ゴールド・ディガー/Gold digger
※写真ありません。
(4人でインスト込み30分ほど)
【概要】
俺たちゃ山師。金がざくざく眠る鉱山を探すのが仕事。
よそのやつらに出し抜かれないように山の権利はしっかりいただいておくぜ。
【ルール】
プレイヤーは3枚の手札を持ち、ターンごとにカードを1枚プレイし、使った分を補充します。
カードには街(鉱山)の名前が書かれたものと、金の保有量が書かれたものとがあります。
場には6つの街(鉱山)があり、街(鉱山)の横に金のカードを置けば、その鉱山からそれだけの量の金がでることになります。街(鉱山)名のカードをプレイした際には、街(鉱山)の権利を主張するためのマーカを置くことができます。
山札および手札が尽きた段階で、各街(鉱山)の金の保有量を合計したものを、その街(鉱山)におかれたマーカ数で割り、プレイヤーでわけあいます(ある街の最終的な金の保有量が9、プレイヤーAのマーカが1つ、プレイヤーBのマーカが2つ置かれていた場合、プレイヤーAが1/3の3を、プレイヤーBが2/3の6を得ます)。
こうして、最も金を手に入れたプレイヤーが勝利となります。
【プレイ内容&感想】
街カードは枚数が決まっており、金カードも1つの街に出せる上限があることに加えて、全てのカードが必ず場に出されるので、様子を見合うかたちで序盤はあまり派手な動きはありませんでした。
とにかく動きをだそうとされたのか、大量の金(8)をある街に置かれたことで少し場が動きます。その金につられた人たちが街にマーカを置くと共に金カードも置き始めたからです。しかし、結局、この流れに置いて行かれてたまるかと、全員がマーカを置いたことで、結局、最大の鉱山を持つ街は意味無し(参加者全員で等分するため)に。
その頃には既に中盤の後半から終盤に差し掛かっていたので、ゲームもガンガン動きます。あちこちに金が置かれ、それぞれの金を狙ってマーカが色々な街に置かれ、最後は瞬く間に終了となりました。
勝負は、ある街のカードを偏って手に入れていた僕が、他プレイヤーに手出しされないことに気づかれないように、こそこそとその街の金を育て(保有量0という金カードもあるので、独占されそうだと金の保有量が伸びないよう邪魔をされる)、その分勝利しました。時間も短いのでもう1戦と、手に入れたお金はそのままにして、2戦目をやりました。
またもや、最大の金鉱は等分になったりしつつも、追いつかれそうなプレイヤーと同じ街にマーカを置いていたため、増える量も変わらず、1戦目の差のまま追いつかれることなく勝利できました。
手札の上限が3枚と言うのが厳しく、これは後から出したいなとカードを出し惜しみしているとあっという間に出したくないカードばかりになって放出せざるを得なくなります。街カードも欲しい街のカードが周ってくるとも限らず、かつ、マーカを出し惜しみしていると街カードが尽きるという可能性もあるので、その場その場のジレンマは結構あります。
ただ、マーカをいつ出すか、どこに金を置くかという点での駆け引きはそれほどないです。なぜなら、その後に引いた手札次第でその時にとった行動が良い結果にも悪い結果にもなり得るからです。
これは、ジレンマを生んでいると書いた手札の少なさに起因していて、長期戦略を持つことが非常に難しいです(というか無理じゃないかと)。なので、その場その場ではなくて先まで見通した悩みどころを持ったゲームが良いという人には物足りないと思います。
とはいえ、1戦のプレイ時間は慣れれば15分かからないくらいになるので、軽いゲームを何度も遊んだり、こういうジレンマのあるゲームを紹介したりする目的に使用するには良いゲームだと思います。まあ、このゲームならではのいいところを僕は見つけることができなかったので、あまり説得力はないでしょうが…。
※上記のような感想になったのは、僕が「相手にブラフをかけたり、相のったりと駆け引きを楽しむタイプのゲームだな」という先入観をもっていたせいもあります。例えば、ねこギャングはその場その場の判断しかありませんが、初プレイから変わることなく、ずっと好きなゲームなので。と書いてて、同じクニツィアのゲームだということに気づきました。
(4人でインスト込み30分ほど)
【概要】
俺たちゃ山師。金がざくざく眠る鉱山を探すのが仕事。
よそのやつらに出し抜かれないように山の権利はしっかりいただいておくぜ。
【ルール】
プレイヤーは3枚の手札を持ち、ターンごとにカードを1枚プレイし、使った分を補充します。
