デンポー!!

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(インスト込み5人で50分ほど)

【概要&ルール】

出来る限り短いヒントで回答者に答えを当てさせるゲームです。

出題者が単語を1つホワイトボードに書き、回答者以外のプレイヤーに見せます。その後、回答者以外の全てのプレイヤーでその単語を連想させるようなヒントを手元のメモ帳に書き、全員が書き終わったらヒントの文字数が少ないプレイヤーから回答者に伝えていって、回答者が正解したらその時のヒントを出していたプレイヤーと回答者が得点します。

これを規定回数繰り返して点数の高いプレイヤーが勝利します。

【プレイ内容】

朱里さん、キノさん、一味さん、Blueroseさん、僕の5人で。

シュピール亭というPodcastのこちらの回での紹介とても楽しそうだったのでサークルさんのサイトから購入しました(いまはすごろくやなどでも取り扱いがあるようです)。

僕が最初の回答者になり、みんなからヒントをもらっていきました。
※ヒントは必ずカタカナで書き、回答者に読み上げてもらいます(漢字やイントネーションがヒントになるため)

最初のヒント:「ハナビ」
僕:「夏!」
みなさん:「違います!」

第二のヒント:「ウミ、キモノ」
僕:「(浴衣かなあ?でもキモノで浴衣ってまんますぎるなあ(※))祭り!」
みなさん:「違います!」

※ヒントには解答に含まれる単語や、その直訳は使えません(「東京タワー」のヒントにトウキョウとかトウとかは×)

第三のヒント:「ハナビタイカイ」
僕:「ヒント増えねえ!なんだあ?」

まあ、答えは浴衣だったのですが一旦違うかもと思ったものはなかなか頭に出てこず、最後のヒントまでもらっても不正解で終了。みなさんに「何故わからないのか!?」と言われつつ、回答者がBlueroseさんに移って2問目。

これも4人全員のヒントを出ても正解にたどり着かれ無かったのですが、ヒントだけ並べて書くと、

「アキラ」
「イトウ」
「マリック」
「ハンドパワー」

もう1巡ヒント出してみますかということで、全員2つ目のヒントをだすことに。Bluuroseさんの回答はトリックやマジックという感じのものだったので、僕のヒントは「カンジ(漢字)」。で、それを受けての回答は「手品!」。まあ、そうですよねー(正解は「超能力」でした)。他のヒントだとユリゲラーとかも出てました。

ヒント出す側が超能力とか手品とかがごっちゃになってる(から解きにくかったのでは?)ということを仰ってるかたもいらっしゃいましたが、2問目まで終わってみなさん気づきます。

自身のヒントはより短いほうが正解が出た時の得点は高いとはいえ、当ててもらえないと意味無いですし、いたずらにヒントを短くするよりもちょっとヒントを長くして2番手、3番手をわざと狙ったり、回答者の思考パターンや知識を考えてヒントを出すべきなんじゃないかと。

何問目かで如月さんが回答者になり、問題は「スカイツリー」。僕はちょっと文字数の多いヒントで4番手。しかし、如月さんならきっとこれでばっちし特定できるはず!
タカイトウとか、テンボウダイというヒントが出た後(回答は東京タワーとかでした)、僕のヒントの番に。そして僕が書いていたヒントは、「タカサ、ムサシ」(スカイツリーは立ってる場所が”武蔵”の国だということで高さが634メートル)。

如月さんは「スカイツリー!」と見事正解! ムサシって?と仰ってる方もいらしたので、如月さんにならと考えたヒントがばしっと決まって気持ちよかったですw。

その後は、キノさん出題の「オオアリクイ」というどうやってヒント出せばいいんだという超難問に朱里さんが「ナガイシタ」というヒントで正解して盛り上がったり(キノさんは「アリクイ」にすればよかったと仰ってましたw)、「カタン」とかゲーム会らしい問題もでたりして終了しました。

