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CU部ボードゲーム交流会(2011.5.15)

CU部の第9回交流会に、今回は相方の予定も開いていたので、相方ともども参加させていただきました。
この日は、白楽から富士山も見えるくらいの快晴でした。

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(会場の近くで寄り道した際に見つけたぜんまい。でかくなりすぎてますが)

また、相方の昔住んでいたアパートとかに寄り道していたせいで、20分ほど遅れて会場に到着すると、先日、すごろくやさんから発売されたストリームスをみなさんでプレイされていたのが終わったところで、相方と2人で一組のかたちと強引ではありましたが、うまいこと卓に混ぜて頂くことができました。
(ストリームスも興味はあったので残念でしたが。自業自得です)

・おい!それは俺の魚だぜ(Hey! That's My Fish)
(今回遊ばせて頂いたのは“Pingvinas”)
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魚の書かれたタイルを取り合うゲーム。自分のペンギンコマを移動させた際に元々いた場所のタイルを入手できます。タイルが抜けた場所は通り抜けもできなくなるのでうまいこと相手のコマを孤立させたり、他人に邪魔されない場所を作るというのが大事です。

2~4人用のゲームなので、相方と僕とはチームで参加させてもらいました。
この時、遊ばせて頂いたのはプロトタイプ的なもの?で、タイルが木製であったりペンギンの顔が違ったりしてました。(なんと全世界で230個しか販売されていないそうです)
相方はお気に入りでしたが、僕が相方に勝てないため我が家では封印されています。そのせいで久しぶりのプレイになりましたが、やはり面白いですね。
2人だとガチガチに考えないと勝てないのでどうしても長考しがち&パズル的な側面もでてくるので、見た目より重いゲームという印象ですが、この日は4人だったのでいい意味でも悪い意味でも想定外の動きが多発してました。
想定外というか、単に僕の視野が狭いだけだったのかもしれませんが、みなさん、見事な一手をたびたび打たれてました。僕の気付かない良い一手を相方もうっていたので、客観的に見てやはり僕は相方に勝てそうにないです。

2戦やって2戦目は僕と相方が勝てましたが、序盤で2匹のペンギンのうち1匹が動けなくなってしまったことから他の方々から余り相手にされなくなり、棚ぼた式にもらった勝利でした。人数増えると、邪魔されなかった人が勝つというのが増えるのではないかなと思います。

あと、今回は何かにぶつかるまではペンギンをとめることができないという、このゲームでは有名なバリアントのルールではなく、通常の好きな場所で止めて良いルールでプレイしました。意図的な邪魔ができる機会が増えるので、他プレイヤーとの絡みや盛り上がりを考慮するなら通常ルールの方が面白いと思います。バリアントの方だとますますパズル的になって長考も増える気がしますし。

・髑髏と薔薇(Skull&Roses)
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最近発売されたコンポーネントのデザインが素敵なブラフゲーム。他人が出したカードが髑髏か薔薇か、それを当てるだけといえばそれだけですが、バイカー達がチーム同士で争うゲームだとか、専門用語だとかの秀逸な設定のおかげかかなり盛り上がります。
ゲームはカードを出すフェイズと何枚、髑髏をめくらずに薔薇をめくることができるかを宣言するフェイズ、最大枚数を宣言したプレイヤーがカードをめくるフェイズにわかれます。自分の宣言を2回成功させたプレイヤーが勝利です。

先ほども書いた通り、「他人のカードを当てる」ゲームではあるのですが、何枚薔薇をめくれるか?というプレイヤーに宣言の成功失敗を委ねる要素もあり、単純にその場の薔薇の枚数を当てるだけではないというのが盛り上がるポイントかもしれません。

こちらも相方と僕とはチームで参加させていただいた上で、フルメンバーの6人戦となりました。

ゲーム開始時からハイテンションなノリだったので、かなりの高めの宣言をブラフとしてしたところ、ならやってみろと全員に降りられて自滅したりとグダグダしてる間に、パンサーズのパンサーさんが一気に2連勝で勝利されてました。
これは面白いと続けて2戦目は、僕も相方もかなりチキンなプレイに終始したところ、果敢に攻めてくるみなさんをことごとく失敗に追いやり(最初に自分のところのカードをめくるというルールがあるので、髑髏を出している限り自分がめくること=自滅になります。つまり、薔薇を出さないと勝ちにいくことはできないということです)、最後は、パンサーさんとうちだけがカードを残す状況になり、いい加減攻めてくるだろうと予想してくれたパンサーさんに対して、結局、まだチキンに髑髏を出したうちが勝利しました。
(他チームは失格or手札が薔薇のみという状況になったので、“BURN OUT”(場に出ている全カードをめくるという宣言を指すゲーム中の隠語)を初手から宣言すれば、他プレイヤーは何もできないのです)

