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(紹介)Sの悲劇

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あなたの身内が関わった殺人事件が再調査されることになりました。最も活躍した探偵には報奨金がでることになっています。
あなたは、調査を行う探偵のひとりとなり、自分の身内以外を犯人に仕立て上げるとともに、自分の名探偵ぶりを見せつけて報奨金を獲得しましょう。

Sの悲劇はこういう設定のゲームです。プレイヤーたちは探偵として殺人事件の舞台となった館にやってきています。

プレイヤーには以下のような特徴カードが配られます。この特徴が、自分の身内の人物像であり、犯人とはこういうやつだと言われてはいけないものです。逆に言えば、他のプレイヤーが持っている特徴の持ち主を犯人だと示してやればいいわけです。
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(特徴カード。ゲーム中は右のようにして半分隠します)

ゲームは、館内の移動と移動先で行う調査や推理というアクションを繰り返すことで進行します。

館内の移動
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(これが調査する館の見取り図です)

各ターンのはじめにこのターンに移動する先の部屋を選びます。

どこに移動するかは、最下位のプレイヤーが指針をだし、基本的にそれに従う形で全プレイヤーが移動します。

・移動先の指示

最下位のプレイヤーは、「調査ディスク」と呼ばれるディスクを人数分、食堂、居間、客室、書斎兼寝室のいずれかに配置します。各部屋に最初に配置する調査ディスクは、必ず白い面を上にします。2個目以降は黒い面を上にします。
調査ディスクの上にした面の色には、意味があるのですがアクションの説明とあわせて後述します。

・移動先決定

調査ディスクの配置が終わったなら、点数の低い順に移動先に希望する調査ディスク上に自分のポーンを置いていきます。
この時、置かれている調査ディスクの位置が気にいらないのであれば、自分用の調査ディスクを新たに配置し、その上にポーンを置くこともできます。
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(こんな感じです)

全員がポーンを配置したら、移動は完了です。

アクションの実行

アクションとは館の調査や、調査によって手に入れた手掛かりを使って行う推理など5種類があります。以下に1つずつ説明します。

・館の調査

その部屋にある山札から手掛かりカードをドローするためのアクションです。
このアクションは、自分のポーンが調査ディスクの白い面に乗っている、または、自分用の調査ディスクに乗っていなければ行うことができません。
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(食堂で調査できるのは緑と黄色のプレイヤーだけです。青プレイヤーはポーンが白い面にのっていません)

ドローできる枚数は、部屋にいるプレイヤー数で変わります。以下が対応表です。
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ドローした手掛かりカードは部屋にいる全てのプレイヤーに1枚以上分配します。分配内容は調査アクションを行ったプレイヤーが決めることができます。つまり、使えそうなカードは、俺。カスっぽいのを君らねということです。

調査権を持ったプレイヤーは枚数、内容的に非常に有利ですが、調査権を持っていないプレイヤーもアクションを消費することなく、手掛かりカードを入手できるのはメリットです。

・推理

カードを組み合わせて「推理」を行います。
推理で得られるのは、勝利点と事件の犯人が持っている特徴に関する情報です。

手掛かりが示している特徴が同じなら、複数の手掛かりを1回の推理で使えます。

「食堂で見つけた日本刀と、居間で見つけた傘、そして客室を掃除していた使用人さんから聞いた話。この3つから言えるのは犯人は大柄で左利きだということだっ!(ビシッ)」

というイメージです。

この言葉をSの悲劇では、↓のようにカードの組み合わせで表現します。
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(全てに共通した特徴を重ねるようにして、手掛かりカードをプレイします)

この「推理」で示された特徴は、“犯人度”に反映されます。
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(推理状況欄で示される犯人度)

一番上まであがればその特徴を持っているひとの犯人度は5、一番下なら犯人度は1になります。移動マス数は、

「推理に使われたカード枚数から2を引いたもの」

です。先ほどの例なら大柄と左利き欄のキューブが1マス上昇します。
あがった犯人度は下げることもできます。下げるための推理は『逆説』と言い、「○○ではない」ことを証明するための推理です。『逆説』は↓な感じになります。
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通常の推理との違いは、犯人度を上げるか下げるかの違いだけです。この例なら大柄を1マス下げます。

推理で得られる勝利点は、プレイされた推理上で見えている数字の合計です。
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(左の例なら12点、右の例なら10点です。例がすべて3枚で推理をしていますが、最大6枚で推理できます)

推理でプレイする際にカードを半分重ねるので、点数になるのは基本的にカードに書かれた数字の一方だけです。

使いたいカードの中で一番高得点になるようにするだけでは?と言われると、確かにその通りです。そうする場合が一番多いと思います。ただし、このゲーム、行動順は点数の低い順です。そして、手掛かりカードを効率的に入手するには調査権が必要です。そうなると、わざと行動順のために点数を犠牲にする、そんな場面もあるかもしれません(ぶっちゃけ、あまりないです)。

