空飛ぶチーズ

(2人でインスト込み15分ほど)
【概要】
ネズミたちはチーズを手に入れたものの、家までの道にネコが!
自分たちだけならまだしも、大きなチーズを抱えたままではネコに捕まってしまいます。
そうだ! 先にチーズを家に投げ込んでしまおう!
【ルール】
プレイヤーはゲーム開始時に、自分のネズミの家を示すマーカとネコタイルを決められた枚数受け取ります。
箱の底が5×5のマスに区切られているので、そこにマーカかネコタイルを1プレイヤー1つずつ、時計回りにいれていき、手持ちのマーカとネコタイルを全て置ききれば準備完了です。
次に最近チーズを食べたひとから順にカタパルトを使ってチーズを箱の中に投げ込みます。
チーズが入ったマスにマーカが置かれていた人に+1点、ネコのマスに入ると投げ込んだ人が-1点です。
特殊な+2、+3、+4のタイルもあり、それぞれ数字分だけ点数がもらえます。
全部で12個のチーズを投げ込んだらラウンド終了で自分のマーカのマスに入っているチーズに開いた穴の数が一番多いプレイヤーは+2点もらえます。
これを3ラウンド行って、最も点数の高いプレイヤーが勝利します。
【プレイ内容&感想】
相方は箱絵をみて、まず、「かわいい!」と言い、次に箱に書かれたハングルを見て「韓国製でネコ…、『漁師の猫さん』みたいじゃないないといいね…」と顔を曇らせました。どんだけ『漁師の猫さん』がつまらなかった記憶になってるのかと思いましたが、「これ、自分らは猫じゃなくて、ネズミだから」と大丈夫なことをアピールし、無事、遊んでもらえることとなりました。
ルールに書いた通り、本来は自分の好きなところにマーカを置いたり、相手の邪魔になるところにネコタイルを置いたりするのですが、初回と言うこともあり、ルールブックに載っていた基本配置でやってみました。
まあ、なんちゅうかTGFの会場で見た時には、もっとふわっと飛んでた気がしたのですが、チーズは案外すぱっととんできます。(評判あまりよくないみたいですが、FC2動画いれてみました)
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僕はホームランとピッチャーゴロの繰り返しというか、うまいことコントロールすることができなかったですが、相方はいい力加減を見つけたようで、すぱすぱと自分のマスに入れて行きます。まあ、細かいコントロールはできないようで、結局、似たようなところに固まってしまっていましたが。
それでも、1ラウンド目は相方がネコタイルのあるマスにチーズをいれてしまったこともあり、3点くらいで2ラウンド目に。
このラウンドが本当にひどくて、僕の投げ込んだチーズはまっすぐにカタパルトを押せてないせいか、曲がって飛んでいくのでいい具合に相方のマーカが入っているマスに入って行きます。2人なんで6つずつチーズを投げ込むのですが、結局、マスに入っているチーズは2対6くらいになり、当然、チーズの穴ボーナスも相方がゲットです。
むう、まだ最後のラウンドがある!と気張っては見ましたが、そこで上手になるわけでもなく、相方がまたネコのマスに投げ込んだこともあり、最終ラウンドのチーズの穴ボーナスは僕がゲットしできました。それでも焼け石に水だったようで、結果は、僕が9点の相方が15点と大差で負けましたlol。

(2ラウンド目の終了時です。重なってるチーズはノーカウントになります。余裕で赤=僕が負けてます)
さっくりと終わりますが、チーズをカタパルトで飛ばすのは面白いです。基本配置は自分のマスに入れやすく、またハプニングもそれほど起こらないので、自分でマーカやタイルを並べる、本来のルールで遊んだ方がより面白くなると思います。
まあ、そこで戦略がうまれるのかどうかは疑問ですが。自分のマスが分断されたり、いびつな形になることは確実なんで、よりわいわい楽しめるようになるとは思います。
今回は行儀よく順番にやりましたが、みんなでタイミング見つつ一斉にでも楽しいと思います。(誰がネコタイルのマスに入れたかわかんなくなるとこだけは気をつけないとダメですが)
しかし、ちょっとイヤだなあと思ったのがコンポーネントをけちっているというか、良いように捉えるなら効率的に作っている点です。プレイヤーのマーカは4人プレイ用に赤青黄緑と4色ありますが、マーカの数は赤と青が8つ、黄は6つ、緑は4つしか入っていません。つまり、2人プレイするなら赤と青を使い、3人目は黄色、4人目は緑を使うというのが決まっているわけです。どうでもいいっちゃいいんですが、うちは相方が大概緑を使うので、最初、マーカ足りない!?と慌てました。あとは、カタパルトがデフォルトでは2つしか入ってません。ルールを見ると、「チーズをとばしたら、カタパルトを隣の人に渡す」となっているので、人数分ないのが正式といえばそうなのかもしれませんが、なら何故2つ入れたのか、そしてTGFではおまけでもう1つついてきたのかと、気になります。細かくてすいません。
相方は、「『象のトランペット』もそうだけど、こういうアクションゲームは負けないね」と言っているので、できるだけ早急なリベンジをしたいと思います。
テーブルゲームフェスティバル2010F
毎年恒例のテーブルゲームフェスティバルに行ってきました。
(今年で“テーブルゲームフェスティバル”という名称での開催は最後とのことですが)
いつもなら相方と行くのですが、今日は相方は昼まで仕事とのことだったので、午前中にTGFを見てくることにしました。特に欲しいいいいってものもなかったので、開場直後は混むだろうと10時半すぎくらいに到着したところ、試遊台は埋まっていましたが、店の前には特に列などはなかったです。
(正確に言うとどれもこれも欲しいですが、なんかどれも同じくらい面白そうなんで逆にどれを買えばいいかわからなくなってるという状態です。全部買うお金も遊ぶ時間もないですし)
ということで、ふらふらと開場を見て回りました。僕が情報を集めてないだけで、実はこれが目玉!というのもあったのかもしれませんが、いくつか売れ切れてる商品はあったものの、初めて参加したゲームマーケットのような熱気はなかったです。あの時も11時くらいにつきましたが、メビウスやバネストには列ができていて、これは売り切れ、あれは売り切れと僕が買えるようになったころには、売り切れ商品が多数という覚えがあります。まあ、初めてだったので記憶が誇張されているのかもしれませんが。
みんなあんまり買わなくなったのかなあと思いながら歩いていると、宅配コーナーで少し小さな冷蔵庫くらいの大きさもあるダンボールに購入されたゲームを詰めて宅配しようとしている方もおり、正直、うらやましかったです!
