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アミガサタケ:森に棲むキノコ達/Morels

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(2人でインスト込み40分ほど)

【概要&ルール】

森に散策に出かけましょう!
森にはおいしそうなキノコがたくさんあります。散策中にキノコを拾い、これまた拾ったフライパンで焼いて食べましょう。リンゴ酒やバターも添えられるとなお美味しいですね。

2人専用のセットコレクションのゲームです。

場にはキノコのカードが並べられています。
プレイヤーは手番に以下のいずれかを行います。

・カードを取る:カードを1枚場から取る。並べられた端から2枚のどちらか、または腐敗に置かれたカードであればコストなし。端から3枚目以降であれば枝トークンが必要です
・キノコを食べる:同じキノコ3枚以上とフライパンを同時にプレイします。既にプレイ済のフライパンがあれば、それを使うこともできます。キノコ枚数が増えればバターやリンゴ酒も同時にプレイできます。
・キノコを売る:同じキノコ2枚以上を捨て、代わりに枝トークンを得ます。
・フライパンを出す:フライパンカードを単独で場にプレイします。
・何もしない:手札上限に達していて、新たにカードを取ることも、手札から出すこともできない場合は何もできません。

手番終了時に、一番端に近いカードは「腐敗」にたまります。腐敗のカードは一定枚数以上になったら捨て札になり、再度1枚からたまります。
その後、場に並べられたカードが減った分を補充します。場からカードがなくなったらゲーム終了です。食べたキノコの点数が多いプレイヤーが勝利します。

【プレイ内容&感想】

K君と二人で。

ルールを読む限りだと場に並んだキノコを適当に取捨選択して、手札にたまったらプレイしていけばいいだけのゆるいセットコレクションだと思っていたこともあり、端に来た得点効率がそこそこぽいキノコを片っぱしからとっていたのですが、あっという間に手札上限に達しそうです。
初期の手札上限が8枚のところにキノコを食べるには最低3枚+フライパンの4枚が必要なため、ちゃんと考えて取っていかないとてんでダメだったようです。「キノコを捨てる」というアクションや、よくある「手番終了時に上限以上のカードがあれば上限になるまで捨てる」というルールはなく、手札上限に達したら、何らかの手段で手札を減らすか、上限を増やすバスケットカードを取らなければ、延々とパスし続けることになります。

そんなこともようわからずに、開始早々にリンゴ酒をとったせいで、手札のやりくりが大変なことに。リンゴ酒はキノコを5枚以上同時に食べる時にはじめて使えるのでリンゴ酒とキノコで手札上限8枚のところに6枚も必要なわけで、「リンゴ酒とっても使う暇ないというか捨てたい!」と早速後悔する計画性のなさです。
なんとかパスしないよう、効率は悪くてもとにかく組にできるキノコを取り、ぎりぎりのところで手札上限にひっかからないように手札をまわしていると、待望のバスケットが! お互いに小枝は持っていなかったので、手番運で僕が取ることに。
これで余裕ができたわけですが、苦しいことに変わりはなくひーひー言いながら手札をまわします。

僕がバスケットをとった代わりにK君はタイトルにもなっているアミガサタケを取っていました。アミガサタケは山札全体にある枚数は少ないですが、高得点になります。K君はアミガサタケ以外にもポルチーニダケなど、1枚の得点が高いキノコを中心に取るようにしていたようです。
K君の集めるキノコは絶対枚数が少ないので僕が1枚取るだけで組にならなくなり、手札が圧迫されるので、そういった邪魔も十分ありです。理屈ではそうなのですが僕はK君と真逆で1枚1枚の得点は低いものの山札に大量にあるキノコを中心に集めていたので、手札にそんな余裕はなく。

