ニューヨーク1901/New York 1901

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(3人でインスト込み80分ほど)

【概要&ルール】

1901年。ニューヨークでは高層ビルの建築ラッシュを向かえていた。そこに死んだ叔父さんが残してくれたビルと現金をもとにニューヨークの建築王になろうというおっさん、おばさんがいた…。

ニューヨークの街にビルを建てまくって勝利点を稼ぐゲームです。

ビルを建てるゲームというと、ビルを建てるためにお金だの資源だのが必要なものが多いですが、このニューヨーク1901では、お金も資源も必要ありません。
ただ、カードで土地の権利を獲得し、その土地に最初から配られているビルタイルを配置するだけです。カードの獲得にもビルタイルの配置にもコストは必要ありません。

プレイヤーは終了条件を満たすまで以下の行動を時計回りに行います。

カード置き場に並んだカードから1枚を選び、その色と模様に対応する場所にコマをおきます。その後、ビルが建てたければコマをどけて、コマが置かれていた場所の大きさに収まるビルタイルを手元からボード上に配置します。
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(こんな感じでカードにエリアの色と形が書かれており、カード獲得=土地獲得(そこにコマを置く)です。エリアの形は2マスか3マスかの2種類(3マスカードは2マスに比べて数が少ないです)、色は4色なのでカードは8種類しかありません)
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(2手番使って2コマ配置し、大きいビルを最初から建てることもできます)

これだけでビルタイルに書かれた数字分の点数が入ります。

手番にはもうひとつ、ビルの立替という選択肢があります。立て替えは、自分が配置していたビルタイルをゲームから除外し、ビルの建てられていたエリアと隣接する自コマが置かれたエリアに収まる別のビルタイルを配置します。
除外したビルの点数がマイナスされることはありません。

終了条件を満たしたら、ゲーム開始時に選ばれた全プレイヤー共通の目的カードから点数を得て、最も点数の高いプレイヤーが勝利します。
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(目的カードは4枚。左の3枚は指定された通りに面したビルを最も持っているプレイヤーに加点、一番右のは六角形の書かれたビルタイルを配置した数によって加点。目的のカードはゲームごとに変わります)

【プレイ内容】

如月さん、G2さん、僕の3人で。

※初期配置の位置を間違えてますが序盤の終わりごろに気づいたのでそのままやってます。

序盤は規定の通りに面したビル数が一番多ければ点数がもらえるカードの点数を狙って、その通りに面した土地から埋まっていきます。
誰かが獲得した土地は他プレイヤーに奪われることはないので、とっとと埋めちまえということで。
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カードのめぐりもありましたが、G2さんは早めに大き目の土地を確保するように動いたので、通りボーナスの獲得は僕と如月さんの競い合いに。

ビル数ということなので2マス、3マスの小さいビルが建てられていきます。
実はビルには金銀銅のレベルがあり、規定点を越えないと、銀のビル、金のビルは建てることができません。まあ、規定点のハードルは低いので建てられるビルを適当に建ててたらすぐに越えますが。

ビルの立て替えは除外したビルよりも高レベルのビルしか建てられないので、序盤に銅しか建てられないのは後々立て替えで除外される準備みたいなものなのかもしれません。立て替えは既にビルを建てて得点済みのエリアで再度得点が得られるのでお得だとは思うのですが、立て替えることで通りに面したビルの数が減ることもありますし、何よりも立て替えを選択するとカードが取れないので自分の土地を増やせません。

僕はそれを嫌って中盤まで立て替えはあまりせず、新しい土地を獲得することを優先。如月さんは手元のビルタイルの形などを考慮しつつちょっとずつ立て替えていき、G2さんはガンガン立て替えをし、さらに3×3になるよう土地を固めて獲得し、超高層ビルタイル(ビルタイルは全プレイヤー共通のものが配られてますが、それ以外に4枚、共通のビルよりもでっかい(高い)ビルが数枚用意されており、早い者勝ちで建てられます。当然、大きければ大きいほど土地数に対する点数効率は良いです)の一番点数の高いやつを配置!
一気に点を伸ばします。
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(超高層ビルタイルは同じ得点のものはありません。ゲーム終了時、同点の場合のタイブレイクになります)