(追記)指摘されましたが、どうやら既に大方列は掃けてしまった後に来場したようです。売り切れがなかったのは今までよりも大量の商品を持ち込まれていたためではないかとのことです。失礼しました。
んで、結局、1時間くらい会場にいて購入したのは以下の5点です。

左上から時計回りにチョコラトル、フライングチーズ、クイーンゲームズのエコバック、わぎゃんしりとり、アラカルト拡張:デザートです。
チョコラトルは、ホビージャパンが500円でくじびきをやっており、そのC賞で当たったものです。くじ引きの景品で欲しいものがあったわけではなかったのですが、くじ引きという響きに惹かれて、空クジ無し!と言われていたのでついやってしまいました。自分の後に引いた方は、はずれでドミニオンのプロモカードのみだったので、ボドゲが当たるだけでも当たりだったのかもしれません。興味はあったゲームなのでラッキーでした。ゲーム自体は得点方法の異なるエリアごとにうまいこと手札を出していって得点するゲームのようです。
フライングチーズはアクションゲームで、試遊されていたのを見て一目ぼれして買ってしまいました。カタパルトでチーズを飛ばして入ったマスに応じて点が入ります。韓国のゲームみたいです。チーズがふわっと飛ぶ姿が動画映えするゲームだと思うのですが、動画どころか公式サイト、BGGのページすらありません。今度記事書くときに動画も載せられるとよいのですが。通常はカタパルトがひとつしかついてこないのですが、おまけで1つもらいました。最初にゲームを買ったのはこの店だったのですが、袋はもらえないとのことだったので、裸で持ち歩くわけにもいかずいったん取り置きしといてもらいました。

(カタパルトとチーズはこんな感じ。チーズは固めのスポンジみたいな素材でふわっと飛びます)
クイーンゲームズのエコバックはテンテイズゲームズさんで購入しました。普段使う機会があるかはともかく、結構大きいので来年のTGMとかには重宝しそうです。
わぎゃんしりとりは、同人のナグトショップさんの商品でTGMで買えなかったものを購入しました。昔のTVゲームワギャンランドのボス戦を再現したゲームで、カードに書かれた絵柄でしりとりします。絵柄の解釈はプレイヤーに任されていて、例えばイチゴの絵は、「イチゴ」でも「ストロベリー」でも「ケーキの上にのってるの」でもよいです(あんまひどいと待ったがかけれるようですが)。馬鹿話ができるひとらで遊ぶと面白いというか、ファミコン世代でなつかしーといいながら遊びたいです。
アラカルト:拡張 デザートは、まったくノーマークでしたが、こないだグローリー・トゥ・ローマを買った時にアラカルト拡張のおまけつきの『Spielbox Magazine: 2010 Issue 4』も購入したので、せっかくだからと相方も好きなゲームなんで購入しました。まあ、フライングチーズをいれる袋も欲しかったですし。コンロなど5人プレイ用の道具がついてきたので、プレイ可能人数がひとり増えるのと、通常だと邪魔なだけな塩を使うレシピと、書かれた料理をつくると得点がもらえるカードが追加されてます。アラカルトに必要か不要かはやってみないとどうともいえませんが、“普段いらないものを使う”というので戦略性が追加されたりするのでしょうか。ああ、デザートって名前ですが、デザートのレシピとかはついてません。
(余談ですが、Spielbox Magazineって、2010のIssue 3までは日本のショップでもかなり前から見かけるのですが、2010 Issue 4以降は何故か見かけません。見逃してるのかな。)
あと、欲しかったけど見送ったものとしては、gccwさんのところで売っていたムーンガハインベーダズ(BGGのページ)です。怪獣を操って地球を征服するというアホなテーマも好みですし、どうせ再販ないだろうしで欲しかった、欲しかったですが、1万2000円という値段と3~4人で120分以上というのを見て諦めました。軽いゲームが好きな知り合いばっかなので、積んゲー化するだけでしょうし・・・。と家に帰ってきた今でも欲しいという諦めの悪さです(もうどうしようもないですが)。
もう1つは、テンデイズゲームズさんで13時から予約受付というショウビジネス(BGGのページ)はこちらも馬鹿っぽくて面白そうだったのですが、相方との合流まで時間がないのであきらめました。
同人では、オインクゲームズさんの「藪の中」が推理ゲームということで気になっていましたが、ルールや試遊を見て、少なくとも僕が求めてる推理ゲームじゃないなあと思ったので購入しませんでした。プレイヤー間でブラフとかを楽しむ方がメインなのかなと。推理はこのゲーム中に得られる情報ではしようがないですし、『藪の中』みたいに何が真実かわからない中で、もやっとした回答に対して、「おめでとう!(あなたの勘が)当たってましたよ」といわれても・・・と思ってしまったので。まあ、遊ばずに言ってる妄想なんで、実際に遊んでみるとまた違うのかもしれません。
