サンドイッチ その2

(4人でインスト込み30分ほど)
【概要&ルール】
省略!
⇒以前の記事
【プレイ内容&感想】
僕、S、Kさん、Aさんの4人で。
以前のプレイの反省を活かして、全部の食材の内容を確認するところからはじめました。
肉系は多少想定しているものが違っていても、肉であることには変わりないので必ずしも全員が同じ認識でいる必要はないですが、チコリー、シュークルートあたりは、白菜? お好み焼き?となるんで確認しておいた方が良いかと思います。確認してもチーズ系とかは、このチーズはなんだ? なぜクリームチーズがない?などとなりますが。

(
よし、では食材の意識合わせも終わったから始めようとすると、Aさんから
「パンは何なの?」と予想外の質問が。
テンデイズゲームズさんの和訳にはバリアントとして「ピザを作る」というのがあるので、食材の組み合わせだけでなく、そのベースが何かも大事なんでしょうが、あまりこだわりのない(というかサンドイッチもそれほど食べない)僕からすれば青天の霹靂というか、まったくの予想外の質問でした。
僕の正直何でもええやんという気配を察したのか、脇で見ていた相方が助け船を出してくれました。
相方:「じゃあ、超熟で」
Aさん:「超熟はまずいからヤダ! バゲットがいい。メゾンカイザーのやつね」
OMG!って感じです。まあ、酒はいってたんでしゃあないです。
毎ラウンド、このラウンドのパンは?という話になったのですが、徐々にどうでも良くなっていったのか、3ラウンド目は超熟でお許しがいただけました。
そういうところも含めて楽しんでもよいゲームだとは思いますが、パンの種類を聞かれるとか、僕からすれば、本当に“まさか”の話でした。まあ、しかし、バゲットで作ったサンドイッチの方がヤマ○キの食パンとかで作ったのよりもおいしいのは確かではあるんですよねー。個人的にサンドイッチのベストは、ヴィロンのチーズとハムだけのやつです。とまあ、閑話休題。
勝負自体は例によって女性陣が強く、Aさん、Kさんが同点で勝利、僕とSが同点で負けました。

(意外と調味料が使えないというか、食材と別枠で欲しいです! 調味料入ると具が寂しくなります。これとか、よく見る組み合わせでバランスはよさそうに見えますが、通常3つ食材のところがこのサンドイッチはソーセージだけとか寂しすぎます!)
このゲーム中でちょっと気付いたことがありました。
1つ目は、ゲーム前半の食材集めのフェーズが意外とゲームの仕組み的に面白さに寄与しているということです。
これは1ラウンド目、AさんはSが出した食材ばかりを取っていたのを見て気付きました。Sが出した食材ばかりを取るということは、最初にランダムに配ったままということですが、意外とそつなくというか、それほどまずそうでないサンドイッチをAさんは作ってたんです。これはどういうことかいうと。
食材はプレイヤー全員で一斉に取り合うので選んでいる暇はありませんし、(僕らが遊ぶ時には)どんどんかけ声をかけて食材集めを進めてしまうので、いま何が必要かを確認することもできません。
だいたい、野菜が欲しい、肉が欲しいくらいの感覚で場に出た食材を確認して、色が緑だ、形が野菜っぽい程度の認識でとりにいきます。
すると、野菜ばかりになってしまっただの、間違ってチョコレートをとってしまったから挽回するために甘めの食材を選んでとっていたら取りすぎた等々、ランダムに配っただけでは起こり得ない、まずいサンドイッチを作る布石が発生することになります(しかもそのまずい食材を集めてきたのは自分自身と言う言い訳できない状況)。
「サーーーンドイーーッチ!」とアホなかけ声をだしつつ、行っていた行為にゲーム的に深い意味があったとは驚きでした(たぶん深読みしすぎなんでしょうがw)。
2点目は、意外と真面目に勝ちに行くのもありかなと。このゲーム本来の楽しみ方とはずれているとは思いますが、例えば100枚ポーカー的な遊び方もあるということです。
要は、他人の作ったサンドイッチよりもまし(美味しい、ではなく)と思ってもらえれば点数になるんで、面子的に軽んじられそうなひとに、いつもなら出来の悪いのを渡すところをあえてそこまで悪くないのを渡すということなんですが。
3組のサンドイッチを作るだけとはいえ、いらない食材も入ってくるので、バランス良く微妙にイケてないサンドイッチを作るか、最高のサンドイッチ、まあまあのサンドイッチ、残り物のサンドイッチと偏らせて作るかという選択は、どうしても起こりえます(まれに全部うまいサンドイッチが作れることもありますが)。
そして、悲しいことですが良いサンドイッチが渡されるひと、これ全部外れじゃない?的なサンドイッチを渡されるひとに別れることがあります。簡単な例だと男性には肉まみれのサンドイッチを渡して、BLT的なバランスの良いものは女性にいくというような。
そこに、ちょっとマシなサンドイッチが渡されたら、この中じゃあ、これかなあと消極的ではありつつ一番に選んでくれるはずです。毎ラウンド続けたら、あれ?もしかして好かれてるんじゃね?と恋がはじまるかもしれません。
まあ、そこで、俺、肉まみれ好きだしとか言われて、姑息な手を使ったのに選んでもらえないのがこのゲームの面白さなんでしょうが。

(1番まずいサンドイッチで選ばれた面々。手前のはおいしそうに見えるかと思いますが、きゅうりが全くダメなひとが選んでいるので、ダントツまずいということに)