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ボタンアップ!/ Button Up!

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(2人でインスト込み10分ほど)

【概要&ルール】

オキヤ、ドッカーと同時期に発売されたジャクタリアの小箱シリーズのひとつです。
2人専用のゲームで、赤のナポレオン・ボタンハルトと黒の名前失念とにわかれて戦います。

まず、赤、黒、白のボタンを適当な順で円形に並べます。
白は二重スパイのコマ(ボタン)です。プレイヤーは手番に、このスパイに指令を出すことが出き、指定されたスパイは時計回りに隣のボタンの上に重なります。

もし、スパイが含まれる複数のボタンからなる山を指定したなら、それらのボタンを全てとり、時計回りに隣のボタン(の山)にひとつずつ置いていきます。(3つのボタンの山を指定した場合、ひとつずつ3箇所のボタンの上に置かれる)

最後に置いたボタンと、その下のボタンの色が同じなら、再度手番を行えます。

場を一周してまだボタンが置ききれてなければ最後のボタンの山に残った全てを重ねます。

ボタンの山がひとつになったらゲーム終了です。下からひとつ目は1点、ふたつ目は2点…と、自分の色のボタンがある場所に応じて得点します。
相手との得点差が、このゲームの最終的な得点になり、先に規定点を獲得したプレイヤーの勝利です。

【プレイ内容&感想】

K君とふたりで。

なんとなく最善手が読めそうでありつつ、最終形からの逆算というか、そこまでのイメージがわかりにくいので、とりあえず、何回かやってみようというスタンスで。

1戦目:K君の6点勝ち(結構な点差です)
まあ、ルールブックにも先手が有利って書いてあったし、そのせいかもなと挑んだ2戦目:K君の2点勝ち。

僕の作戦はできる限り再行動を狙いつつ、相手には再行動をさせないというもので、狙い通りにはできていたものの、全く点数に反映されません。

最終手番が重要なので、先手番、後手番は確かに重要で、そこにつながる再行動も確かに重要なのですが、山が3つくらいになってからは、それほどボタンの順をコントロールできません。なので、序盤、中盤の影響がでかいのかなー?と思いつつ、3戦目、4戦目もやったものの、やはりK君が勝ちます。

(八手で1戦終わるのでたいした長考をしなければ、あっという間に終わるのです)

あと1点でK君が規定点に達するのに対して、僕は0点なので、もう逆転はなかろうと、思いつつ始めた5戦目。

今度は序盤、中盤で自分の色が下にこないようにこないようにというプレイを心がけた結果、ようやく2点獲得できました。
再行動はやってませんし、そもそも狙いもせず。

うーん、作戦がいけてなかったのかと、ひとりで納得しつつ、もう追いつくのは厳しいし、別のゲームでリベンジさせてと、ここで僕が投了しました。

僕の気づきが足りてないだけかもしれませんが、こうすれば有効という手が見えづらく、勝敗に関わらず、良手、悪手の判断ができないので、運ゲー一歩手前な印象です。

でも、長考しまくれば最後までの手が読めるはずで、そうなると読み合いが熱くなるんですが、僕の頭ではそこまで読めません。何故か一手先、二手先のイメージがうまく想像できないんですよね。

とはいえ、これもオキヤと同じで完全に読んでしまうようなゲームではなく、二手先くらいの有利、不利程度にとどめて何かの合間に何回も遊ぶタイプのゲームだと思います。
ボタンそのもののコンポーネントも可愛らしくていい感じですし。

ライナー・クニツィアフェアーに行ってきました

※いつも記事中に出てくるデザイナーに敬称はつけていませんが、この記事では敬称つけてます。
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メビウスゲームズの20周年ということで、クニツィア氏が来日しての講演会がありました。講演会と20周年パーティーは、申し込み多数のため抽選となったようでしたが、僕は色々あって申し込みすらしませんでした。とはいえ、まあ、会えるもんなら会ってみたいもんだなと思っていたところ、講演会と同日に2時間限定でクニツィアフェアが行われるとのことではありませんか。今まで行ったことのなかったメビウスゲームズの店舗にも行ける良い機会だと出かけてきました。

開店前について並んでいるとCU部のみずきさんに声をかけて頂けたので、ちょっと列を抜けてウサギさん達の集団に合流させて頂きました。どのゲームにサインをもらいます?などと話していると、開店時間よりは早くに店が開いて中に。
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ちょうど僕らの集団で店内がいっぱいになったことからいったん入店は打ち切りに。
そして、店内入ってすぐ、右側にサインスペースが設けられており、そこにクニツィア氏と通訳のけがわさんが!
まあ、すぐに氏にサインがもらえるというわけではなく、その向かいに作られたフェア用のスペースでゲームを選び、壁に沿ってレジまで進み、会計後にサインという流れで、ゲームを選びながらゆっくりと進みました。