点数は4問目くらいからメモってなかったので勝ち負けはよくわかりませんw。

【感想】

なんらかの形でヒント出して正解を当てるゲームって沢山あるわけですが、どれも会心のヒントで当ててもらえる嬉しさ、どういうヒントを出すのかの悩ましさ、え!?そのヒントで当てるの!という意外性などなど、どのゲームも同じような面白さがあって、どれも多人数で盛り上がれるゲームになってることを改めて認識できました。

大抵のこういうゲームって、ヒントを出す際に予め用意されたカードを使ったり、絵だったり、その絵の中でも画数を少なくするものだったり、決められた形やドット絵といった絵の書き方に決まりがあったりと、なんらかの縛りがあり、その不自由さが面白さの元になってると思っていたのですが、デンポー!!は(カタカナのみ&文字数が少ないほうが良いとは言え)基本的に自由に書けるにも関わらず、ちゃんと先に上げたような面白さが遜色なく味わえました。

やってみるとわかるのですが、言葉のヒントである言葉を端的に伝える、表現するという行為が難しいのに気づきます。
回答者が頭を働かせてなんとかヒントから解答を出そうと頑張ってくれるので、まだましですが、ある言葉を別の言葉で定義しようとするって辞書を作ってるようなもんなんですよね。
そんなわけで、ヒントを出した側と出された側で、そのヒントを同じように解釈するのが難しいが故の、ヒントがばしっと伝わった時のカタルシスがあるわけですが、このゲームでもそれはちゃんとあります。

むしろ自由に自分の思うことを表現できるからこその工夫のしがいもありますし。自由と言っても、絵みたいに上手い下手はないかわりに、案外、プレイヤー同士で知ってる言葉知らない言葉とかあるんですけどw。
このゲームならではの面白さというと、言葉の表現の難しさに加えて、結構全く同じヒントがでてきちゃうことでしょうか。またこれかよ!みたいな。プレイ内容の方にも書きましたが、ハナビとハナビタイカイで文字数は違うけど、実質同じだよ!と盛り上がります。

あとは、残念というか、無念というかなんですが、紙ペンゲームなので製品を買う必要性がオープン会で立ちやすくなるということしかないのが…。まあ、仕方ないんですけど…。

シンク ストレート!/Think Str8!

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(3人でインスト込み1時間ほど)

【概要&ルール】

3つの数字の合計でヒントが得られる複雑になったドメモです。

カードは全6色で、どの色も0~7が1枚ずつあります。そこから各色1枚ずつ各プレイヤーに配られます。
各プレイヤーがカードを自分だけに見えないようカード立てに並べ、他人の前に並んでいるカードの数字から、自分の前の数字を当てることを目指します。

毎ラウンド、ゲームはプレイヤー1人がダイスを3つ振り、出た目の色のカード数字の合計を予想します。カードの数字は0~7なので、3枚で0~21の間のどこかを予想するのですが、予想は予め用意されたバーを用いて、範囲を指定することで行います。
予想が当たれば得点、外れれば予想が正解よりも大きかったか、小さかったかを教えられた上で自分の前の任意のカード1枚を捨てて(場に公開して)捨てたものと同じ色の新しい1枚を引きます。予想の時に使ったバーが短いほど(予想の数字の範囲が狭いほど)当てた時の得点が高いです。

これを規定ラウンド繰り返した後、自分の前のすべてのカードについて1枚ずつ予想を行い、それによる点数を加えて最も点数の高いプレイヤーが勝利します。

【プレイ内容】

キノさん、一味さん、僕の3人で。

3人で遊ぶときにも情報量の問題からか4人目の分のカードもセットアップ時に公開します。

ドメモなら自分から見えてない数字で確率高そうなのから言っていけばいいのですが、数字3つ同時、範囲指定ということで適当に予想するのもちょっと無理があります。そんなわけで、考えるわけですが…。

例えば、青、緑、赤の目が出たとして各色の候補が、
青:0,1,2,4,6
緑:1,2,3,6,7
赤:2,3,4,6,7
だった場合、3色の合計値は3~20のどこかになります。

