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メビウス30周年記念ゲーム大会に行ってきました。

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メビウスゲームズのXX周年記念というと、20周年の際にメビウスゲームズの店舗で行われたライナー・クニツィアフェアに参加して、来日されていたクニツィアにサインをもらったことがありますが、その五年後、25周年記念の際に行われたゲーム大会には参加していませんでした(20周年のときも講演会やパーティもあったんですが、そちらは参加せず)。20周年の時の記事

ただ、25周年のゲーム大会の感想ツイートがとても楽しそうだったんですよね。大会と聞いて、いやいやそんなガチ勢じゃないし関係ないなと端から参加を考えなかったのを後悔するくらいには。

なので30周年大会が開催される際には、是非参加したいと思っていたものの、実際に開催が発表されるとそれほどボードゲームの知り合いが多いわけでもないので、最低6人というチーム人数がネックでした。とりあえず、主催しているセミクローズ会で話を出したところ3人にはなり、勢いで他チームで参加しそうだったり、”大会”に興味なさそうな方、家庭重視そうな方にも声をかけ、なんとか僕以外に6人の方にOKと言っていただけ、出場できることに(当初6人揃ったからいいやと思っていたのですが、「6人だと何かあった時大変なので、7人目として声をかけられた」という方がおり、そりゃあ、そうかと、うちのチームも7人まで声をかけたのでした)。

結局、仕事の繁忙期と重なった方がおり、規定ぎりぎりの6人で参加することになったので、あの時、7人目がいた方が良いと言ってくださった方には頭が上がりません。
ちなみにメンバー揃って即申し込んだんですが、参加申し込み開始から数日で締め切られていたので、のんびりしてなくて良かったです。

参加申し込みなどは、メンバーの1人のあすまーさんがすぱすぱと手続きしてくださり、その後も、さくさくとゲームの分担決めまで仕切っていただけました(当日も引率的なことをしてくれました。頭が上がりません)。

んで、参加が決まったら次は練習するか!?ですが、まあ、当然、メンバー内で温度差がありますし、そんなにボードゲームを遊ぶ時間を作れない方もいらしたので、できる範囲でくらいのゆるい感じでした。
ゲームのラインナップ的に、大抵のゲームは運要素が大きいので練習してもねえ…という気持ちもありました(痛い目に遭う伏線です)。

いつものセミクローズ会にたまたまサンファン2に参加される方が3,4人集まったので、プレイしたり、当日はルール説明ないという話だったので未プレイのゲームや、ルールの怪しいゲームは1回は遊んでおくとか程度で当日を迎えました。

当日、会場の最寄り駅である錦糸町駅につくと、『それっぽい』人がたくさん! 駅で集合されているのか、5人以上の集まりで人を待ってそうなグループがちらほらと。
会場にはうちのチームの皆さんはほぼ到着されており、名札や各ゲームのレギュレーションや卓の割り振り、チーム紹介などが書かれた冊子を受け取ってくれていました。
他チームにも何人か知り合いの方もおり、あ、どーもどーも、参加されるんですねなどと挨拶しながら冊子を読みます(僕はそんなに知り合いいませんでしたが顔広い人は挨拶だけで結構時間使ったんじゃないでしょうか)。
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(集合写真! うちのチームはいいチーム!)

予選数戦して本戦出場者を決めるのだろうなとは思っていましたが、実際にレギュレーションを見ると、指定された予選卓で連続して3戦前後プレイし、合計得点や順位点に応じて決勝卓に割り振られ、決勝卓でも2戦程度プレイして順位を決めるというものが大半(プレイ時間がかかりそうなゲームは、卓を変えながら2,3戦程度で順位を決めてしまうというのもありました)。

これを見た僕の最初の感想は、「5回もやるんか……」でしたw。

まあ、大会ですし順位決めないとならないのである程度回数やるのは仕方ないです。1卓の人数やタイブレイクの決め方なども書かれていました。
※このレギュレーションを見た時点で、大会慣れしている方々は、どうプレイすればいいのかを考えていらしたようです。僕は細かい事決まってないから、なるようにならあくらいの気持ちで当日を迎えてますが、当日知らされたことをどうプレイに反映できるか?を考えられるように準備して臨んでる方々! 尊敬します。

6人ゲシェンクとか、どの程度チップ払っていいかわからんなあという話もあったので、じゃあ、いまBGAでやりましょうと泥縄感満載のこともやってましたが、マネージャガどうするかねという実のあることも多少やってる間に開会式が始まり……、そしていよいよ1ゲーム目、大会開始です!

