大阪の商人たち/Traders of Osaka

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(2人でインスト込み40分ほど)

【概要&ルール】

うん、これで僕の持っている品物の船は江戸に着くよね。それで君の持っている品物の船は沈むと。

以前、カワサキファクトリーやZ-manが販売していたカルタゴの貿易商たちのテーマ変え版です。(元版やったことないのですが、)製品版からのルールの差分はないそうです。

プレイヤーは商人になり、集めた金で商品を買って船を進め、目的地である江戸で売ることで勝利点を稼ぐゲームです。

手番に以下から1アクション行い、終了条件を満たすまで時計回りに手番を行います。

1.お金を得る:市場にあるカードのうち1枚を手札にいれます。
2.市場のカードを買う:市場にある全てのカードを購入して自分の前に並べます。購入する全てのカードに書かれた数字の合計以上の数字分手札を捨てます(場にあればカードの数字は品物の価格、手札にあれば数字はお金ということになります)
その後、購入した品物に応じて船が進みます。船が江戸に着けば品物を売却する手続を行います。
3.カードを予約する:市場または農場(次に市場に補充されるカード)にあるカード1枚に予約トークンを配置する。そのカードは予約したプレイヤーしか購入/お金にすることはできません。

・品物の売却について
 船が江戸に入ったならその船に対応する品物を全プレイヤーが売却します。売った品物のカード枚数×カードに書かれた最大の数字÷5(あまりは切り上げ)が点数になり、さらに売った品物の達成トークンを1つ得ます。達成トークンは品物売却時にカードに書かれた数字を個数分増やすことが出来るほか、所持数が規定数を超えたらゲーム終了となります。
この時、江戸の手前の2マス(遠州灘)にあった船は高波にやられて沈没、その色の品物はお互いに捨てなければならなくなります)

【プレイ内容】

※本来は木製の船コマ(進め!!海賊さんについてるのみたいな)を使うのですが、欠品していたため、代用品でエイリアンフロンティアの宇宙船ダイスを使ってます
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(こんな感じです)

一味さんと僕の2人で。

プレイ可能人数は2~4と人なっていますが「2人で鉄板」、「フェドゥッティが2~3人用ゲームのベストにいれてる」などなど、少人数で遊んだ方が良いという話を聞いていたので、2人で遊んでみました。

市場に並んだカードは買うときは全部一度にしか買えないので、手持ちより購入に係る金額の方が大きければお金として取るしかないのですが、自分の持ち金が増える代わりにその分相手が購入に必要な金額は減って買われやすくなるというわかりやすさ。
まあ、買われやすくなるといっても相手が全部で何金持っているかはわかりませんし(どのカード取ったのか、どのカード使ったのか覚えてればわかりますが)、買えなきゃお金としてカード取るしかないので、せめてもの嫌がらせと、相手が買いたそうなカードを取るわけなんですが、序盤はどれを取りたい、取りたくないということもないので適当に。

僕はとにかく数を買って船を先に進め、達成トークンをがっつり取って、点数を伸ばそうとしました。そのため、序盤から中盤にかけては(クローズなのでたぶんですが)点数はリードしていたのですが、ふと気づくと手札の枚数が全然違いますw。
僕はお金を少し貯めては買って、買っては貯めて…と繰り返していたのでほぼ手札=お金がないのに対して、一味さんは10枚くらい手札を持ってます。
これは、何でも好きなことされてしまうんじゃ…と思いながらも、僕も金を貯めていきます。

カードの数字は2,3,5の3種類しかなく、やってみるとわかるのですが5が圧倒的に強いカードです。お金としても2や3のほぼ倍の価値がありますし、品物としても5が1枚あれば売った品物数=点数が確定、達成トークンがあればそれ以上の点数になります。
ちょっと計算すればわかるのですが、2や3だと品物を2枚以上にすると効率が落ちます(例えば品物の最大の数字が3の場合、売った品物が1枚なら1点(3×1÷5の切り上げ)、2枚なら2点(3×2÷5の切り上げ)になりますが、3枚だと2点、4枚で3枚…となります)。
まあ、2や3のカードは5にはない「保険」という使い方があり、船が沈んでも品物を守れたりするのですが。

そんなわけで、お互いに5のカードが買われたら、全力でその色の船を沈めにいきます。船は最大2マスまでしか進まないルールがあるので江戸の手前2マスを占める遠州灘に止まらずに江戸に飛び込むのは不可能です。
この残し方だと5を持っていない色の船は江戸に入れるけど、5を持っている色の船は沈むというようにカードを残したり、相手が買いたいカードを予約したりで牽制していたのですが、さすがに市場に出てくるカードの運や、そもそもこちらの手番が回ってくる前にうなるほどのお金で購入されてはどうしようもなく。
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(今市場には黄色3枚、緑1枚が並んでます。値段的には結構安くてお買い得なんですが、緑、赤、青の船が江戸の1マス手前(遠州灘)におり、一味さんはこれを買うと緑の船が江戸に入った際に、青と赤の船が沈んで手持ちの赤と青の品物を捨てなければならなくなるので市場のカードを買うことは出来ません。なので必然的に緑のカードをお金として取ることになります)