広い土地を必要とするビルの方が点数は高いですし、2マス、3マスのビルは数が限られているので土地は隣接して確保したいです。ここで効いてくるのが通りに面するために細かくばらまいた土地で、近くに他プレイヤーがいててきめんに邪魔ですw。他プレイヤーが広い土地を確保し終えてるところに飛び込むのは大した邪魔になりませんし、自分は結局小さい土地しか取れないのであまり意味がありません。他プレイヤーも小さい土地、自分の小さい土地を確保している真ん中に誰のものでもない土地がある。そんな状況が方々で発生し、場に出ているカードをにらんで、如月さんはこの中ではこのカードを取るはずだ、G2さんは…とある程度は考えもしますが、僕が土地をとれば新しいカードが補充されますし、上家のG2さんのところでどんなカードが出てくるかなど読みようがありません。

そんなわけで、

「青でろー。青でろー」、「青でるなー。青でるなー」と自分の欲しい色が他人の手番で出ないように、自分の手番で出るように祈り続けます。

一応、場のカードを全て捨てて新しいものを引きなおすという特殊効果カードを各プレイヤー1枚は持ってますが、使ったのは如月さんだけでした(ゲーム終了時に1点になりますが、残しとくのは使いどころを見誤ったともいえます)。
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(特殊カードは、カード入れ替え、1手番に2枚カードを取る、1手番に2回建築の3種です)

序盤はこの祈りが通じていたのですが中盤から終盤にかけては如月さん、G2さんにいい風が吹き、超高層ビルを建てるための広い土地を確保できず、しかも、僕はまだ立て替えをあまりしてなかったので点数は完全に置いていかれました。

G2さんがこのまま逃げ切るかと思われましたが、ボード左側に8マスのエリアを独占することに成功し、そこにビル建設jから何回か立て替えを経て、超高層ビルを建設という流れで如月さんがG2さんに追いつき、追い越しました。
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(まだ埋まっていってる途中ですが、左のピンクのエリアの一画が如月さんの茶色タイル&コマに占有されていってます)

迂闊に飛び込んでも邪魔されるし、今ある土地を広げた方がと全員が思ったのか、ボードの右側にはまだ誰も手をつけてない広い土地が。もうここに飛び込むしかなーいと、飛び込んだところ、意外と誰も邪魔に来なかったので、よしよし、この間に他の土地を…とかやってたら、G2さんが土地を2枚獲得する特殊カードを使って見事に封殺されましたが。
僕の手元には2、3マスのタイルはもうないので、G2さんに蓋をされてしまいもう土地が何にも使えなくなってしまいました。

うーん。一応まだ誰も手をつけてない土地はあるけど、そこに飛び込んでもちょっと狭くて超高層ビルは建てられない。
かといって、ここで勝負にでないと勝てないか!と僕も土地2枚獲得カードで、再び誰も手をつけてない土地に飛び込みます。
もうゲーム終了が見えており、他人の邪魔よりも自分の点数を伸ばす方を取ったのか、今回は誰も邪魔にこなかったので、徐々に徐々に土地を取り、2回建築カードも使ってその広い土地を有効に使って立て替え、立て替え、立て替え。
お題カードにある六角形ビルをぶっ壊すことになりますが、点数が伸びることはわかったので超高層ビルも最後の最後に建設。
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(写真右下の赤と黄色の土地で構成された区画を独占しつつ、徐々に高レベル、高得点のビルに立て替えていってます)

この立て替えラッシュで追いつき、序盤にいい土地カードを取れたのが効いて3枚中2枚で通りに面したビル数ボーナスを獲得できたので突き放して勝利できました。
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※終了条件のひとつである補充カードが足りなくなったらの方ばかり気にしていたため、「手元のビル数が規定枚数以下」の方を全員すっかり失念してました。ちゃんとやってれば、僕の立て替えラッシュ前に終了トリガーは引かれて如月さんが勝っていたはずです。