実はゲーム中延々とバスケットをカットし続けましたが、K君の運も良く、必要なキノコが山札の中に眠ることもなく出てきたようで、初期上限のままうまくまわしていました。

最終的には最後の最後にキノコが揃って食べることができた僕が数点差で勝つことができました。

ゲームで使うカードがそれなりの枚数あるので、開始時に山札を見ると「これは時間かかりそう」と思ったのですが、実際には1手番でだいたい2枚ずつ流れていくのであっという間に山札がつきてゲームが終了します。
そして、あっというまに手札がきゅうきゅうになって、まわせねー、あと1枚で得点になるのに売るしかなーいと、苦しむのが楽しいゲームでした。
(後日、別のひとと遊びましたが、その時には、お互いに欲しいキノコが被らず、ふたりとも欲しいキノコが欲しい時に欲しい数だけでてくれて、なんの苦労もなく手なりに得点化するだけで終わったことがありましたが、つまらなかったです)

今回僕はバスケットを取りまくってK君の手札の締め付けを図ったわけですが、このこのゲーム、やろうと思えば相手に対する嫌がらせの方法は他にもあります。ありがちなところで、相手が集めているキノコを自分も1、2枚取って相手に渡さないことで得点化出来なくしたり、実際にゲーム中にやられたくないと思ったところで、フライパンを相手に取らせないプレイなどです。
キノコを渡さないプレイは、初期手札や夜のキノコの引き運次第で絞りきれないこともありますし、フライパンも相手は得点を諦めて売る⇒小枝手に入れる⇒フライパンゲットという流れにもつながるので一時的なものになるかもしれませんが、「手札上限」という縛りに対して色々と工夫するところがこのゲームの面白さになると思っています。

第12回偽エッセン会

偽エッセンは昨年のエッセンシュピールの開催中、たる田さん、しのぽさんとレガシー:時の歯車を遊ばせて頂いたのが初回、かつ、月次でのゲーム会なので12回と言うことは来月はエッセンです。
エッセン新作で盛り上がっているところではありますが、その盛り上がっている新作が国内に入ってくるのはまだ2,3ヶ月後ということで、ややボドゲ市場は落ち着いている感があるのですが、以前蹴ったフランシスドレイクと、それと一緒に届いた三畳紀の恐怖、枯山水など、グリフォンゲームズとイーグルゲームズのゲームを候補に集まりました。

事前の希望ではフランシスドレイクが一番人気だったのですが、フランシスドレイクのでかいボードと共通ボード、個人ボードの全ては会場であるフローチャートの机には乗りきらないだろうということで持ちこまず、三畳紀の恐怖をプレイしました。
集まって見たら、思っていたよりも机が大きく、フランシスドレイクもプレイできる大きさだったので持ってくればよかったーとやや後悔しましたw。

この日は僕が遅れてきたため、食事前の軽いゲームはなしでした。それも残念ではあったのですが。

三畳紀の恐怖
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三畳紀を舞台にした陣取りです。自分の恐竜の群れを色々な生息地に移動させたり、群れの中で数を増やしたりして点数を競います。

各ターン開始時に、スタートプレイヤーから順にボード上に並んだタイルを選ぶことで、自分が行いたいアクションを選択します。アクションタイルの並びは毎ターンランダムに変わり、選んだアクションが置かれていた順番で実際の手番は行います。全員がアクションしたら、再度アクション選択~という流れです。規定ターンが経過したら決算が行われ、4人プレイであれば3回目の決算が最終決算となり、最終的な点数を競います。

アクションは大きく分けて自分の恐竜を増やすものと他人の恐竜を食べるものがあり、6種類のアクションのうち3つが増えるもの、2つが食べるもの、1つが増えると食べる両方ということで、若干増える要素の方が大きいです。
また、1ターン目と各決算直後のターンでは、アクションに追加してカードがもらえ、カードに書かれた環境に自分の恐竜を配置できます。

1ターン目、初期配置は全プレイヤーが沼と偏っているのですが、カードの効果で他の様々な環境へ群れを発生させていきます。というはずが、カードが偏り、砂漠にいくつか群れができただけでたいして広がらず、さらにティラノサウルスのアクションで砂漠に増えた群れの大半が食われますw(カードで増やせるのは3個、ティラノは最大5個食います)。
カードは山札+公開されているカード1枚で、公開カードが引かれれば山札からオープン、山札から取るのも可能というよくあるやつです。