前述のとおり、店内に入ったのは初めてでしたが、(かつ、いつものレイアウトとは違うのかもしれませんが)ずいぶん落ち着いた店内なんだなというのが第一印象でした。ゲームのディスプレイにも余裕がありましたし、プレイ中の様子を再現したようなボードも壁にかけられていたりして、なんというか、ちょっといい店の雰囲気でしたw。

サインはモダンアートがあればそれに欲しかったのですが、フェアの対象には入ってないということで、色々と悩みました。新作にすべきかもしれないが、面白くなった際にどうするとか迷った結果、評判も良く、もし面白くなくても後悔しない値段という消極的な理由でハイソサエティを選びました。
が、メビウスママさんがサムライの箱絵の「ライナー・クニツィーア」の横にサインしてもらうのも良いと仰ってるのを聞き、ネタ的においしそうだったのでサムライも購入しました(サインはひとり2ゲームまででした)。
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(This game is the best.も書いてもらえば良かったとちょっと後悔してます)

そして、サインは箱の表にしてもらうものだとばかり思っていると、またメビウスママさんから、ボードにしてもらうとカッコいいのよとのお言葉が! だからボードを箱から出して並んでる人がいたのか!と納得です。
確かに箱よりいいよなあと思い、サムライのボードを取り出しましたが、サムライは箱絵にしてもらおうと決めたばかり。となると残るはハイソサエティですが、こちらはカードゲームでボードなどありません。

ならばとカードの1枚にしてもらいました。サインされている際に何かを迷われているというか、考えていらしたので、どうされたのかと思っていると、サインされた後、おもむろにカードの端にきゅきゅっとゼロを3つ!
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(そんなわけで、うちのハイソサエティには250億ドルのカードが入ることに。最強です)

英語で会話などできないので、さんきゅーとかひとことふたこと交わして、握手した程度ですが氏の紳士的で落ち着いた物腰や、サインの時にゼロを書いてくれたような茶目っ気にやられっぱなしでした。他にもボードに木を書いてもらえたり、為書をカタカナで入れてもらったり(図形感覚でお願いされたようです)とサイン慣れ&サービス精神旺盛な方だなあと。

なんだかんだ言っても面白いゲームは多いですし、我が家で一番稼動しているゲームもデザイナーはクニツィア氏だったりします。今更ですが、サイン会行ってよかったです。

そしてメビウスゲームズも上記の通り素敵なお店でした。カタンが1995年の発売らしいので、20周年ということはその2年も前にできていたボードゲーム専門店がこういう素敵なお店で良かったと思いますし、今後も日本を代表するお店であって欲しいと思いました。

(追記)
今後もこういったイベントがあるのかはわかりませんが、もしあった時のためのメモです。
今回、チグリスユーフラテスをはじめとする箱の大きいものほど、用意された数が少なかったようです。まあ、ヘックメックが1つ残るのとチグリスユーフラテスが1つ残るのとでは倉庫の圧迫具合も全く違いますし、それ自体は別に問題でもなんでもないんですが、「この作品にサインしてもらいたい!」という熱い思いがあるのであれば、ラインナップが揃っているであろう開始直後に行った方が良いですよということで。

モンド サピエンス/Mondo Sapiens

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(2人でインスト込み30分)

【概要&ルール】

いくつかのマスに区切られた個人ボード上をタイルで埋めていき、作った島の出来を競います。

タイルは山のように積んだ中から任意のものを選んでボード上に配置するのですが、いくつかルールがあります。
主なのは以下の3つです。

・タイルは片手で1つずつ取ること
・1つ目を除き、配置済のタイルに隣接するように配置すること
・いったん配置したタイルは移動できないこと(向きを変えるのもNG)

こうしてボード上を全て埋めるか、制限時間がなくなったら1ラウンド終了です。
3ラウンド繰り返して合計点を競います。

得点計算

タイルに描かれた人からの点、森や平原などの閉じられた地形、道などによる加点と、火山、隣と絵柄がつながっていない箇所などによる減点を合計します。
中級ルールでは村が出てきて、その村に対応する人(漁村なら漁師など)の数が最も多いプレイヤーは人の数に加えてボーナスがもらえます。
また、上級ルールもありますが、割愛します。

【プレイ内容】

モンドは面白いとは聞くものの、ただひとりでタイル置いていくだけのゲームに見えるし、自分にはあわないだろうなとスルーしていたのですが、CUBEに行った時にサピエンスが並んでいたのを見て、合わなければ売りにくればいいかーと購入しました。

そして、K君とふたりにて。ボードは複数種類あり、それぞれ特徴があるようですが、今回はオーソドックスな1のボードを使いました。

まあ、タイル並べるだけだし、淡々とやりますかとやや冷めた感じで始めてのですが、徐々に顔がにやけてきます。

タイル並べるだけがなんでこんなに面白いのか!