全体の雰囲気は試遊台も多く、TGMとは違う活気があったように感じました。家族連れも何組かいましたし(お母さんが「面白いけど5000円以上だから、クリスマスまでお預けね」とか言ってるのが面白かったです)。
また、自分がやりたい推理ゲーム作りたいなーと思ってるので、同人ゲームも色々工夫されてるなーと興味深くみさせてもらいました。相方も手伝ってくれるとのことなんで、がんばりたいなーとは思います。
(今年で“テーブルゲームフェスティバル”という名称での開催は最後とのことですが)
いつもなら相方と行くのですが、今日は相方は昼まで仕事とのことだったので、午前中にTGFを見てくることにしました。特に欲しいいいいってものもなかったので、開場直後は混むだろうと10時半すぎくらいに到着したところ、試遊台は埋まっていましたが、店の前には特に列などはなかったです。
(正確に言うとどれもこれも欲しいですが、なんかどれも同じくらい面白そうなんで逆にどれを買えばいいかわからなくなってるという状態です。全部買うお金も遊ぶ時間もないですし)
ということで、ふらふらと開場を見て回りました。僕が情報を集めてないだけで、実はこれが目玉!というのもあったのかもしれませんが、いくつか売れ切れてる商品はあったものの、初めて参加したゲームマーケットのような熱気はなかったです。あの時も11時くらいにつきましたが、メビウスやバネストには列ができていて、これは売り切れ、あれは売り切れと僕が買えるようになったころには、売り切れ商品が多数という覚えがあります。まあ、初めてだったので記憶が誇張されているのかもしれませんが。
みんなあんまり買わなくなったのかなあと思いながら歩いていると、宅配コーナーで少し小さな冷蔵庫くらいの大きさもあるダンボールに購入されたゲームを詰めて宅配しようとしている方もおり、正直、うらやましかったです!
(追記)指摘されましたが、どうやら既に大方列は掃けてしまった後に来場したようです。売り切れがなかったのは今までよりも大量の商品を持ち込まれていたためではないかとのことです。失礼しました。
んで、結局、1時間くらい会場にいて購入したのは以下の5点です。

左上から時計回りにチョコラトル、フライングチーズ、クイーンゲームズのエコバック、わぎゃんしりとり、アラカルト拡張:デザートです。
チョコラトルは、ホビージャパンが500円でくじびきをやっており、そのC賞で当たったものです。くじ引きの景品で欲しいものがあったわけではなかったのですが、くじ引きという響きに惹かれて、空クジ無し!と言われていたのでついやってしまいました。自分の後に引いた方は、はずれでドミニオンのプロモカードのみだったので、ボドゲが当たるだけでも当たりだったのかもしれません。興味はあったゲームなのでラッキーでした。ゲーム自体は得点方法の異なるエリアごとにうまいこと手札を出していって得点するゲームのようです。
フライングチーズはアクションゲームで、試遊されていたのを見て一目ぼれして買ってしまいました。カタパルトでチーズを飛ばして入ったマスに応じて点が入ります。韓国のゲームみたいです。チーズがふわっと飛ぶ姿が動画映えするゲームだと思うのですが、動画どころか公式サイト、BGGのページすらありません。今度記事書くときに動画も載せられるとよいのですが。通常はカタパルトがひとつしかついてこないのですが、おまけで1つもらいました。最初にゲームを買ったのはこの店だったのですが、袋はもらえないとのことだったので、裸で持ち歩くわけにもいかずいったん取り置きしといてもらいました。

(カタパルトとチーズはこんな感じ。チーズは固めのスポンジみたいな素材でふわっと飛びます)
クイーンゲームズのエコバックはテンテイズゲームズさんで購入しました。普段使う機会があるかはともかく、結構大きいので来年のTGMとかには重宝しそうです。
わぎゃんしりとりは、同人のナグトショップさんの商品でTGMで買えなかったものを購入しました。昔のTVゲームワギャンランドのボス戦を再現したゲームで、カードに書かれた絵柄でしりとりします。絵柄の解釈はプレイヤーに任されていて、例えばイチゴの絵は、「イチゴ」でも「ストロベリー」でも「ケーキの上にのってるの」でもよいです(あんまひどいと待ったがかけれるようですが)。馬鹿話ができるひとらで遊ぶと面白いというか、ファミコン世代でなつかしーといいながら遊びたいです。
アラカルト:拡張 デザートは、まったくノーマークでしたが、こないだグローリー・トゥ・ローマを買った時にアラカルト拡張のおまけつきの『Spielbox Magazine: 2010 Issue 4』も購入したので、せっかくだからと相方も好きなゲームなんで購入しました。まあ、フライングチーズをいれる袋も欲しかったですし。コンロなど5人プレイ用の道具がついてきたので、プレイ可能人数がひとり増えるのと、通常だと邪魔なだけな塩を使うレシピと、書かれた料理をつくると得点がもらえるカードが追加されてます。アラカルトに必要か不要かはやってみないとどうともいえませんが、“普段いらないものを使う”というので戦略性が追加されたりするのでしょうか。ああ、デザートって名前ですが、デザートのレシピとかはついてません。