カードには街(鉱山)の名前が書かれたものと、金の保有量が書かれたものとがあります。
場には6つの街(鉱山)があり、街(鉱山)の横に金のカードを置けば、その鉱山からそれだけの量の金がでることになります。街(鉱山)名のカードをプレイした際には、街(鉱山)の権利を主張するためのマーカを置くことができます。
山札および手札が尽きた段階で、各街(鉱山)の金の保有量を合計したものを、その街(鉱山)におかれたマーカ数で割り、プレイヤーでわけあいます(ある街の最終的な金の保有量が9、プレイヤーAのマーカが1つ、プレイヤーBのマーカが2つ置かれていた場合、プレイヤーAが1/3の3を、プレイヤーBが2/3の6を得ます)。
こうして、最も金を手に入れたプレイヤーが勝利となります。
【プレイ内容&感想】
街カードは枚数が決まっており、金カードも1つの街に出せる上限があることに加えて、全てのカードが必ず場に出されるので、様子を見合うかたちで序盤はあまり派手な動きはありませんでした。
とにかく動きをだそうとされたのか、大量の金(8)をある街に置かれたことで少し場が動きます。その金につられた人たちが街にマーカを置くと共に金カードも置き始めたからです。しかし、結局、この流れに置いて行かれてたまるかと、全員がマーカを置いたことで、結局、最大の鉱山を持つ街は意味無し(参加者全員で等分するため)に。
その頃には既に中盤の後半から終盤に差し掛かっていたので、ゲームもガンガン動きます。あちこちに金が置かれ、それぞれの金を狙ってマーカが色々な街に置かれ、最後は瞬く間に終了となりました。
勝負は、ある街のカードを偏って手に入れていた僕が、他プレイヤーに手出しされないことに気づかれないように、こそこそとその街の金を育て(保有量0という金カードもあるので、独占されそうだと金の保有量が伸びないよう邪魔をされる)、その分勝利しました。時間も短いのでもう1戦と、手に入れたお金はそのままにして、2戦目をやりました。
またもや、最大の金鉱は等分になったりしつつも、追いつかれそうなプレイヤーと同じ街にマーカを置いていたため、増える量も変わらず、1戦目の差のまま追いつかれることなく勝利できました。
手札の上限が3枚と言うのが厳しく、これは後から出したいなとカードを出し惜しみしているとあっという間に出したくないカードばかりになって放出せざるを得なくなります。街カードも欲しい街のカードが周ってくるとも限らず、かつ、マーカを出し惜しみしていると街カードが尽きるという可能性もあるので、その場その場のジレンマは結構あります。
ただ、マーカをいつ出すか、どこに金を置くかという点での駆け引きはそれほどないです。なぜなら、その後に引いた手札次第でその時にとった行動が良い結果にも悪い結果にもなり得るからです。
これは、ジレンマを生んでいると書いた手札の少なさに起因していて、長期戦略を持つことが非常に難しいです(というか無理じゃないかと)。なので、その場その場ではなくて先まで見通した悩みどころを持ったゲームが良いという人には物足りないと思います。
とはいえ、1戦のプレイ時間は慣れれば15分かからないくらいになるので、軽いゲームを何度も遊んだり、こういうジレンマのあるゲームを紹介したりする目的に使用するには良いゲームだと思います。まあ、このゲームならではのいいところを僕は見つけることができなかったので、あまり説得力はないでしょうが…。
※上記のような感想になったのは、僕が「相手にブラフをかけたり、相のったりと駆け引きを楽しむタイプのゲームだな」という先入観をもっていたせいもあります。例えば、ねこギャングはその場その場の判断しかありませんが、初プレイから変わることなく、ずっと好きなゲームなので。と書いてて、同じクニツィアのゲームだということに気づきました。
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ゴールドラッシュとゴールドディガー
ひだりさん、こんにちは。
ゴールドディガーはゴールドラッシュというゲームのリメイクなのですが、ルールに大幅な変更があります。
ゴールドラッシュでは手札はありません。66枚を全て山札とし、1枚引いて配置します。
また、配置には1つだけ制限があって、街カードがない列には金カードは置けません。(これが不可能なときは、任意の列に置けます。例えば1枚目が金カードのときや、街カードがある列は全て、すでに6枚の金カードが置かれているときなど)。このあと街カードを置いたときにはそこにチップを置くことができます。
