グローリー・トゥ・ローマ(その5) 共和制ローマルール/Glory to Rome: Republic Expansion

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(3人でインスト込み90分)

【概要&ルール】

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BlackBoxEdition(以下、黒箱版)紹介時にも書いていますが、グローリー・トゥ・ローマはデザイナーがお勧めのルールとして共和制ローマ(Republica Romana)を発表しています(黒箱版のルールブックにも、帝政ローマルール(Imperium Romanum、オリジナルのルール)もいいけど、共和制ローマルールを薦めるよ!くらいのことが書いてあります。

違いの詳細はBlackBoxEditionの記事を参照いただくとして、以下、違いをざっくりと。

帝政ローマから共和制ローマへの変更点
・同色のカード3枚でジャックと同効果が、2枚でジャックと同効果に。
・開始時の手札が4枚+ジャックが、ジャックなしの5枚に。
・4つの建物が新建物と入れ替え。

4つの新建物はBGG Storeで購入できます。
ちなみに、2010年以降、何気にオリジナルの英語版も新版に切り替わっているようです。梱包が微妙に変わったとかあるようですが、大きな変更として商人ボーナスのトークンがカードに変わっています。このカードも新建物をBGG Storeで買うとついてきます。

【プレイ内容】

同じKickstarter組とは言っても発送差はあるらしく、うちにはまだ届いてないとおっしゃっていたPHYさんを、なら届く前に1戦いかがですかと誘って、BlackBoxEditionを使って遊びました。

せっかくだからと初プレイの一味さんもお誘いして3人で共和制ローマルールで。
このゲーム、どんなに丁寧にインストされてもカードの動きや各アクションの効果で困惑することが多いのですが、一味さんもそこは苦労されていたようでした。

そうなることは知りつつ、初心者接待などはせず、本気で勝負!と場にARCHITECT1枚、LEGIONARY2枚しかないこと、手札に柵(Palisade)があることを確認して、いきなりパトロンを実行します。もちろんARCHITECTをCLIENTELEにいれ、その後、早い段階で柵を作り、LEGIONARYをCLIENTELEに入れたお二方にちょっとアドバンテージをとります。

いつもはちょっと変わった作戦を取ることが多いのですが、全うに建設力を強化して勝ちに行くぞとさらにもうひとりのARCHITECTとLABORを雇い、神殿(Shrine)で手札上限を増やしとかなり快調でした。
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(かなり場所をとるゲームなので手前におしゃれなサイドテーブルを置き、スペースを広げてます)

一方で、PHYさんは新建物である裁判所(Tribunal)(効果:THINKERアクションを実行する際、通常のTHINKERアクションに追加してジャックを1枚引ける)を建て、リード、フォローともにアクションの実施を有利にします。

と、経験者ふたりが、なんか順調ぽく進めていたところ(PHYさんは手札から建物を出し間違えたとおっしゃってましたが)、一味さんがこちらも新建物であるドムス・アウレア(黄金宮殿)(Domus Aurea)を完成させます。

ドムス・アウレアはコロッセオの代わりに入れる新建物で、コロッセオも通常のLEGIONARYアクションに追加して、他プレイヤーのCLIENTELEを奪ってVAULTに入れるという鬼効果なのですが、ドムス・アウレアは、まだ資材が1枚も追加されていない建設中の建物を破壊して、SITEはINFLUENCEに、建物カードはSTOCKPILEに入れるという負けず劣らず鬼のような効果です。
資材が1枚でも加われば対象から外れるのでコロッセオよりも防御しやすくなってはいますが、必ず資材を加えるようにしないとLEGIONARYアクションのたびに勝利点が入るわけで、柵などLEGIONARYを防ぐ効果の建物がないときっついです。

この日はPHYさんが防御の体制が作れず、一味さんに4,5つは建物を破壊されていました。これはMERCHANTでなんとかするしかないと僕もPHYさんも判断はしたものの、SITEカードが枯れてゲーム終了。一味さんが見事30点越えで勝利されました。
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(終了図。右手のPHYさんの場には完成した建物が2つしかありません。ドムス・アウレア恐るべしです)

ちょっとこの日はごたごたとして、お2人に迷惑をおかけしてしまったのですが、また機会があればよろしくお願いします。

【感想】

プレイ内容には書いていませんが、共和制ローマルールになり、2枚でジャックとして使えるようになったことが、かなりゲームの展開をスピーディにしています。帝政ローマルールでは、カードの引き運が良くないのでジャックを引く→ジャックでアクション実行→場にはカードが出ない→PATRON、LABORが中々実施できない、全体的にもっさりとした展開にということが、よくありました。

しかし、通常の手札上限が5枚で、アクションが6種類であるため、やりたいアクションの色が手札にあるか、または2枚同じ色のカードが被っているという状態には大抵なっています。
さらに2枚一気に場に出るなど、場札が潤うのでLABORやPATRONの効果も少し上がっている(後手番でも場から取れないことがない)ように感じました。

僕は基本的にぬるいプレイヤーなので、ゲームバランスがゆるくなるような変更は歓迎してしまいます。なので、もちっとガチプレイを好まれる方だと感想はまた異なるかもしれません。
まあ、展開をスピーディーに、制限をゆるくというのは、最近の風潮に合った変更のように思いますが。

グローリー・トゥ・ローマはもう発売から7年(一般的に流通し始めてからは多分5年)も経っており、プレイする機会がなくなってきているかもしれませんが、未プレイ、プレイ済みは問わず、プレイされる機会があるのであれば、是非共和制ローマルールでのプレイをお薦めします。

追加カードなんて買わないわーという方も、以下の2点の変更だけでほぼ共和制ローマルールにはなります。
・同色2枚でジャックの効果
・それにより意味のなくなるCircusの効果を「ARCHITECTアクションをリードまたはフォローするために手札から任意のカードを使っても良い」に変更(新建物Craneの効果)

ドイツ語版のルールがほぼ上記のものです。

あとは新建物が一律強いという印象です。建築中の建物を破壊して、自分の得点に出来るドムス・アウレアはもちろん、Tribunal(裁判所)も擬似的に手札上限アップみたいなもんですし、ジャックが常に引ける(好きなアクションが必ず出来るようになる)という点で、単純な手札上限アップの建物よりも強い効果なのではないかと思いました。
Crane(クレーン)は場札が出やすくなる共和制ローマのルールとあいまってARCHITECT強化につながっていますし。
まあ、Forum Romanum(クリエンテス&資材を全種類持っていれば勝利)は、元々Forum勝ちをしたことがないので、なんとも言えませんが…。

そんなこんなで、個人的にはまだまだ熱く遊ぶことができそうで嬉しい限りです。初プレイはカードの動きや建物効果に翻弄されて、結構、プレイ時間がかかるゲームですが、慣れると1時間をきるので繰り返しプレイもしやすいですし、重いゲーム嫌いな相方も何故かGtRだけはやってもよいと言ってくれるので、共和制で軽くなったのはますます良いことかなと。

最後に、黒箱版ではなく、元の英語版のものですが和訳シールを公開しています。共和制ローマルール用の新建物分はまだないのですが(近いうちに追加したいです)。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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