やる気もでてきてちゃかちゃかとタイルを並べます。
とりあえず、ひとができるだけ多く、かつ森を閉じるように、あとはできれば道がつながるものをという方針でこれでもないあれでもないとタイルを選び配置してきます。

そして、途中途中で、「あ」「あ」とつい口から出る失敗したことに気づく声。

K君が完成したようで得点トークンを取ったので、あまりのんびりもしてられまいと僕もさくっと終わらせて得点計算に。
ほとんど似たような得点でしたが、ひとを集中的に配置したおかげでそこだけは上回り、火山によるマイナス点もくらったものの、数点、K君を上回りました。

初級ルールだと単純すぎるからと2ラウンド目からは中級ルールで。

1ラウンド目は数点差で僕が勝ちだったので、休火山でもマイナス点になるトークンを受け取っての2ラウンド目。
中級ルールということで村という要素が入ります。三点(彼我の点差なら6点です)というのは中々の点に思えたので1ラウンド目よりもひと重視でいきました。

当然K君も同じくひと重視でくるだろうと思っていたのですが、いざ得点計算になって、ボードを見てみるとそういうわけでもなく。
その代わり、タイルの切れ目を汚くしない、減点を避ける作戦のようでした。
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僕は隣のタイルと土地がうまくつながっていないミスが数箇所あったり、逆にK君は森だけでなく、森と森をつなぐ平野もきれいに閉じて得点に結びつけていたりで、結果的には加点は似たような感じに。

とはいえさすがに3点は大きく、加点は僕がリードします。火山のマイナス分が足されると逆転されましたがlol

そして上級は少しややこしいかもというK君の判断で3ラウンド目も中級ルールで。
今度は休火山はマイナス点になりませんし、順当に先ほどと同じくひと重視で行けば、K君が作戦を変えてこない限りは勝てそうです。

そんなわけで2ラウンド目と同じようにタイルを配置していっているつもりが、集中力が切れたのか何故かうまくつなげられません。
あれー?と思ってる間にK君は配置が終わり、残り時間も1分を切りました。さすがに置ききらないのはやばいと慌てて配置して僕も終了。

K君は道重視にしつつ、村からのボーナスはひとつに絞る作戦。しかし、K君の重視した羊飼いの人数は同点でボーナスはどちらにも入らず。道での差も思ったほどではなく、勝った!と思っていると、なんとK君のボード上の火山は活火山、休火山あわせても2つのみ。僕は活火山が3つだったので火山からのマイナスは僕が受けることに!

あー、やばいかもーと思いつつ計算した3ラウンドの合計点は1点、僕が上回っており、ぎりぎり勝利でした。
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(3ラウンド目のお互いのボード)

【感想】

昔から積み木、レゴ、粘土等々のあらゆる工作系に才能も深い興味もなかったんですが、このタイル並べはめっちゃ面白く感じました。

僕が積み木などにはまらなかったのは、何をやればいいかがわからなかった、とっかかりがなかったのが主な原因のひとつではないかと思うのですが、その点、モンド(サピエンス)はタイル配置時の制限と得点ルールがうまく道標になっていました。
全体像は描けなくても、とりあえず隣のタイルは置ける、2手、3手先程度なら方針も立てられると、非常に誘導性に優れているゲームです。

そうなれば、1手、2手のうまくいった、いかないという短期的な楽しさと、何かを作りあげるという長期的な楽しさの相乗効果のおかげで、僕も非常に面白くタイル配置ができたのではないかと思います。

しかし、これはあくまで僕の話であって、他の評価してる人達が同様の点を評価しているのかはようわかりません。
ボードゲームとしては、(村のように他人との絡みがあるとはいえ)ひとりでやってるようなもんですし、ゲーム中にまわりを見て、置くタイルの方針を決めるとかが、できるとも、有効とも思えませんでした。
ボードを変えていくと、ゲームシステム的な楽しさも見えてくるんでしょうか。