この青色の品物を売れれば、勝ち目がある…!という状況ではあったんですが、それは叶わず一味さんが有利な色の船を江戸にいれられて一味さんの勝ちでゲーム終了しました。

その後、いつきさんを加えての3人戦も遊びました。
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前回は予約で相手の手を絞ることに力を入れすぎた(予約で手番を使うので予約して5金を取れたとしても2金と3金を1枚ずつとるのと獲得したお金的には変わらない)と思っていたので、今回は予約は出来るだけ使わない方針でプレイしました。

市場へのカードの補充ルールが、農場に出ているカード+山札2枚という形なので農場にでた5を一味さん、いつきさんに予約されても運よく山札から引かれたカードが5なら購入することができますし、どうしてもこの色のカードを買われる訳にはいかない/買いたいという時以外は予約しませんでした。
ゲームを通して何故かカードの周り運が悪く、5のカードは面白いくらいに一味さん、いつきさんに取られていきましたが、お2人が江戸にたどり着かせたい色の安いカードを買っておくことで漁夫の利的に達成トークンを貯めて、後半は5のカードを品物として買って保険もかけて…と少ない金を大事に大事に使った結果、(いつきさんの虎の子の品物を保険を沈めることができたこともあって)僅差で勝つことが出来ました。

【感想】

「相手の船を沈める」とか「いま買うと自分で船を沈めてしまうという状況に相手を追い込む」という若干のいやらしさがあることは確かなんですが、カードの色数や船が進むマス数、江戸までのマス数によって、そういった相手を絞る、相手に絞られる状況が作られやすくなっていて、とっつきやすいというのが、非常に良いゲームだと思います。

ややこしいゲームの解法を自分で見つける楽しさというのもボードゲームにはあると思いますが、プレイヤーの能力やゲームの習熟度によらず、駆け引きが楽しめる&駆け引きを楽しめる状況を作れるゲームも、どこでも出しやすく、誰とでも楽しめるという魅力がありますし。

市場のカードをお金として取れば、購入に必要な金額が下がるので相手に買われやすくなるという、自分の得と相手の得、どっちが大きいんだ?という作りは、クニツィアジレンマを思い浮かべてしまうのですが、そこまで悩ましくはないです。悩ましくないというのが別にけなしているのではなく、クニツィアのジレンマの悩ましさって僕にとっては、「結局、得だったのか損だったのかようわからんので悩み続ける」というとこに帰結するんですが、大阪の商人たちの場合、相手がこれを買いたいか、それとも、金として取られるのが嫌かが、相手が持っている品物やいま船がいる場所などから、案外わかりますし、その直後の相手の行動で結論がさくっとでるので、悩ましさはあっても格段に遊び易いです。
それは、どうやってもお金(手札)か購入した品物が増えざるを得ない(どちらかを増やすアクションしかないんで)という、プラス方向によく進む作りのせいかもしれませんし、冗談みたいにしょっちゅう沈むので船の沈没イベントに対するショックが麻痺しているのかもしれません。

どちらにせよ、打つ手にしても打たれる手のダメージにしても絞り絞られという感覚はあってもえらい気軽に遊べるゲームでした(遊んでくださったみなさんの人徳のせいかもしれませんが)。

コンポーネントも分厚いボードやトークン、しっかりエンボスの効いたカードなどリッチな作りになっていますし、Z-manのリメイクのタイトルはあまり国内流通しないようなのですが、(デザイナーは日本人ですし)是非、国内流通して欲しいゲームです(小箱サイズなんですが結構値が張るのだけが欠点かもしれません…)。

1800/1800

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(2人でインスト込み2時間ほど)

【概要&ルール】

元々は雑誌の付録でふたり専用だったのが、3人で遊べるよう拡張されたそうです。拡張部分も元のも共にデータがBGGに公開されてます。

2,3人用という以外は1830を基本的には踏襲しています(細かい違いは色々あるようですが割愛します)。

ゲームの流れは、まず、プライベート会社の競りを行い、その後は、株式ラウンドと運営ラウンドを銀行の金がなくなるまで繰り返します。すごいざっくりいうと、株を買って鉄道会社を立ち上げ、その鉄道会社で列車を運行して金を儲け、その儲けを配当することで株主であるプレイヤーが金を貯めて、最終的に現金と株を売ってできたお金の合計が最も多い人が勝ちます。

株式ラウンドとは鉄道会社の株を買うフェイズで、規定枚数以下であれば自由に株を現在の値段で購入できます。ある鉄道会社の株を50%以上持てば社長となりその会社の運営をすることができます。
運営ラウンドは、鉄道会社が鉄道を走らせて収益を得るフェイズで、線路の敷設、列車の運行、運行で得た収益の分配、列車の購入を行います。列車は2駅しか運行できないものから始まり、3駅、4駅、5駅~と性能が良い列車が登場します。列車の性能が上がると運営フェイズの回数が増え、最大3回行われます。

【プレイ内容】

Sさんと2人で。

二人で遊ぶ場合、鉄道会社は2つしか登場しません。そのため、基本的に1社ずつ持ち合うことになります。今回は僕がオレンジ、Sさんが青の会社となりました。鉄道会社には特殊能力などないので、単に色が違うだけで、マップは左右対称になっているので線路の敷き方、鉄道の買い方で差がつくのみです。

