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グローリー・トゥ・ローマ/Glory to Roma

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(2人でインスト込み1時間半ほど)

【概要】
西暦64年、ローマ大火がおこり、ローマ市街はほとんど焼き尽くされてしまった。
ローマ市街のかつての姿への再建が求められている。
金、資材、クリエンテスなどを駆使して、活躍を誇示するのだ。

【ルール】
基本的にもっとも勝利点を得たプレイヤーが勝利します。
勝利点を得る方法は、以下の4つです。

・建物の建築(建築時に得られる影響度がそのまま勝利点になる)
・資材の売却によって入手したお金
・商人マーカ(各資材の売却量が多かったプレイヤーに与えられる)
・建物の特殊効果

ゲームの流れは以下の通りです。
1.手番プレイヤーが「リード」か「シンク」か選択する。
2.「シンク」であればカードを補充してターン終了。「シンク」は、補充元を通常の山札かジャックか選べます。通常の山札からは手札MAXまで複数枚補充でき(手札MAX枚数を超える場合は、1枚だけ補充)、ジャックからはジャックカードを1枚だけ補充します。
3.「リード」を選んだ場合、実施するアクションに応じたカードを手札から出す。
4.手番プレイヤーから時計回りに全てのプレイヤーは「フォロー」か「シンク」かを選択する。「フォロー」であれば、手番プレイヤーと同じアクションを実施するためのカードを手札から出す。「シンク」であれば、カードを補充する。「シンク」時の手順は手番プレイヤーと同様です。ただし、手番プレイヤーが「リード」したアクションに対応するクリエンテスを庇護している場合、「シンク」を選んでいてもアクションを実施できる。(クリエンテスとかは後述します)
5.手番プレイヤーからアクションを実施する。
6.アクションに使用したカードをカードプールに移動し、手番プレイヤーが移る。

これを山札がなくなるか、街の中での建築用の現場がなくなるか、ゲームを終了させる特殊効果を持つ建物を建築し条件を満たすか、ギブアップするかまで続けます。

アクションはカードに書かれた職業に対応しており全部で6種類です。

パトロン: 「クリエンテスの庇護」…カードプールにおかれたカード1枚をクリエンテスとして、1枚入手します。クリエンテスはカードの種類に応じたアクションの実施回数を増やすことができます。庇護人数の上限は、建物完成時に上昇する影響度に依存します。

労働者:「資材の収集」…カードプールにおかれたカード1枚を資材として、1枚に入手し、手元の在庫にします。

建築家:「建築(建築家)」…① 現場カード1枚と手札1枚を組み合わせて、建物の基礎を作ります。
             ② 手元の資材の在庫からカードを1枚、建築用の資材として使用(基礎に追加)する。

職人:「建築(職人)」…① 現場カード1枚と手札1枚を組み合わせて、建物の基礎を作ります。
             ② 手札からカードを1枚、建築用の資材として使用(基礎に追加)する。

兵士:「資材の調達」…手札から欲しい資材と同じカードを1枚公開します。カードプールに同じカードがあれば、1枚入手し、手元の在庫にします。さらに、両隣のプレイヤーに同資材を持っているかを確認し、持っていた場合、資材を1枚入手し、追加で手元の在庫にすることができます。

商人:「資材の売却」…手元の在庫を売ることができます。売った資材は裏向きに置かれ、非公開情報扱いです。売却可能な資材数の上限は、建物完成時に上昇する影響度に依存します。

※現場カードごとに建物完成に必要な資材は決まっており、その数を基礎に追加した時に建物が完成します。資材の基礎への追加は、「建築」アクションであれば、どちらでもできます。資材を出す元が異なるだけです。

アクションは対応したカードを使用する必要がありますが、ジャックカードまたは同色カード3枚がワイルドカードとして使用できます。

【カードについて】
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カードは、現場カード、ジャックカード、命令カードの3種類ですが、命令カードには、中央に「建物とその効果」、左端に「職業」、上部に「建物名」、下部に「資材」、右上と左下に「お金(売却時の価値)」がかかれており、カードの使い方次第で、カードの意味するところが変わります。
「リード」や「フォロー」で使えばカードの「職業」に応じたアクション(命令)として使用され、「クリエンテスの庇護」アクションで入手する時は「クリエンテス」となり、「資材の収集」や「資材の調達」で入手した時は「資材」になります。さらに、「建築(建築家or職人)」で使用する際には「建物」、「資材の売却」で使用すると「お金」になります。

なので、実際のゲーム中のカードの動き自体はそれほどややこしくはないのですが、その都度、カードの意味するところは変わっており、少し混乱するかもしれません。
また、(同カードが複数枚ありますが)なんらかの用途で手札から出した命令カードは二度と手札としては使えません。なので、例えば、クリエンテスを庇護したいのでアクションとして使用したいけど、書かれた建物も建てたければ温存するしかなく、悩ましいです。