タイルを置くのが楽しい!という評価なのか、ゲーム性が評価されてるのかはわからんままですが、楽しけりゃ文句ないってことで。

ドッカー/Docker

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(3人でインスト込み10分ほど(ひとり脱落まで))

【概要&ルール】

あなたは港でクレーンを使ってコンテナの積み下ろしを担当しています。ある時、あなたの上司が「僕の言うとおりにコンテナを動かし続けることができるかい?」と言ってきました。上司の無理難題に応えることができるでしょうか。

というようなストーリーがあってもおかしくない、自分のダイス目と戦うゲームです。
(ルール上は1~4人用ですが、何人でやっても一番の敵は自分のダイス目です)

プレイヤーは規定数の荷物(コンテナ)を持っています。これをダイス目に従って、3×3のボード上に配置します。この時、上下含む1マス分の移動をダイス目1として、これまでいた場所から荷物を移動させます。1であれば隣接するいずれかのマスに、2であれば2マス離れた平面上の移動か、隣の1段高い場所へ移動させなければなりません(空中に止まるような移動はできません)。
ダイス目分の移動ができなくなったら、そのプレイヤーは失格です。最後の一人になるまで続け、残った一人が勝者です。

移動させるダイスは任意に選ぶことが可能です。持っているダイスから1つだけボード上に送り込んでそれだけでやりくりするのも、全てのダイスをボード上に送り込むのもルール上は問題ありません。

【プレイ内容&感想】

偽エッセン会にてしのぽさん、ぐんまさん、僕の3人で。

とあるゲームがやばいと話題になっていた頃に、「比べ物にならないくらいドッカーはやばい」と聞いていたので、怖いもの見たさ半分でした(無論、やばいらしいですよwと伝えたうえで遊んでます)。

序盤は出た目に従って、自分の荷物を入れていくだけなので淡々と進みました。
それでも2,3巡目くらいから積極的に他人の荷物の上に置くような移動を始めに考えてみるように、

「あれ? これって動かせる?」
「ここなら動かせません? ほら、1,2,3だから…」
「あ、こっちでもいいですね。どうせなら他人の荷物の上に置きませんか」

などなど、場所が暗かったのが良くなかったのか、みなさん人がよいのか、空間認識力が弱いのか、誰の手番でも、あーだこーだと口出ししつつで。

基本的にボード上に出した荷物でやりくりするようにして、どうしようもなくなったらまだボード上に入れてなかった3つめをいれるようにしていたのですが、これって要はライフが3つあるってことですよね。
ボード上のダイスが増えるほど、基本的には動かしやすくなるわけなんで、単純にライフが減ってるってわけでもないですが。
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(終了少し手前)

そんなこんなでわいわいとゲームをしているところにたる田さんがいらしたので、そろそろ終わってもよいなと思ってたところに僕の荷物が動かせなくなり、僕の負けと言うことで終了しました。

ダイス目次第ではどうしようもないというか、手詰まりでどうしようもなくなるまでやるゲームなので、ダイス運だけじゃんと言えばその通りのゲームです。他のダイスゲームがダイスを振る前後になんらかの選択肢が入って、そこに自分なりの戦術と言うか、やりようが産まれるのに対して、ドッカーは単純に「振ったダイス目がセーフかアウトか」だけです。

これではあまり楽しくないので、今回の僕らのようにみんなでアウトじゃないのか、いやいや、セーフだと遊ぶか、持ち時間を決めて誰が先に使い切るか(振りなおし有り)のようにルール変えるとか、簡単なパズルゲームとして楽しむのが吉だと思います。

レイルウェイズ オブ ザ ワールド カードゲーム

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(2人でインスト込み45分)

【概要&ルール】

線路敷設とピックアップデリバリーのゲームです。

プレイヤーは手番に以下のアクションとドローを終了条件を満たすまで行います。

主なアクション
・駅を作り線路を引く
 駅カードと線路カードをセットにして場に出します。この時、「駅カードに書かれた色と同じ色の線路カード」を「駅カードに書かれた数字以上の枚数」を同時に出す必要があります。さらに、既に場に出ている駅カードとつながるよう線路の色をあわせる必要があります。
 場に出した線路カード枚数分の点数を獲得し、駅カードに示されている分だけ荷物を駅カードの上に置きます。
 自分が場に出した線路であることを示すため、線路カード上に自分のコマを置きます。

・エンジンを強化する
 機関車カードを場に出します。自分が場に出した機関車カード枚数=輸送力です。

・荷物を運ぶ
 駅カード上に置かれた荷物を、荷物と同じ色の駅まで運びます。運んだ距離(駅数)分の点数を獲得します。輸送力以上の距離を運ぶことはできません。運んだ荷物は手元に獲得します。