盤外(駅はマップ外にあるが、線路をつなげると収益が入る)以外の駅は、マップの東西の端にある各会社の初期位置、南端にあるデンバー、中央にあるフォートコリンズの4つです。初期位置の駅は自社しか入れないのと、フォートコリンズは2列車(2駅しか運行できない列車)の時代には、線路を敷けないので、実質的に収益があがるのは盤外かデンバーのみ。
デンバーも2列車時代は1社しか入れないのですが、今回はSさんの会社の方が株価が高いのでSさんが先手。デンバーに入られちゃうかな?と思っていたところ、Sさんはもらえる収益の額が低いということで初期位置の隣にある盤外にもつながず、さらにデンバー周辺の山間部(線路を敷くのに結構なお金がかかる)を嫌ってデンバーにもつながないという意外な戦術!
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(スタート直後、2列車時代)

そうくるならと…、高い金を払ってこちらはデンバーに接続。Sさんはフォートコリンズにもつなげず、にっちもさっちもいかない展開。だったのですが、山間部にお金を使わなかったのが効いて、僕より先に3列車を買うお金が貯まったため、3列車を購入されました。これでデンバーに2社入れるようになりましたし、フォートコリンズにもつなげられるようになりました。
そんなわけでさくっとデンバーに線路をつないで、2列車、3列車の2台体制で僕の2.5倍くらいの収益を稼ぎます。
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(Sさんが3列車購入。収益倍は辛いです…)

3列車は1台しかなく、その次に買えるのは4列車。当然、3列車よりも高いです。
3列車買えないのにうちの会社に4列車買う金なんてあるわけないんですが、何ぶん、収益が倍以上違うのでとろとろやっていては置いて行かれます。
置いていかれるのがお金だけならいいのですが、収益が上がった結果、Sさんの会社は株価が値上がりし始めます(今の株価以上の収益があれば株価があがります。2列車1台だけではそこまで高い収益が出せないので僕は株価をあげることができません)。

これはやばいと慌てて無配(会社で得た収益を株主に支払わずに全て会社に入れる。その代わり株価が下がる)を選択して、4列車を購入します。
これで2列車が廃棄されるので、お互いに会社で持っている鉄道は1台のみになりました。性能的には3列車と4列車なので僕の方が若干有利ではあります。株価は2段階負けていますが、これくらいなら追いつけるはず…と思っていると、Sさんが会社の持つ株を売却して5列車を購入されます。
株を買うという話を書いていますが、あくまで会社が持つ100%の株をプレイヤーが10%単位で購入しているという体になります。プレイヤーが買わずに会社に残っている株を会社は任意のタイミングで銀行に売ることが出来ます。ただし、株が売られると株価が1段階下がります。
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(4列車を買ったと思ったら即5列車を買われて、なかなか追いつけません)

ようやく差が詰まるかと思ったら、また鉄道2台と1台でかなりの収益差がある状態になってしまいました。
5列車の次に買えるようになるE列車(一番安い駅(ドット)を通過できる)を買えばSさんのもつ2台の内の1台、3列車を廃棄にすることができます。僕も株を売って列車を買うか…?とえらい悩んだのですが、株を売ったとしても最高性能の列車と思われる2E×2の列車の資金には足りなかったのでこのターンではお金は温存。
E列車は2E、3E、2E×2と3種があり、2~5列車と異なり性能に関わらず自由に買えます(2~5列車は性能順に1台ずつしか買えません)。2E、3E列車なら買えたのですが、僕がそれを買ったとしてもSさんに先に2E×2のお金を貯められて買われては結局、収益で上回れてしまいます。そんなわけで2E,3Eは買わなかったわけですが…。

株式ラウンドを挟んで運営ラウンド。株を売ったといってもまだSさんの方が株価が高いのでSさんの会社が先手番です。そしてSさんは得た収入を配当しないことを選択。更に株価は下がりますが先ほど5列車を買って減っていた会社のお金が一気に列車を買えるくらいまで復活。
あ、2E×2列車を買われてしまうか!?やばい!と思ったのですが、5ドル足りない!ということで3E列車を購入されていました。
僕は予定通り2E×2列車を購入。本当はこれでSさんの3列車を廃棄させて所持列車をSさん1台、僕2台という体制に1ターンだけでもしたかったのですが、先ほどのSさんの無配からのE列車購入といううちまわしで叶わず。
※実はE列車が買われるまでは1社では2台しか列車を持てないので、Sさんは本当は列車購入は出来ないのですが、お互い感想戦まで気づかなかったのでw。

株売却と無配で株価だけはSさんをようやく上回れたのでこの優勢は崩さないようにしつつ、半配でお金を貯めて最後の列車で2E列車をお互い購入してそこからは銀行のお金が尽きるまで運営ラウンドを繰り返しました。
2E×2列車のおかげもあって収益も上回っていたので、出来る限り運営ラウンドが続くと良かったのですが思っていたよりも早く銀行の金が尽きてゲーム終了。
Sさんが勝利されましたが、差は100ドル程度と、もう一度運営ラウンドに入ってたらわからんかったかなーという僅差でした。
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(終了図)

【感想】

基本ルールは18XXなのですが、プレイヤー数に等しい会社しか登場しないため2人プレイ時だと、自分の収入を増やそうと株を買うことが、即、相手の会社の運営に余裕を与えたり、場合によっては列車購入の資金になります。
18XXでプレイヤーが収入を得る方法は株を買って配当を得ることと、購入時とゲーム終了時の株価の差分なんですが、自社株の持ち株制限があるので、勝とうとするとどうしても相手の会社の株を買わないとなりません。
ならないんですが、下手に相手の会社の株を買うと列車を買われて自分の会社の列車を廃棄させられたりしますw。

