓スタッフもしてきました。

そんなわけで9時に入場してお手伝いさせていただくブースにいくと、まだその日に売るゲームの箱詰め作業が行われていたため、まずはそれをお手伝いして、同じく手伝いにいらした方とお話ししているとあっという間に開場時間に。

開場早々試遊卓が動くことなどまあないので、まったり過ごして、出展者の買い物が解禁される10時半から予約品を回収してぉて、そこからは、昼ごはんや飲み物を買いに抜けた以外はほぼずっと試遊卓のおっさんをしていました。11時過ぎから閉幕の17時までひっきりなしに試遊希望の方はいらしてて、話には聞いてましたが試遊需要あるな!と実感しました(それはともかく試遊卓なしのブースも椅子をブースの前に置いて試遊OKになったんですね。そこかしこで見かけました)。
どうでもいい話ですが、試遊されてた方から、「お兄さん、お兄さん」と呼ばれたのは驚きましたw。名札下げてるわけでもないですし、おじさんちょっと等は言いにくかったのかもしれません。

会場を見て回ったのはせいぜい1時間程度と長いわけでもないですが、印象などを。

今回は正面入り口から入ってすぐのところに大型ブース、右手にショップブース(中型ブース)、左手側に入ってからぐるーっと同人ブース(小型ブース)が並ぶような形(詳しくは公式サイトなどをご覧ください)だったわけですが、大型ブースの華やかさというか、バリエーションに富んだ凝った設営をされていたのが一番印象的でした。

色んなサイトに写真があがるかとは思いますが、エッセンの大企業ブースみたいな雰囲気でした。

レジ前にゲート風の看板と新作群を並べて、その間を会計待ち列が並び、わきに試遊卓が並ぶ形だったすごろくや、大型ディスプレイで動画を流したり、ちょうでかい幕?をはり、売り場もおしゃれな感じにされていたオインクゲームズ、売り子さんの制服を作ったり18禁試遊スペースを作っていたディアシュピール、ステージを作って声優さんを呼ぶなどイベントで盛り上げていたBakafireなど、どこも気合が入ってました(どうも今回から(?)未明からとか超早朝からとか設営可能になったようで、それも凝ったブースがでてきた理由かもしれません)。
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中型ブース、小型ブースは安心のこれまで通りの様子。ブースの様子はこれまで通りでしたが、空間はかなり余裕を感じました。
毎回そこまで注意深く見ているわけではないですが、試遊卓が増えたか、とにかく通路やブース間に余裕がある作りだったように思います。少なくとも小型ブースのバックヤードは明らかに広くなってました。2日開催で会場に余裕ができたんでしょうか。
これまで通りの様子と言っても、お手本があるせいか見た目も中身も着々と全体のレベルがあがっているように思いました。

行列もブースによってはありましたが、どこも最後尾札があったので、人気サークルさんが固定化されてきたんでしょうか、それとも、イベント慣れしてる人がいて即興で作ったのかもしれませんが。
(10時半~11時では、ittenさん、つかぽんさん、Bakafireさんとこにそれなりに長い行列があって、すごいなーと思ってましたが、一番長かった列はテンデイズゲームズでやってたくじ引きの列でしたw)
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今回、うまいことブースを配置されていたようで、ぐるーっと歩いた感じや試遊卓から眺めていた感じでは、小型ブース内では参加者の流れは偏りは見えませんでした。大型、小型ブース周辺はどこも人が多くて歩きづらい一方で、中型ブース側は空いていましたけど、これは話題性と比例していると思いますし、仕方ないかなと。

んで、買い物は↓でたぶん全部です。
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先日からメトロックスウェルカム・トゥなどシート書き込み系のゲームにはまっているので、今回のテーマはシート書き込み系ゲーム!と割り切って買い物しました(ダイスランド、バススートを作ろう、ダイスワイドシャット、アルペンツィアン、エクストリームス)。
ゲームマーケットに行くことを決めてどんなゲームが売られているか調べ始めたのですが、ちょっと調べただけであっという間にどん!どん!どん!と使うお金が増えていったので、これはやばいと調べるのはやめて、テーマ絞って買うことにしましたw。
テーマ買い以外だと、□□○○○は以前記事を書いたものの製品版がでたので買ってるのと、タカさんが絵を描かれているハピエストタウンはもちろん購入してます。

ハリウッドライブスは電子書籍で販売される予定のものの紙書籍版で少部数のみゲームマーケットに合わせて用意された限定版です。話はずれますが、ショップの商品はどうせあとで店に並ぶしと、ゲームマーケットで買う動機がどうしても弱くなりがちでしたが、こういう形だと、行って買わねば!という気持ちになります。これとくじ引きを用意されてたテンデイズゲームズ、新作+かなり目立つ専用バッグがあったすごろくやなど、イベントを盛り上げてもらえるのはありがたい話です。一時は同人ゲームの祭典という印象でしたが、ゲームマーケットは日本のボードゲームシーン全体のイベントになってきてると感じました。