この様相を見て、僕だけでなくほとんどの方が「これ、恐竜増えるのか…?」と思ったのではないでしょうか。

2ターン目はカードがなく、アクションでしか恐竜を増やせないので1ターン目以上に増加の伸びが悪く、微増程度でした。「恐竜の群れ」という言葉から想像するよりもはるかにせせこましい戦いが繰り広げられています。
まあ、幸い陣取りなので、恐竜の個数が少なかろうがとにかく得点をとればいいわけです。

このゲームではボード上が4つの環境に分けられ、さらに各環境が3つのエリアに分かれ、3つのエリアには3つの生息地があります。エリア内に各プレイヤーは1つしか群れを持てず、エリア内で最多数の群れが第一生息地に、2番目の群れが第2生息地に、3番目の群れが第3生息地に入ります。各群れの恐竜の個数の増減があったら直ちに生息地の順を入れ替えます。4つめの群れが入ってきた場合、押し出される可能性もあります。
陣取り的には決算時に、第1生息地、または第2にいれば得点が入ります。だいたい第2生息地は第1生息地の点の半分かそれ以下程度が設定されています。また、得点の設定は同環境内でも高得点のエリア、低得点のエリアといった風にエリア間で差があります。

前述の通り、2ターン目までではほとんど恐竜は増えておらず、盤上はすかすかでした。つまり、新たな環境アクション(任意の環境、任意のエリアに自分の恐竜を規定数置ける)を取ってしまえば、必ず空いているエリアに恐竜を配置できて、決算でウマーできそうです。3ターン目は僕はアクション選択は最後でしたが、狙い通りのアクションを選ぶことに成功、思惑通りに得点することに成功します。
成功はするものの、今いる群れを増やすアクション(群れの成長だとか孵化だとか)しかこれまでやってなかったこともあり、ばらまきが少なかったため、思ったよりも決算で点がのびません。
ぐんまさんもティラノなどの他人を減らすアクションや今いる群れを増やすアクションしか取れなかったため、僕と似たような状態だったことに加え、ティラノや翼竜、ラプターといった肉食恐竜の移動距離の関係で「移動範囲内にいたからとりあえず食べとく」の被害にあい、なんと最初の決算で1エリアでのみしか得点できないという悲劇に。

一方で、トップ争いをしていたのはしのぽさんとたる田さん。カードの引き運やアクション運の関係もあって、各環境の一番得点の高いエリアの第1生息地にうまいこと恐竜を配置されていたのがたる田さんで、一方のしのぽさんは恐竜の移動アクションを上手く使って決算時のボーナスである「全ての環境に恐竜を置く」を達成して追加点でトップに。
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2回目の決算に向けての3ターンで猛威をふるったのはラプターのアクションです。効果はラプターが移動した先のエリアで他プレイヤーの恐竜を2個食べ、更に追加で2個を隣接エリアに追いやります。この効果で各環境の高得点エリアを占めていたたる田さんの恐竜を次々にせん滅しつつ、第1生息地から引きずりおろします。
そして漁夫の利的に僕が高得点エリアの第1生息地にのしあがります。
1ターン目同様、決算直後のターンである4ターン目にもカードで群れを増やすことができます。が、1ターン目と同様にカードの種類が偏ります。
肉食恐竜を操作する際にも、自分に関係のないエリアの他プレイヤーを食べるよりも、他プレイヤーを食べることで自分の点があがるエリアを基本的に選択してしまうわけですが、カードが偏ったこともあって、しのぽさんの得点基盤である森林、山岳には中々他プレイヤーが地盤を築けず、自然と肉食恐竜もそれほどこないことに。

こういった運要素もあり、1回目の決算でトップだったにも関わらず、それほど叩かれることなく2回目の決算を終えて依然としてトップと2点差と言う好位置をキープするしのぽさん。
僕は1回目の決算で約10点離されたので、かなり頑張ったのは確かなのですが、想定外にトップに躍り出てしまいます。あと2ターンで終了(4人プレイだと8ターンで終了。最終決算前だけ2ターンと短くなってます)と言う時にトップにでたのは失敗だったーと思いつつ、仕方ないので守りに入ります。
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(6ターン目の2回目の決算がおわり、紫(僕)がトップに)