これで、合計値が17~19のどこかという予想をしたとして、
正解が予想よりも大きいと言われれば、青6緑7赤7が確定します(19よりも大きいのは青6緑7赤7で作れる20しかないので)。
正解が予想通りと言われれば青の0,1,2、緑の1,2,3、赤の2,3は候補から消えます。
ただ、正解が予想よりも小さいと言わると候補の絞込は全く進みません。

じゃあ、なんて今回は予想すればいいんだ?というのを毎ラウンドやっていきます。どの範囲で予想すれば一番効率よく数字が絞り込めるとか落ち着いて考えてもえーっとどうすればいいんだ?となるものを、ゲーム中にやっていくわけで、かなり大変ですw。

ダイスを振ったプレイヤーはダイス1つを任意の目に変えられるので、3色ではなくて、赤赤緑とかのように2色にして予想しやすくしたり、間違えた時に捨てるカードの色を他プレイヤーとあわせてどんどん新しいカードを公開させることで推理の手間をなくしたりしてました。自分だけでなくみんな同じ条件で楽にはなるんですが、あまり人のことを気にしている余裕はないです。
まあ、ここらへんはプレイヤーの脳みそと相談しつつ。

キノさん、一味さんも、僕も、ひーひー言いながら毎ラウンド、この予想にすればここまで絞れるから…と徐々に徐々にぼちぼちとやっていきます。

毎ラウンド本当に1歩ずつという感じながら、いくつかの色で残り1つまで特定できてきてたんですが、誰かが予想を外して新しいカード引いた時、自分のとこの数字だと思ってた数字が出てきたりして終了直前まで、悲鳴が飛び交っていましたw。

最後の1、2ラウンドは、ほぼ数字の特定が終わったキノさんが一味さんと僕にこれ以上の情報を与える必要はないと判断されて、公開されたカードで既に全員特定できているのが明らかな色のみにダイス目を変更して、消化試合的にこなしてゲーム終了。

そして最後の各自の自分の前のカードの数字当てです。
この時もピンポイントで数字1つのみ宣言して当てれば5点、宣言を2つにすれば2点、3つにすれば1点です。ここで外すとマイナス2点なため、僕は素直に2つにまでしか絞り込めてないのは2つ宣言することにしました。

キノさん、一味さんは途中のメモが間違っていたようで、あれー?どこで間違った?とやってるのを尻目に幸い全色当てることが出来た僕が勝利しましたw。

【感想】

頭の体操的にこれくらいややこしい推理ゲームの方が好みです。が、毎ラウンドそれなりに時間かけて予想することを許して欲しいですし、僕の頭だと自分の数字の絞込に手一杯で複数人でプレイするなりの面白さを見出すところまではいきませんでした。
これくらいの頭の体操やるのはすげー楽しいですが、ひとりでパズルやってるのとあまり変わりません。みんなと苦しみを共有しつつパズルをやるのも楽しいんですけど。

一応、人の予想をみて自分の数字のヒントになることもありますし、キノさんがやったみたいに他人を意識したプレイというのもできはします。予想に使うバーも同じものは用意されていないので先に使いたいものを他人に取られるということもあり得ます。せっかく人と一緒に遊ぶので、いつかはちゃんと人を意識したプレイができるようになりたいものです。

あと、僕はプレイするぶんには気になりませんが、ボードは薄い紙、カードも自分でペリペリと切り離すやつと雑誌の付録みたいなコンポーネントなので、箱を開けた時にちょっとがっかりする人もいるかもしれません。
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第44回偽エッセン会

僕が参加できなかったり、最後のラウンドの得点の伸びがかなりあるのに時間の都合で途中終了になってしまったりで、ブログ上ではかなり回次が開いてしまいましたが毎月開催はされていた偽エッセン会。今回はちょうど会場として使わせていただいているフローチャートが7周年ということでお祝いさせていただいたりしつつ、くじ引きをしたり。記念料理とかもありました。

ダイナスティ
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今回はぐんまさんが個人輸入されていたハンスの新作であるこちらを。