最後に余談ですが、さとーふぁみりあさんのブースにタカさんに会いに行った際、ぐんまさんとお話しされていました。タカさんもぐんまさんも僕がボードゲームを始めた頃、かなり読ませていただいていたブログの中の人で、なんかすげえ感慨深かったですね。

ゲームマーケット2017春に参加してきました

先日開催されたゲームマーケット2017春にブース参加してきました。

といっても、タロ吉さんが主催される浅草ボードゲームフリーマーケットの宣伝目的で中古販売のブースを取られたののお手伝いというか、うちのゲームを売らせてください!とお願いしてブースに参加させてもらいました。

真っ当に売り買いする身として参加するのはビッグサイトで開催するようになってから初めてです。

リスト作って~、事前に情報流して~と思っていたものの、色々あった結果、リストどころか値付けも当日になってしまいましたが、11時整理券配布開始、12時販売開始と10時の開場後に色々できる時間の余裕がありそうだったので、まあ、なんとかなるだろうと国際展示場駅に9時集合、ブースに到着したのが9時20分前後とのんびり目なスタートとなりました。

ブース主はもちろんタロ吉さん、それに手伝いでキノさんと僕の3人です。

タロ吉さんに「(当然ですけど)リストあります?」と聞かれて、「ありません!」と答えた時に若干、(このやろう…)というような顔をされたように見えたのですが、「じゃあ、僕の分はリストあるのでひだりさんの分をまず前に並べましょう」などとてきぱきと指示を出していただき、さくっとブース設営完了(といってもゲームを縦に積んだだけですが)。
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(設営完了!の図。まだタロ吉さんの持ちこまれたゲームや置ききれなかった僕のゲームもあるので、全体でたぶん70から80個くらいありました。手前の箱の中のは500円均一です)

値付けも僕の分は「下から千円、三千円、千円、千円、二千円」のようにサクサクっとつけてしまいました(詳しくは後述します)。

10時販売開始だと、人が一気に来て大変なことになる可能性がありそうだったので、販売開始を12時とやや遅めにし、整理券も配布して、人の波を少しでもコントロールしようとしたのですが、そうなると、10時から11時の販売してない時間は案外暇で、タロ吉さん、キノさん、僕は交代で予約しているゲームを回収しにいったりしてました。

が、お隣の牛猫のまるさんは同じく中古ブースだったのですが開場から販売されており、あっという間に結構な列ができていました。タロ吉さんの話では、何度か中古ブースとして出展されているサークルさんということで、お客さんのさばきが大変上手で、ほうほう、こうすればいいのかと勉強させていただきました。

細かい誘導術とかも、大変参考になったのですが、一番ためになったのは、“とにかくブース前に人をためない!”こと。ブース位置が壁際&角ということもあったのですが、ブース前には列の先頭の人だけを通して、残りは全部列にまわす、どんなゲームがあるかな?と覗きに来てる人も、「見るだけでも列に並んでください」と、とにかく人をためないようにされてました。

サークル参加しているとブース前に人がたまってくれるのは、ある程度はありがたいというか、たまっている人を見て、また新しい人がブースを見に来てくれるというのがあるんですが、確かに中古ブースだと売り物に同じものがないので、横入りなど購入時の不正的なものを減らすのが通常のブースと比べてより重要ですし、ブース前を騒がしくして、人を呼ぶのが良いことでもないんですよね。

ここらへんは、品物の数と購入希望者数に依るとは思いますが、少なくともゲームマーケットの中古ブースでは列整理&人をためないをきっちりやるのが重要そうに思えました。

「販売開始は12時、整理券配布は11時からでーす。青い値札と黄色い値札は別ブースでーす(たまたまうちは青色、お隣は黄色のポストイットで値札を作ってました)」と約1時間声出ししていたのですが、なんか徐々にブース前に人が集まってきました。おお、11時の整理券配布待ちの人たちか!と気付きはしましたが、ここで列作っちゃうと実質的に11時前から整理券を配布しちゃうことになるので、うーん、なんとかみなさんどけてもらえないか?と通行の邪魔になりますので~と声出してみると少しは後ろにずれてくれるものの、まあ、かたまりははけないので無駄でした。
11時になって整理券配布の列を作った時、その前からいた場所次第で早い遅いができてしまった(ちゃんとどけてた人が後ろになってしまい、損をした)ので、大変申し訳なかったです。うまいことやるようちゃんと考えてないとダメですね。想定が甘かったです。冗談で整理券の番号は渡した順と関係なくランダムにしようとか話してたのですが、人をたむろさせないという意味ではそちらの方がよかったかもしれません。

販売自体は整理券配っていたこともあって比較的スムーズにいきました。整理券を配ってたという事実を知らない人がスススッといつの間にか最前列にいるということもありましたが、販売時に整理券を受け取るようにしてたので、販売時はフェアにさばけたかと思います。

