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シンダーハンネス(ソロゲーム)/Schinderhannes

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(ルール確認等無しなら、ひとりで30~40分ほど)

【概要&ルール】

基本的に省略!
以前の記事

ソロプレイでは、使わないルールがありますが、基本的に2人以上のプレイとルールは変わりません。
カードは全て使うのではなく、ソロプレイの問題として用意された4組のデッキのうち、いずれかを選び、デッキに含まれるカードのみを使います。

【プレイ内容&感想】

コメントをきっかけにシンダーハンネスのソロプレイで遊んでみました。

2人以上のプレイでは得点を競うゲームなので、ソロプレイではどこまで高得点を狙えるかを競うものだとばかり思っていましたが、ルールを読むとどうも違うようで、指示されたカードを使って正しい場所に全ての犯行タイルを置くことを目的としたパズルのようなものでした。

「早解きとかを狙わない限り4回しかできないのか(説明書にはソロプレイ用の問題が4つしかないので)」と思いつつ、とりあえずやってみることにしました。

この時点ではまだ、「1つの都市に3つまでしか置けないことを利用して、ある都市にトークンが置けない状況を作って解いたりするのかな」と、ゲーム的な仕組みをやりくりして解くのかと思っていました。(例えば、泥棒を働くと名声が落ちるゲームがあるとして、名声はゼロ以下にはならないので名声があがる前に泥棒しておく等)

しかし、ルールを読んでみるとカードの出す順番に関係なく、全てのカードと論理的に整合性がとれるようにしなければならないようです。この論理的というのが、可逆なのかそうでなくても良いのかが気になりましたが、僕のつたない英語力でルールを確認する限り、可逆でなければならないようだったので、つまり、ゲーム的な仕組みをやりくりして~という話ではなさそうです。

そうなると、「カードに示された通りにトークンを置いていくだけなのでは?」と思いながらNo.1の問題をやってみました。

使えるカードは大きく分けて3種類で「ある犯罪が4つの都市のいずれかで行われたことを示すカード」「ある犯罪の隣の都市で別の犯罪が行われたことを示すカード」「ある都市で行われた犯罪が4種のうちのいずれかであることを示すカード」です。
隣の都市~のカードと4種のいずれか~のカードは、ボード上に関連するトークンが置かれた状態でなければプレイできないので、4つの都市~のカードでトークンをばらまいたのち、隣の都市~のカードでさらにトークンをばらまき、最後に4種のいずれか~で絞り込むのだな、簡単そうじゃないかと思ってましたが、解けません。

全部埋まった答えが違うというのではなく、全ての犯行現場タイルを置くことがまずできません。どこか解釈が間違っているところがあるのかと見直している時、ふと気付くと、そもそもカード中に出てきていない犯罪があります。
今更ですが、このゲームはカードに出てくる、ある犯罪に対する証言をもとに犯行現場を当てる/絞り込むゲームです。なので、カード中に話が全くでてこない犯罪については正解がうんぬんという前にトークンすら置けません。

おかしくないかと、エラッタを探してみるとBGGにデザイナー自らがエラッタをあげてました。おー、これこれと見てみると、No.2とNo.4のエラッタでNo.1については全く触れていません。僕のやり方が間違っている可能性もあるものの、No.1の問題が正しいとも思えません。

そこで、エラッタが出ているのであれば、少なくともNo.2とNo.4は正しかろうとNo.2をやってみました。
やり方は先ほどNo.1をやった時と同じです。大まかに言って4つの都市~⇒隣の都市~⇒4種のいずれか~の順でカードを解決していきました。

今度は置ききれるだろうと思っていましたが、どうもうまくいきません。何故だ…と色々と見返していると、和訳シールとカードに書かれた内容が違うカードがありました。
これか…と脱力しながら残りのカードをチェックしてみると、No.2で使うカードで和訳シールが誤っているのは1枚だけでした。ほっとしながら、再度やり直します。

今回こそ、ほとんどの犯行現場タイルを置くことができました。が、1つだけ置くことができません。置ける場所も1つしかないので、全くヒントは出てきていないが、この都市で起こったということにしました。
そして次に答え合わせですが…、エラッタに記載された答えと合ってないです。具体的には書きませんが、エラッタ&ルールブックの解答と2箇所異なります。
カードの情報を全部見返しましたが、そもそものカードが間違っているのでなければエラッタが間違っているようです…。(カードの解釈はルールブックでも絵付きで説明されているところなので、間違っているとは考えにくいです)

結局、定かではないところもありますが、ルールブック中の問題の記載に誤りがあり、和訳シールに転記ミスがあり、書かれていないルールがあり、とどめにエラッタが間違っていたわけです。(※あくまで僕のやり方があっているということが前提です。間違っているとは思っていませんが、間違っている可能性も無論あります)