【感想】

何を今更という話ではあるんですが、面白いゲームを作るのにややこしいルールなんて全く必要ないんだな!というのを久しぶりに実感したゲームでした。

基本的に色が違うだけのカードを4択で選んで、カードの色と同じ場所ならどこにでもコマが置ける。そのコマのある場所に大きさのあったタイルを置いてビルを建てる。コマを置く場所に特別な条件もなく、ビルの建設に何もリソースなどがいらない。
おいおい何を言ってるんだい。土地を取るにはお金がいるだろう。ボードの縦列にアルファベットが横列に数字が振られててカードかタイルに座標が指定されてるだろう。ビルをを建てる?建築士を雇わなくていいのかい。粘土や木や鉄は支払わなくていいのかい。

でも、きっちり戦略要素のあるゲームとして成立してるんですよねー。遊ぶ前にファミリー向けとか聞いてたので、ルール単純な子供向けゲームみたいな感じなのかな?と思ってたんですが、ルール単純でも子供向けじゃなかったです(もちろん子供も遊べます)。
(まあ、立て替えは建物レベル上げないとダメとかちょっと制限ありますが)

このゲームの特徴は、散々書いた「条件の緩さ」だと思うのですが、その結果、好きなことが出来るか出来ないかが他プレイヤーとの絡みと若干のカード運に集約されてます。カード運といっても所詮4色ですし、自分がこの色が欲しい!というよりも他人に先に取られたくない!というのがカード運を気にする原因なので、結局、他プレイヤーとの絡みでゲーム中の綾が発生します。
僕がこのゲームを気に入った大きなポイントが、他プレイヤーとの絡みが綾と言いつつも、他人の手を妨害しあう絞りあうような展開は自分に損になるだけで、基本的に全プレイヤーが自分のプラスになるよう手を打ったら他人と欲しいエリアが被っていたので妨害するような結果になったというような、悪意よりもほぼ善意だけでプレイヤー間の絡みが発生するという点です。

遊んでみればわかるんですが、この土地取られたら困るだろうなという点はたまに出てくるんですが、他人の土地にちょこちょこちょっかい出すよりも自分の元々持ってた土地を広げるような手を打ったほうが点が伸びることが多いんですよね。
まあ、それだけだとソロプレイになっちゃうんですが、「通りに面した建物数」のボーナスが利いていて、そこで絡みも出てきますし、土地が固まらずに散らばるので後々、面していないところでも土地の取り合いが発生するようになってます。

あと、単純に高いビルを建てる(大きいタイルを配置する)のが楽しかったですw。
どん!どん!と立て替えで自分のビルが大きくなっていくのも楽しいですし、ビルは四角形のものばかりではなくて、テトリスのブロックみたいなのや変な形のがあるんですが、それをこの土地におけるかな、置くためにはこう土地を取らないとダメだな…と、タイル配置って大した作業でもないのになんで面白いんですかね。

ルールの単純さ(縛りの少なさ)、プレイしている際の気持ちよさ、チケット・トゥ・ライドやカルカソンヌクラスの誰でも深くも浅くも楽しめる王道ゲームなように僕は感じました。

30カラット/ 30 Carats

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(6人でインストこみ1時間ほど)

【概要&ルール】

俺らは宝石掘り!宝石ざくざく掘ってきたぜ!自分の持ってる宝石の価値はよくわからんが、みんな!交換しようぜ!

ようわからん設定ですが、ゲームにはプレイヤー人数と等しい種類の宝石が登場し、各プレイヤーに自分が担当する宝石の価値のカードと全宝石5個ずつが配られます。各自、1種だけ宝石の価値がわかった&同じ手持ち宝石の状態でスタートし、ゲーム中に宝石を交換しあいます。
最後に全員が宝石の価値を公開、自分の持っている宝石全ての価値の合計が最も高いプレイヤーが勝利します。