整理券は約50枚配りましたが、実際に並ばれていたのは30人ほど。ひとり3個までという制限つけてはいましたが、後ろの方の番号だと整理券あっても欲しいゲームなくなっちゃいますしね。
目玉っぽいゲームは整理券持ちの方々ではけてしまい、あとは完全に消化試合というか、10人きてひとつ売れるかどうかの感じが列がなくなった13時過ぎからずーっと続きました。
閉会時間もせまってきたので、もう畳んでよかろうと15:30くらいから片付けに入り16時過ぎに撤収しました。

久々に参加したゲームマーケットでしたが、中古ブースという端っこの隔離スペースにいたこともあってあまり人が増えたとか、熱気!とかは感じることはなかったですが、イベントブースが近くにあったライトニングトーク、TRPG、LARPはすごい盛況のようでした。ライトニングトークは、音声が客席に絞って聞こえるよう音響をうまいことされていて、客席が埋まっているのは見えるものの何も聞こえないので隣だけどもほぼ関係ないという状態だったのですが、途中1度だけ拍手の音がすさまじい時があり、なんだなんだと見てみるとボウザが講演を終えて出てくる時でした。講演内容もよかったらしいですが、やはり普通の参加者とは人気が全然違いますね。

LARP(Live Action Role Playingの略で実際に服装なども着替えて出来る限り忠実にやるRPGで…と、うまく説明できないので興味持たれた方は検索してください)の体験は、甲冑をきて、ロングソードなどを使って斬り合うようなものをされており、これも面白そうだったのですが、そうそうに整理券がなくなってしまったらしく、見ただけでした(が、ブースにLARPの方がいらした時にでかい剣を持たせてもらえましたw)。
IMG_0240.jpg
(知り合いからいただけた写真。剣は木刀とかよりは痛くなさそうですが、スポーツチャンバラで使うものよりもしっかりした作りで、これで斬り合うの少し怖いなという感じでした)

トイレ行ったり、知り合いのブースに挨拶にいったくらいしか会場を見てませんし、全く買い物をする目線でみてないので、事実と異なるかもしれませんが、印象だけでいうと、来てる人増えてるけど買ってもらうのは大変そうだなーでした。
会場が広くなって、通路も広くなってるのはいいことなんですが、なんか試遊卓と一部の人気サークル以外は、全体的に疎な感じでした。浅草の時は通路はそこまで広くないですし、そもそもブース数自体が少ないので、余程のことがない限り自然と目に入ってましたが、こんだけ広いと何かしら目を留める工夫がないと気づいてもらえないんじゃないでしょうか。

元々、ボードゲームって箱やコンポーネントを見ただけでは何なのかようわからんものなので、単に箱などを出していても、目が滑るんですよね。つらつらとブースを眺めて歩いたはずなんですが、見事に売られていたものの記憶がありません。
キャッチーな見た目や値段など、ぱっと見でわかる情報に工夫するしかないのかなと思いました。面白いゲームですって言われても、みんな言ってますしね。

で、売るという意味では中古とは言え僕も今回は売る側の参加だったので、他人事ではないわけなんですが、そもそも、今回の僕が売った中古ゲームの値付けは全体的に安めにしてました。浅草ボードゲームフリーマーケットの宣伝目的であるということや、もう減価償却済などなど、要因は色々とあったんですが、ぶっちゃけ、それなりの値付けをすると売れないだろうと思ってたんですよね。なので、本当にごく一部を除いて全体的に安めかな?と思うような値付けにしてました。

中古メインのイベントならともかく、同人・商業問わず新作を買いに来てるイベント、しかも、大抵のゲームが2000円以下なんてイベントで(ゲームの定価から考えれば安くはなっているだろうとはいえ)、それなりの価格では売れないと判断しました。だいたい、持ち込んだゲームを欲しがっている人がたまたまうちのブースを覗いてくれて、かつ、その人の財布の中身がまだ残っており、他の同人ゲームなどよりも優先して買ってもらえないとならないって結構ハードル高いんじゃないでしょうか。

そもそも、僕の持ち込んだゲームの多くがホビージャパンが取り扱ってる人気作とか、過去の人気作でプレミア価格で取引されているとかでなく、マイナーなものが多かったというのが悪いんですが。転売とかの心配はほぼする必要なかったですがw。

最後に。
ブースに挨拶にきてくださったり、手の空いている時間、手伝ってくださったみなさん、ありがとうございました。キノさんも最初は手伝いは少しだけで、基本的にタロ吉さんとふたりでまわしますよーとか言ってたのに最後まで手伝ってくださってありがとうございました。タロ吉さんもブースに参加させてくださり、ありがとうございました。
そして、お客さんとしてブースに訪れてくださったみなさん。興味を持ってくださりありがとうございました。

浅草ボードゲームフリーマーケットは7月2日に、浅草の都立産業貿易センター台東館で開催予定です。ちょっと参加形式が変わっていますので、是非、一度公式サイトをご覧ください。
プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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