・荷物を補充する
 駅カード上に荷物を補充します。荷物は常に巾着からランダムに選ばれます。

ドロー
 オープンになっているカードもしくは山札からカードを2枚補充します。オープンになっているカードを取った場合、山札から補充されます(チケット・トゥ・ライド方式です)。ワイルドのカード(機関車カード)をオープンになっている側から取る場合のみ補充は1枚になります。

得点計算

終了条件(山札切れ、荷物切れ等)を満たしたならば、ゲームは終了し得点計算を行います。ゲーム中に得た点数に以下の点数を追加したものが最終的な点数になります。
・駅カードに書かれた数字(該当カードに最も多くの線路カードを接続しているプレイヤーのみ)
・手元にある荷物で作ったセット(同色3個、同色4個、全4色1個ずつ)による点数


【プレイ内容】

以前、とある方に「ピックアンドデリバリーの最高峰」というお話を聞いて(「カードゲームの」とか「1時間弱のプレイ時間では」とか、条件がついていた気もしないでもないですが)随分前に購入はしていたのですが、なかなか3人以上で遊ぶ機会が作れなかったので、K君と二人にて。

向かい合って座ったこともあるかと思いますが、序盤からお互いに自分側の方にだけ線路を伸ばし、駅を作ります。
荷物は運んでも輸送力不足で1,2点だったり、そもそも運ぶ先がなかったりなので、とりあえずひたすらカードを引いて駅を作ります。何分ふたりなのでお互いに運がなければ、しばらくカードを引きあうような展開もあり、序盤はまったりと展開します。

山札から機関車カードを引けれればドロー1枚分得なのでそれを狙うも全然こず。機関車カードがこないだけならまだしも、手元にある駅と色がかみ合わない線路ばかり引くので手札は増えても中々駅を置くことができません。

まあ、K君も似たような感じだったのか、しばらく手札がたまる一方だったのは同じなんですが。

それでも、徐々に揃ってきて線路網がしかれていきます。K君が最大枚数である5枚必要な駅を狙って建てていくのに対して、僕は2つ3つの駅を細かく建てていきました。線路カードの引きが悪いというのもあったんですが、駅カードも大きい数字のものがなかなか取れず、手札がそろっても駅がないということも数回あり、仕方ないので、2枚でいい駅を3,4枚の線路でつなぐようなことも数度。

K君は貯めて出す&輸送力を序盤に強化する作戦だったようで、序盤から中盤までは常に僕が点数でリードする展開。
僕は細かくつないだ線路網を活かすために中盤くらいから徐々に輸送に力を入れます。

輸送で4点、5点をコンスタントに稼いで逃げ切りだーと思っていたのですが、荷物の引き運が悪かったこともあり、最後のセットの点数を考えると2点、3点という輸送力に対して少ない距離しか運べないこともしばしばありました。それでもK君よりは多くの荷物を運んだ!と思っていたのですが、中々終了条件が満たされず、結局、荷物も1,2個僕の方が多く運んだ程度かな?というところまで追いつかれて終了。

うーん、勝てるかな?と思っていたのですが、最後の得点計算は駅カードに書かれた数字がそのまま点数になるので、無駄な線路を使わずに駅を建てていたK君が上を行き、荷物ではリードを奪えなかったこともあって、逆転されて終了となりました。
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【感想】

最高峰かどうかはともかく、他の要素はさておきピックアンドデリバリーに絞って見ると一番楽しめました。ボードがなく、カードを使って自由に線路や駅を作っていくので、具合の悪い荷物が出てきても自分で具合が良くなるように新しい駅を作ればいいというのが気にいりました。

ゲームなので当然制約が必要なのはわかるのですが、これまでは制約による不自由さ>楽しさと感じるゲームだったのに対して、このゲームは(たぶん)初めて荷物を気持ち良く運べて楽しい!と感じました。

カードの引き運があるので、当然、ボードがあるゲームに比べればバランスは悪くなっているのでしょうが、今回に限れば自由に線路を引けるメリットの方が大きかったです。

しかし、得点構造を事前&プレイ中におさえることができてなくて、ずいぶんとぬるいプレイになってしまいました。

最終得点は駅カードに隣接する線路の枚数で誰の得点になるか決まるというルールや、他人の線路も利用可能というルールはほとんど活用しておらず、相手と戦うよりもカードの引き運と戦ってしまったのは確かで、激しくリプレイ欲求があります。

とはいえ、2人で殴り合っても不毛な気もするので、どこかで3人以上で是非再戦してみたいものです。
プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
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