グローリー・トゥ・ローマ その2

(2人で1戦30~60分)
【プレイ内容】
えらい気にいってしまったので、相方にお願いして何回かやりました。その中でメモ書き的に残しておきたいことを書いておきます。
まあ、やばいです。僕の勝負勘のなさが。
とりあえず、数戦分プレイ内容を書いておきます。
●プレイ1
前回の記事で「資材の売却」が得点効率がいいという話を書きましたが、特化して勝てるのか?を確かめてみようをテーマにやってみました。
うまいこと、スタートプレイヤー決めのカードが商人(山札から各プレイヤーに1枚ずつカードを表向きに渡し、アルファベット順で一番早いプレイヤーがスタートプレイヤーになります。その後、そのカードはカードプールにおかれます)だったので、決意を表明するために「クリエンテスの庇護」を行って、最初のクリエンテスは商人にしました。
売れる資材の最大数は、建物を完成させれば、完成時に得られる影響度分増えるので、資材をどんどん売却するためには、建物もある程度建てないといけません。影響度は建築までに必要な資材数に比例するので、建築が大変な建物で一気に影響度を伸ばすか、細かく作って小さく伸ばしていくかというのがありますが、手間をかけて停滞させるのが嫌だったので、すぐに建てられる建物を作ることとしました。
んで、手元の在庫からは売却にまわしたかったので、手札から直接カードを建築に使うことができる職人を2人目のクリエンテスに選びました。
相方は建築家をクリエンテスにして、在庫からの建築を強化していましたが、在庫へ資材を持ってくる「資材の収集」を行うための労働者がなかなか手札に入らず、資材を集めるのに苦労していました。兵士での「資材の調達」でも在庫へ資材を持ってこれますが、欲しい資材と同じものが、そもそも手札にすら入らないようでした。
僕は2,3回ほど資材を売り、このまま行くぞ!というところで、手札にフォーラムが入りました。これは「全種類のクリエンテスを庇護すれば勝利」と、勝利条件を変えてしまうカードで、これは面白そうだと方針を転換します。
その後すぐに建築家、パトロン、労働者を庇護して、あとは兵士を庇護できれば勝利条件はクリアとなるとこまで行きましたが、相方は手札に欲しい資材と同種のカードがこないのか、「資材の調達」をやってくれません。それどころか、手札に労働者が入るようになったようで「資材の収集」⇒「建築(建築家)」と順調に建物を完成させていきます。
うーん、なんとかしないとなーと、相方のミスに期待して(この辺がもうダメダメです)自分で兵士を出して「資材の調達」をやりますが、別に欲しい資材があるわけでもなく、自分の利益にはそれほどならないわ、次の相方の手番で当然、兵士は在庫に持って行かれるわでいかんなー、いかんなーとなります。このまま、手をこまねいているわけにもいかないので、フォーラム諦めて真っ当に勝負するかと思った
ところで、相方が「今なら私勝ってるよね♪」と最後の現場を使ってゲームを終了させました。
負けたーと言いながら点数計算です。建物からは相方が13点、僕が4点と大きく差がつきました。次に、売却した資材を確認してみると…、相方7点、僕17点で合計してみると、相方20点、僕21点と1点差で勝ってしまい、「えー!商人がそんなに強いなんてきいてない、インチキだ!」と相方からはかなり恨みごとを言われました。
ころころと方針を変えるなどゲームの進め方はダメダメでした。まあ、商人はやはり重要ということがわかったし、勝てたので万事OKということにします。
●プレイ2
プレイ1では建築をおろそかにして、危ないところだったので建築重視型でいくかなあと思いながらスタート。
プレイ1は「職人」使うプレイだったので、今回は「建築家」を使うかと思い、まずは資材を集めるための「労働者」を庇護しました。相方は「職人」を庇護。
労働者が手札に入ってくることが多かったので、在庫にどんどん資材を集めてきます。本当ならば、もう1人クリエンテスを庇護したり、資材を売却したかったのですが、相方がえらい兵士を多用して、商人(資材では石)とパトロン(資材ではマーブル(大理石))を奪っていくのでどちらもできません。
とりあえず、以前、相方が建てて強かった手札上限増加系の建物(相方は+4のでしたが、今回のは+2)も完成させたころ、相方は、僕の手札から奪った商人(石)で写本室(どんな建物もマーブル1つを使えば完成させることができる)と石像(勝利点+3)を完成させてました。
次に行ったシンクで商人とパトロンが2,3枚ずつ手札に入り、よし、これでやりたかったことができると思っていると、相方が「建築(職員)」を実施、カタコンベを作り始めます。そして、庇護している「職人」を使った追加アクションでカタコンベにマーブルを使い、写本室の効果でカタコンベが完成しました。
カタコンベの効果=ゲームはただちに終了する
相方:「今回は勝ったでしょ! 私、すごい!」

(写本室があるのでマーブル1つでカタコンベが完成(通常は青の建物なので石が3ついります)
僕はほとんど建物作れてないし、資材も売ってなかったので、4対9くらいで相方の勝ちでした!