テーマは政略結婚で、中世ヨーロッパを舞台に各国に自分の一族の人間を送り込んでマジョリティ争いをするゲームです。

プレイヤーは手番に手札を1枚プレイしてそのカードに書かれたアクションの中から1つを選択して実行します。これを全員がパス抜けするまで時計回りに実行します。手札は使い切る必要はなく、次ラウンドに持ち越すこともできます。
その後、ラウンド終了時の処理をしたのち、手札が補充され、次ラウンドに…というのを規定ラウンド繰り返し、勝利点の高いプレイヤーが勝利します。

カードに書かれたアクションは基本的には、婿を決める、嫁を決める、交易する、有力者の力を使うのうちのいずれか2つと、スペシャル効果の3つです。カードプレイ時にはその中から1つを選択します。交易以外のアクションには対応するリソースがあり、それを規定数支払う必要があります。
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(手札にはアイコンが3種類とスペシャル効果が書かれています)

たる田さん、しのぽさん、ぐんまさん、僕の4人で。

ゲーム開始時にハンスお得意の目的カードが2枚ずつ配られます。このカードには都市名が2つずつ書かれており、その都市の婿か嫁に自コマがおいてあれば得点になります。
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(僕に配られた初期目的カード。ちなみに都市名が指定されているのは初期目的カードだけで、ゲーム中に手に入る目的カードは、「あるリソース数が現時点でトップ」とか、「ボード上に嫁としておいたコマ数×○点」みたいなのです)

まず、婿と嫁ですが、ボード上の各都市に婿スペース、嫁スペースがあります。対応するアクションの書かれたカードをプレイし、置きたいスペースに書かれたリソース(婿なら黒、嫁なら白のリソース)を支払って自コマを置きます。当然、各都市には婿1スペース、嫁1スペースしかなく、また、置かれたコマをどかすことはできないので目的カードを達成したければ先に置く必要があります。

正直、僕はハンスの目的カードによるゲームバリエーションの付け方は好きではないのですが、今回、お、と思ったのが2点。
まず1点目、ゲーム中にも目的カードを手に入れる機会がありますが、ラウンドを持ち越せる枚数に制限があったり、ゲーム終了時だけでなくラウンド終了処理中に得点化することができたりと、得点機会がゲーム終了時だけではなくなっている点。このため、”その時点で”あるリソース数がトップであることでX点だったり、ラウンド1なら1コマ5点、ゲーム終了時なら1コマ3点みたいなのがあります。

(でも、ゲーム開始時の目的カード、都市2つにコマを置くというのはどれも変わらないのにコマを置く際に支払うリソース数によって得点に(数点ではありますが)差がつけられてるのは納得いかないですがw)

2点目は目的カードから得られる点が低くなっていることです。得点機会はだいたい以下の4つで
・1,2ラウンド終了時、各都市に置かれた独身(婿or嫁が単体)のコマ
・結婚(1都市の婿、嫁の両スペースが埋まった)時に振られるダイス
・目的カード
・ゲーム終了時、各国においてるコマによるマジョリティ

たいていのゲームだと目的カードとか最後のマジョリティの得点が大きいんですが、ダイナスティでは特に目的カード1枚当たりの点数が低めに抑えられているように感じました(そうはいっても大きく得点源ではあるんですけど)。

まあ、ともあれ、特に指針もないし、ラウンドを跨げる目的カードの枚数も制限があるので、とりあえず最初にもらった目的カード達成に向けて動こうとしましたが、初期にもらえるリソースだと目的カード達成に全然足りないので、リソースを取ることにしました。

リソースを獲得する方法はいくつかあるんですが、運の要素なしで取れるのは、交易アクションを行うか、有力者の力を借りるかの2択。

そのうち、有力者の力を借りるは対応するアクションの書かれたカードをプレイし、青のリソースを支払うことで実行できます。
いわゆる特殊能力タイルというのがランダムに並べられており、そのうち1つを実行できます。内訳は、交易船から1つずつリソースをとったり、他人からリソースを奪ったり、アクションカードを2枚新たにもらったり、黒白リソースなしで婿or嫁コマを置けたりなどなどと結構強いです。