【プレイ内容】
相方と旅行に行ったのですが、夜、暇かもしれないということでこのゲームとイゴールを持って行きました。イゴール(コード破りのリメイク)はダイスゲームですし、既に何回もやっており、ある程度思考が最適化されているので、疲れててもできていいねーと、数回遊びました。んで、旅行3日目の夜、雨も降っていて早めに宿にチェックインしたので時間はあるということで、グローリー・トゥ・ローマをプレイしました。

結構疲れていて、真面目に悩むのはちょっと辛いという状況ではあったのですが、僕は、どうせ初回はルールをなぞる面が大きいだろうしという気持ちでした(相方も多分同じです)。
ルールブックにも最初のうちは、建物の特殊効果は使わなくて良いとありますが、まあ、せっかくだからと建物の特殊効果は使うことにしました。命令カードに書かれた建物として使用した際の効果も難しい英語と言うわけではないので、(一度和訳に目を通していることもあり)わかるだろうと踏んでいましたが、頭がどうにも重く、意味を読みとることを脳が拒否するので、結局、建物は効果的には使えませんでした。相方はそれなりにちゃんと使っていたようですが。
(相方は留学経験もあり、英語はお茶の子さいさいです。TOEICでダブルスコアくらいの差をつけられます)

ゲーム開始時、とりあえずアクションを増やした方が良かろうと、クリエンテスの庇護を積極的に実施します。庇護可能なクリエンテスの人数は、影響度というパラメータに依存します。ゲーム開始時は2しかないので、「資材の収集」アクションを増やす労働者と「建築(建築家)」アクションを増やす建築家を庇護してみました。
僕のアクションを「フォロー」すれば相方も同じ人数だけ、クリエンテスがいるはずなのですが、相方には「クリエンテスの庇護」アクションを行うための紫色のカードがなかなか来ず、また、ジャックカードもあまり補充していなかったので、庇護している人数がかなりの間ひとり(「資材の調達」アクションに対応している兵士)だけでした。

せっかく、労働者と建築家がいるのでどんどんカードプールから在庫に資材を貯めて、そこから建築していくようにしたところ、それがうまくまわって、建物を2,3軒先に完成させることができました。

この時点で、現場カードは残り3,4枚程度になっており、「これって案外早く終わるんじゃ? しかも、いま終わらせれば確実に勝ってるし」と思ったものの、せっかくだからと色々な建物を建築したくなり、このあたりからようやく建物の特殊効果を気にし始めました。
現場カードは、通常、使用することができるのは各資材ともプレイヤー数分だけですが、、『街の外の現場』があり、アクションを1つ余計に消費すればそれを利用して建築を行うことができます。(勘で)効果的に見える建物を、『街の外の現場』を使って建ててみるかーと、(確実に勝っているので)無駄なのですが色々と試してみました。

一方、相方は序盤にクリエンテスを庇護した「資材の調達」アクションがうまくまわらず(というか、2人プレイだと隣のプレイヤーがひとりしかいないので、資材の取得機会が減って不利です)、また、例によって色々なことを試していたこともあり、建物は何も完成していませんでした。が、ゲームの構造が見え始めたようで、建築家だと、僕も得をするということで職人をクリエンテスにして、それと同時くらいに、“手札限度枚数+4”の効果を持つ建物を完成させます。

僕の手札限度は5枚なので、相方とは倍近く違います。さらに、相方は“クリエンテスの効果2倍(アクションをさらに+1回)”の建物を完成させると、「建築(職人)」を使って鬼の勢いでどんどん建築して行きます。「建築(職人)」アクションは、基礎への資材追加を手札から行えるので、手札枚数を増やし、さらに職人のクリエンテスの効果を2倍にして手札からどんどんカードを建物へと使っては補充、補充しては建築と手札がうまいことまわってます。

僕の建てた建物は“「資材の収集」時、手札からも在庫へカードを送ることができる”や“「フォロー」せずに「シンク」を行っていても、「建築(職人)」アクションを1回実施できる”(※)と相方に比べるとやや地味なものが多く、しかも、あまり考えずに建ててしまったこともあって、アクション間の連携もよくありませんでした。

(※ この時は勘違いしていましたが、正しくは“1回でも「建築(職人)」アクションを実施したならば、追加で「シンク」を行うことができる”でした。こちらなら、手札補充回数が増えるので、もう1つの建物の能力と併用して在庫をどんどん増やせるというコンボもできるので、そこまで悪くはなかったようです)

相方は、まだ終わらせたくないようで、『街の外の現場』カードを使って基礎を作ってました。一方、僕は早く終わらせないとやばい!と、急いで残っていた現場カードを基礎として使い、ゲームを終わらせました(現場カードは通常のものに加えて、『街の外の現場』というのがあり、2アクションを消費することで建物の基礎にすることができます)。

結果は、5点差くらいで僕の勝ちでしたが、相方は色々と試していたこともありますし、建物の特殊効果の使い方など、ゲームの進め方としては相方の方が上手だったので、実質的には僕の負けな感じです。

【感想】
大変面白いです!

