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セブンスナイト/7th Night

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(インスト込みで1戦5~10分)

【概要&ルール】

テーブル中央に並べられた7枚のカードをどちらが数多く獲得できるかを競う2人用ゲームです。

7枚の目的カードの前に、交互に数字の書かれたカードを置いていき、数字カードを全て置ききったら、目的カードごとに数字の合計を比較し、大きい方がその目的カードを手に入れます。

目的カードを多く手に入れたプレイヤーが勝利します。

数字カードをおく際のルールがいくつかあります。

A.目的カード上に置かれている妖精コマを数字カードに書かれた数字分、任意の方向に移動し、移動先の目的カードの前に数字カードを置く。

A´.いま妖精コマがいる場所に数字カードを置き、その数字分妖精コマを任意の方向に移動させる。

あと、お互いの数字カードを混ぜてゲームするルールBというのもあります。

【プレイ内容&感想】

※以下の記事で、このゲームのことを(僕の主観では)かなり悪く言っています。心が弱い方、気にされる方は読まれないようご注意ください。

会社の同僚のK君と。

まずは移動先にカードを置く方のルールAで。

とりあえずスタートしたものの、なんとも方針が立てられません。カードを4枚取ればゲームには勝てるので、数字カードはばらけさせず、ある程度固めた方が有利だろうと固めるのはいいとして、相手を攻めなければ勝てません。
そういうわけで攻撃です。相手が数字カードの合計で勝っている(自分が負けている)場所には、1とか2よりも3以上のそれなりに大きい数字を置きたいです。置きたいのですが、相手の手番終了時の妖精コマの位置次第なので狙い通りには、なかなかならず…。

というか、そもそも相手が取ろうとしている目的カード=相手が数字カードを置いたとこ=こちらの手番に来た時妖精コマが置かれているとこなので、攻撃しようにも攻撃できん仕組みです。

K君にうまくはめられていたのかもしれませんが(4ヶ所とらないと勝てない勝負で、こちらが狙っている目的カードを全て把握するとかできないので、はめるなど無理なんですけど)、どうにももにょもにょした気持ちのまま、K君の勝利でゲーム終了。
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(片付け中ですがK君勝利)

うーん、これはどうなんだと思いつつ、もう一方の移動元にカードをおくルールA´の方も試しにやってみました。

こちらは戦術が立てやすいです。相手と自分の数字カード構成は同じなので、相手に無駄にカードを使わせれば使わせただけ有利になります。どうすれば無駄にカードを使わせられるのかといえば、ひたすら相手に一ヵ所の目的カードにのみ数字カードを使わせれば良いです。

相手が3を出してきたら、こちらも3を出して妖精コマを元いた場所に戻します。これだけです。
相手が出したのと同じ数字カードがないとダメですが、一度、この状態が破られたとしても、機会があるごとにまた相手がたくさん出している(これ以上追加しても無駄になる)場所においやればいいだけです。相手はこちらに同じ数字カードがないのを祈るしかできることはありません(やり返すことも可能は可能ですが)。

まあ、毎回できるかはともかくえらい有効な手ではあります。ただし、やられている方はつまらないでしょうし、やってる方も、こんなはめ技くさい方法で勝っていいのか。いや、勝てる手段を選ばないのも失礼なのではないか等々、悶々とします。
というか、勝ちはしたものの非常に嫌な気持ちになりました。

そもそもたいして期待していなければ、つまらなくてもがっかりしないわけですが、見た目がほぼバトルラインで、(未プレイの方だったのかもしれませんが)手軽なバトルラインというような文章をどこかで見た覚えがあったので、絵柄が可愛らしいだけでなく、システムも本格的なゲームなのか!と、まあ、期待が大きすぎたというのは正直あります。

期待が裏切られた反動ということも多少はあるとは思いますが、はっきりいって面白くないです。一方のルールでは1手先、2手先を考えることができず、単にルール通りにカードを出して、ルール通りにコマを動かすだけ。もう一方のルールでは、おそらく最も有効と思える戦術はあるものの、それは相手にゲームをさせないというハメ技。

久しぶりに「ルール間違えたかも(=面白くないなー)」と言ってしまいました。

2人用ゲームってバリエーションはあれど、基本的に駆け引きを楽しむorソロプレイでも楽しいものを2人でやるのどちらかだと思っています。
そして、駆け引きを楽しむには相手の思惑がある程度見え、かつ、それに対して何らかのアクションがうてないとなりません。バトルラインで言えば、相手が真ん中のフラッグに9を置いたことを、同色の10-9-8にするのか、9-9-9にするのか、わざわざ真ん中で仕掛けてくるということは自信があるのだろう等々考え、それに対して、別の色の9を置いたり、10を置いたり、スルーして他の場所にカードを置いたり等々のアクションを取るわけです。

残念ながらセブンスナイトでは相手の思惑が察せられず、ルール上の制約のせいもあって駆け引きを楽しむことは僕にはできませんでした。

ソロプレイで楽しいものというのも、このゲームにはあてはまらないです。相手がいて始めて成り立つルールなので。

「とりあえずルール通りにやればゲームにはなっている。でも、どこが楽しいの?」というゲームが稀にあります。僕にとってはまさにそれです。ルールのひとつひとつは戦術やジレンマにつながりそうなんですが、実際にはそんなことはありませんでした。
僕がアホウでゲームのポイントに気付いてないだけであった方がよほど救われるので、厳しいご指摘があれば是非コメントよろしくお願いします

まさかの見た目の可愛さだけしか期待してはダメ枠で、がっかりでした(あ、同じようなことをネコノスで書きましたが、僕はあちらの方が面白いし、良いゲームだと思います)

よほど合わなかったのかまだまだ書きたいことはありますが、このへんにしときます。悪い点の列挙で、読まれて不快に思われた方がいらしたらすいませんでした。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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