実はうちのチームは6人と参加メンバーぎりぎりの人数なので、メンバー全員が休み無しでゲームに参加することになってます(1ゲームあたり休憩含め3時間程度とられており、メンバーに余裕あるチームは待ち時間暇そうだったので、これはこれでよかったです)。

1ゲーム目は僕はアートの横取りに参加です。同卓に知り合いの方がいらしたので緊張ほぐせて良かったです(この方、率先してカードシャッフルしてくださったり、場の空気をやわらげるようなトークを挟んでくださったりと、この後の僕の大会に臨む姿勢のお手本になりました。少なくとも僕の見た範囲では、お客様のような態度で参加されている方はおらず、遊び上手な方が多い印象のイベントではありましたが)。

プレイ自体は発売当時に少しやった程度なので軽くルール確認しながらでしたが、とにかく方針はアリバイ不足の足切りを受けない!で臨みました。

クニツィアのゲームなのでプレイログがPlay:gameにけがわさんが何戦分か残されており、それも参考にはしましたが、全部でアリバイは15個あって4人プレイなので、4つあれば絶対に足切りはされないはず! 4つとるぞ!と思っていましたが、1戦目でアリバイ3つしか取れず、ワンチャンいけるか?とうっすら希望持って臨んだ全員のアリバイ数確認では、アリバイ3つの2人が最小で見事足切りにひっかかり、ゼロ点ということに。
3戦の合計点で結晶卓が決まるので、これはやっちまったなあと思いながら2戦目、3戦目に臨んだところ、肩の力が抜けたのが良かったのか、1戦目の足切りが印象に残ってみなさんからお目溢しいただけたのか、単にカードのめぐり運かそれなりに高得点を取ることができ、卓内では1位で予選を終えることができました。

お、これは(1戦目ゼロ点だったけど)案外いけるんか?と楽観的に思ってましたが、さすがにそんなことはなく、僕は決勝では9位~12位を決める卓に入りました。
残念は残念ですが、全体で36チームなのでぼちぼち、悪くないという卓です。そして、決勝卓のメリットは! 気楽! ひたすらに気楽です。だってどんなにひどい点数とっても12位より下には行かないので。気が抜けていたからというわけでもないですが、決勝でも見事に足切りにあってしまい、何がアリバイ4つはとるぞだとはなりましたが……。
(各ゲームにおける予選と決勝、最終順位の関係が冊子上で明言されていなかったこともあり、決勝卓でも高得点とれば上の順位狙えるの?と思ってた方もいらしたようです。決勝卓でも気を張っていらした方もいたかと思うので、ここははっきり書いて欲しかったです)

1ゲーム目は一味さんが1~4位決めの卓に1点足りず(予選1点差ですね~といってた知り合いが1~4位の卓に入れてたので)5~8位決めの卓に入れたのが一番の好成績でした。そんな勝たなくてもという気持ちではありますが、全ゲームの順位で決まる総合順位もありますし、そんなのはなくても、まあ、そりゃあ勝てた方がいいのは当然なんで、午後頑張りましょう!と会場近くで昼飯屋を物色。
昼休憩が1時間しかなく、絶対に遅れないようにということだったので、会場で弁当などを食べている方が多かったようですが、せっかくなら美味いもの食べたいなとぶらっと歩いて、なんか元気でそうなものを食べて会場に戻りました。
錦糸町って駅前は会場であるマルイを始め、デパートが3,4店あるんですが、その奥にいくと小さい店が乱立してて、面白い街でした。

僕の2ゲーム目は、おねだりパティスリーです。急に代打が決まったゲームなので、前日にWEBでルール勉強、当日の卓でルール教えてもらいながらです。おねだり先に選ばれるようにあまりヘイト集めないようにしながら、人に協力もしすぎないようにかなーと普通に遊んだところ、予選卓の中ではぼちぼちの成績。予選の総合計点で決勝卓が決まるので、僕の点数どんなもんなんだろうと、同じゲームに参加していたさくらさんに点数を伺ったところ、47点と10点差! まじかよ!そんなに点数取れるもんなのか!と思いましたが、夜選卓の全メンバーで点数を上げるようにプレイされていたようで。ブログ書かれてますが、この辺の大会レギュレーションならではのプレイングってすごいですし、大会の面白さでもあるように思います。

どうも予選の点数がかなり団子だったようで、さくらさんは1~4位決めの卓に見事入ってましたが、僕は全く呼ばれず、21位~24位決めの卓でようやく呼ばれました(上のリンクしたブログにもありますがさくらさんはこの後、おねだりパティスリーチャンピオンになってました)。
かなり厳しい順位だなーと思いながらもまた卓の中ではぼちぼち。卓の中でぼちぼちになっても仕方ないんだよ~と思いながら、他のメンバーのところに行ってみると、メンバーのキノさんのペッパーの順位発表待ちでみんな集まってる様子。