(余談ですが、Spielbox Magazineって、2010のIssue 3までは日本のショップでもかなり前から見かけるのですが、2010 Issue 4以降は何故か見かけません。見逃してるのかな。)
あと、欲しかったけど見送ったものとしては、gccwさんのところで売っていたムーンガハインベーダズ(BGGのページ)です。怪獣を操って地球を征服するというアホなテーマも好みですし、どうせ再販ないだろうしで欲しかった、欲しかったですが、1万2000円という値段と3~4人で120分以上というのを見て諦めました。軽いゲームが好きな知り合いばっかなので、積んゲー化するだけでしょうし・・・。と家に帰ってきた今でも欲しいという諦めの悪さです(もうどうしようもないですが)。
もう1つは、テンデイズゲームズさんで13時から予約受付というショウビジネス(BGGのページ)はこちらも馬鹿っぽくて面白そうだったのですが、相方との合流まで時間がないのであきらめました。
同人では、オインクゲームズさんの「藪の中」が推理ゲームということで気になっていましたが、ルールや試遊を見て、少なくとも僕が求めてる推理ゲームじゃないなあと思ったので購入しませんでした。プレイヤー間でブラフとかを楽しむ方がメインなのかなと。推理はこのゲーム中に得られる情報ではしようがないですし、『藪の中』みたいに何が真実かわからない中で、もやっとした回答に対して、「おめでとう!(あなたの勘が)当たってましたよ」といわれても・・・と思ってしまったので。まあ、遊ばずに言ってる妄想なんで、実際に遊んでみるとまた違うのかもしれません。
全体の雰囲気は試遊台も多く、TGMとは違う活気があったように感じました。家族連れも何組かいましたし(お母さんが「面白いけど5000円以上だから、クリスマスまでお預けね」とか言ってるのが面白かったです)。
また、自分がやりたい推理ゲーム作りたいなーと思ってるので、同人ゲームも色々工夫されてるなーと興味深くみさせてもらいました。相方も手伝ってくれるとのことなんで、がんばりたいなーとは思います。
グローリー・トゥ・ローマ/Glory to Roma

(2人でインスト込み1時間半ほど)
【概要】
西暦64年、ローマ大火がおこり、ローマ市街はほとんど焼き尽くされてしまった。
ローマ市街のかつての姿への再建が求められている。
金、資材、クリエンテスなどを駆使して、活躍を誇示するのだ。
【ルール】
基本的にもっとも勝利点を得たプレイヤーが勝利します。
勝利点を得る方法は、以下の4つです。
・建物の建築(建築時に得られる影響度がそのまま勝利点になる)
・資材の売却によって入手したお金
・商人マーカ(各資材の売却量が多かったプレイヤーに与えられる)
・建物の特殊効果
ゲームの流れは以下の通りです。
1.手番プレイヤーが「リード」か「シンク」か選択する。
2.「シンク」であればカードを補充してターン終了。「シンク」は、補充元を通常の山札かジャックか選べます。通常の山札からは手札MAXまで複数枚補充でき(手札MAX枚数を超える場合は、1枚だけ補充)、ジャックからはジャックカードを1枚だけ補充します。
3.「リード」を選んだ場合、実施するアクションに応じたカードを手札から出す。
4.手番プレイヤーから時計回りに全てのプレイヤーは「フォロー」か「シンク」かを選択する。「フォロー」であれば、手番プレイヤーと同じアクションを実施するためのカードを手札から出す。「シンク」であれば、カードを補充する。「シンク」時の手順は手番プレイヤーと同様です。ただし、手番プレイヤーが「リード」したアクションに対応するクリエンテスを庇護している場合、「シンク」を選んでいてもアクションを実施できる。(クリエンテスとかは後述します)
5.手番プレイヤーからアクションを実施する。
6.アクションに使用したカードをカードプールに移動し、手番プレイヤーが移る。
これを山札がなくなるか、街の中での建築用の現場がなくなるか、ゲームを終了させる特殊効果を持つ建物を建築し条件を満たすか、ギブアップするかまで続けます。
アクションはカードに書かれた職業に対応しており全部で6種類です。
パトロン: 「クリエンテスの庇護」…カードプールにおかれたカード1枚をクリエンテスとして、1枚入手します。クリエンテスはカードの種類に応じたアクションの実施回数を増やすことができます。庇護人数の上限は、建物完成時に上昇する影響度に依存します。
労働者:「資材の収集」…カードプールにおかれたカード1枚を資材として、1枚に入手し、手元の在庫にします。
建築家:「建築(建築家)」…① 現場カード1枚と手札1枚を組み合わせて、建物の基礎を作ります。
② 手元の資材の在庫からカードを1枚、建築用の資材として使用(基礎に追加)する。
職人:「建築(職人)」…① 現場カード1枚と手札1枚を組み合わせて、建物の基礎を作ります。
② 手札からカードを1枚、建築用の資材として使用(基礎に追加)する。