交易は、ボード上に3つある交易船から1つに自コマを置きます。交易船にはリソースが5コマ置かれています。ただし、プレイヤーのコマが1つしか置かれてない時点ではリソースは獲得できません。最初に置いたプレイヤー以外がコマを交易船に置くと、あとから置いたプレイヤーが交易船に置かれたリソースを2つにわけ、先にコマを置いていたプレイヤーが好きな方を取るといういわゆる「ケーキの切り分け」が行われ、ようやくリソースが獲得できます。
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(交易船にはリソースが置かれ、各船にプレイヤーがコマを2つ置くと分配がはじまります)

各有力者は1ラウンド1回使われると自ラウンドまで使用できなくなるので、リソースを主に手に入れる方法は交易になります。
なるんですが、上記の通り、自分の手番にすぐに手に入るわけではないですし、手に入ったとしても、「ケーキの切り分け」が行われるので、交易ではある色のリソースを集中して手に入れることはほぼできません。黒や白はたいていの都市で同色のが2つとか3ついるので、まとめて渡すようなことはあまりされないのです。

そんな中、有力者タイルで各交易船から1つずつ好きなリソースを取れるフランシスドレイクを選んだたる田さんが、まとまって同じ色のリソースを手に入れて、他プレイヤーに先んじてパリに嫁を送り込みます。

都市には王冠マークのつくものがあり、その国の全ての王冠マーク付き都市に自コマを置いていればゲーム終了時にボーナスがもらえます。そして、この王冠マーク付きの都市の数は国によって異なっており、なんとフランスはたる田さんが置いたパリのみ。

これでたる田さんは王冠ボーナスの7点(ここの点はゲームごとに異なりますがだいたいこんなもんです。あと、目的カードからは10点前後もらえます)を獲得。

パリが得点的においしいのは、当然みなさん把握しており、続けてぐんまさんがパリの婿側のスペースにコマを置いて結婚成立!

結婚が成立するとおめでとうございます!ということでご祝儀のダイスが振られます。実は婿スペース、嫁スペースには大小があり、小さいスペースにコマをおいたプレイヤーがダイスを振り、そのあと、2つと1つに「ケーキの切り分け」を行い、大きいスペースにおいてたプレイヤーが好きな方を取り、残ったのを小さい方においてたプレイヤーが獲得します。

そして、このダイスが強い!運次第なので必ずしも強いわけではないですが、勝利点で5、6点もらえる目や、目的カードを手に入れる目、ゲーム終了時のマジョリティ勝負時にコマ数+1する紋章がもらえる目などなど、3種類のダイスの18個の目の中に半分かそれ以上くらい強い効果の目が入ってます。
(まあ、政略結婚のゲームなので結婚したらご褒美が強力ってのはわかるんですが)

そして、僕としのぽさんもウィーンにコマを置きあって結婚。僕としのぽさんもダイスの恩恵を受けました。

ダイス効果が強いですし、結婚成立しなくても1ラウンド終了時に盤面に置かれていた独身の婿コマ、嫁コマから得点できるので結婚に向けたアクションを行うべきではあるんですが、前述のとおり、リソースが足りないので僕は1ラウンドはしゃがみ気味でしたが、僕以外の3方はカードのスペシャルアクション「金色のリソースを支払うとカードに指定された都市に婿or嫁コマが置ける」も使うことで2,3都市にコマを置かれてました。

いや、これはまずいなーと思いはするものの、貴重なアクション回数やリソースを無駄に使うわけにもいかないので我慢しました。どうも3方はうまいこと目的カードにあった都市におけるカードを持っていたようです。

そして2ラウンド目開始。1ラウンド目に溜めたリソースでようやく都市にコマを置いていけるので、どの都市にどの順番で置くかを考えます。ダイス効果が強いので婿、嫁問わず大きいスペースの方にできるだけ置くべきだよなと思いつつ、その分のリソースも確保できていることを確認し、使うカードはこれだなーと手番を待っていると、僕の目的カードに指定されている都市の大きいスペースに上家のぐんまさんがコマを配置されました。