生息地に空きもあった序盤とは異なり、既に得点できる生息地は全て埋まっており、得点の入らない第3生息地も半ば埋まっている状況であるため、みなさん、それなりに伸びしろがあり、かつ、すぐに数の優位は逆転しそうです。たる田さん、ぐんまさんの伸びしろも怖くはありましたが、自分としてはしのぽさんが自分以上に点をとらないよう叩くしかなく、移動でしのぽさんの得点基盤であるエリアに進出していくか、何かしら肉食恐竜をとってしのぽさんの恐竜を食べるかがしたかったものの、アクション選択は最後。
祈るような気持ちで自分の番を待っていると、一番欲しかったアクションはぐんまさんに取られたものの、ティラノが残ってくれたので、これでしのぽさんの群れをがぶりと。

そして最終8ターン目。しのぽさんはアクション選択はなんと最初! しかも、前ターンで選ばれなかったことで手番が後ろになって、かつ、おまけの恐竜がついたラプターのアクションを選択します(アクションは6種類あり、ボード上に並べられた順=手番順になります。さらに誰にも選ばれなかったアクションは順番が後ろにずれて、更に、群れに追加できる中立の恐竜が乗せられます(プエルトリコで選ばれなかったアクションにコインが乗るようなものです))。
全員が行動した後で二匹のラプターで好きなエリアの他人の恐竜を食える&いいように恐竜をおいやれるわけで、この時点で勝てる見込みはかなり少なくなりました。
まあ、そうはいっても諦めるわけにもいかんです。

正直な話、沼地の自分の群れはかなりの大きさになっており、もう最終決算でのエリア全体の個数比べでトップをとるのは固いと思っていたのですが、個数で2位だったぐんまさんも僕には劣るものの全体でみると沼地にほとんどの恐竜がいる状態だったようで、その固いと思っていた沼地にぐんまさんの持てる全てのリソースをつぎ込まれて逆転されてしまいます。
トップだったからというよりも、一番点を伸ばせるところに僕がいたからという感じではあるのですが、しのぽさんの得点基盤が他人と被ってないのが最後の最後に大きな壁になりました。
ぐんまさん、たる田さん、僕、全員が全力でやれることはやったものの、ラプターのアクションで自分以外の恐竜を食べ、いい感じに自分の点数が伸びるよう、自分の恐竜を周りのエリアに追いやる(例えば、隣のエリアで第2生息地が空いてたり、第2生息地に1個しか他人の恐竜がいない場合に、自分の恐竜を1,2個、ラプターで隣に移動させる)権利を持ったしのぽさんが有利なことに変わりなく、むしろこれまで以上に得点されて、後続を一気に置き去ってのトップで勝利されていました。
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インスト時にはアクションは6つしかないし、それぞれの効果は単純(群れを1つ選んで3個増やすとか、肉食恐竜動かして○個食うとか)なので、偽エッセン会のメインとしては物足りないかもと思っていました。
実際にはそんなことはなく、中盤以降は1アクションで劇的に盤面が動きますし、そもそも基本的に完全情報なので、1手1手がめちゃくちゃ重く、たった8手番×4人分をするだけでインスト含めて3時間ほどかかってしまいました。
プレイ時間がかかったのは、1手の影響がでかいことが多いので、自手番までに方針レベルは立てれても結局、自手番で改めて考えるせいだと思います。
はっきりいってアクションの強い弱いがあるので、アクション選択の順は超重要です。最大人数である6人プレイになると5人目、6人目はアクションの選択肢がないというか、弱いアクションしか残らないのが問題になりそうな気もします。4人ですら、最終ターンのアクション選択1番手のプレイヤーはかなり有利だと思ったので。
(アクション順を決めるのがタイルの強さに依らず完全ランダムになるので、そもそも6人戦や、ほぼそれに近い5人戦はどうなのかという気もしますが)