兵士:「資材の調達」…手札から欲しい資材と同じカードを1枚公開します。カードプールに同じカードがあれば、1枚入手し、手元の在庫にします。さらに、両隣のプレイヤーに同資材を持っているかを確認し、持っていた場合、資材を1枚入手し、追加で手元の在庫にすることができます。
商人:「資材の売却」…手元の在庫を売ることができます。売った資材は裏向きに置かれ、非公開情報扱いです。売却可能な資材数の上限は、建物完成時に上昇する影響度に依存します。
※現場カードごとに建物完成に必要な資材は決まっており、その数を基礎に追加した時に建物が完成します。資材の基礎への追加は、「建築」アクションであれば、どちらでもできます。資材を出す元が異なるだけです。
アクションは対応したカードを使用する必要がありますが、ジャックカードまたは同色カード3枚がワイルドカードとして使用できます。
【カードについて】

カードは、現場カード、ジャックカード、命令カードの3種類ですが、命令カードには、中央に「建物とその効果」、左端に「職業」、上部に「建物名」、下部に「資材」、右上と左下に「お金(売却時の価値)」がかかれており、カードの使い方次第で、カードの意味するところが変わります。
「リード」や「フォロー」で使えばカードの「職業」に応じたアクション(命令)として使用され、「クリエンテスの庇護」アクションで入手する時は「クリエンテス」となり、「資材の収集」や「資材の調達」で入手した時は「資材」になります。さらに、「建築(建築家or職人)」で使用する際には「建物」、「資材の売却」で使用すると「お金」になります。
なので、実際のゲーム中のカードの動き自体はそれほどややこしくはないのですが、その都度、カードの意味するところは変わっており、少し混乱するかもしれません。
また、(同カードが複数枚ありますが)なんらかの用途で手札から出した命令カードは二度と手札としては使えません。なので、例えば、クリエンテスを庇護したいのでアクションとして使用したいけど、書かれた建物も建てたければ温存するしかなく、悩ましいです。
【プレイ内容】
相方と旅行に行ったのですが、夜、暇かもしれないということでこのゲームとイゴールを持って行きました。イゴール(コード破りのリメイク)はダイスゲームですし、既に何回もやっており、ある程度思考が最適化されているので、疲れててもできていいねーと、数回遊びました。んで、旅行3日目の夜、雨も降っていて早めに宿にチェックインしたので時間はあるということで、グローリー・トゥ・ローマをプレイしました。
結構疲れていて、真面目に悩むのはちょっと辛いという状況ではあったのですが、僕は、どうせ初回はルールをなぞる面が大きいだろうしという気持ちでした(相方も多分同じです)。
ルールブックにも最初のうちは、建物の特殊効果は使わなくて良いとありますが、まあ、せっかくだからと建物の特殊効果は使うことにしました。命令カードに書かれた建物として使用した際の効果も難しい英語と言うわけではないので、(一度和訳に目を通していることもあり)わかるだろうと踏んでいましたが、頭がどうにも重く、意味を読みとることを脳が拒否するので、結局、建物は効果的には使えませんでした。相方はそれなりにちゃんと使っていたようですが。
(相方は留学経験もあり、英語はお茶の子さいさいです。TOEICでダブルスコアくらいの差をつけられます)
ゲーム開始時、とりあえずアクションを増やした方が良かろうと、クリエンテスの庇護を積極的に実施します。庇護可能なクリエンテスの人数は、影響度というパラメータに依存します。ゲーム開始時は2しかないので、「資材の収集」アクションを増やす労働者と「建築(建築家)」アクションを増やす建築家を庇護してみました。
僕のアクションを「フォロー」すれば相方も同じ人数だけ、クリエンテスがいるはずなのですが、相方には「クリエンテスの庇護」アクションを行うための紫色のカードがなかなか来ず、また、ジャックカードもあまり補充していなかったので、庇護している人数がかなりの間ひとり(「資材の調達」アクションに対応している兵士)だけでした。
せっかく、労働者と建築家がいるのでどんどんカードプールから在庫に資材を貯めて、そこから建築していくようにしたところ、それがうまくまわって、建物を2,3軒先に完成させることができました。
この時点で、現場カードは残り3,4枚程度になっており、「これって案外早く終わるんじゃ? しかも、いま終わらせれば確実に勝ってるし」と思ったものの、せっかくだからと色々な建物を建築したくなり、このあたりからようやく建物の特殊効果を気にし始めました。
現場カードは、通常、使用することができるのは各資材ともプレイヤー数分だけですが、、『街の外の現場』があり、アクションを1つ余計に消費すればそれを利用して建築を行うことができます。(勘で)効果的に見える建物を、『街の外の現場』を使って建ててみるかーと、(確実に勝っているので)無駄なのですが色々と試してみました。
