ワイルドバイキング

(相方とふたりでインスト込み20分ほど)
【概要】
バイキング達が財宝を持って村に帰ってくる。財宝をどんどんうちの館に運び込んでもらわないと。
【ルール】
カードを使った競りゲーム。バイキングが船に積んでいる財宝をプレイヤー同士で取り合います。最も財宝を獲得できたプレイヤーが勝利します。
場には村と赤、青、黄のバイキング船が並べられ、プレイヤーは手番に1回、サイコロをふります。
サイコロには、赤、青、黄の各バイキング船、黒のバイキング船、船の移動、カードの目があります。
バイキング船の目がでると、その目に対応した船に財宝が1つおかれます。黒のバイキング船はワイルドカードで、好きな船に財宝をつむことができます。
船の移動の目は、場の船が村に向かって移動します。村に一番近い船が村に到着し、それ以外の船は村に近づきます。
村に到着した船の財宝をどのプレイヤーが手に入れるかは、競りで決めます。競りは手札にある船と同じ色のカードで行います。前のプレイヤーが出したカードと以上の枚数を出すかパスするかを、自分以外の全員がパスするまで続けます。
競りに勝ったプレイヤーは競りに使ったカードを捨て財宝を手に入れ、他のプレイヤーはカードを手札に戻します。
カードの目は全プレイヤーが1枚ずつカードを補充します。
船の目が出た時に補充用の財宝がなければ、ゲームは終了です。
【プレイ内容&感想】
相方にやる?とコンポーネントを見せたところ、カワイイ!とのことで即プレイすることに。見るからにゲーム内容が手軽そうってのもあったんだとは思いますが。
とりあえず手探り状態でスタートして、4投目くらいで最初の船移動の目が出ました。相場もよくわからないので、とりえず出せるだけの赤カードを出してみるも、相方にあっさりと上乗せされて競り負けました。
まあ、カードの補充はサイコロの目次第で、かつ1度に1枚ずつしか補充できないので、これで次に赤い船が戻ってきた時には有利になるし、構わないかと思っていたのですが、カードの目がでまくります。1/6なんてなんのもんじゃい!と言わんばかりに出まくります。
このカードの目が出まくる傾向は、ずっと続き、最初のうちは、負けるかもしれないけどカードを全部出さずに残すようにするとか、財宝の数に対してこれ以上カードを出すのはおいしくないなどと考えていたのですが、相手のカードを減らしたとしても、がんがんカードが補充されてしまうので、とりあえずその場その場で全力で競っていく方針に切り替えました。
カードが貯まってしまうので相方も全力で競ってきます。
船が到着する度に、4枚だの5枚だので競り合ってるんですが…。
あくまで机上の話ですが、船の移動の目が出るのは1/6の確率なので、ある色の船が一度村に戻ってから次に村に戻ってくるまでにサイコロは18回振られるとします。とすると、各色の船の目は3回ずつ振られ、黒の船の目も3回でるので各船への財宝補充は4回で(自色+黒船を平等に分配)、カードは3枚だけ補充されます。(だいたい各色1枚ずつですね)
つまり、4つの財宝を1枚以上増えていればラッキーといえるカードで競り合うのが確率上のこのゲームなわけですが、1つ、2つしか積まれていない財宝を4枚、5枚のカードで競り合うという異常事態が展開されてました。僕の確率の考え方がおかしいのかもしれませんが、いくらなんでもカードの目出過ぎだし、財宝補充でなさすぎです。
最終的には、次の勝負が最後になるだろうから、今回は財宝の数も2つで少ないしパス!と判断したのが裏目に出て、次の勝負などはなくゲーム終了となり、財宝2つ差で負けてしまいました。
今回は出目が異常だったのでおかしなことになってしまいましたが、厳しいことを書くと、やはり運の比重が大きすぎるかなあと思います。競りに全力を出すか出さないか(次回の船を取るか、今回の船を取るか)が勝敗をわけるところですが、次回の船にどの程度の財宝が積まれているかは完璧に運なので、判断材料がありません。結果、次の船の方が財宝が少なかったとして、何が失敗だったか?を反省しようにも、運が悪かったなあとなるだけです。
競りで出すカードの枚数も、トータル枚数が決まっていてカウンティング出来る(ただし手札に何枚あるかはわからない)とかであれば、考えることもできますが、とりあえず勝ちたい時には全力!しか手がないように思います。ここで相手に何枚使わせて…というのが有効に使えるシチュエーションが思いつかないです。

とはいえ、コンポーネントはかわいいですし、サイコロ振りに競りにと盛り上がる要素もあります。ちょっとした時間に出していくゲームとしては良いと思います。