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高円寺盤遊会(2011.6.26開催)

高円寺盤遊会にお邪魔させていただきました。雨が降り出しそうな空模様だったので傘を持って行ったのですが、振りだすことはなく、涼しい良い気候の1日でした。

昼過ぎから夕方くらいまで参加させて頂いて、プレイしたゲームは以下の3つです。

・レース・フォー・ザ・ギャラクシー(拡張1入り)
・ペルガモン
・ぽんこつペイント

到着してしばらくは、ゲームマーケット前後に国内取扱いが始まったランカスターがプレイされていたので、しばらくそれを見てました。
テーマやゲームの仕組みが面白そうだなと思っていたので、実物が見れて良かったです。コンポーネント(騎士コマなど)も凝ってるし、プレイヤー全員で法律の賛成・反対を投票して決めるってのは自分でもやってみたいなと思いました。ただ、人数がいた方が楽しそう、かつ、それなりに長時間ゲームぽいので、うちで身内集めてやる分にはあわないかもしれません。

んで、以下、実際に遊んだゲームの感想です。

レース・フォー・ザ・ギャラクシー拡張1入り)

4人で。コンポーネントとしては全拡張分あったのですが、僕ともうおひと方が拡張入りでプレイしたことがなかったので、拡張2,3は入れるのをやめ、基本ルールさえ知っていればいれやすい拡張1のみを入れてプレイしました。
僕はプレイしたことがあるとはいっても、説明書を読んで数回、PCアプリをまわしたことがあるだけで、対人戦は初でした。
幸い?初期ワールドが軍事力の上がるもの、かつ、手札にも軍事惑星や軍事力をあげるカードが多数あったので、軍事メインで進めました。
一時的に軍事力を+3するカードなども手に入り、序盤から中盤に移るくらいの時期に軍事力は6に達し、更にXXX同盟()を活かすエイリアンの惑星も手によく入るわと、実力の無さをうまく運がカバーしてくれました。目的タイルも2つほど手に入れ、いい形にはなったのですが、最終的にはやはり実力がモノをいい、移住、生産、消費がうまくコンボでまわっていた方が勝利されました。
止めようとはしたのですが、2位と10点以上の差がついていたので、少々早く終わったくらいではダメだったでしょうね。

面白いゲームだとは思いますが、(目的タイルがあっても)ソロプレイ感は半端ないですね。一応、他人のやりたいアクションを読みつつ、自分のアクションを決めたりはしてましたが。初期手札とその後の自分の引きをどう読んで、そのゲームの戦略を決めるかってのは、麻雀に似てるなと思いました。その読みを外すとつらいことになるとかも。例えば、初期手牌は明らかに三色手だったのに、全然そこらが入ってこなくてあがれない=軍事力主導で行こうとして軍事力あげるカードが全然はいってこないとか。

思っていたよりも遥かに、何回もプレイしてトータルで勝負しないとなと思わせるタイプのゲームでした。

ペルガモン
110626_1541~01

TGIWさんのニュルンベルグ2011の新作一覧で見た時から気になっていたゲーム。最大数の4人でプレイできました。
パトロンから援助された資金を使ってペルガモン遺跡で発掘作業を行います。そこで得た遺物を博物館に展示することで勝利点を得て、規定ラウンド経過後に最も勝利点の高かったプレイヤーが勝利です。
ゲームは「パトロンからの資金援助」「発掘」「展示」の繰り返しで進みます。
プレイヤーは欲しい金額を提示し、額の小さいプレイヤーから順にパトロンからのお金を得ます。パトロンが総額いくら援助してくれるかはラウンドごとに異なるため、大きい額を提示した場合、他のプレイヤーに援助された分だけでパトロンからの援助金が無くなってしまう場合もあります。逆に最後に援助してもらうプレイヤーは余ったお金を全てもらえます。この必要額の提示によって、当該ラウンドのプレイ順、次ラウンドの金額提示順、発掘への制限が決まります。
発掘物タイルは毎ラウンド発掘現場に並べられ、お金を払えば必ず「発掘」できます。そのラウンドで発掘されなかったタイルは次ラウンドに持ち越しです。発掘は発掘現場の層(浅い層から深い層まで5段階。深い層ほど古いものが配置されやすいです)に応じた金を払えば良く、発掘物の数は発掘に係るお金に関係ありません。
展示は発掘後、ただちに行うことができます。遺物の古さに応じて展示物の評価が決まります。展示物の評価に応じてゲーム中数回ある決算で得点がはいります。評価の高い展示がされた場合、それよりも評価が低い展示はますます評価が下げられ、最低ランクまで評価が下がった場合、博物館から追い出されます。また、展示しないものは数が多いと保管料がかかります。