そんなわけで、自分の利益を得ようとする行動が相手の方に利益が大きいことにならないようにえらい気をつけることになりますし、結果、えらい鋭いゲームになってます。
(会社が所有している株を銀行に売れるので、ちょっと株を買うのを我慢すれば列車を買うために銀行に売られることが多いように思います。その銀行に売られた株を買っちゃえば相手の利益にはならないんで、あんま気にするとこではないかもしれませんが)

プレイヤー同士がお互いの会社に(選択肢なしで)投資できる(結果、自分が殴られる)ゲームの経験があまりないので新鮮に思えただけかもしれませんが。そもそもそんなゲームがそうないのかもしれませんがよう知らんです。

もちろん、他の18XXにある、利益をだすには同線路を引けばいいのかというタイル配置をあーだこーだする部分、既に敷かれている線路をどう走れば最大の収益があがるかを考える楽しさもあります。マップはわずか9マス(3人プレイ時は10マス)ですが、終盤、列車が増えると同じルートは走れないこともあって、どう3台分の走るスペースを確保するかが狭い分熱かったりします。

18XXの欠点というと、「長時間」、「手に入らない(一部作品は国内流通してますが)」、「セーフティがない」などがあるかと思うのですが、1800は2人で2時間ほどで終わりますし、自作できるファイルがBGGに公開されてるので、遊ぼうと思えばすぐに遊べます(逆に製品版を購入するのはほぼ不可能だったりします)。まあ、18XXだと自作用のデータが結構公開されてるんですが、マップが小さく、線路用のタイル数も少ないので1800は大抵の18XXと比べて手間がかかりません。
長時間ゲームの割りにセーフティがないというのが結構厄介で、序盤で脱落すると5時間とか6時間他プレイヤーの勝負に付き合わされることがあるんですが、2人用ならうまい人からレクチャーを受けながらとか、初心者同士で検討しながらとか遊ぶこともできます。
そんなわけで、18XX入門としてありかもしれません。まあ、ルールは英語のみ、手間は少ないとはいえ自作必須と若干のハードルはありますが。

後日、3人プレイもしました。3人プレイだとプレイ時間の少ない(2時間半くらい)普通の18XXでした。たぶん、何度もやればマップの狭さとプレイヤーの少なさに起因する展開の少なさが気になるのかもしれませんが、かなりの面白さを持つ18XXがプレイ時間などを理由で遊ばれていないのであれば、比較的気軽に遊べるタイトルとしてお勧めです。

マグネイツ/ The Magnates: A Game of Power

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(3人でインスト込み90分ほど)

【概要&ルール】

おう、そこの若いの。ポーランドって国の歴史について話してやろう。わが国は他国から攻められまくりの食い物にされまくりでな…。

ワレスのゴッズプレイグラウンドというくそ面白いゲームがあります。ポーランドを外敵から守りつつ土地を手に入れたりして点を稼ぐというようなゲームなのですが、3人専用だったり外敵が強すぎて毎ラウンドポーランドがぼろぼろにされたりと色々ハードルは高いですが、評価は高いゲームです(ワレスファンがきっついゲームが好きなだけかもしれませんが)。

そのゴッズプレイグラウンドのポーランド語版があるのですが、それでは4人プレイも可能になっていました。そのポーランド語版を販売していたパブリッシャーがゴッズプレイグランドを再度リメイクしたのが、マグネイツになります。

ゴッズプレイグラウンドとの違いは以下です。

・最大5人までプレイできる。
・デザイナーにワレスはクレジットされていない。
・アクション選択などはなくなり、全編共通デッキを使った競りのみ。
・どちらかというと、ゴッズプレイグラウンドというよりも、はげたかのえじきボードゲーム(バッティングないけど)。

というわけで、ルールです。プレイヤーは1~14の数字が書かれた13枚のカードを持っています(1と10は同じカードに書かれている)。
それを毎ラウンド、特権カード4種の競りに3枚、特殊能力カード5種の競りに5枚、戦争の解決に5枚分配して競りを行います。競りは全て同時に伏せてプレイして、一斉公開というものです。
ラウンド終了時に競りに使った全てのカードは手元に返ってきます。
特権カード、特殊能力カードには、自コマを何個おけるかが書かれており、競り落としたプレイヤーはカードの効果の使用権とともに、自コマをメインボード上の任意の地域に配置します。

戦争は、特殊能力カードの競り終了後に、5枚戦争カードがめくられ、戦争になる地域と敵の戦力が決まります。
その後、各戦争に対して各プレイヤーが1枚ずつカードをプレイし、それらのカードの数字の合計数が敵の戦力以上なら勝利となり、最も大きい数字をプレイしたプレイヤーに恩恵が、戦力未満なら敗北となり、最も小さい数字をプレイしたプレイヤーにペナルティがあるのと共に、そのエリアが封鎖されます。

こうして、規定ラウンドが経過するか、封鎖エリアが一定数以上になったらゲーム終了です。規定ラウンド経過時は、ボード上に配置したコマ数=基本点+各地域でのマジョリティ点を比べて最も高い人が勝利します。封鎖エリアに伴う終了の場合、ポーランド滅亡ということで全員敗北です。