プレイヤーは交換する宝石を自由に選べるわけではなく、手札に書かれた制限に則って交換対象の宝石を選ばないとなりません。カードの指定は、手番プレイヤーに縛りを与えるものと、手番プレイヤー以外に縛りを与えるものがあります。手番プレイヤーが交換材料を出した後、他プレイヤーが同時/時計回りにひとりずつ(カードで指定されます)交換する宝石を提示し、その中からひとりを選んで交換。手番プレイヤーが隣に移るというのを規定回数繰り返します。
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(カードはこんな感じで交換ルールがかかれてます)

※一応、手番の選択肢として、ストックである巾着の中身とランダム交換だったり、他人の価値カードを見るというのもあります。ただし、金(ひとつ価値10)を規定数払う必要があります。

【プレイ内容】

キノさん、如月さん、フォルテさん、フォルテさんの息子さん、ねんそさん、僕の6人で。

宝石の価値カードは-30から5刻みで+30まであります。僕のカードは-5。マイナスではあるんですが、宝石は6種類しか登場しないので、場合によっては、マイナスといっても一番価値が高いというのもありえます。
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(僕の宝石の価値。便宜上、”僕の”とか”誰それの”と書いてますが、単に宝石の価値を初めから知ってるというだけです)

まあ、全くわからんなと思いつつスタート。

スタートプレイヤーのキノさんの宝石は緑。緑を数個とそのほかの宝石を組み合わせて提示してきました。正直、勝ち負けを考えたら危険は危険な手なんですが、僕が出したのは全部緑。
緑に価値があるなら取りに来るだろうと思っていたのに、取りに来ないキノさんw。

いきなりマイナスじゃねえか!

初手ですし、ブラフの可能性ももちろんあるんですが、緑の宝石は僕の担当する赤よりも価値が低いのはほぼ確定です。

そして、次は如月さん。如月さんも自分の担当の宝石をあまり受け取りたくなさそうなそぶり。3番手のねんそさんも同じく自分の色を受け取りたくなさそう…。

僕もマイナスなので当然受け取りたくなく。続くフォルテさん、息子さんも自分の宝石を放出したがっている気配。

もしや全員マイナスの価値カードなの!?と、えー?ええー!?とお互いに疑心暗鬼になる面子。

そんな調子で2周目に突入。

キノさんは1手目も2手目も手番に金を払って他人の価値カードを見るなどしていたので、一番情報を持っているはずなんですが、ひたすら自分の色の宝石を放出したがっているように見えます。
自分の色を処理したがっているのはねんそさんも同様(もちろん僕も)。
如月さん、フォルテさんはなんとなく微妙なんですが自分の宝石も出しつつも、他のプレイヤーの宝石を処理している様子。
フォルテさんの息子さんの宝石はプラス価値のようで全然交換にでてこないw。

手番が回ってくる回数がゲーム中3回しかないのでブラフとかしてる間はなく。マイナスのでかいひとは案外すぐわかります。

こうなると、マイナスの中で誰のマイナスが大きいかなんですが…。

キノさんとねんそさん、どっちの担当宝石の価値がより低いんだ…?

ねんそさんの手番で、ねんそさんはねんそさんの担当宝石を処理するような組み合わせで提示。
みんなもマイナスを減らしたいのでキノさん&ねんそさんの担当宝石を多めに含んだ組み合わせで提示してくるんですが、ねんそさんは迷わずキノさんの担当宝石が多く含まれた組み合わせと交換。

どうもねんそさんの担当宝石のマイナスはかなりでかいようです。

マイナスの宝石処理したくてももうみんな、そんなクソ宝石いるか!という感じになっているので、おいしい高官材料を提示してくることももうほとんどなく、最後は、マイナスの価値が確定している(と思われる)キノ、ねんそ、ひだりの宝石しかでてこない!
マイナス宝石処理することもできなーいというままゲーム終了。

そこで、全ての宝石の価値を公開したわけですが、キノ、ねんそ、ひだりがマイナス(ねんそさんがー25だったかー30の激しいマイナス)。如月さん、フォルテさんがゼロとか少しのプラス。フォルテさんの息子さんが大きめのプラスということで、初期からプラスの情報をおさえていた息子さんの勝利でした。