以前、調べた際にはゲームの仕組みを追っていくだけのゲームのように思えて面白さがわからなかったのですが、実際にやってみると非常に良いゲームでした。まず、発掘物はタイルを組み合わせて展示品にするわけですが、この作業が単純ですが意外と面白いです。次に、高評価になる組み合わせはすぐにわかるため、他プレイヤーのやりたいこと(欲しい発掘物)はほとんど見当がつきます。そうなると、手番順と得られる資金を決める、各ラウンド開始時の金額提示が熱くなるわけです。
110626_1541~02
調べた際には、単純すぎてつまらなそうに見えた部分が、逆に単純であるがゆえに読み合いが発生するというのは、ちょっと意外で興味深かったです。勝負的には終盤にパトロンから想定外の大金が援助された際に、そのほとんどをかっさらった方が1位、序盤、上手にお金を得ていた方が2位、突出することなく無難にお金をもらっていた僕が3位、援助金の多寡を読み間違えてもらえなかったこともあった方が4位と見事に、お金の入手の上手い下手が勝ち負けに反映されてました。

今回は結局お金次第という結果になってしまいましたが、費やしたお金と自分が取った手が勝利点にきっちり反映される良いゲームでした。もう少し序盤にまわりが見えていれば、上も狙えたかもしれません。そう考えると残念です。

ぽんこつペイント
110626_1627~01

こないだのゲームマーケット2011春で頒布された同人ゲームです。
お題を円(出来る限り真円)と直線だけで表現して、回答者にあててもらうお絵描きゲームです。回答者には、画数(円と直線の数)がより少ない絵から見てもらうことになります。回答者にあててもらうと得点なので、画数を少なくして早く回答してもらうか、詳しい絵を描いて確実に当ててもらうかというジレンマがあります。

お絵描きゲームは初めてで、かつ、絵心があるわけではないので、プレイ前は心配でしたが円と直線しか使わないということもあり、案外描けました。

単に絵を描いて、それを見合って笑うようなゲームかと思ってましたが、いざやってみると、詳しく描いて確実に当ててもらいにいくか、それとも、回答者の勘に描けて少なめの画数で描くか、はたまた、2番目くらいの画数で描き、前のひとの絵をヒントにしてもらって当ててもらうかといった、戦略めいた駆け引きが案外あって驚きました。あとは、描き易いお題であればどこまで画数を削れるか、難しくてもひらめきでどこまで画数を減らせるかというのも悩みどころでした。(マウス(ねずみかも)というお題で、画数を減らそうとワンボタンマウスを描く方がいたり等)

とはいえ、そういった駆け引きはあくまでこういう面でも楽しめますよという点で、お互いの絵を見て、納得したり、笑ったりというのがメインではありました。その中でも一番盛り上がるのは、回答者以外の、答えを知ってるプレイヤーが「この絵では答えられないだろう」と思ってるところを回答者の素晴らしい機転、ひらめきで当てるところでした(画像のお題がわかるでしょうか。回答者の方は一番左(四角に棒がついている絵)だけで正解されていました)。
あとは、今回プレイしたメンバの中では、加点方法がいけてないという話になりました。 いけてないかはともかく、回答時にも絵描き時にもやる気にさせる設定というのはなかなか難しいかもと思いました(わざと答えられないような絵を描いた場合も、一生懸命描いたにもかかわらず回答できない場合も点数は同じになるので。前者は減点させたいですが、後者は減点はかわいそうですし)

相方と約束があったので、夕方くらいにお暇させて頂きましたが、十分楽しませて頂きました。

ただ、反省というか次回以降改めたいなと思ったのが、インストできるゲームを自分でも持って行かんと駄目だなということです。会場に到着した際、僕を含め、卓を立てることができるくらいの人数がいたにも関わらず、ルールわかるゲームがなくて卓を立てようにも立てられなかったので。今回だと、先日のゲームマーケットでテンデイズゲームズさんが取り扱うようになった豚小屋とか持って行けば良かったです(豚小屋は最大4人なのでもう少し最大プレイ人数が多いものの方が良いのかもしれませんが)。

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No title

こんにちわ。
いつも高円寺に来てもらって有難うございます。
プレイデータベースにも書きましたけどランカスターは面白いゲームでした。
ゲーム慣れしている人が5人必要ですけどね。
しばらく頻繁に遊ぶと思うので、暇なときがあれば誘ってください。

あと、高円寺では主催者も比較的長いゲームをプレイしているときが多いので、そんなときに卓を立ててくれる人が居れば心強いです。
昨日はちょっと常連が少なくて私も気にしていたのですが、どうかご容赦ください。

Re: No title

> 月斎さん
コメントありがとうございます。
ランカスターは是非プレイしたいです。
機会があえばよろしくお願いします。

また、50回も開催された会のうち、数回しか参加してない身で恐縮ですが、
お邪魔にならない程度に立卓等でお手伝いできればと思ってます。
プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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