●プレイ3
やはり資材の売却は大事ということで臨んだプレイ3。
とりあえず売るために資材を集めないとということで、労働者をクリエンテスとして庇護します。
次に商人を庇護して…と思うのですが、相方が商人を行わず、そのくせ青の建物を建築中なので僕が商人を行うことで、カードプールに商人を持って行ったとしてもすぐに相方に資材として持って行かれそうで、なかなか手を動かすことができません。
その上、相方は兵士による「資材の調達」が気にいったのか、僕の手札から紫やらをどんどん調達していきます。
アクションを行うプレイヤー(この場合は相方)の手札に調達できる資材がなければならないという縛りはありますが、僕が持ってる資材を当てられると痛いです。
相方から商人がでるのを待っているうちに、いつの間にかマーブルの現場を残すのみになってました。得点的にはヴィラ(建築家アクションで資材を使用した場合、即座に完成)で手数をかけずに点数を稼いだこともあり、たぶん勝ってるし、終わらせてもいいかもな…と思っていると。
相方:「シンク! よし欲しいカードきた!」
僕:「職人でマーブルの現場とってきて、ゲーム終了」
相方:「待ったで。私、これから資材売るとこだから。」
僕:「じゃあ、職人やめて建築家でマーブルの現場とってきて、ゲーム終了」
相方:「・・・」
結局、6点差くらいで僕の勝ちでした。相方は資材は在庫に持ってはいたのですが、建築家や商人がなかなか手札に入らず、効率的に建てることや資材を売却することができなかったとのことです。
カタコンベで終わったプレイ2とは違い、現場使いきりで終わったにも関わらず、40分くらいで終わりました。僕も相方もようやく慣れてきたようです。
【感想】
3回目くらいから、ようやくカードをリスト化したものを作成しました。それまではカードの内訳とかにも全く気を使わず、黄色の建物、同じのばっかくるなとか思っていました(黄色、茶色は他の色と比べると種類が半分くらいしかなく、そのぶん1種類の建物の枚数が多い)。まあ、1,2戦目は全部の要素を見れているわけでもなかったので、リストがあっても単に長考になるだけだったかもしれず、これくらいのペースでいいと思ってます。
商人(資材の売却)が大事っていうのはよくわかりました。よくわかってましたが、思い知りました。
最終的な得点でも大きな割合を占めますし、その即時性というか、すぐに高得点になるところが恐ろしく優秀です。
早く終わらせようとすれば、本当にすぐに終わるので自分の狙った形に持って行くまでに終わらせられないよう、非公開情報でもある資材の売却は戦略的にやらんといかんようです。
非公開といえど、売却時には何を在庫から売ったかは見れるので、せめて種類くらいは覚えておく必要があります。売却資材が多いひとに、資材の種類ごとにトークン(勝利点3点)がもらえるため、価値3の資材を売るよりも価値1の資材を売った方が得点は高い場合があるので、相手が何を売っているのかを知れば、より効率良く得点できるはずです。
あとは、第2戦で相方がやった急襲戦術を食らった時はカタコンベ強いなーと思いましたが、基本的にどの建物も便利で強いようにいまは思ってます。手札運にもよりますが、急襲戦法にも商人アクション多めとかで対抗できなくもないですし、他の建物も戦術との相性次第かなと。
とはいうものの、短時間で終わることを考えるとその効果を有効かつ何度も使うことができる建物は、最初の2,3軒までなので、最初の手札で有る程度、そのゲームの方向性を決める必要はあります。僕は、ゲームの中盤以降でも手札にいい建物が入ってくると建てたいなーと思ってしまい、無駄にゲームを長引かせてしまうようなこともありますが。(そして、その間に相方に逆転されるという)
2人プレイは有る程度回数やったので、次は3人以上でのプレイを早いうちにやってみたいなと思ってます。
とはいえ、どの職業をクリエンテスとして庇護すべきなのか、クリエンテスとしたアクションはシンク時でも実施できるのであえて相手において行かれない程度のアクションとして重要視していないものをクリエンテスとして庇護するのもありなのか…等々、クリエンテスの選択については、全くと言っていいほど、勘がつかめてません。どうやったとしても、こちらを立てれば、あちらが立たずって感じなんですよね…。
そういえば、下に引いてるのはgioco del mondoさんのコラムで紹介されていたハイミロンという布です。ユザワヤで1780円/mでした。滑りすぎず、滑らず過ぎずでいい感じです。