カードの役割や悩みどころが多い割に、案外すぱっと終わります。1時間前後というプレイ時間で、これだけの要素がからんでるゲームってそんなにないのではないでしょうか。難点は日本のショップでは売っていないという点と、(国内で流通していればシールなどで解決するかもしれませんが)言語依存度が高い点の2つでしょうか。
絵の評判もあまりよくないですが、僕は好きな画風です。

今年の後半にポーランドのメーカから、来年の第二四半期にLOOKOUT GAMESからリメイクされるようなので、そうなれば手に入りやすくなるんじゃないでしょうか。ポーランド版は公式サイトを見るに絵も書き換えられるみたいですが、こちらの絵柄もいい感じです。

閑話休題

上記の通り、手札をどう使うかというジレンマもありますが、アクションとして使用したカードがカードプールにいき、建築資材や庇護するクリエンテスの候補になるので、相手が欲しがっている(と思われる)資材、クリエンテスをトスしてもいいのか? それとも自分の方が優位になるからやりたいアクションをやればいいのか? というジレンマもあります。
(元々手番プレイヤーのアクションと同じものをフォロー出来ると言う点でプエルトリコ、サンファンと似ているところはありますが)、この自分の手番で行った行動が、自手番のプレイヤーを有利にさせてしまう場合があるというのが、プエルトリコっぽいなあと思いました。

例えば、僕はマーブル(大理石)が必要な建物を完成させたいのですが、相方もマーブル(大理石)が必要な建物を建築しており、かといって、手札から直に建築用の資材として追加する「建築(職人)」アクションは、相方だけがクリエントスを庇護していたので、できれば「建築(建築家)」の方を使うために、まず、カードプールに出したい、けれど、相方の手番で先に使われるのも嫌だ…と、ぐだぐだ考えていました。まあ、相方は相方でカードプールから在庫に入れるための「資材の収集」と在庫から建築用の資材として使用する「建築(建築家)」は、僕に両方ともクリエンテスがいたので、使いたくないと考えていたので、仮にカードプールにマーブルを出したとしても、それらのアクションは出来る限り実行しないようにしていたようですが。

ゲーム終了までの時間に関してですが、現場カード(『街の外の現場』を含まない)は、プレイヤーの人数分しかセットアップ時に準備しないので、各プレイヤーが1種類ずつ6つの建物(の基礎)を作ったとしたら終了条件を満たします。(手札補充や引き運を考えなければ)フォローをすることで、2人プレイなら3手番ずつで、6人なら1手番ずつで決着することにはなります。そう考えると、非常に切れ味の鋭いゲームだと思います。

まあ、全員が1軒も建物を建てられずに終われば全員同点ですし、1軒でも建物を建てようとすれば、「建築」アクションよりも「資材の売却」の方が得点効率は良いので、ゲーム終了を狙った人の方が確実に負けてしまいますが。(「建築」は基本的に建物に必要な資材数=勝利点=資材の追加に費やしたアクション数となるため、1アクション=1勝利点となる(基礎作成を考えれば更に得点効率は落ちます)のに対して、「資材の売却」は、売った資材に書かれたコイン数=勝利点なので最大で1アクション3勝利点も得点でき、断然効率が良いのです)

この短い手番での終了の話は極端ですが、順位や優勢かどうかなどに関わらずゲームの終了タイミングをコントロールできるというのは、良し悪しですね。今回の僕のように逃げ切れれば良いですが、自分で終わらせてみれば、まだ点数が追いついてなかった、思ったよりも売却から得られる点数が少なかった等と言うことになれば、『キングメイカー』だの言い始める人がでてくるかもしれませんし。めんどくさそうではあります。
(多分、点数で飛び出した人が自分でゲームを終わらせないように、ゲーム巧者の人は、ある程度、残す現場カードには余裕を持たせたりもするのでしょう)

ちなみに、さきほど「資材の売却」が得点効率が良いという話を書きましたが、売却可能な資材数の上限があるので、それだけやってれば良いと言う話にはなりません。上限をあげようとすると、建物を完成させて影響度をあげる必要があり、建築に走らざるを得ないわけです。

そうこうしてる間に、建物が徐々に完成し始めて、今回の相方のように自分が効率良く得点するためのコンボ的なものができてくるので、それを駆使して勝利するという流れになるでしょうか。その際、「資材の売却」に特化したり、「資材の収集」に特化した上で在庫から点数を得られるようにしたり、はたまたゲームを終了させる効果を持つ建物を一気に建てて終わらせたりと、建物の効果によってゲームの流れをプレイごとに変えることができるのが、また魅力的です。

また、ゲームの勝利条件を勝利点の大小ではなく、クリエントスを全種類庇護すれば勝利になるという、勝利条件を変えてしまう建物もありますし。

人との絡みも気にしなくてはならず、勝ちに向けての手も複数考えられ、カードには制限があるので全員が似たような手をうつわけでもなく、プレイ時間も長いわけではない上に、プレイ可能人数も2人から5人と幅広い、これは本当に良いゲームだと思いますし、しばらくは相方と何回か遊んでみたいと思います。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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