ぐんまさんがその都市に置かれたのはたぶん目的カードの目的地だったためでしょうし、初期目的カードの目的地が3人以上で被っているとは考えにくいので、僕の目的地になっている都市にぐんまさんにコマを置かれたとしても焦る必要はないとは思いました。思いましたが、各都市には婿、嫁が1つずつしか置くことはできないので、もうひとりどなたかがその都市にコマを置くと僕の目的カードは達成不可能になってしまいます。
それはさすがに避けたかったので、この手番に置こうとしていた都市から変更して、つい先ほどぐんまさんがコマを置いた都市にコマを置きました。
まあ、いま置こうとしてた都市には次手番でコマを置けばいいや…と思っていると、下家のたる田さんがその都市の大きい方のスペースにコマを配置w。

さすがに、ええええええーーーーと思わず口に出してしまいましたw。

しかも、この2都市はともに嫁側が大きいスペースだったので僕は嫁コマを置くための白いリソースをためていましたが、どちらもおさえられてしまったので、婿側に置くための黒いリソースが必要になってしまいました。
幸い、2つで任意の色1つとして使えるピンクのリソースがいくつかあったので、それを使ってコマを配置しましたが、えらく計画が変わってしまいました。

とはいえ、手元に白いリソースが残っていることには変わりないので、このリソースを使って空いてる嫁スペースにコマをどんどん配置しました。

そして最終3ラウンド目に突入です。

前述のとおり、主な得点源は目的カードと結婚時のダイスと、そして各国のマジョリティです。
さすがにここまでくると誰がどの国を取れそうかはわかります。

たぶん初期の目的カードで指定された都市に配置してる間に、ここの国のマジョリティとれそうだから、目的カード関係ないけどコマおいといくかという流れになっているかと思うのですが、イギリスはしのぽさん、スペインとフランスがたる田さん、そしてローマ帝国は僕、ぐんまさんは大きいスペースには数多く置いているものの全体のコマ数は少な目でボード上のコマでマジョリティを取っている国はなしという状況でした。

前述のとおり、各国の王冠マーク付き都市すべてにコマを置くとボーナス点がもらえ、フランスはパリ1都市のみですが、ローマ帝国は4都市も王冠付きがあり、僕は目的カードでそのうち1都市にコマを置いたついでに他の王冠付き3都市にもコマをおき、他にの都市にもコマを置いていたので、2ラウンド目開始時点でローマ帝国内に合計6個もコマがありました。次点が2個のぐんまさんだったので、まあ、逆転狙うような無駄なリソースを突っ込む人はいないだろうし、いてもその都度僕もローマ帝国内にコマをおけば大丈夫だろうと思ってました。

しかし、よく見るとぐんまさんの手元には紋章トークンがたくさん!紋章トークンはゲーム終了時のマジョリティを見る際にコマ1つと同等の扱いになります。
ぐんまさんは大きいスペースにコマを置くことが多く、結婚時のダイスボーナスをたいてい2つ獲得されていたのでたまっていたようです。ぶっちゃけマジョリティ争いはローマ帝国以外に興味がなく、6個もおいてれば大丈夫だろうと紋章トークンはノーマークでした。紋章トークンを入れるとぐんまさんはローマ帝国では僕とコマ2つ差、フランスではたる田さんを抜いてマジョリティトップでした。コマ2つ差というのも、1つコマを置いて、その結婚でふったダイスに”子供が産まれる”目がでて子供コマも置かれると一気に追いつかれてしまいます。

さすがにここは守らねば!と思いはしますが、それでも一気に追い抜かされるわけでもないので、まだぐんまさんの動きを見てからでいいやと別のことをやることにしました。

強力な有力者の力を借りるアクションも使いたかったのですが、なんとこのラウンド開始時に補充された僕の手札にはそのアクションを行えるカードは全くなし!
まあ、逆に迷うことなく淡々とリソース補充とコマ配置をやればいいということでもあります。
ローマ帝国以外のマジョリティ争いのトップを取るのは難しいですが、フランス、イギリス、スペインともにうまいこといけば2位ならなんとか狙えそうです。幸い手番は最後だったのでみなさんの動きを見て、するっと2位に滑り込むようにコマをおいていきます。