【感想】

情報格差ひどいですし、他人の宝石の価値がわかった時には大抵全員わかってるか、残り手番が1回くらいしかないので、鋭い推理をして、うまく交換した人が勝つ!ゲームではないです。
次第に、おい、あいつのあの色の宝石やばいぞ…w。捨てろ捨てろと、プレイヤー全員が「口には出さないけど、わかってる」という場の空気が面白いゲームです。
ぬるい正体隠匿が嫌いではなく、どんなゲームでも俺は絶対に勝つ!勝利は絶対命題である!とか気合の入っていない人なら楽しめるゲームではないかと思います。

というか、下手にガチゲーではないのが逆に良くて、対戦ゲームのくせにプレイヤー全員で徐々にわからないものがわかってくる気持ちよさ、正確なところがわからない気持ち悪さを共有して楽しめるという稀有なゲームじゃないかと。
え?もしかしてこういうこと?w。ほんとにそうなの!?という空気、とても楽しいですw。

宝石の価値がー30から+30で5刻みで13段階あるというのも、宝石の種類がプレイヤー数とイコール(3人プレイなら3種類、6人なら6種類)しか出てこないわりに、数多すぎるだろと思っていたのですが、今回のプレイのように価値が低い側に偏るゲーム、プラスに偏るゲーム、満遍なく分散するゲームといくつかバリエーションが生まれ、結果的にゲームの展開が色々あって楽しめるようになっているのかなと、この後、2回目が遊ばれているのを見て思いました。

中央・総武線ボードゲームフェスタに行ってきました

三鷹産業プラザで開かれた「中央・総武線ボードゲームフェスタ」に行ってきました。
ここ数年ゲームマーケットに行ってないので、ボードゲームのイベントとしては、リトルエッセン以来かもしれません。

中央・総務線沿線のゲームショップさんで扱われている/今度扱うゲームの販売と試遊がメインということで、たぶん十分な数があるか、後でまた再入荷するだろうと開場してから2時間くらい経ってくらいに到着しようとのんびり向かいました。
電車の中でツイッターを見ていると、メビウスゲームズブースでエッセングッズをもう少ししたら販売開始することや、テンデイズゲームズブースでテンデイズラジオ派生の中古ゲームセールが行われることなどが流れてきてました。
以前のゲームマーケットでも開場後にリアルタイムで情報が公開されていっていたことがありましたが、会場にいる人はなかなか気づかない(ツイッターとか見てる暇がない)はずなので、のんびり参加のメリットではありますね。

開場につくと入り口のすぐ近くにテンデイズゲームズ店長のタナカマさんがいらしたので、おめでとうございますとご挨拶(ゲームフェスタはテンデイズゲームズ五周年企画のひとつです)。
来場者の波もひと段落していたので写真も撮らせてもらいました。
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直前に店舗の方でのセールに伺った時は、人が来てくれるのか、逆に来すぎて困らないかということを随分気にされていたのですが、ちょうど良いひとの入りで安心されてましたw。

その後はひと通り各ブースを見てまわりつつ、何人か知り合いの方に挨拶しつつ。
会場には7ブースしかないので見るのはすぐに終わりましたが、ニューゲームズオーダーの曼荼羅やメビウスゲームズのエルグランデビッグボックスなどなど、各ブースで「おっ!」というのがありましたし、やっぱイベントいいですね。
財布や棚の事情からそれほどモノは買いませんでしたが。
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(会場の様子)

その後は知り合いの方とデモプレイに参加したり、卓が空くのを待つ間は色々お喋りしたりと、ぐだぐだと閉会間際まで滞在しました。デモプレイに参加したのは、そのゲームで遊びたいというよりも参加するともらえるスタンプをためて抽選会に参加したいからでしたが。
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(入場券にスタンプを押すスペースがあります)
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(デモプレイで遊ばせてもらったペッパー。ひとりの方がペッパーカード全部集めて大変なことになってました)