なお、手掛かりカードは、最後の推理で使うための『伏線』として、推理1回につき1枚ずつ貯めておくこともできます。

・情報を交換する

手掛かりカードを任意のひとりと交換します。交換する際には、お互いの手掛かりカードに書かれた黒いアイコン数が等しくなるように出し合います。指定された相手は、等しくなるようにカードを出せないのであれば、手札を全て渡すか、数が上回るようなカードを交換しなければなりません。
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(アイコン数で交換するため、左と右は等価です)

うまくやれば、エビでタイを釣れるかもしれません。

・ゴミを漁る

ターン終了時、手札上限を超えたり、いらないカードがある場合は焼却炉にカードを捨てます。
その捨てられたカードをドローするアクションです。基本的にはゴミが捨てられているでしょうが、あるプレイヤーに不利な手掛かりが捨てられているかもしれません。
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(いいものあるかも)

・トイレへ行く

自分用の調査ディスクは調査権を持っていますが、使用後に手元に戻ってはきません。その調査ディスクを回収するためのアクションです。

最終推理

館の調査が進むと最終推理フェイズに移行します。具体的には焼却炉を除く2つ以上の部屋で山札が枯れたらです。
最終推理では、通常の推理と逆説を1回ずつ行った後、犯人(の身内)のプレイヤーと名探偵(勝者)を決めます。

半分隠していた特徴をオープンし、各プレイヤーの犯人度を計算します。この計算の前に、手札が残っていた場合、「伏線回収ができなかったペナルティ」として、怪しさ(犯人度)が残った手札枚数分あがります。
犯人度が一番多くなったプレイヤーは失格です。複数人、同点の場合は、全員が失格です。

残ったプレイヤーの中で勝利点が最も高いプレイヤーが勝利します!

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『Sの悲劇』は、2011年春のゲームマーケットで頒布した『Tの悲劇』のリメイク再版です。ゲームマーケット2012秋にて頒布します。推理以外はほとんど変わっていますが。
Tに対しては、ルールわからん、内容もダメダメとお叱りのお言葉を多数いただきましたが、一方で、一部のブログで面白い(とこもあった)と書いてもらえたり、何通か感想メールをいただいたりしました。

『犯人はお前だ!』の方が数は出ているのですが、感想メールは一通ももらっていないので、『Tの悲劇』には何かしらあったのかもしれません。

僕も思うところがありましたし、絵を書いてくれた友人のKさんのかっちょいいボードも活かしたいということで、感想でいただいたところ等を直して再版しました。

TとSの大きな違いは、プレイ時間(主にダウンタイム)の短縮です。あとは↓な感じです。

・移動がカードから調査ディスクを使うものに。
・Tでは移動→調査×数回→推理というフェイズ制だったものを、移動→アクション(調査、推理等)というターン制に。
・特徴の種類を男女、右利き・左利き、金銭・怨恨・嫉妬という7つから、大柄・小柄、右利き・左利き、金銭・怨恨という6つに。Tでは隠す側の特徴が三択になる動機にほぼ固定だった点を修正。
・情報交換を枚数をあわせるものから、アイコン数をあわせるものに。
・ボードが薄い紙からボードになった(技術的な問題で箱がでかくなってしまいました。すいません)
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最後に、これはかなり重要なので書いておきますが、『Sの悲劇』は、クルーなどに代表される誰が犯人か当てる、真相を当てるゲームではありません。他プレイヤーの特徴を推理して当てることで有利にはなりますが、基本的には犯人当ての要素はありません。
右利きのお前が犯人だろうと他人を犯人に仕立て上げつつ、勝利点を稼ぐゲームです。
T、Sともにもとは推理小説の雰囲気のボードゲームでの再現を主眼においたものなので、犯人が当てることは問題ではありません。第三者(読者)にゲーム(小説)が終わった時の結論で一番犯人らしい人物が、真犯人で正解だと納得させることができれば良いのです。

僕からすると、既存の推理ゲームと呼ばれているものは、雰囲気やテーマが(広義の)推理小説・ドラマをなぞっているだけで、“推理”は別にやってないので、TもSもクルーも全部推理ゲームなんですが、一般的にはそうではないようで…。

委託とかできるほど、人気サークルでも数作ってるわけでもないので、基本的にゲームマーケット当日の頒布のみとなりますが、問い合わせが何件かありましたので、地方在住だったり、何かしらの用事があったりと、ゲームマーケットに来ることができない方にも要望があればGMに影響がない範囲で送付したいと思っています(発送はGM後になります)。Sの悲劇以外の作品も同様です。
興味を持っていただけた方は、この記事のコメント欄、メール、サークルサイト記載の連絡先等にご連絡ください。頒布価格や説明書はサークルのサイトにあります。ご参照いただければと思います。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
-------------------------
連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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