どうせカードの指示通りに置いていくだけだと軽く見て始めたソロプレイですが、調べる時間も含めれば半日仕事になってしまいました。

そういった手間のことは置いておくとしても、シンダーハンネスのソロプレイはあまりお勧めできません。

得点などの極める要素がないので、ルールの確認をしているのと変わりがなく、(少なくとも僕は)モチベーションがあがりませんでした。
基本的には解けて当然ですし。

シンダーハンネスの面白いところは、プレイヤー間の掛け合いというか、全員が得点を効率よく稼ごうとして競いあいつつ、互いに協力して犯行現場を絞り込んで特定していくところだと思っています。(こちらの都市に特定したかった!など、犯行現場の特定で利益が競合することはあまりないと思います)
そういう点を殺してしまっているんですよね。点数の要素もソロプレイではないですし。

苦肉の策として正規のルールではありませんが、ランダムに選んだカードで高得点を目指すなど、繰り返しプレイできるような目的を作れば楽しめるのかもしれません(他にソロプレイでも面白いゲームはたくさんあるのでお勧めできないことには変わりないのですが…)

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ソロプレイ記を拝見いたしました。

ひだり様、詳細なソロプレイ記をありがとうございました。これは私のような初心者には敷居が高いと感じました。遊ぶにはいろいろと障害があるようですね。ソロプレイの全貌がはっきりとわかりました。検証に半日かかったそうでお疲れ様でした。

「他にソロプレイでも面白いゲームはたくさんある」とのことですが、ひだり様はどのようなゲームを勧められますか。何かの折にご教示いただければと思います。
ちなみに私は「ゴーストストーリーズ」(なんとかルールを理解してやっています)、「アグリコラ」(あんまりやり方がよくわかっていません)、「キャッスルパニック」(ルールがわかりやすいです)で遊んでいます。

Re: ソロプレイ記を拝見いたしました。

>mle19513さん
「たくさんある」と書いた際に頭に思い浮かべていたものを書こうとして気づいたのですが、PC等のアプリも混同してしまっていました。失礼しました(つまりコンピュータとの対戦も数にいれてしまっていました)。

というわけで、そもそも純粋なソロプレイをした経験があまりないのですが、はまったのは、mle19513さんがあげられている「アグリコラ」と同じデザイナーの作品で姉妹品でもある「ル・アーブル」ですね。
毎回展開が異なるのと、点数を極めるタイプ、あとプレイのたびに上達が感じられるということで飽きずに何度も挑戦したくなる面白さがありました。あと、テーマが激はまりでした。別に港湾労働者好きというわけではないのですが。
(アグリコラも似た感じなのではないかと思いますがアグリコラは未プレイなので違ってたらすいません・・・)
少しご要望から外れますが、PCで遊べるものですとレース・フォー・ザ・ギャラクシーやイスファハンは何度も遊びました。以下、関連サイトです。
・イスファハンPC版(TGIWの紹介記事です)
http://www.tgiw.info/2007/04/pc_2.html
・レース・フォー・ザ・ギャラクシーPC版
http://keldon.net/rftg/
・ル・アーブルPC版
http://boardgamegeek.com/filepage/42763/jlehavre-1-26

※イスファハンは日本語化パッチあり、rftg、ル・アーブルは英語のみです。

また、ルールの理解に苦労されているようですね。人気の高いゲームであれば最近は動画が作成されているものもありますし、もし、お近くでゲーム会等があれば参加されてみるのも良いかと思います。また、PC版やスマホのアプリなどがあれば、ルール以外のことはできないようにできているので、それらで遊んでルールの理解が正しいか確認するのも手かと思います。
英語力次第ですが、ルールで???となるようなところはBGGで大概話題に上がってます。ただ、ルールの細かいニュアンスを英語で書かれても読み取るのが難しい場合もあります。

ルールに不安を感じられているアグリコラはニコニコ動画に動画があがっているようですので、拝見されてはいかがでしょうか。ただ、紹介にアイドルマスターというゲームのキャラを使っているので、ちょっと・・・と思われるかもしれませんが。

あと、僕はいい加減なせいもありますが、ルールの正しさを気にするよりも一通り遊んでみて期待通りor期待以上に楽しめたか、それだけで十分だと思ってます。期待よりも面白くなかった時にデザイナーはもっと面白くゲームを作っているはずだ=ルールを間違っている?と考えることはありますが、楽しめたものについては、多少のルール間違いなどは気にされなくても良いかと。
じゃあ、楽しめなかったものは?という話ですが、結局、和訳読み返し、あいまいなところはルールの原文あたるってことで根本的な解決につながる話ではないです・・・。すいません。

あと、ひだり“様”はやめていただけると嬉しいですw&ボードゲームの初心者ってどういう定義が該当するのだろうとアホなことを考えてしまったので、記事あげるかもしれませんですが、気にされないでください。
プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
-------------------------
連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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