正直な話、この時のメンバーの皆さんの顔からあふれる「もう順位の話ししたくないくらいぼろぼろっすよ」感が半端なかったですね。

キノさんもうっかりプレイしちゃったみたいなことを話されており、いや、仕方ないですよとか言い合ってると、集計が終わったようでスタッフのタナカマさんが、下位からチーム番号を読み上げていきます(メビウスの大会ではありますが、テンデイズとすごろくやも協力されてました)。
20位までも呼ばれず、10位までも呼ばれず、え?キノさん失敗してたとか言ってなかった?と、思いながらも、呼ばれるなー、まだ呼ばれるなーと念をタナカマさんに送ります。
5位でも呼ばれない。4位でも3位でも呼ばれない。
「次は(2位はとばして)1位を発表します!」とタナカマさんのアナウンスは続きます。

え!これはもしや……とメンバー全員が期待しました! が! ここでは名前は呼ばれず! 残念! でも、2位!すげえ!とキノさんをみんなで称えます(近くにいた知り合いの方々もおめでとうと声をかけてくださいました。ありがとうございます)。

僕:「何点だったんですか?」
キノさん:「3戦でマイナス9点。ゼロ点、ゼロ点で3戦目でうっかりペッパー持ってるのにスート枯らして、やっちまったと。3戦でゼロ点の人が何人かいるかと思ってたんですけどね」
僕:「それは勝つでしょう!」

気持ちはわかるけど、びっくりしましたよーとみんなで言い合って、よし、次は自分も頑張るぞとそれぞれ3ゲーム目に向かいます!

僕の3戦目は金庫破りのジギ。かなり運要素強めのゲームです。自分が運ゲーでうまくいく時って大抵根拠のない自信でガンガンやってる時だよな!と、自信なさげにプレイせずとにかくブレずにプレイする方針で挑んだところ……。
上家の方に「(任意の金庫を選べる)袋の目ばかりでてませんか!?」と言われるくらいにはダイス運がよく、予選卓の3戦は1位1位2位とこれまでにない成績で終えることができました。

決勝までの待ち時間の間は、(決勝卓は1~4位決定戦の卓に進みたいけど、他の卓に1位×3回の人が何人いるか次第だけど、4人もいないだろう。けど、おるかもしれんしなあ……)と、うだうだ考えてましたが、無事に1~4位決定戦の卓に進出!!

これまでの2ゲームは、もう順位大して変わらんしなあと決勝卓は非常に気楽でしたが、メダルのもらえる1~3位と4位とではぜんぜん違う。同卓のみなさんも、4位は嫌だーっておっしゃってましたw。

決勝戦は2戦やって、順位点に応じて最終順位が決まります。まあ、1位とか2位取っときゃいいんですが……。決勝戦に残ってる強運メンツということもあり、みなさんほぼミスがない! ミスがないのでカードが貯まることもなく、1枚ずつ獲得していくのでなかなか差がつきません。そして、そうなるとますます冒険することもなくなり、ミスがなくなる展開に。いうても、2に対して1がでるようなことももちろんあり、その数少ない機会を拾った方が1戦目1位に。
僕はブレない!と決めた方針を変えたのが見事に逆張りになり、それが響いて3位。
そして2戦目が始まったわけですが、やっぱ1戦目4位の方は逆転を狙うなら冒険せねばならず、そのせいもあり、1戦目よりミスがでる荒れた展開に。
場に美味しいカードがあると周りもついつい冒険しちゃいますからね。僕は1戦目のミスを反省して、とにかく流されないよう方針守った手堅い手をつないだところ、特に勝ったという印象はなかったんですが、終わってみたら2戦目は1位。1戦目1位だった方が2位だったので総合2位をとることができました。

金庫破りのジギを大会前に遊んだ際に、「大会ではカウンティングした方が良い」というようなアドバイスを受け、ガチで勝ちに行くならその通りと思ってたんですが、緊張したりうっかりでほとんどカウンティングできませんでしたw。予選から通じて、大きい数字も小さい数字も同じくらい出てくるような偏りのない展開が続いたので、カウンティングできてなくてもそんなに不利に働きませんでしたが、まあ、カードの出方もサイコロの出目も幸運拾えたのが、勝因でしょうか。
(特に決勝卓の2戦目とか、ついてなさそうな気配を感じたので全く冒険せず、手堅く手堅くのプレイングしたんですが、せいぜい5戦くらいだと、長い運の波どうこうより、開始時の運で乗り切れるか&運を過信しないかとかな感じはしました。同卓の特に上家に強運の持ち主がいるとどうやっても負けますw)