このチキンプレイ、強いことは確かですが、全員がやってはゲームが成立しませんし、そもそも面白くありません。
一応、自己弁護しときますとうちも攻めようとした時はあったんですが、悉くあからさまに怪しい(髑髏出している人)がいたり、うちに周ってくる前にBURN OUT宣言されたり等して攻められなかったんですよね…。

やや繰り返しになりますが、ゲーム内容は単純ながらコンポーネント&設定次第で面白さが倍増するよい例だと思います。相方も欲しいといってましたし。

・ローマに栄光あれ(Groly to Rome)
⇒以前の記事 その1 その2 その3 その4
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お昼ご飯を六角橋商店街にまで食べにいき、戻ってみるとちょうど1つ卓が立つところだったので参加させて頂きました。
5人戦で、そのうち3人が経験者でした。
前にTとやった時、余りにも拡散しすぎて評価に迷っていたので、いい機会を頂けました。

インストしてくださったPHYさんが初プレイのおふたりにゲームのコツを話しながらだったこともあり、スムーズにゲームは進みました。こういうのは見習わせて頂きたいところです。

全員が職人や労働者等をクリエンテスにしつつ、序盤は無難に進んだのですが、僕は少し変わったことをしたいなと2人目のクリエンテスに商人を選んでみました。
周りで青建物が結構建設されていたり、まだ序盤で影響力があがっておらず売却の上限も低いので微妙なのは確かですが、他人が商人を選択した際にフォローできなくておいていかれるパターンが多いように思っていたのでこういう戦略をとってみました。
そうなると、資材置き場に資材を大量に持ってきたいところなので、労働者をクリエンテスに…と思ったのですが、趣向を変えて兵士を雇ってみました。

茶だの黄だのといった、建物として完成させても効果の弱い&得られる影響力も低いものに引くカードが偏っていたこともあり、建物の効果はあてにせずに僕が進める一方で、建築家を多めに雇いつつ、「建築家アクション時には場のカードを資材として使うことができる」建物を建てる方がいたり、「アクションとして出したカードを場ではなく資材置き場に移す」建物&「資材置き場に置かれた資材に比例して得点」のコンボを作られたりと、うまいこと建物効果を使っている方もいらっしゃいました。

今回は、紫の建物が多く建てられてパトロンアクションがそれほど行われなかったせいか、アクションが爆発することがなく、ゆったりとした展開だったため、今までで初めて山札が尽きる形でのゲーム終了となりました。

完成した建物から得られた点数はわずかでしたが、後半、商人アクションを意識的に増やしたおかげで商人マーカを2、3色取ることができ、1点差で勝利することができました。

以前、Tとやった時はクリエンテスが増えすぎて、アクションがもうわけのわからない収集のつかないことになってしまい、評価を下げましたが、今回はおとなし目の展開、かつ接戦、さらに各プレイヤーがそれぞれの色を出していたとこともあって、また評価があがりました。
荒削りなところがあるのは確かですが、ゲームの展開&自分の打つ手のバリエーションの多彩さ、自分がやったことがしっかり成果として返ってくる感覚等々、やはりいいゲームです。

・花火と生け花(HANABI & IKEBANA)
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今回は花火を遊ばせて頂きました。
自分の手札を見ずに、他人からヒントをもらったり、他人にヒントを与えたりしつつ、場に花火を打ち上げる(各色1~5の順番にカードを出す)ことが目的の協力ゲームです。

ドメモ風の推理ゲームという話は聞いていたのですが、協力ゲームというのがピンときていなかったので、プレイさせていただけたのは幸運でした。

文章で説明しづらい割にやってみると面白いのは、このゲームが「空気を読む」ゲームだからだと思います。
ヒントとして提示できるのは色or数字のどちらかをひとつだけ(ただし、ヒントに合致するカードが複数あれば必ず全てに対して同じヒントを出す。(緑が2枚あるのに1枚だけ指して緑とは言えない))で、そのヒントを出した意図は伝えてはいけないのですが、案外、「こういうヒントを今の状況で出すということは、こういう意図だな」とそこまで読み説けます。
場の雰囲気として、出して欲しいからヒントを出すのか、出して欲しくないからヒントを出すのか、それで意味が真逆になるのである程度、場全体でこういう時にはこういうヒントを出すというコンセンサスも必要かと思いますが、それも含めて空気を読む必要があります。