【プレイ内容】

一味さん、G2さん、僕の3人で。
もう少し人数多いほうがよいかとは思うのですが、まあ、一応、リメイク前なら3人専用だったわけだしということで。

僕:「結構戦争で出てくる敵戦力強いので、戦争に強めのカード残していきましょう」
おふたり:「うんうん」

そして、最初の特権カードの競りでいきなり使われる12のカードw。

僕&G2さん:「ちょっとちょっと!」
一味さん:「いや、大丈夫だから!戦争にもカード残してあるから!」

特権カードは獲得したそのラウンドしか効果が使えませんが、引き分け時にどちらが勝ちか決める(競りだけでなく、最終的なゲームの勝者も!)、他人のコマを1つ捨ててそこに自分のコマを置くなどかなり強いものそろっています。

1ラウンド目は一味さんがタイブレイクを決定する特権カードを取り、タイブレイク全てを自分の勝ちにしたこともあり、一味さんがリード。
2ラウンド目ではG2さんが特権カードや特殊能力カードの競りで複数勝利し、巻き返します。
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(2ラウンド目の戦争開始前)

この時の戦争では一味さんのカード選択がうまくはまり、1差で勝つことが続き、一気にリードされます。そして、3ラウンド目。

僕:「戦争にやっかいなの(敗北時に今後全てのエリアで敵戦力を+2するコマが置かれる)がありますし、強いカード残して生きましょう」
G2さん&一味さん:「うんうん」

そして、特権カードの競りに11以上の強いカードを突っ込む3人。全員が強いカードを突っ込んだことで、11以上でも普通に負けることが発生し、その結果、G2さんが強いカードを突っ込んだのに競りでは勝っていないというかわいそうなことになってしまいました。

G2さん:「みんな嘘ばっかりだ!」

そして、結局、一番負けてはいけない戦争で負けて敵戦力+2のコマが置かれることに。

3ラウンド時点で一味さんがトップを走っているのは明白だったので、なんとか止めたいのですが、止める方法がありません。そりゃあ、競りで勝てばいいわけですが、そもそも競りで勝ってりゃトップになられてないわけで。戦争でわざと負けて…というのも考えましたが、ペナルティはその地域でマジョリティトップのプレイヤーとかではなく、敗北した戦争に最も低い(弱い)カードをプレイしていたプレイヤーなので、わざと戦争で負けることは可能でも一味さんに被害を与えられないと八方塞りです。

ペナルティは大抵の場合、そのプレイヤーのコマを1つ撤去なのですが、地域の属州におかれたコマを撤去というペナルティの戦争カードが3ラウンド目にでてきました。幸い(?)属州にコマを置いていたのは一味さんだけなので僕とG2さんは全力で負けるように1や2を使用し、無事敗北。

これでほんの少し一味さんのコマを削りましたが焼け石に水で、規定ラウンド終了後、一味さんが序盤からの優勢を守って勝利されました。
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(ゲーム終了時)

【感想】

ゴッズプレイグラウンドを期待していたせいもありますが、正直、肩透かしをくらってしまいました。BGGにリメイクとして登録されているゲームが、まさかテーマとほんの少し似通った点を残しただけのゲームとは思いませんでした…。購入前にルールを読むのは大事ですね。きっと今後もよくて流し読み程度で買うのでしょうが。

延々と同じカード構成で競りをトータルで50回程度行い続けるゲームなので(競りが好きかくらいはありますが、)飽きるかと思っていたら、案外、最後まで楽しめました。
競りで使うカードが全員同じ構成であるで、かつ、カード使用が3枚、5枚、5枚と徐々に誰の手元に何が残っているかがはっきりしていく作りになっているため、残りの強いカードは○○だから…と定期的に他プイヤーを意識するような作りになっていること、今回が全員初プレイということもあって、徐々に相場観が変化していったことがあるのだと思います。

といっても、このゲーム、戦争に負けすぎると全員敗北でゲームが途中終了するのですが、最終的な点数になるコマの配置に関しては、戦争以外の特権カードや特殊能力カードの競りに勝った方が多く配置できるので、戦争よりも特権カードなどの競りに強いカードが使ったプレイヤーが頭1つ抜け出るという作りになってます。
戦争に勝つという共通の目的を持ちつつ、コマ数を競うという所謂、準協力ゲームというやつです。

そして、いったん頭1つ抜け出たプレイヤーを削る手段が少ない(特権カードの効果でコマを自分のと入れ替えるくらい)ため、なかなか追いつき、追い抜くことができません。どうも自分は苦手ではあるのですが、明らかにこの人勝ってるぽいなーと思えたなら、トップ以外は戦争に弱いカードしか残さずに負けまくって全員敗北を選んで、再スタートくらいの割り切りで遊ぶのが良いかもしれません。
(ゴッズプレイグラウンドはどんなにぼろぼろになっても規定ラウンド終了まではゲームを行い、点数勝負をします。そのため、「これはやばい!」と感じると軍備を諦めて終了時に点数になる学校をみんな作り始めますw)

ゴッズプレイグラウンドとは全く違うゲームですし、箱絵やボードの重厚さから想像するゲーム性よりはかなり軽いですし、途中終了ドンと来いとしか思えないバランスなんですが、なんかもう少し遊んでみたいゲームでした。
全員同じカードで競りってのが自分にとってそんなに魅力的なのかと我ながら意外でした。ぶっちゃければ、はげたかのえじきなんですけど、複数枚同時プロットというだけで、はげたかを複数ラウンドやるってのとはまた違う面白さがあるんですよね。ほんまボードゲームは何が琴線に触れて、何が面白さに寄与するのかようわからんです。
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(1差で勝つと気持ちいいとかそういうこともあるんかな…)