合間合間に、中古ゲームのセールがはじまったり、スーパーログさんのサイン会が始まったりとゲリラ的なイベントが挟まって退屈することはありませんでした。
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(アングリーセールという名の中古ゲーム販売。なかなか鋭い値付けでした)

自分が年取ったせいというわけでもないと思うのですが、すごいまったりとしたイベントで行って良かったです。着いた直後にあった知り合いの方々は口々に、「なかなかデモプレイ卓が空かない」と仰ってましたが、参加人数的に卓の席数の1.5~2倍程度の人だったので、1ゲーム待てば卓に入れるというよい塩梅の混み具合だったようです。入りたいときにすぐに卓に入れたらガラ空きってことですしね…。
帰り際には、みなさん、良かった。いいイベントだったと仰ってましたし。
なかなか空気感を伝えるのは難しいですが、参加されている方々のマナーもよく、売り手も買い手もぎらぎらした感じがなく、イベントやゲームを楽しもう/楽しめるという場だったと思います。
(それでも開場直後に売り切れたゲームもあったようなので、開場直後はそれなりに合戦みたいな感じだったのかもしれませんが)

最後に自分が買った物。頼まれた品もあってこんだけなのでほんとうに買ってないですね。
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(メキシカの新版はコマがレジン製だそうで、かなり重いです。箱の大きさ的には倍くらい大きいエルグランでビッグボックスよりも重いというみっしり具合)

あと、メビウスゲームズでもらったメビウスアメw。金太郎飴みたいにして作られてるそうです。
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第33回偽エッセン会

ぐんまさんがお仕事でこれなくなってしまったため、たる田さん、しのぽさん、僕の3人での会となりました。
急な仕事は仕方ないとはいえ、平日会だとやはりリスクありますね。

カッパーカントリー
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ミシガン半島の上部、カッパーカントリーと呼ばれている地方が舞台のゲームです。この地方は不毛の荒野と呼ばれていましたが、1840年代に銅や鉄の鉱山が見つかり、カリフォルニアのゴールドラッシュを上回るほどの盛り上がりを見せました。が、100年ほどで全ての銅山は閉山、鉄鉱山もほそぼそと採掘を続けているのみと不毛の荒野に戻ってしまっています。ミシガン州の1/3を占めますが、今人口は3%程度しか住んでいないという寂しさぶりです。

そんなカッパーカントリー育ちのデザイナーがカッパーカントリーを舞台に銅鉱山で胴を掘るゲームを作ったのがこのゲームです。

プレイヤーは手番にマネジメントアクションを2つ、レイバーアクションを1つ実施し、終了条件を満たすまで時計回りに手番をまわします。

マネジメントアクションは主に以下の3つ。
・道具カードをドローする
・建物を建てる
・鉱山を調査する

レイバーアクションは主に以下の4つ。
・鉱山を採掘する
・鉱山を試し掘りする
・ワーカー移動
・ワーカーを再利用可能にする

すげえざっくり書くと、道具カードに削岩機やトロッコなどのアイコンが書かれており、採掘時にドローした鉱山カードに書かれたのと同じアイコンの道具カードを捨てられれば採掘成功で、鉱山カードを獲得(得点)できるという仕組みになってます。
(採掘に必要な道具を予め用意できていれば採掘できるというような感じです)

しのぽさん、たる田さん、僕の3人で。

鉱山を採掘するためにワーカーが必要なのですが、ワーカーは1度採掘すると使用済みとなり、アクションを使って再利用可能にする必要がありますし、そもそも最初はワーカーはひとりしかいないので大事に使う必要があります。それにも関わらず、採掘時に怪我をしたり死んだりする(アクションを使ってストックに戻すことは可能なのであくまで1時離脱)こともあります。

で、建築アクションで家をキャンプに建てると、そのキャンプに隣接している鉱山では怪我や死亡をなかったことにすることができます。そんなわけで、最初は3人とも建築ラッシュ。僕がマップ東部、たる田さんが中央、しのぽさんが西部のキャンプに家を建築しました。