実際にあった例としては、緑が1枚もでていない状態で、

「このカードが緑です」

というヒントがあったとすると、

「(場には1から順番で出す必要があるため)この状況で緑の2以上の数字のヒントを出すのは無意味。つまり、このカードは緑の1だ!」

という理屈になります。更に言えば、他の色の1のカードが手札にある可能性は非常に高いです(「このカードは1です」というヒントでも受けた方は、「要はこのカードを出せと言うことだな」と解釈できるので)。

無論、ひとから貰ったヒントだけでなく、ドメモと同じように自分から見えている情報をもとに推理することも重要です。
例えば、5のカードは各色1枚ずつしかないので、

「このカードは5です」

というヒントをもらって、自分以外が4色の5を持っているのであれば、色が特定できます。更に、その推定に基づいて場にカードを出すと、

「色の情報をもらっていないのに、色が特定できたということは、カードを出した人以外のプレイヤーが残りの4色分の5を持っているということになる。僕から見えているのは、今場に出されたのを含めて3色しかない。つまり、僕のところに2色分の5があるということだ」

とまで、推定できるようになります。(ここまで書いて気付いたのですが、ヒントだけで特定させずに類推も含めてカードを特定させると、ヒントのアクションを行わずにヒントを発信することができますね)

手探りで互いの発言の意図を探り合うこと、自分が持っている情報からカード内容を推理することが非常に面白いです。察する意図の内容の難易度が偶然か狙ったのかはわかりませんが、複雑すぎることもないので軽い気持ちで楽しめます。

ゲーム中は気付けませんでしたが、カードは1枚1点(5は5点、4は4点とカウントしますが、4を出すには3が場に出ていないといけない、5を出すには4が場に出ていないといけないので、どのカードも増分という意味では1点)なので、全てのカードの重要度がほぼ同じというのも軽さの一因かもしれません。

まあ、蛇足かもしれませんが、自分の手札は自分だけが見えない故に起こる笑いの要素もあります。相方は、

「どれ捨てていいかわからない! これだ!」

⇒捨てたカードはもう場に出ていて既にいらないカード

⇒「やった! よかった!」

とやってましたが、周りから見てる僕たちからすれば、相方の手札のカードは全て既に不要なカードだったので、真剣に悩んでいる&喜んでいるのは、笑いを我慢するのが大変でした。(一方、僕は勘で捨てたらその時点で重要なカードだったということが何回かありましたが…)

で、肝心のプレイ内容ですが、25点満点で1戦目:19点、2戦目:20点とちょっとだけ上達が見られました。個人的には1戦目、2戦目ともにポカがあったので大反省です。

推理ゲーム好きは、望んでいる推理ゲームの形式かはおいておいても、十二分に楽しめるゲームです。

あと、協力ゲームって仕切り屋の存在や、ミスしたひとを責める傾向等の問題がありますが、このゲームでは干渉できる度合いが非常に小さいこと、1つのミスがゲームの中での影響が大抵の場合非常に小さい(上記の通り、大概は1枚1点分の価値しかないです)ことの2点で、協力ゲームとしても優秀といえると思います。

日本にはあまり数が入ってきていないのが残念ですが、カクテルゲームズ(フォトパーティ等、手のひらサイズの缶入りゲームのシリーズを作っている会社)が花火だけを、缶入りシリーズのひとつとして発売するとのことでしたので、もう少し待てば手に入りやすくなるのではないかと思います。

・近衛兵(『古代ローマの新しいゲーム』より)(Die Prätorianer)
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残り15分ほどでできるゲームということで、選んで頂きました。古代ローマの新しいゲームも面白いという話だけ聞いて、実際にはなかなかプレイできるゲームではないので、これも遊べて良かったです。

カードが重複したらバースト、途中でやめればその時めくっていた数字の合計分だけ得点。これを繰り返して規定点まで先に達したプレイヤーが勝利というゲーム。

またまた相方とチームで参加して、初手、相方が30近い得点をたたき出します。あまりにもあっけなく高得点が出たので短時間で終わるゲームという話だったこともあり、この30点という点数が参加されていた方々の基準になったように思います。
そのせいで、そこからの1,2巡はバーストの連続でした。

確率計算はしていませんが、ほぼ2/5でバースト&数字は10が最高なので30点など、そうそう出るわけないわけで。

みんながバーストするのを横目に僕と相方のチームは小さく刻んでいきます。
うまいこと天の配分はできていて、徐々に後続も追いついてきて、CU部部長のみずきさんとうちとの差が一桁まで縮んだところで、ゴールは目前。

うちは後11点で勝利というところで、僕がめくったカードは10! めくってバーストしなければ勝ちですが、嫌な予感がしたので確定させて@1点のところまで進みます(その後、次の方がめくったカードは、うちがめくっていればバーストになったカードでしたので、とりあえず止めたのは正解ではあったわけですが)。

そして、みずきさんの手番。この手番で勝たないと負け確定なので、チャレンジ!チャレンジ!とめくった結果は…。

みずきさんの貫禄の勝利でした!