なんとかフランス、イギリスでマジョリティの2位を、ローマ帝国で1位を取れる状況で手札がきれたので僕はパス抜け。
手札を増やすアクションを行ったしのぽさんだけが最後まで残ってアクションをされてました。

しのぽさんはまだ初期の目的カードを達成されておらず、最後のアクションでローマ帝国のある都市にコマを置いてようやく目的達成できた!と喜ばれてました。

が、それは喜ばしいこととして、なんか大変なことが起こったような…。

この最後にコマを配置した都市には、”本トークン”が置かれていて、コマ配置時に獲得できます。本トークンにはリソースが獲得できたり、即時アクションができるものなど色々効果があるのですが、そのなかに紋章トークンと同じ効果のものがあります。
そして、しのぽさんが引いた本トークンにはローマ帝国の紋章が。
しのぽさんはこれまでにもダイス効果でローマ帝国の紋章を1つ獲得されていたのでマジョリティ争いではコマ数+2になりました。

んんんん?とちょっと慌てて数を数えてみたところ、しのぽさんのコマ数は3個なので紋章を入れてもまだ5つ。僕の6つにはぎりぎり達してませんでした。
自分がパス抜けした後で逆転されたら洒落にならんかったですよーとか言いながら、ラウンド終了時の処理に。

ラウンド終了時には、パス抜けした順番で勝利点やリソースなど各人1つずつもらえます。これは先に取られると同じものは取れません。先抜けすると欲しいものが取れるというようになってます。
一番先に抜けたぐんまさんは目的カードの達成にかかわっているようで、新しく都市を任意の国に作り出すものを選択。たる田さんはマジョリティ争いの得点にボーナス点を追加するクレストを獲得。ローマ帝国は都市数が多く、マジョリティ争いに参加するためにそれなりのリソースを割かなければならないためかクレストのボーナス点が大きく、正直欲しかったのですが、取られたものは仕方ないということで、僕は目的カードを引くことに。

そして最後にパス抜けしたしのぽさんはNPCコマを任意の都市において独身コマを結婚させることのできるものを選択。
この時も結婚祝いのダイスは振られますが、切り分けは発生せず、自分の好きな2つを選ぶことができます。
しのぽさんの振った目は…。
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なんと子供が産まれるとローマ帝国の紋章獲得の目が!(ともに6面ダイスに1つしかない目なので1/36の確率です)
しのぽさんは当然これを選択して一気にローマ帝国のマジョリティ争いにコマを2つ追加。これで僕が6つ、しのぽさん7つと逆転!

そりゃあ、ねえぜえええええええと大変落胆しましたが、目的カードからの点数、マジョリティ争いの争いの点数も入れていくと、なんとしのぽさんが1点差でぐんまさんをまくって勝利!
ローマ帝国のマジョリティ点が最後のしのぽさんの手番まで、僕15点、ぐんまさん8点、しのぽさん0点だったのが、最終的には、しのぽさん15点、僕8点、ぐんまさん0点と大きく点数が動いての逆転だったので劇的というか…。

ぐんまさんは合計20点くらいになる目的カード2枚を達成したつもりになって実は達成条件を満たしてなかったという悲劇もあったりしましたが、最後、かなり低い確率から本トークンでローマ帝国を引き当て、さらに1/36のダイス目を振って逆転されたしのぽさん。お見事でした!
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(ゲーム終了時)

ちなみに、3位、4位だったたる田さんと僕の感想戦ひとこと目は、「(プレイ内容的には負けた気がしないので)全く悔しくないな!」でしたw。

さすがハンス!傑作!といっても過言ではない面白さでした。
勝ち負けに関しては正直なところ運要素も大きいんですが、リソースの手に入りにくさ、カードによるアクションの制限、ボードの狭さ(コマ配置箇所の唯一無二さというか)などなどが絶妙で、いま手元にある手札やリソースをもとにどう自分の理想に近いプレイ(コマの配置)ができるかを計画して実行するのが非常に楽しいゲームでした。