鉱山は採掘するごと枯渇していって最終的に掘れなくなる(※)んですが、当然、キャンプに隣接する鉱山を掘りにいくので3人だと喧嘩せずに鉱山を分割できるのかな?とも思ったんですが、キャンプ地同士は隣接していなくても同じ鉱山と隣接はしているので、その鉱山は取り合いになります。

※ 掘るアクションでは、鉱山カードを1枚ずつ引き、そのカードを解決します。カードには、道具カードを使用して掘る(得点化する)、個人ボードに取っておく(後で掘って得点化する)、パスするのいずれかを選択します(カードに選択肢は全て書いてあります)。
この掘るアクションでドローできる鉱山カードの枚数が、「規定値+ドロー枚数増の建物効果-(これまで採掘した回数×2)」で決まり、ドロー可能枚数があればパスしても次のカードを引いて選択肢を選ぶことも出来ますし、採掘してもまだプラスになるならパス時と同様に次のカードを引いて選択肢を選べます。

1,2回全員が掘ったところで、序盤はワーカーが怪我したり死んだりする鉱山カードがないんじゃないのか?と気づいたので、さくっとたる田さんが建物建てたキャンプ地周辺の鉱山を掘りに行きます。
ワーカーは配置時は自由に場所を選べるのですがそれ以降は基本的に1歩ずつしか移動できないので、たぶんたる田さんに仕返しはされにくと読んでの小ずるいプレイです。
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(掘ろうとしているたる田さんのワーカーの目の前に滑り込む、僕の赤いワーカー)

採掘回数が規定値に達すると時代が進み、多くの道具カードは必要になるものの得点の高い鉱山カードが入ってきます。それと同時に道具カードもこれまでカードに1つしか道具アイコンが書かれていなかったものが、AorBのように2つのうちどちらかとして使えるというものが出てきます。
といっても、最初の時代の鉱山カード、道具カードと混ぜて山にするので、まあ、運が悪いと時代1のカードしか引けなかったりします。
(鉱山カードは事前に調査してめくりたくないカードは捨てることも出来るのですが)

僕は道具カードを貯めに貯めた後で調査もして満を持して掘りに行く、しのぽさんは結構ギャンブラー、たる田さんはその中間という感じでプレイスタイルは異なるものの結局得点自体はそう変わりないまま進んでいたのですが、時代3に入ってきた辺りで、がんがん掘っていた弊害がしのぽさんに。
何かというと、時代が進む際の採掘数のカウントはプレイヤー全員の合計なのですが、ひとりでガンガン掘ってれば、自分が拠点にしていたキャンプ周辺の鉱山の採掘回数は他プレイヤーと比べて多くなります(その分点数も多いはずなんですが点数効率は後の時代の方が高いので)。

そんなわけでしのぽさんの掘れる鉱山は僕らに比べて少なく、そして、序盤、たる田さんのキャンプ周辺に僕がお邪魔していたため、キャンプ周辺で採掘できる鉱山を一番持っているのは僕という状況で最後の時代に突入。

最初の時代では道具カードにはひとつの道具しか書かれておらず、二番目の時代ではAorBと2つのうち、どちらかが使えるようになり、いよいよ最後の時代はA&Bとカード1枚で2つの道具が使えるようになりました。
鉱山カードもタダでパスする選択肢はなくなり、ワーカーを殺すか、採掘を成功させるのか二択みたいなものが現れます。

道具カードも鉱山カードも全ての時代のものを混ぜて山を作るので、かなり引き運が大きくなってきます。道具カードはチケライのように何枚かが表になっており、表のものからとるか、山から引くかを選べます。まあ、そうなると当然表向きのカードには道具が1つしか書かれていないものが貯まるわけで、まあ、それでも欲しい道具があればコツコツとってもいいかーと僕が取ると補充には道具が2つ書かれたカードが出てきて下家のたる田さんがそれを悠々と獲得とするということが何度かあったり。

それでも採掘できる場所があるのは有利だろうとコツコツ道具カードを貯めていたのですが、いよいよしのぽさんのワーカーの移動範囲に掘れる鉱山がなくなる時がやってきました。
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(もうあと2箇所しか岩コマを置けないのでそれでここの鉱山は枯渇します)