一方、相方は序盤にクリエンテスを庇護した「資材の調達」アクションがうまくまわらず(というか、2人プレイだと隣のプレイヤーがひとりしかいないので、資材の取得機会が減って不利です)、また、例によって色々なことを試していたこともあり、建物は何も完成していませんでした。が、ゲームの構造が見え始めたようで、建築家だと、僕も得をするということで職人をクリエンテスにして、それと同時くらいに、“手札限度枚数+4”の効果を持つ建物を完成させます。
僕の手札限度は5枚なので、相方とは倍近く違います。さらに、相方は“クリエンテスの効果2倍(アクションをさらに+1回)”の建物を完成させると、「建築(職人)」を使って鬼の勢いでどんどん建築して行きます。「建築(職人)」アクションは、基礎への資材追加を手札から行えるので、手札枚数を増やし、さらに職人のクリエンテスの効果を2倍にして手札からどんどんカードを建物へと使っては補充、補充しては建築と手札がうまいことまわってます。
僕の建てた建物は“「資材の収集」時、手札からも在庫へカードを送ることができる”や“「フォロー」せずに「シンク」を行っていても、「建築(職人)」アクションを1回実施できる”(※)と相方に比べるとやや地味なものが多く、しかも、あまり考えずに建ててしまったこともあって、アクション間の連携もよくありませんでした。
(※ この時は勘違いしていましたが、正しくは“1回でも「建築(職人)」アクションを実施したならば、追加で「シンク」を行うことができる”でした。こちらなら、手札補充回数が増えるので、もう1つの建物の能力と併用して在庫をどんどん増やせるというコンボもできるので、そこまで悪くはなかったようです)
相方は、まだ終わらせたくないようで、『街の外の現場』カードを使って基礎を作ってました。一方、僕は早く終わらせないとやばい!と、急いで残っていた現場カードを基礎として使い、ゲームを終わらせました(現場カードは通常のものに加えて、『街の外の現場』というのがあり、2アクションを消費することで建物の基礎にすることができます)。
結果は、5点差くらいで僕の勝ちでしたが、相方は色々と試していたこともありますし、建物の特殊効果の使い方など、ゲームの進め方としては相方の方が上手だったので、実質的には僕の負けな感じです。
【感想】
大変面白いです!
カードの役割や悩みどころが多い割に、案外すぱっと終わります。1時間前後というプレイ時間で、これだけの要素がからんでるゲームってそんなにないのではないでしょうか。難点は日本のショップでは売っていないという点と、(国内で流通していればシールなどで解決するかもしれませんが)言語依存度が高い点の2つでしょうか。
絵の評判もあまりよくないですが、僕は好きな画風です。
今年の後半にポーランドのメーカから、来年の第二四半期にLOOKOUT GAMESからリメイクされるようなので、そうなれば手に入りやすくなるんじゃないでしょうか。ポーランド版は公式サイトを見るに絵も書き換えられるみたいですが、こちらの絵柄もいい感じです。
閑話休題
上記の通り、手札をどう使うかというジレンマもありますが、アクションとして使用したカードがカードプールにいき、建築資材や庇護するクリエンテスの候補になるので、相手が欲しがっている(と思われる)資材、クリエンテスをトスしてもいいのか? それとも自分の方が優位になるからやりたいアクションをやればいいのか? というジレンマもあります。
(元々手番プレイヤーのアクションと同じものをフォロー出来ると言う点でプエルトリコ、サンファンと似ているところはありますが)、この自分の手番で行った行動が、自手番のプレイヤーを有利にさせてしまう場合があるというのが、プエルトリコっぽいなあと思いました。
例えば、僕はマーブル(大理石)が必要な建物を完成させたいのですが、相方もマーブル(大理石)が必要な建物を建築しており、かといって、手札から直に建築用の資材として追加する「建築(職人)」アクションは、相方だけがクリエントスを庇護していたので、できれば「建築(建築家)」の方を使うために、まず、カードプールに出したい、けれど、相方の手番で先に使われるのも嫌だ…と、ぐだぐだ考えていました。まあ、相方は相方でカードプールから在庫に入れるための「資材の収集」と在庫から建築用の資材として使用する「建築(建築家)」は、僕に両方ともクリエンテスがいたので、使いたくないと考えていたので、仮にカードプールにマーブルを出したとしても、それらのアクションは出来る限り実行しないようにしていたようですが。
ゲーム終了までの時間に関してですが、現場カード(『街の外の現場』を含まない)は、プレイヤーの人数分しかセットアップ時に準備しないので、各プレイヤーが1種類ずつ6つの建物(の基礎)を作ったとしたら終了条件を満たします。(手札補充や引き運を考えなければ)フォローをすることで、2人プレイなら3手番ずつで、6人なら1手番ずつで決着することにはなります。そう考えると、非常に切れ味の鋭いゲームだと思います。