第32回偽エッセン会

こないだの偽エッセン会のブログ記事書かないとなーと書き始めて、さらにその前の回の分がまだなのに気づいて慌てて書いたりします。
大抵、僕が遅れて着くことが多いのですが、この日は珍しく一番乗りでした。いつも会場にさせてもらっているフローチャートが6周年記念とかでくじ引きとかやらせてもらいつつみなさんの到着を待ってました。使わせてもらうようになってから3年弱ですがこういう記念日ってのはめでたくていいですね。

マルコポーロの足あと
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プレイヤーはマルコポーロの足跡をたどり、ヨーロッパから中国までの各都市を訪れて、商人としての契約を達成したり、商館を各街に配置していくことで点数を稼ぎます。

システムは最近増えてきたダイスをワーカーのようにアクションに配置する形式のものです。毎ラウンド頭にダイスを振り、手番がきたら行いたいアクションにダイスを配置します。
アクションには、金やラクダなどのリソースやお金、契約(フリーアクションで描かれたリソースを消費して得点)を獲得するものや移動などがあります。

アクションを行う際、一部アクションはダイス目で獲得できるリソース量や移動量が変わります。また、他人が既に選択しているアクションを選択する際にはお金を支払う必要のあるものもあります。

規定ラウンド終了時に、ゲーム開始時に配られる目的カード(ゲーム中に訪れる街が書いてある)による点数や商館配置による点数などを加え、最も点数の高いプレイヤーが勝利します。

ぐんまさん、しのぽさん、たる田さん、僕の4人で。

このゲームでは、それぞれ能力の異なるキャラをゲーム開始時に選択します。

ぐんまさん:ダイス配置時にお金不要
しのぽさん:通常1つの自コマが2つ
たる田さん:他人が市場でリソースを獲得すると同リソースが1つもらえる
僕:スタート地点が通常ヴェネチアのところが北京

僕のキャラの能力はゲームスタート時にしか効力はありませんが、他のキャラは特に使用に制限はなく何度でも使えます。
その後、ゲーム中に訪れて商館を建てておけばゲーム終了時に点数が入るという街の場所をどこにするかのカードを選択。カード1枚に2箇所の街が書かれており、カード2枚を残すので最大で4箇所回れれば最大の点数が入ります。
どの程度移動ができるかようわからんけど、ボード1周くらいはできるんじゃないのかとなんとなく勘で選んでみました。

キャラ選択も東方目指して旅していくんじゃないのかよ!といきなり北京にいるのが面白かったので、強い弱いとかあまり考えずに選らんでみたのですが、まあ、ハンスのゲームだしなんとかなるだろうと全体的にあまり考えてません。

しのぽさん、ぐんまさんの能力は僕の手が直接何かしら影響するわけではないですが、たる田さんのキャラの能力は思いっきり他人の行動に依存してます。そんなわけで、とりあえず市場はあまり使わない方向ででやってみることにしました。
ゲーム終了時以外の得点手段としては、リソースを集めて契約を達成するか、街にあるリソースを直に点数に変換するかの2択。ゲーム終了時の目的地カードからの点や商館をほぼ建てきっていればもらえるボーナス点などもありますが、あまりそういう目に見えずにコツコツとやっていくことが得意ではないので素直にゲーム中に点数を稼ぐことにします。
そして、前述の通り、市場を使う回数は減らしたかったので、点数に加えてリソースももらえる契約達成をメインにすることにしました。

キャラ選択時には気づいてなかったのですが、僕のスタート地点である北京のすぐ近くにラウンド開始時に任意のリソースを獲得できる街があったので、そこに移動して商館を建設(正確には自分が商館を建てていないいずれかの町の能力が使える町)。
もちろん十分数ではありませんが、ダイス(ワーカー)なしでリソースがもらえるのは大きいですし、この町はヴェネチアから結構離れていたので、僕以外の3人はダイス配置以外でリソースを手に入れる機会がなく、ちょっとだけ有利になりました。

その分、ヴェネチア近くの毎ラウンドお金がもらえる町には僕以外のみなさんは商館を建てたので、この後、僕だけお金に苦労することになったのですが…。
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(スタート直後、僕以外のみなさんは結果的に固まって移動するようなことに)

手番にラクダを捨てることでダイスを振りなおしたり、そのラウンドだけ使える黒ダイスを手に入れることが出来るのですが、僕は移動や契約達成で必要になるラクダ自体の数が足りずに困っていたので、あまり使わなかったのですがみなさん積極的に使われてました。
このゲーム、大半のアクションは1ラウンドに1プレイヤー1回しか使えませんが、黒ダイスはその制限に引っかからない&なんだかんだでダイスはたくさんあったほうが有利ということでなんだと思います。

特にぐんまさんはダイス配置時にお金がかからないので、浮いた分のアクションをリソース獲得に回して、黒ダイスをどんどん撮ってらっしゃいました(ぐんまさんがガンガン取るからみんな取ってたともいえるかもしれませんw)。
んで、契約達成にも移動にも同じくらい力を入れられているように見えました。
たる田さん、しのぽさんはもちろんキャラの特性を活かして、たる田さんが契約達成特化、しのぽさんが移動特化という形(特化といっても前述の通り同じアクションばかり繰り返すことは出来ないのでたる田さんも移動されたり、しのぽさんも契約達成されて足りはしましたが)。
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(ほとんど移動しない赤の僕と青のたる田さん、それに比べて移動しまくる黄色のしのぽさん)