僕:「あ、そういえば採掘回数を示す岩コマを掘ったの場所と別の鉱山に移せるって効果が建物にありましたね」
たる田さん:「あー、そんなこと言ってたね。そういえば」

インストした僕もすっかり忘れていたのですが、キャンプに建てる建物と別に、採掘回数を増やすために鉱山に建てる建物があり、その建物自体は採掘回数増やしたいのでみなさん建てていたのですが、岩コマをワープさせられるという効果は、直感的でないからかあることを忘れてしまっていました。

ワーカーがいないと鉱山掘れない&ワーカー移動に制約があるので普通はワープ建物も自分がメインで掘っている鉱山周辺に建てるんですが、しのぽさんはなんとなく離れたところに建てたのが1つあり、そこに岩をワープ!
で、飛んできた先の鉱山は僕が掘ろうと思っていたところ!
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(あー、ここ岩捨てるのにちょうどいいわー)

えー、まあ、1つくらいなら…とは思ったんですが、当然、たる田さんも岩をワープさせるわけですが、もう岩をおくための場所(=掘れる鉱山)があまりなく、そうなるとワープさせる先は僕が最後に掘るつもりだった鉱山なわけで。
たる田さんが高得点の鉱山カードを引く!手札にうなる道具2つ書かれたカードを使って採掘成功!岩をワープさせて連続採掘!と高得点を稼ぎだし、岩コマが規定値に達したため、ゲーム終了。
たる田さんが最後の点数もあり勝利されました。
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(終了図)

最後にためたカードを使って逆転だ!と思ってたんですが、しのぽさん、たる田さんのワープ先の建物が隣接してる鉱山残してたこともあって、その機会自体がまわってこずに終わってしまいました…。

道具カード集めて、それで掘れる鉱山カードのめくり運にかける。めくり運にかけたくなければ道具カードを多く手札に用意したり、事前に調査をしたりで掘れない鉱山カードに当たるリスクは減らせる。ただし、アクション効率は悪くなる。と、オーソドックスな作りですし、移動制限や建築可能場所の関係で陣取り要素もあったりしてやり応えはあります。

ただ、得点の元になる道具カードの引き運大きすぎるんで、場合によってはプレイヤー間で差が激しくつくかもしれません。時代が先に進むに従って道具カードが強く(アイコン数が増える)のは構わないのですが、全ての時代の道具カードを混ぜて山にするので最初の時代のカードも引く場合があり、最後の時代のカードを引くのに比べてアクション効率が半分になってしまうのはさすがにきっついです。チケットトゥライド方式で表向きのカードと山札とで選択肢がありますが、この方式だと表向きのとこに弱いカードが貯まるので、山から引く運ゲーになるか、我慢できずに表向きから引いた人が損するかになるんですよね…。
各カードに時代ごとの効果が書いてあれば、カード枚数を増やさずに時代の変遷で効果を変えられますが、道具カードにフレーバーが書かれてるので、たぶん、時代で効果を変えることができないんだと思います。

それでも、ゲームが面白くなるならという考えもありますが、このゲームのデザイナーさんコンビはふたりともカッパーカントリー出身で、テーマやフレーバーにかなり思い入れがあるみたいなんで、結果的にゲームの面白さを犠牲にしてもテーマを大事にしたかったのかもしれません。
ゲームシステムが面白い面白くないというのももちろんゲームの楽しみ方ではあるんですが、作者が思い入れを持っているんであれば、その部分もまるっと含めて楽しめたらなと思うわけで、カッパーカントリーは鉱山を掘るために半島に建物が建ち、徐々にワーカーが増えていき、そして鉱山が枯渇して何も取れなくなるという、テーマもわかりつつ遊ぶのがベストだと思います。
ゲームとして最低限の面白さはあるし、今回そう使われなかった岩のワープも考えつつやればもっとプレイヤー間の絡みも熱くなると思いますし。まあ、くっそ荒いゲームではあるんですけど。
プロフィール

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
-------------------------
連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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