リソース獲得して、(ワーカープレイスメントとか、カードプレイとかで)制限のあるアクションをうまいことやりくりして、得点していくというゲームは腐るほどあるわけで、別にこのゲーム独自のものというわけではないです。
では、何がこのゲームを特別面白く感じたのかというと、”盤面の狭さ”じゃないかと思います。最終ラウンドにマジョリティ争いのためにとにかくなんでもどこでもコマを置きたい!という時を除けば、ほとんどの場合で、「この都市でないと困る」ケースですし、選択肢がある時もボード全体で2,3個、しかもいくつかはもう埋まってるということが多いです。
なので、急いでコマを配置しないとならない→コマ配置のための計画実行難易度が高い&急がないとならないように思える→焦る→無事配置!→やったぜ!みたいな。

あと、全ての都市でコマを配置する際、婿と嫁にリソースの差(婿は黒リソース1個に対して、嫁は白リソース2個とか)があるのに対して、一部の目的カードを除けば婿でも嫁でも目的達成する際には関係ないというのも、達成はちょっと難しいがそれなりのバックもあるAコースと、達成はちょっと簡単だけどバックもそれなりのBコースのように計画立てる選択肢ができて計画立案のしやすさや楽しさを増していたり、他プレイヤーに置きたい場所に先置きされた際のリカバリーを容易にしてたりと、ゲーム全体が優しい作りなのもポイント高いです。

交易のリソースやダイスの「ケーキの切り分け」も、ランダムに出てきたリソースやダイス目をどんな場面でも一方が得し過ぎないように人間がコントロールする仕組みとして取り入れられてるのも、こういう手があるのかと思わされました。

「ケーキの切り分け」を主眼においたゲームって、例えばセットコレクション点に傾斜がついているなどの形でプレイヤー間での価値の違いを作り、それによって不平等な切り分け(1:5とか)でも成立する場面があったりもしますし、それが悩ましさの元になっている面もあるんですが、大抵、”全部同じくらいの価値”になってしまうことが多いんですよね。
その”全部同じくらいの価値”に人間が分けるのを運要素の軽減方法として使われてるのはうめえなあと。
まあ、それでも分ける方は、ほんとこの分け方でいいの!?って「ケーキの切り分け」独特の悩ましさにやられるのは同じなんですけど。

「ケーキの切り分け」で分け合う2人の間では出来るだけ差が大きくならないような作りになっているといっても、前述のとおり、勝ち負けはダイスの運要素がかなり大きいです。ダイス3つともカスみたいな目になることもあれば、3つともすごい良い目というのがもちろんありますし、何故か、こういうのって偏るんですよね。今回のゲームでもたる田さんが絡んだ時の目とぐんまさんが絡んだ時の目では全然価値が違ってました(具体的に言うとぐんまさんはダイスから目的カードを、3枚前後は取っている一方でたる田さんは1枚も目的カード無しだったり)。
まあ、ダイスに関して言えば、切り分け後にダイスを2つ取る側のほうが圧倒的に強いのは確かなので、婿や嫁コマの配置時に(今回のぐんまさんのように)大きいスペースばかりにコマを置いて運の偏りを減らす手も有ります。

運要素に関しては、プレイ時間もそれほど長くないですし、絶対に俺は勝ってやるぞ!!!とか思って遊んでるわけでもないですし、上記の通り、計画をうまいことやって大きいスペース中心にコマを置けば軽減される問題なので、それほどマイナス点とは思ってません。

それでも一応、不満もあります。僕はもともとハンスのプレイヤーに自由にやらせてるようで、その実、デザイナーが敷いたレールの上を走らせるような作りはあんま好きではないのですが(自分が勝手に思ってることなので、あんましっくりこない方ばかりかもしれませんがw)、前述の”盤面の狭さ”も初期目的カードの都市をプレイヤー間で被らせることなどで煽ることによって実際のボードの作り以上にプレイヤーに意識させてる(焦らせている)という面もあり、ハンスの手の上で踊らされてるなあというのは、正直気に入らないです。
気に入らないですが、それでも魅力のほうが上回って、早くリプレイしたいなーと思わせてくれるタイトルでした。
プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
-------------------------
連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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