生息地ごとの点数やエリアの隣接関係も何気にバランス良くなるよう考えられているように思うのですが、何分半分のアクションで直接殴りなので(そして、多分ラプターのアクションが総合的に見て一番強いので)私怨に走り出すとバランスもくそもないわけで、あわないひとはいるとは思います。
とはいえ、そんなに、ゲームの勝ち負けを無視して殴りだす人もいないでしょうし、良バランスの好ゲームでした。殴りでバランス取るなら、今回のしのぽさんのように得点基盤が他の人と絡んでおらず、殴られにくい立地と言うひとほど警戒しなければらなかったのかもしれません。

偽エッセン終了後、駅までの道すがら感想戦になることも多いのですが、最近では他にないほど感想戦が盛り上がったゲームでもあるので、プレイ中から、どの手が効率的なのかを全員で話しながらやれるような間柄であればダウンタイムもなくなりますし、わいわいとどの手が良いか盛り上がるのもありなゲームだと思いました(人によっては嫌がるでしょうがw)。

次回で13回目ですが、このままいけば1回目と同じようにエッセンシュピールの裏か数日ずれるくらいの日程での開催になりそうです。だから、特に何かがあるわけではないですが、久しぶりに「我らのエッセン」として盛り上がれればと思います。

まじかるレストラン

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【概要&ルール】

概要書こうと思ったけどほぼネタ元と同じだったので自粛。
とある女性向けソシャゲの二次創作ゲームで、料理を作ってお客を満足させることで得点し、終了条件を満たした際に最も得点しているプレイヤーが勝利します。

プレイヤーは以下のいずれかを手番に2回行います(同じアクションを2回も可)。

・料理カードを獲得する:場に並んだ料理カードか、山札の一番上のものを1枚獲得する。
・料理の腕前を磨く:手札から料理カードを自分の前に腕前用としてプレイする。料理カードに書かれたジャンルの料理の腕前が書かれた分だけ上昇します。
・店の設備を買う:料理カードを消費して、料理を置くための配膳台、料理を一手でたくさん作る調理台、最終的にボーナス点が入る床や壁紙を手に入れます。
・料理する:手札から腕前を満たしている料理を配膳台の上にプレイする。

プレイした料理が場に並べられたお客の条件(レベル2以上の中華など)を満たしていれば、料理カードを捨ててお客カードを手に入れることができます。
料理カードが規定量出てきたらゲーム終了です。手に入れたお客カードに書かれた点数とボーナスの効果がある設備の点を合計して勝者を決めます。

【プレイ内容】

元のアプリをプレイしているHさん、Dさんと。事前にHさんに「やっぱやっといた方がいいのかな?」と相談したところ、一応、ゲームのあるあるネタとかあったらわかった方が良いと思うのでやっておいた方が良いんじゃないですかねとのことだったので、それもそうかと、それなりにアプリを遊んでの立卓となりました。

アイドル(自分がシェフをしているレストランの近くに事務所があるアイドルが客としてやってくるという設定)の容姿や名前は改変されていますが、元ネタはわかりますし、料理カードの絵はアプリとほぼ同じなので、そこらへんの話でひと盛り上がりした後でゲーム開始です。

Hさんが推しているアイドルは知っていたので、そのアイドルは避けても良かったのですが、結局、手札との相性次第なので、場に並んだお客さんと料理カードを見比べて、自分の腕前で作れる料理でお客さんを獲得できるようなら、どのアイドルだとかはこだわらずに獲得してしまっていました。
そんなわけで、Hさんの推してるアイドルも取ってしまったり、そもそもHさんがそのアイドルが取れるような手札になってなかったりと、なかなかうまいこといきません。
アイドルごとにデザート好きだとか、辛いもの好きだとか好みが異なり、事前に関する料理の腕前をあげておくと取りやすくはなります。そうして腕前とあわない料理やお客さんが場に並んでいる間は、料理を作らずに設備を整えたり、作れる料理を増やすために腕前をあげたりしてました。

そんなことをしてる間にも、「キョウヤさん入りました~」だの、「唐揚げ!25だね!」だの、「和食が最初に表示されるんで刺身が一番楽なのに、わざわざ刺身じゃなくてジャンボステーキにしてる人を見ると、ああ、この人は肉好きなんだなーとか思っちゃうんですよね」だの、「ちょっと違うのにしてたら常51のひとにあっという間に切られた」だのの話で盛り上がりつつ。