まあ、全員が1軒も建物を建てられずに終われば全員同点ですし、1軒でも建物を建てようとすれば、「建築」アクションよりも「資材の売却」の方が得点効率は良いので、ゲーム終了を狙った人の方が確実に負けてしまいますが。(「建築」は基本的に建物に必要な資材数=勝利点=資材の追加に費やしたアクション数となるため、1アクション=1勝利点となる(基礎作成を考えれば更に得点効率は落ちます)のに対して、「資材の売却」は、売った資材に書かれたコイン数=勝利点なので最大で1アクション3勝利点も得点でき、断然効率が良いのです)
この短い手番での終了の話は極端ですが、順位や優勢かどうかなどに関わらずゲームの終了タイミングをコントロールできるというのは、良し悪しですね。今回の僕のように逃げ切れれば良いですが、自分で終わらせてみれば、まだ点数が追いついてなかった、思ったよりも売却から得られる点数が少なかった等と言うことになれば、『キングメイカー』だの言い始める人がでてくるかもしれませんし。めんどくさそうではあります。
(多分、点数で飛び出した人が自分でゲームを終わらせないように、ゲーム巧者の人は、ある程度、残す現場カードには余裕を持たせたりもするのでしょう)
ちなみに、さきほど「資材の売却」が得点効率が良いという話を書きましたが、売却可能な資材数の上限があるので、それだけやってれば良いと言う話にはなりません。上限をあげようとすると、建物を完成させて影響度をあげる必要があり、建築に走らざるを得ないわけです。
そうこうしてる間に、建物が徐々に完成し始めて、今回の相方のように自分が効率良く得点するためのコンボ的なものができてくるので、それを駆使して勝利するという流れになるでしょうか。その際、「資材の売却」に特化したり、「資材の収集」に特化した上で在庫から点数を得られるようにしたり、はたまたゲームを終了させる効果を持つ建物を一気に建てて終わらせたりと、建物の効果によってゲームの流れをプレイごとに変えることができるのが、また魅力的です。
また、ゲームの勝利条件を勝利点の大小ではなく、クリエントスを全種類庇護すれば勝利になるという、勝利条件を変えてしまう建物もありますし。
人との絡みも気にしなくてはならず、勝ちに向けての手も複数考えられ、カードには制限があるので全員が似たような手をうつわけでもなく、プレイ時間も長いわけではない上に、プレイ可能人数も2人から5人と幅広い、これは本当に良いゲームだと思いますし、しばらくは相方と何回か遊んでみたいと思います。
ノッティンガム

(3人でインスト込み40分ほど)
【概要】
役人に 賄賂渡して 領収様
【ルール】
執政官がボードを1周する間に一番勝利点を稼いだ人が勝利します。
プレイヤーは手番に、山札から1枚カードを引き、公開します。
次に、自分の手札に入れるか、他プレイヤーの手札のカードと交換するかを選択します。
交換を選択した場合は公開されているカードごとに、交換方法が異なります。
指定したプレイヤーの手札を全て公開させて好きなカードと交換、他プレイヤーに競らせて競り勝ったプレイヤーと交換、待ち伏せ(後述します)交換などなどです。
手番のプレイヤーは山札から直接または交換して手に入れたカードとこれまでの手札をもとに、3枚以上の同じカードを1組として場に出すことができます。このとき、得点として1枚だけてもとに残し、残りのカードは捨て札にします。
また、特定のカードの組み合わせ(同カード5枚、ペアのカードを4種類、カード1枚ずつ全種類など)でも役として、先着2名まで得点できます。
ただし、待ち伏せ交換を選択した際に選んでいた待ち伏せ対象(プレイヤーもしくはカードの種類)が場に出てきた場合、場に出したカードと待ち伏せのカードを交換します。3枚ちょうどの枚数を場に出していた場合、待ち伏せ交換によって同じカードが2枚に減ってしまうので場に出せなくなります。
この待ち伏せ交換が少しややこしいくらいです。
カードが場にされた際、執政官がボード上を1マス移動します。ボードのマスには数字がかかれており、この数字以下の手札枚数のプレイヤーは1枚手札をもらうことができます。
【プレイ内容&感想】
手軽そう、かつ、まだやったことないのをとのことでノッティンガムを僕、相方、Yの3人で遊んでみました。
序盤、なんやらようわかりませんが、とりあえず通常の3枚以上一組の得点方法よりも得点の高いカードの組み合わせで役を作る方の得点を狙ってみました。
と、そこに待ち伏せ交換できるカード(金)を引いたので、しめしめと手札に入れず、Yを狙っての待ち伏せにします。そして、次のターン、その次のターンでも金を引き、失敗したなあと思っていたところ、相方が3枚組を場に出して点を持って行きます。僕は、とりあえず、3ペアができたので役として得点に変えます。
いま思うと、3ペアはそれほど得点も高くないので4ペアになるまで待った方が良かったです。
まあ、そんな話はどうでもいいほど、どうにも引きが悪いと言うか、勘が悪く、素直に手札に入れれば良いカードを交換し、手札に入れたカードと同じものを他の誰かがすぐに3枚組を場に出します(山札内のカードが少ないので、手札内で揃う可能性が低いってことです)。
うーん。この裏目ったり、どうにもうまくいかない感覚…、麻雀だ!