一度に何度も繰り返して遊ぶようなゲームではないでしょうが、同数字が出てきた時の処理などに工夫があり、これも面白いゲームでした。
最初の相方の高得点、連続バースト、みずきさんの逆転とゲームの展開が盛り上がったというのも好印象につながっているとは思いますが、そういう盛り上がるだけの懐があるという意味でゲームの実力と言ってよいのではないかと。

前回の時も書きましたが、和気あいあいとした非常に雰囲気の良いゲーム会で、相方ともども非常に楽しませて頂きました。
電車の乗り換え無しでいける場所でこのような会が開かれているのは幸運ですし、次回もまた予定があえば是非参加させていただければと思ってます。

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先日は、有難うございました。

先日のレポート、楽しく拝見させていただきました!
今回は相方様も一緒に参加していただき、有難うございました。部長のみずきも最後の「近衛兵」では御一緒できたものの、「もっと絡みたかった!」と言っていました。
最近では「この場所でボードゲームの交流会を開催してきて良かったなぁ」と思うことも多いです。また次回の御参加も楽しみにしております!

No title

先日はお疲れ様でした。オレがパンサーです。
髑髏と薔薇はドクロ出すのも実はかなり度胸いるのでチキンじゃないっす。
オレもホントは半分近くドクロだったしね。ニヤリ。

レポート楽しく読ませてもらいました。
また楽しみましょう。

また遊びましょう

ペンギン(俺の魚だぜ)、髑髏と薔薇、花火、近衛兵の4つを一緒に遊びましたね。ペンギンは4人プレイは初めてです(実際は6人プレイか)。2-3人と随分印象が異なりますね。花火以外では、夫婦一緒にチームとなって楽しんでいたのが印象的でした。特にドクロと薔薇のパンサーさんとの戦いが熱かったですね!

花火の新盤は以下のようなグラフィックです。カクテルだけあって正方形です。
http://boardgamegeek.com/image/993787/hanabi-ikebana

CU部は自分も家から近くて助かります。また一緒に遊びましょう。

>ウサギさん
記事と繰り返しになりますが、こちらこそ楽しい会をありがとうございました。
みずきさんにもよろしくお伝えください。

相方もみずきさんとはまた話したいと言っていましたが、
その話の内容次第で矛先がこちらに向いてこないかと少し怖いです(笑)。

>パンサーさん
人畜無害のイーグルスです。コメントありがとうございます。
パンサーさんが入った卓はパンサーさんの人柄に引っ張られて
盤外でも笑いが絶えないので、よければまた是非ご一緒に遊ばせてください。

確かに髑髏を出すのも立派な戦術ですね。
とはいえ、全員が髑髏しか出さなければゲームが破綻してしまうようにも思います。
ルールとまではいかなくても、参加者がノリノリで攻めていくような展開を
意識した方がよいのかもしれません。

>けがわさん

同じゲーム会に参加させていただいていたことはこれまでも
ありましたが、ようやく卓をご一緒させていただくことができました。
悩みどころのあるゲームでは悩むべきポイントや一般的な戦術を、
楽しく盛り上がるようなゲームでは笑いのある話をと、話題の選択がお見事で、
お見それしました。

花火の新版の画像、拝見しました。カードがやや大きく、正方形になり、絵柄が
より花火らしくなるみたいですね。絵柄の好みは人それぞれだと思いますが
個人的にはカードが大きくなったことで机上で重ねられる場面が出てくる予感がします。
それがちと残念です。

また遊びましょう

遅ればせながら、先日はありがとうございました。
近衛兵で生粋の不運っぷりを露呈したPHYです。w

今回は、Glory to Rome以降ずっと同じ卓でご一緒させて戴きました。
比較的お近くのようですし、是非またご一緒させて下さいー。

Re: また遊びましょう

> PHYさん

コメントありがとうございます。
近衛兵、相方の馬鹿ヅキがあったので隠れていますが、
僕も実は結構な不運っぷりだったりしてました(笑)。

また、どちらかでお会いできたら、こちらこそ是非よろしくお願いします。

プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
-------------------------
連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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