(紹介)ローマに栄光あれ イタリア語版/Glory to Rome(uplay.it)

同じゲームをいくつも持っててどうするんだと思いつつ、またローマに栄光あれの版違いを購入してしまいました。
⇒英語版(Cambridge games版)とドイツ語版(Lookout games版)との比較記事
KickstarterでやっていたBlackbox Editionも昨年中に発売される予定だったので、それも買ってればいま4種類が家にあったわけですが、プリント開始してっていうの忘れてただの、中国の旧正月の休みがあけるまでプリントできないとか、冗談みたいな理由で発売が延びてます。
というわけで、まだ3種類です。
ドイツ語版(フランス語、ポーランド語、スペイン語、ハンガリー語版もコンポーネントは同じでカードテキストだけ異なっているはず)では、以下の一部ルールが異なっていました。
・同色のカード2枚でジャック(Jack/Senator)として扱うことができる(英語版は3枚)
・円形曲馬場とフォーラムの効果が違う
発売時期的にドイツ語版と同じルールかなと思っていたら、イタリア語版は英語版ルールと同じでした。(つまり、同色カード3枚でジャックの効果、フォーラムはクリエンテスだけそろえれば勝利 等)
コンポーネントは、とにかく大きいです!箱もカードも。カードは7不思議と同サイズ、ボードもひと回り(ドイツ語版と比べるとふた回り)でかいです。

(左からイタリア語版、ドイツ語版、英語版。手触りは、伊:ザラザラ、独:普通の紙、英:ツルツルです)

(見づらいですが、個人ボードを重ねています。これは、独<英<伊です)
では、コンポーネントを一気に。カードの絵柄は一番一般ウケがするのではないでしょうか。色合いがはっきりしていて可愛らしいです。






(円形のトークンは、商人のボーナスチップです)


(元老院議員のカードは、6枚すべての絵柄が違っています(独・英は2種類が3組で6枚です))
元老院議員のカードをはじめコンポーネントはイタリア語版が一番凝っています。
例えば、個人ボードも全て色が違っていたり。(裏面は絵柄自体の色が塗り分けられています)

カードの右上にアイコンがついていて、多少なりはテキストを読まなくても効果や関連するアクションがわかったり。左のカードは赤い剣のマークが兵士のカードのアイコンなので、それにスラッシュで兵士アクションの妨害効果という意味になります。右のカードは、袋が商人、槌が職人、柱が建築家のアイコンなので、職人、建築家に関係している商人カードとなります。
もっとも、効果の種類が多い&複雑なので、実際の建物の効果はテキスト読まないとわからないですが。ちなみにテキストでは、アクションやボード上の名称を表す単語は頭文字が大文字になっていたりして、慣れればだいたいの意味はわかります(正しいかは結局、訳見て確認するんですけど)。

街の外の現場の基礎を使う場合には、職人または建築家が2アクション必要です。このことについても、イタリア語版では、基礎カードの表は職人/建築家のアイコンが1つ、裏にはアイコンが2つ描かれており、見た目でわかりやすいです。

商人のボーナスチップも、独、英版では何点分なのかは覚えておくかルールブックを確認する必要がありましたが、イタリア語版では裏面にコインが3枚かかれており得点がわかりやすいです。

と、細かいプレイアビリティは向上しています。Blackbox Editionは見た目がおしゃれなだけで、アイコンがついていたりというのはないようです(あくまで今公開されているカードを見る限りですが)。
褒めたりけなしたり忙しいですが、でかい箱ということで、例に漏れずすっかすかです。

しかし、このすっかすか具合のおかげで3種類を1つの箱にしまうことができます! ドイツ語版で赤文字カード(英語版ルールで遊ぶためのカード)を使えば、このひと箱持ち歩いているだけで15人対戦できますね。

⇒全て購入いただけました。ありがとうございました。
なお、この店で2011年11月頃に29.9ユーロで購入してます。
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No title
好きなゲームだと別の版も欲しくなったりしますよね。おそらく少数派ですが。
Re: No title
そうですねw。確実に少数派だとは思いますが、ボードゲームはコレクター性も高いので、こういう買い方もありだとは思います。