ゴーストハンター

(5人でインスト込み30分ほど)
【概要】
我らは子どものゴーストハンター。お化けが住むと言う城を調べにやってきた。
城の窓からお化けが、ちらちらとのぞいてもへいちゃら。
びびったやつは置いてくぞ。
【ルール】
プレイヤーは順番にゴーストマスターを担当します。
ゴーストマスターになったひとは袋からお化けを1つ選び、磁石を使って、城のなかを自由に飛び回らせます。
他のプレイヤーの誰かひとりが「わかった!」と言ったらお化けを動かすのは終わりです。
プレイヤー(「わかった」と言った人以外の人も含む全員)は、飛んでいたお化けがボード上に並べられたお化け候補のどれだと思ったかを、手持ちのルーレットで表します。実際に飛んでいたお化けを当てたひとは1マスコマを進めることができます。
コマがお城にたどり着いたプレイヤーが勝利です。
【プレイ内容&感想】
キャメロットを覆う影後、二日酔いのYも参加できるくらいの軽いやつをとのことだったので、まだ遊んだことないしということで、ゴーストハンターを出してみました。
Yや相方はHABAというだけで、「おっ」となります。
他のメンバ、F、S、Hは、Y達の反応を「???」という感じで見てましたが、箱のふたをあけ、城を箱に差し込む(写真参照)と、「おおー」と声がでてました。
これはいい感触だと、説明せずに「こういうゲーム」と言って、お化けを動かして見せます。
素晴らしく食い付いてもらえましたw。
確かに城のギミックがこのゲームのほぼ全てです。とはいえ、その魅力は素晴らしくひと目でも見た人間は、自分も動かしてみたいという欲求に襲われます。
そして、いざお化けを動かす時、思ったほど思い通りに動かすことができないというのがいいアクセントになってます。たぶん、自分の手で直接持って好きに動かすのであれば、そこまで面白くはなかったと思うんです。
今どう見えているかがゴーストマスターにもわからない。そんな状況でお化けのように動かし、全員には正解されないように姿は適度に隠すというところが楽しいのではないかと。
実際に、自分としてはうまく動かしているつもりでも、「なんで、丸見えのところで止めてるの?」と言われたり、(基本的に、持っているものでお化けを特定します)「顔しか見えない!」or「右手しか見えてない!」となるので、面白いです。
(動画でござるござる言ってるのは、直前にやったキャメロットを覆う影を、なぜか時代劇口調でプレイした名残です)
城の壁が案外厚いせいか、みんな正面から見ているつもりでも微妙な角度がついていて、見えない人がいたり、右の窓からくると思って待ってたら左の窓にでてきて、自分以外ははっきり正体を見ていた等々、大人がやってもきっちり差はでます。
一応、違いがわかりやすい赤のタイルと、目の向きだけが違うなどすごい細かい青いタイルと難易度の高低で2種類のお化けが用意されてますが、青をつかって、そこまでむきにやるようなゲームでもないかなあと思います。

(ルーレットとお化けタイル。赤が簡単な方、青が難しい方です)
実際、完璧だ!と思っていても何故か間違えたりしますし(これはおっさんの特性“物忘れ”のせいなのでしょうが)。
今回で言えば、FやSは確定ではないけど、勝負に勝つために的に「わかった!」宣言していましたし(そして見事に外していたり)、全員がはっきりわかってしまって、差がつかなくてつまらないということには、そうそうなりません。
ただ、案外ゴールまで距離があるので少人数でやっていると子どもは飽きちゃうかもしれません。そういう意味でも大人数でわいわいやるのが良いかなと。
勝負は、序盤はS、中盤は僕がリードしていましたが、最後の5マスくらいでダンゴになり、難しいタイルの問題にもついていったYとHが同時にゴールしていました。Hは途中、最後尾になったこともあったので、本当に勝負の行方はもつれたってことみたいです。