手札が無いというと一見つまらなそうですが、このゴールドラッシュルールの方が断然面白いです。自分の意見ではゴールドディガーは改悪としか言いようがありません。一度ゴールドラッシュルールで遊んでみることを勧めます。
なお自分が書いたゴールドラッシュとゴールドディガーの比較は以下です。参考までに。
http://www.gamers-jp.com/playgame/archives/000917.html#goldrausch
ゴールドディガーはゴールドラッシュというゲームのリメイクなのですが、ルールに大幅な変更があります。
ゴールドラッシュでは手札はありません。66枚を全て山札とし、1枚引いて配置します。
また、配置には1つだけ制限があって、街カードがない列には金カードは置けません。(これが不可能なときは、任意の列に置けます。例えば1枚目が金カードのときや、街カードがある列は全て、すでに6枚の金カードが置かれているときなど)。このあと街カードを置いたときにはそこにチップを置くことができます。
手札が無いというと一見つまらなそうですが、このゴールドラッシュルールの方が断然面白いです。自分の意見ではゴールドディガーは改悪としか言いようがありません。一度ゴールドラッシュルールで遊んでみることを勧めます。
なお自分が書いたゴールドラッシュとゴールドディガーの比較は以下です。参考までに。
http://www.gamers-jp.com/playgame/archives/000917.html#goldrausch
Re: ゴールドラッシュとゴールドディガー
>けがわさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
play:gameのゴールドラッシュ&ゴールドディガーに関する記事も読ませて頂きました。
偉そうなことを書けるほどボードゲームに精通しているわけではないですが、私もこのゲームに関しては手札無しの方が楽しいだろうと思います。けがわさんが、リンク先の記事で「運試しのゲーム」「ギャンブル感を楽しむことができる」と書かれており、言われてみればまさにその通りです。そういったゲームとしてプレイすれば、私も(ゴールドディガーなので手札ありですが)もっと良い印象を持っただろうと思います。
「手札を持つ」ということで、戦略性を持って取り組むべきゲームだと勝手に先入観を持ってしまいましたが、それが私にとっては良くなかったようです。
私が所持しているわけではないので、次回がいつになるかはわかりませんが、是非、ゴールドラッシュのルールで遊んでみたいと思います。
最後に、話は脱線しますが、先入観ひとつでゲーム全体の印象が悪くなり得るということに(今更ですが)思い至りました。
インスト時に「XXみたいなゲーム」だとか「このゲームは○○だよ」等々、イメージをつかんでもらうために軽く伝えることがありますが、イメージを伝えるということは、印象操作ってことでもあるので、そもそも、その時点からゲームを楽しんでもらえるかということは始まっているんだなあと。
はじめまして、コメントありがとうございます。
play:gameのゴールドラッシュ&ゴールドディガーに関する記事も読ませて頂きました。
偉そうなことを書けるほどボードゲームに精通しているわけではないですが、私もこのゲームに関しては手札無しの方が楽しいだろうと思います。けがわさんが、リンク先の記事で「運試しのゲーム」「ギャンブル感を楽しむことができる」と書かれており、言われてみればまさにその通りです。そういったゲームとしてプレイすれば、私も(ゴールドディガーなので手札ありですが)もっと良い印象を持っただろうと思います。
「手札を持つ」ということで、戦略性を持って取り組むべきゲームだと勝手に先入観を持ってしまいましたが、それが私にとっては良くなかったようです。
私が所持しているわけではないので、次回がいつになるかはわかりませんが、是非、ゴールドラッシュのルールで遊んでみたいと思います。
最後に、話は脱線しますが、先入観ひとつでゲーム全体の印象が悪くなり得るということに(今更ですが)思い至りました。
インスト時に「XXみたいなゲーム」だとか「このゲームは○○だよ」等々、イメージをつかんでもらうために軽く伝えることがありますが、イメージを伝えるということは、印象操作ってことでもあるので、そもそも、その時点からゲームを楽しんでもらえるかということは始まっているんだなあと。