僕はダイス目がそこまでよくなかったのもあるんですが、契約を残り物で我慢したりダイス目に因らず効果が同じアクションを多用したりと苦しい展開。それでも残り物に福があったのか、リソースがぎりぎり足りる感じで契約達成できはしていたんですが。
で、ぎりぎりながら一見順調に契約達成できていた要因は間違いなく移動を半ば諦めていたことw。序盤が終わった辺りでようやく気づいたのですが、このゲーム、移動が超辛い!ある程度以上のダイス目を出した上で、かなりの大金をつまないと一気に移動することは出来ませんし、1、2歩移動するだけにかかるお金すら固定収入のない僕には結構辛い額だったりします。

ハンスの他のゲームだとゲーム中、うまくいってるように思えても目的カードをうまく達成した人が最後に伸びて勝利するという展開が多いように思うので、目的カードももちろん達成したいのですが、契約も達成数がトップならボーナス点がゲーム終了時にもらえ、たる田さんと達成数でいい勝負をしていたのでこちらも譲るわけにもいかず。

終盤、ぐんまさんのダイス目が酷いことになり配置で苦労されていたようですが、振りなおしなども活用されて、リカバリーされてました。ここら辺はさすがプレイ経験者という感じです。

僕とたる田さんはずっと契約達成ばかりしていたので、ゲーム中の点数では圧倒的(しのぽさんとは得点トラック半周差)だったのですが…、ゲーム終了時のボーナス得点、目的カードの達成や商館の建築数などで、一気にしのぽさんとぐんまさんが僕らに追いつき、抜いていきました。
僕もたる田さんも目的カードは2枚とも未達成だったのが効いたようです。

が、たる田さんが契約達成数1位のボーナスでぐんまさんを抜き返し、1点差で勝利されました!

最終ラウンドでわずかに残ったリソースを得点に変換するアクションに使ったのですが、家に帰りながら写真見てたら、そのわずかなリソースで達成できる契約があったのに気づき、もし、契約達成を選択していたら!?とドキドキしながら再計算してみたんですが、どちらにせよトップには届かなかったようでしたw。
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(終了図)

かなり出来の良いゲームなのは間違いなく、さすがハンスの新作!とは思いました。
特徴的な能力をもったキャラを使うにもかかわらず、数点差に収まるようなゲームバランス。多種多様な得点手段。救済手段も含め、ダイス目が悪くてもそこまでへこまない作り。場合によってはダイスの置き方次第でダイス運の良いプレイヤーを絞ることすらできる。などなど、褒めるポイントはいくらでも出てきます。

しかし、僕は正直、このゲームがそこまで好きではないです。優等生過ぎるというか、味が整いすぎた料理みたいというか、出来が良すぎて個性が死んでいるように感じてしまったからです。
普段クソみたいなゲームばかりやってるせいで、ついにまともなゲームに拒否反応がでるようになった!?とも思わなくはないですがw。

僕はもちっと荒削りというか、プレイヤーがゲームのポイントに気づき、工夫をする余地があるゲームが好きです。マルコポーロの足あとでは、特徴的な能力のキャラがあらゆる得点手段、勝ち筋をプレイヤーに提示してくれますが、逆に言えばプレイスタイルを強いているともいえますし、極端なプレイスタイルの違いはダイス配置でプレイヤー間の絡みはあるとはいえ、プレイヤー同士が別ゲームを遊んでいるようにも感じられました。
狙ってダイス配置で邪魔する、絞りあうというのならまだしも、うまく作られすぎていて、意図的でなくても他人のダイス配置を邪魔に感じたり、絞られているように感じちゃうんですよね…。これがまた。もちろん意図的にも出来ますが。

まあ、僕のへそ曲がり根性のせいではあるんですが、ハンスはもうちょっと人間味のあるというか、作品の個性を引き出すようなデベロップをしてくれればなーとは思います。ここ数作品は、化学調味料でも使ってるんじゃないのかという、ゲームシステム、テーマは違えど同じ味がするように感じてるので…。
(繰り返し書きますが、ゲームの出来はいいですし、面白いのは確かです。そこは否定するつもりはありません。単純に好かん!というだけで)

万里の長城(長蛇の列) バリアント:市場/Pan tu nie stał! Bazar Różyckiego

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(5人でインスト込み1時間半)

【概要&ルール】

母さん、大変だよ! ロジェツチゴ市場で国外製品が買えるらしんだよ! いつもの店に並ぶ必要なくなるね!

ポーランド語版のジェムディーラーに同梱されている、Bazar Różyckiego(ロジェツチゴ市場(読み適当))のルールを用いて、ポーランド語版の万里の長城(長蛇の列)とジェムディーラーのコンポーネントを混ぜてプレイする万里の長城のバリアントです。

使用するのは、ポーランド語版万里の長城の全てのコンポーネントとジェムディーラーの商品トークン、市場タイルです。

バリアントということで基本的には万里の長城(長蛇の列)と同じです。

セットアップで通常の万里の長城のお店の1つを市場に変え、その横にジェムディーラーの商品トークンで山を作ります。
いずれかのお店で決算が発生した際に、商品トークン1つを市場の上におきます。
決算タイミングは通常のお店と同じで、手番開始時に市場の前に並んだカードの数字の合計が自分が最も高ければ決算が発生します。ただし、決算の内容はちょっと異なり、1度発生すると商品トークンが市場の上からなくなるか、商品トークンを乗せられるカードがなくなるまで終わりません(通常は商品トークン1つのみですが、複数個分の決算が発生します)。
ゲーム終了時、商品トークンに書かれた数字が得点になるのは通常と同じですが、持っている色ごと(全5色)に1点のボーナスが付きます。

