カーニバル/Carnival

(2人でインスト込み30分ほど)
【概要&ルール】
楽しい楽しい遊園地。
ローラーコースターにゴーカートに観覧車。
ライバルに負けないように早く遊園地を完成させましょう。
遊園地を完成させるテーマはあまりゲームと関係なく、単にカードの種類が乗り物と、そのパーツになっている程度です。
それはさておき、ローラーコースターやバンパーカー等、5種類の乗り物を4種類以上、先に完成させたプレイヤーが勝利です。乗り物は広告、部品、照明、座席の4つのパーツをそろえることで完成します。
プレイヤーは、誰かが勝利条件を満たすまで、時計回りに手番を行います。
各手番は、以下の流れで構成されます。
1.山札、手札の確認
2.アクションの選択
3.カードの配置
4.手札補充
※2,3ではチケットを使った特殊アクションが存在しています。
1.山札、手札の確認
捨て札の山のカードがなくなっていれば、山札から補充します。手札が7枚以上の場合、6枚以下になるようにカードを捨てます。
2.アクションの選択
以下のいずれかを行います。
・任意の枚数の手札を捨て、捨てた枚数と同枚数を山札から補充します。
・3つのダイスを振り、出た目のうち2つを選択し、目に応じたアクションを実施します。3つともゾロメなら同アクションを3回行います。

(ボード上に各目とアクションの対応表が書かれています。1:山札から1枚補充、2:捨て札から1枚補充、3:他プレイヤーの手札を1枚奪う、4:他プレイヤーと手札を1枚交換、5:作成中の乗り物カードを他プレイヤーと1枚交換、6:他プレイヤーの作成中の乗り物カード1枚を奪い、自分の手札を1枚捨てる)
3.カードの配置
手札から任意の枚数のカードを場に出します。各乗り物とも最初はパーツが2つ以上になるようにプレイする必要がありますが、その後の追加は何枚配置しても構いません。各乗り物とも既に場に出ているパーツを配置することはできません。全種類のパーツカードとして使うことができるワイルドカードもあります。ワイルドカードは、あとで正規のパーツカードと入れ替えることは可能です。
4.手札補充
手札が3枚未満であれば3枚になるまで山札から補充します。
●チケットについて
チケットは3種類の使い方があります。
・ダイスを振りなおす。
・ダイスの目を±1変更する。
・他プレイヤーのダイスによるアクションを妨害する。
チケットは使うとなくなりますが、ワイルドカードを使わずに乗り物を完成させれば、1枚もらえます。
ざっくり訳
【プレイ内容】
Kickstarterで見つけて
基本的に相方と2人で遊ぶことが多いので、「2人で」「何度も遊べて」「長時間(1時間半以上)ではない」ゲームを常に探しているのですが、カーニバルもその条件に一致しているかも?と思い購入したゲームの1つです。
おまけの特殊カードはいれずに、通常のルールだけでプレイです。
ダイスのアクションによっては場に出した札を相手に持っていかれるので、手札から出せるカードがある時は常に場に出すのが良いのか、それともある程度は手札においておいた方が良いのか迷いますが、手番終了時に3枚以下でないと補充がないので、とりあえず出せるカードは出して、毎手番補充はするようにしました。

(序盤です)
序盤は僕も相方も特にとまることなく、順調に進めていきます。
手札に必要なカードがなくても、一斉交換があるので、大概、なにかしら場に出せるカードは手札に入ってきてました。
しかし、順調に進めていくばかりでもつまらない!と、中盤以降は手札が場に出せないカードばかりであっても積極的にダイスアクションを選択するようにしたところ、適度に相手を邪魔できるようになり、淡々と進んできていたゲームが、ようやく面白くなりました。

(相方のリーチ! 3種類の乗り物が完成しています)
そんなこんなで相方がリーチしたので、相手の場から奪う目がでないかなーとダイスを振ってみたところ見事出たので、相方からカードを奪い、その次のターンに逆に僕が勝利しました。
30分かからず、それなりに盛り上がったのですぐにもう1戦やりました。今度は相方が勝ち、1勝1敗でちょうどよかろうと終了しました。
【感想】
なんというか、特に書くことがないというか、無難、極まれりという感じです。
遊んでいたときは盛り上がったのですが、その盛り上がりはダイスの出目で、「おー、いい目!」「邪魔しないで!」のような盛り上がり方でした。
カードを場に出して乗り物を作っていくというゲームの肝の部分は、非常に淡々としています。
それは、特にコンボができるというわけでもなく、場に出すときの作戦がなにかしらあるというわけでもなく、カード補充等を考えるとできる限りカードは場に出した方が良い(はず)という、あれば出す、なければ出さない(出せない)だけという仕組みのせいだと思います。
と、否定から入ってますが悪いゲームではないです。振り返ってみると、あれ?という気持ちにはなりましたが、遊んでいる間は、「ボードゲームを遊んでいる感覚」は十分ありました。
たぶんカードプレイ、ダイスロールとゲームとしての要素が最低限あり、それなりに複雑さがあるからかと思います。
これは考えようですが、カードのプレイに幅がないのは、迷わずにどんどん進んでいく楽しさだけを抽出できているとも言えますし、アクションがダイス運に依存するのも、6種類もあるアクションを自動的に選択してくれ、遊びやすくしているともいえます(6種類のアクションはどれも同じくらいの便利さです。終盤は相手の場を崩す目が強いと言えば強いですが)。
他プレイヤーとの絡みもダイスアクションで直接攻撃できるので、十分ありますし、チケットを使えば妨害をやめさせることもできるので、そこまで嫌らしくないのも平和的で良いです。
2人で遊んだが故のあっさりさかもしれないので、今度友人がきたら3人プレイもやってみたいと思います。他プレイヤーを邪魔する要素があるゲームはある程度人数が増えてからが楽しいかなと思いますので。
あと、前にサンティアーゴ・デ・クーバの記事でも書きましたが、ある程度派手さがあった方が僕の好みではあるようです。