やったー!と思ったんですが、チームメンバーは他のゲームをまだプレイしているので、応援兼ねていろんなテーブルを回りました。どのゲームでも決勝卓の位置は固定なので、座ってる位置でだいたいの順位がわかります。といっても、周りで騒いで応援するのもなんですし、ちょっと順位の悪い卓にいる方にはどう声かけていいかもわからんしで、遠くから眺めてるだけでしたが。
キノさんが3ゲーム目のモンスターカフェでも決勝卓にいらしたので、ちょっと離れたところから応援。なんか負けたーみたいな感じだったので、残念だったのかな?と思ったらまた2位を獲られてました。

この後のチーム戦であるマネージャガではチーム内で作戦考えて臨んだんですが、2戦目の数字が思ったよりも大きくなるのが読めず、ぼちぼちな順位で終了(22位でした)。

10位以内に入れたゲームが半分もなかったので、総合順位は上位に入るのは難しいだろうと思ってましたが閉会式後に配られた戦績みるとほぼ真ん中の17位でした。
総合1位が知り合いが何人かいるチームでしたが、30位以上(全36チームです)のゲームもあって1位でしたし、2位のチームのうるさい知り合い曰く、25周年大会でも総合1位は全ゲームの平均順位は13位程度だったと言ってたので、チーム力というか、負けるゲームもあって良く、ぼちぼちの順位を取るのが大事みたいでした。

閉会式で印象的だったのはぴっぐテンで草場さんが1位を獲られていたこと。ぴっぐテンとか(僕の勝ったジギ以上に)運だけだと思ってたんですが、やりようがあるというか、実力・経験を活かすことができるしっかり”ゲーム”なんだなと。むかーしむかしにぴっぐテンはゲームかゲームじゃないかみたいなやり取りがとあるネット上であったのを思い出しました。
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(豪華な参加賞)

我がチームの総合順位はふるいませんでしたが、参加前から思っていた以上に楽しめました。

とあるゲームでは「大会前に設定したレギュレーションでは十分に楽しんでもらえないことが予選でわかったので、決勝の目標点を倍にしたい。もちろんみなさんの了解があれば」などとスタッフさんから問いかけがあり、場の全員が応えてましたし、主催のメビウスゲームズのおやじさんもママさんも、途中マイクで話される時には、楽しいエピソードも交えつて盛り上げつつ、もう5年後の次回は~と少し寂しいことも仰ったり。(正直もう少し頑張ってほしいスタッフさんも少しいらっしゃいましたし)とにかく色んなことがありましたが、総じて楽しい場だったのは間違いないです。

当初、(めんどくさい)ガチ勢と同卓するの嫌だなあなどと思ってましたが、いざ大会で同卓された方々や遊んでるのを拝見させて頂いた方々はみなさん遊ぶのが上手で、卓を楽しく巧みに盛り上げるような方ばかりでした(よくよく考えると、チームでの参加なので、少なくともチームに誘われる/誘って人数が集まる程度にはコミュニケーション取れる人たちの集まりなんですよね。ここまで考えてチーム戦にされたのかはわかりませんが、大会マナーを一定以上確保する目的でもチーム戦ありだと思います)。

(大会ではありますし、各ゲームのルールブックにも書かれている通り)ボードゲームは、勝つのが目的ではあるが、勝つのだけが目的ではない。というボードゲームの理想的なプレイングをみなさんされてましたし、スタッフさんが作った大会の雰囲気もそれをサポートしていたと思います。

僕が見聞きしたエピソードだけでも全部は書ききれませんが、スタッフさんや同卓いただいた方々、同卓してなくても参加した全員が素晴らしい方々で、楽しさ溢れる素晴らしい大会でした。

メビウスゲームズの35周年記念大会があるかはわかりませんが、この素晴らしいゲーム大会をお手本にした、継ぐような大会がまた開かれることを楽しみにしてますし、僕が25周年大会で感じたような、楽しそう!参加したい!がこの記事で少しでも多くの方に伝われば嬉しいです。

余談。おねだりパティスリーで優勝したさくらさんのブログ記事を読んだ知り合い+本人で、もうさくらさんのトークは信じられない!(ゲームしてる時のトークはもともとお互い大して信じてない)とか軽口をいいあってたところ、
さくらさん:「あのプレイング、普段のひだりさんを参考にしてるところあります」
いや、僕はもっと誠意あるプレイングしてるじゃろ!

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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