ゲーム中にYだったか、相方も言ってましたが、プレイ感覚が麻雀に近い部分があります。単純に引き運だけではない。だけど、場を読んで自分の実力で手の内を良くしていかなければならないってのが、自分の持ってる麻雀感覚にかなり近いです。
しまいにはYが待ち伏せてるのを見逃してしまって得点機会を失うわ、既に全種類のカードを集める役はなくなっているのに手札がばらばらで全種類揃ってしまって手札減らそうにも減らせないわで、ぼろぼろでした。
引き運も無論ありますが、もっと他のプレイヤーが何を集めようとしているのかを察知することの方が大事なんだと思います。
カードの交換部分で交渉は入らないので自分からそのカードを「欲しくない」ことを伝えられても、相手に何が欲しいかは伝えることができませんし、そもそも相手がカードを選べない交換手段が結構あります。なので、主観的には少しフレキシブルなカードの引き直しという感じがしました。
そうなると、カードを引いてきて役を作るってのがますます麻雀ぽいですね。
カタン (3人で) その2

(3人でインスト込み1時間ほど)
【概要&ルール】
省略!
⇒以前の記事
【プレイ内容】
僕と相方とYの3人で何かということになり、相方から「カタンは?」という声があったのでそれに応えてカタンをプレイしました。
僕と相方は2回目、Yは初プレイです。うちらもよくわかってないですが、Yにとりあえず概要を伝えます。
同じ地形が隣り合っていることが多い島になってしまいましたが、そこはあまり気にせずにスタートしました。
僕は、なんか初期配置からよくわからんところに家を建ててしまい、これが最後まで足を引っ張ります。
(最初、ここは駄目だなーと思っていたところに、ここもよくない、あっちも良くないと考えているうちに、思考が一回転して家を建ててしまいました)
始まって数ラウンドは、7が出まくります。手札がプレイヤー間でいったりきたりするばかりで一向に増えません。
相方:「不毛な…」
Y:「全然先に進みませんねえ」
そんな中、Yが「レンガをくれ」と言います。出目が偏っていたこともありますし、盗賊でレンガを潰していたこともあって、ほとんどレンガは出ておらず、おそらく僕しか持っていません。そんなもんあげられるわけないだろうと思いつつも、Yは初めてだからと交換してあげました。その後も結構な接待プレイをしましたが…。
サイコロも徐々に出目がばらけてきましたが、基本的に5,7,8ばかりです。
で、5も8もYに資材が入る目なんですよね。
僕は最初の家の配置も失敗したから、仕方ないか…とも思いましたが、いやいや6のとこにも家あるし。なんで8はでるのに6はでないんじゃーと苦しんでいるうちにYががんがん開拓を進めます。
Yがひとり手が進んでいるのは明らかだったので、僕と相方とで協力して追随できればよかったのでしょうが、win-winになるような状況はなく、例えば、道を作りたいが僕はレンガがない、相方は木がない、お互いにお互いの欲しいものは持っているが、それを渡すと道が作れなくなるので渡すことができないという感じです。こういう時って今はいらないけど石でいいから交換しようかとかやった方がいいんですかね。
Yにやや接待プレイだったことは否定しませんが、それ以上にサイコロ運が驚異的にYに味方し(相方もYには劣るとはいえ、資材は手に入れてましたが、交換をほとんどしてなかったのが効いていたように思います)、笑えるほどYが独走しました。
具体的に言うと、Yが9点で僕と相方は2,3点くらいという。
おそらく、Yは勝利点カードを持っている(「この1って書いてるカードなんでしたっけ」と言っていた)ので、それをオープンにすれば勝ちという状況だったのですが、何故か勝利宣言はしなかったので、僕と相方で道賞を奪い、ここから逆転はほぼ無理だろうけども、長引かせることはなんとか成功。(後で確認したら、Yは道賞を1点だと勘違いしていたとのこと。インストも悪かったんだろうけど、道賞のタイルに2って書いてあるやん…)
Yが街3つに家1つに対して、僕と相方はなんとか家が3つという体たらくで、うぬーうぬーとなっていたところを、Yがカード攻勢で騎士賞を獲得して、今度こそYの勝利でゲーム終了となりました。
【感想】
やはり、面白い!すぐに再戦希望というほどではなかったですが、時間もさほどかかるわけでもなく、色々な要素があって良いゲームだと思いはしました。
(今回負けたからというのもあるでしょうが)爽快感がないというか…。
前回も似たような感想は持ちましたが、やはりもやっとしてました。うーん。面白くないわけではないのに、何故なんでしょうか。
長期的な戦術とかを考えられるようになれば違うのかもしれません。
まあ、それよりも家を中途半端なところに建ててしまい、もう1件建てるのに道が3本いるという状況になってしまったので、そういう基本的なところを改善するのが先ですかね。
それにしても、サイコロの出目が偏るのはよくあることとはいえ、本当に今回はすごい偏ってました!
記録とれば良かったと言うほど、5,7,8ばかりで、6は8と確率上は同じはずなのに出ないと言う、これはこれで愉快でした。