ボードゲームストリート 2011

※生産的でない愚痴というかケチくさい文句が多いので気にされる方は読まれないようお願いします。
ボード―ゲームジャンクションが面白かったので、その2011年版であるこの本も買ってみました。
Amazonで購入したのですが、届いた本を見てまず驚くのは薄さです。
GameLinkも同じくらいの薄さですし、取り扱っているテーマ(ボードゲーム)のマイナーさからすれば仕方ないのかもしれませんが、一般的に価格から想像されるような厚さではないです。ボードゲームジャンクションはそれなりのボリュームがあったので期待していたのですが、価格が3分の2になって厚さは2分の1以下になってます。

まず、ここでがっかりして、次にパラパラとページをめくって2度目のがっかりです。
文字がでかくて行間、文字間が広がっているので各ページがすかすかなんです。いや、これくらいの行間、文字間普通でしょという方もいるかとは思いますが、ボードゲームジャンクションと比べるとひどいです。デザインは同じで、そのまま文字間、行間、あと周りの余白を2倍にしたような密度です。ゲームの紹介も使われているスペースは変わらなくて、すかすか度合いがあがっているので単純に1ゲームあたりの紹介文が半分になってます。
書くことないなら出版しなくてもいいのにとも正直思います。

(左がボードーゲームジャンクション、右がボードゲームストリート2011です)
ケチくさい話で申し訳ありません。別にお金がないわけではありませんが(うなるほどあるわけでももちろんありませんが)、激しく買う気が失せます。
内容はボードゲームジャンクションと構成は同じです。その年(今回は2010年のみ)の代表作レビューがあり、リプレイがあって、ライトゲーマーのオススメ的なコラムがあって、座談会で締められています。
代表作としてあがっているものでも、僕が見ているサイトではそれほど取り上げられていないものがあったり、色ものだと思っていた「ネッシーを追え!」が今年のベストゲームの1つとしてあがっていたりなど、ボードゲームの情報書として十分価値はあります。
文章自体も客観的でちゃんと執筆者の色が出ており、素人くさいわけでもないので、読み物としても一定レベルは達していると思います(そんなに自分も文章うまくなく、偉そうなことは書きづらいですが)。
特にリプレイは、ちゃんとその場の楽しげな雰囲気が伝わってくるので、元々リプレイ風の文章が好きなこともあって、何回か読み返すほど楽しませてもらっています。
やはり一番のネックはその価格の高さ、コストパフォーマンスの低さなんですよね…。数を刷れない&売れないので単価が高くなるのはわかりますが、消費者には関係ないですから。とはいっても、自分にあった文章&構成の雑誌ということはわかったので、今後も同シリーズが発売されるのであれば購入するとは思います。また、すかすかならさすがに2、3年に1回で良いよ・・・と思うでしょうが。