Dさんは配膳台もひとつのまま、万遍なく腕前をあげてひとつの料理で獲得できるお客をどんどん取っていく作戦、僕は初期手札にあった和食を最大レベルであるレベル3にまであげ、後は野菜料理とデザートをレベル2にして、それにあった料理を作りつつ、良い料理やお客さんが場になければ既に獲得したアイドルにボーナスをつける壁紙などの設備をとっていく作戦、Hさんは最初に調理台を導入、その後も積極的に設備を増強しつつ、場の料理やお客さんに合わせて随時腕前もあげていく作戦といった感じでした。

結果から言うと、臨機応変に場に対応できたDさんが頭ひとつ抜き出て勝利されていました。僕とHさんはお客様に対応できるようになったタイミングが似たような時期だったため、取り合って伸びしろを潰しあってしまったようでした。

【感想】

とりあえず、まずいいたいのは、何故刺身がないのかですw。アプリでは一番世話になるのが刺身なので、カードゲームにも登場させて欲しかったです。

Hさん、Dさんは普段ボードゲームで遊ぶことはなく、年に1回程度、僕と会う時に1,2ゲームやる程度ではあるのですが、このゲームに対しては、「このゲームならではという売りがない。元ゲーに似てる絵を使ってるという出落ちゲーム」と辛らつなコメントをしていました。
実際、僕も似たような感想です。面白くないというわけでは決してないのですが、全体的にぬるい作りなせいでアプリに似ているという点が一番のポイントになってしまってるように思いました。手札上限が3枚と少ないことから、設備投資や腕前強化をどのタイミングでやるのかという点が、場の料理やお客さんを取るのかとの選択でジレンマを作ろうとしている設計だと思うのですが、プレイヤー同士でお客さんの狙いが被らなければ急いで客を取る必要はないですし、そもそも場のカードが運良くジレンマが発生するような状況というのが、少なくとも今回のゲーム中は起こりませんでした。
手札を少なくすることでジレンマを発生しやすくしているのかもしれませんが、手札3枚では余計なカードを持つ余裕がないので最初に決めた狙いのアイドル以外はそうそう取れるような状況にはならず、どうせ、このアイドルは自分しか取れない→急ぐ必要ないとなってしまってました。

そもそも論なのですが、僕には何故二次創作としてこのゲームを作ったのかがようわかりません。以前、二次創作の同人活動をしている知り合いは、「湧き出てくる作品への愛を形にしても形にしても、いくらでも湧き出てきて辛い」と言っていました。二次創作の基本ってそういうもんだと思います。では、元ゲームへの愛の対象であろうアイドルを変えちゃってもええの?というのが、わかりません(わからないならコメントすんなというのはさておき)。二次創作系の同人活動は非常にデリケートであるということもわかってはいますが…。料理の絵はアプリとほぼ同じというか、アプリがデフォルメしたものを完全コピペでない程度に似せているせいで、なんか変なことになっている料理もあって、何をそのままにして何を変えれば、二次創作として許されるのか、それは二次創作する意味があるのか本当にようわからんです。
まあ、実際問題、このゲームがあるのですから、良いのでしょう。僕には理解できませんが。

また、ゲームシステムも別に元ゲームをなぞっているわけでもありません。そもそもアプリにあまりゲーム性はなく、アイドルとのイベントやレシピを増やしたり、レストランのレイアウトを楽しんだりというゲームで、カードゲームのような人にあった料理でないとならないというような場面はほぼないです。(一応好き嫌いは設定されてますが)ぶっちゃけた話、なんでも食いますし。

ボードゲームの二次創作で有名なのは某聖○士のゲームですが、あれは設定やゲーム性に原作の要素が嫌というほど詰め込まれていて、原作知らないひとは門前払い的な出来だと聞いています。

システム面を見れば特筆するところはないものの、別につまらないというほどでもなかったです。だけれどもテーマなどに関しては僕には理解できないゲームでした。

2013年度上半期末クイズ(解答編)

こちらの記事で書いたクイズの解答編です。
たくさんの回答メールありがとうございました!

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
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