【プレイ内容】

アールヌーボーの会にて、ねんそさん、ヒガさん、彼葉さん、けがわさん、僕の5人で。

市場のバリアントにしただけでなく、以前、長蛇の列を遊んだ際にはいれなかった、数字ゼロの子供カードも入れて遊びました。
けがわさんは長蛇の列はお持ちなので、市場バリアントはともかく、この子供カードのことはご存知のはずと思っていたら、「何このカード!?」とのこと。
どうも実は長蛇の列には、旧版、新版があって新版になって新たに追加されたカードのようでした(箱にポーランド版ジェムディーラーの宣伝が書いてあれば新版と思われます)。

2つのゲームのコンポーネントをあわせられるようにしたり、同じゲームと見せてカードを追加したり、なかなかEGMONTは侮れません。

ゲームはセットアップ時から、7点と8点という高得点(商品トークンの数字は1~8)が登場して、これは取りたい!と盛り上がりました。

ヒガさん、彼葉さんが8点のトークンのある店にカードを投入し、僕は見逃してもらえたり?と小ざかしく7点の方にカードを置きましたが、当然、ねんそさんが競り合ってきます。
けがわさんは、僕らの戦いをよそに残った1つの店で2点のトークンを獲得されてましたがw。

ねんそさんの虎の子の3(1枚しか自分の山札の中にありません)を横入りすんじゃねえ!おっさん(万里の長城でいうドラゴン)で上書きして無効にしたら、ねんそさんは一気に2を2枚突っ込んできたりと、お互い全く譲りません。
その後も僕が投入したカードをねんそさんが横入りすんじゃねえ!おっさんで上書きした時点で、このまま、ふたりでいがみ合ってても、周りが得するだけだ…と諦めて、他にリソースをまわすことにしました。

僕とねんそさんのところは、店に置かれたトークンが7点と4点だったので、7点を諦めた僕にも4点は入ります。しかし、ヒガさん、彼葉さんが争う8点のところは2つ目のトークンが2点と8点との差が大きく、なかなか引くに引けない戦いになってしまい、カードがテーブルに収まらなくなり、半分ずつ重ねてスペースを確保し、それでも、また端に達したのでぐるっと折り返すという「この2人、ここでどちらが勝つにしてもどちらも最終的に勝つことはなかろう」という状況にまでなってました。

残りのねんそさん、けがわさん、僕の3人はお店での決算が行われたため、商品トークンが入ってきた市場にちょっとだけ噛みにいくなど、3人で楽しくやってましたが。

ヒガさん、彼葉さんもようやく最初の店の決着がつき、細かく決算が行われていく通常のゲームになりましたが、お店に並ぶのは2~4点のそう高くない商品ばかり。そうなると熱いのは市場なのですが、市場は「誰かが決算を起こせば、(カードがあれば)全ての商品トークンの決算が行われる」ので、必要以上に競り合ってカードを消費するのではなく、とにかく決算を起こして配置したカードに見合った商品トークンがもらった方が賢い(トークンの引き運次第ですが2位でも1位とほぼ同じ点数のトークンが得られることもありますし)とみなさん考えられたようで、それほど熱い競り合いが起こることはなく。

僕は手札に1枚目は1だが、同じ店に並べることで2枚目は2、3枚目は3…と数字があがっていくカードを溜めており(使う機会を逸しており)、淡々と7点や8点の商品トークンが出てくるのを待っていたのですが、結局、出てこず、このままゲーム終了させるよりはと、5点の商品トークンを得るのに使ってしまいました。

結果は、序盤に無駄な争いに参加しなかったけがわさんが勝利されました。やはり、無駄に熱くなってはいかんようです。

【感想】
ルールに例外がほぼなく、インストも簡単で熱いジレンマがあるというのがクニツィアの作ったゲームでよくある(例外もある)ことですが、システム的に盛り上がりどころがあるわけではなく、最初から最後まで同じことを繰り返すだけなことも多く、平板な印象を受けることもよくあります。
(一番盛り上がった時に写真を撮ろうとして、結局、なんか寂しい感じのゲーム終了時か片付け時の写真を撮ることになったりするのは怪しいです)

ぶっちゃけ、万里の長城もそういう印象だったのですが、追加された市場が決算時の取り扱い自体の差はちょっとだけではあるものの、単独1位になることが大事な通常の決算と異なり、自分が単独1位になれなくてもとにかく決算を起こさせるのが大事と考え方が大きく違うため、ゲームにメリハリが生まれているように僕は思いました。

本来であれば(無駄な)競り合いに投入されていたカードが、市場のいっちょかみに使われることで競り合いもスパッと終わるようになっている気もしますし。

まあ、ここらは好みの話もあり、どこまで突っ込んで、どこで引くのかを相手のカードの引きを読みながら見極めるのを延々と繰り返すのが好きという人もいるんでしょうが。

バリアントというと大抵は通常ゲームの方が面白いですし、特にこのバリアントはゲームが2つ必要になると少々ハードルが高いのは確かなのですが、その価値がある面白さでした。
プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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