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怪盗オンリーワン

怪盗オンリーワンは隠された真相は何かを当てる部分と、真相当てor目の前の得点のどちらを取るかのジレンマを楽しむゲームです。

コンポーネントはこんな感じです。
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ボードは折りたたみ式で、広げた大きさはA5サイズです。

カードは24組48枚で構成されています。ゲーム開始時に3枚ぬきます。
つまり、3組は相手がいなくなるわけです。この3枚の内容を当てるのが真相当て部分になります。

ゲーム中、組となる同じカードがあるものは、真相ではないので、どんどんゲームから除外されていきます。
ボード上は、誰が、どの組を除外したのかを示すためのものになっています。
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(熊が2枚あるので熊は真相の候補から除外です)

除外されたら、↓のようにディスクを置きます。黒いディスクはゲームの進行上、なくても支障はありません。いま候補は何が残ってるんだっけという補助情報です。
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ひとりが大量に候補からの除外を行う展開もないとはいえないのですが、たぶん木製ディスクは足ります。

・ゲームの流れ

全員手札を持ちます。

手番がきたら隣の人の手札からカードを1枚引きます。裏面からどの種類のカードかは判別できます。

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(自分のところに好物(ピンクのカード)が多いので、相手からも好物を引きます。カード裏からもカテゴリはわかるので、完全に運次第と言うわけでもないです。)

次に山札からカードを引きます。引く方法は3種あります。

① 1つの山札から手札に1枚引き、同じ山札からもう1枚引いて場に公開する。(場に引いたものは表を向けて公開します)

② 場に公開されているカードから好きなものを2枚引く。引いたカードはこの手番中は伏せ札にし、次手番に手札に入れる。

③ 1点消費して、山札から3枚引いて、場に公開する。

最後に情報を確定させるか、自分が真相だと推理しているものを宣言するかの2択を行います。

推理の宣言は、ボード上に自分の宣言チップを置くことで行います。宣言チップは各プレイヤー2枚持っており、1回のアクションで2つとも自由に置く/移動させることができます。

他プレイヤーが既にチップを置いたものも選ぶことができますが、上に重ねる必要があり、推理が当たっていた時に下に置いたプレイヤーの方が高得点になります。あとから下に割り込む方法もありますが、後述します。

情報を確定させるは、いま手札と場札に見えている2枚組のカードを、「これは真相ではない」とゲームから除外する行為です。1組除外するごとに1点入ります。
1手番に何組でも除外することができますし、組が作れても途中でやめることもできます。
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(この状況だと手札で1組、場札で1組、手札と場札の組み合わせで1組の計3組を作れます。全て作れば3点になります。写真のように場に公開されたカードは種類別にしていると見やすいかもしれません)

この時、【割り込み】と【聞き込み】の2つの特殊なアクションが発生することがあります。

【割り込み】は、宣言チップ置いていた対象を確定することで、宣言チップをスライドさせるアクションです。スライドさせた先に既に宣言チップが置かれていたならば、その下に滑り込ませることができます。

【聞き込み】は、確定ディスクが隣接した際に行えるアクションで、他プレイヤー全員に「○○を持っていますか?」と質問できます。手札にそのカードを持っているプレイヤーは、そのカードを見せなければなりません。
この時、組になるカードを手札に持っているか、場に公開されていれば、カードを奪って確定させることができます。
手番のプレイヤーが確定できなければ(しなければ)、見せていたカードはもとの手札に戻します。

【聞き込み】後の確定でも自分の確定ディスクに隣接したならば、再度【聞き込み】を行えます。

山札がなくなって、宣言エリアがチップとディスクで埋まったならば、通常のラウンドは終了して、推理が当たっているかを確認します(他にも終了条件はあります)。
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(極端な例ですが、まだ候補が絞りきれていないこの状態でも推理の確認にはいります)

無論、推理が当たると得点が入ります、自分の上に他プレイヤーのチップが乗っていれば、さらにボーナスが入ります。

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【プレイ内容】

友人のS、Hさん、Mさんと僕の4人で。

スタートプレイヤーはSに。
S:「宣言チップを置くのも山カンでしか置けないから、あまり意味ないですよね。確定も…、うーん。パスで」
Mさん:「じゃあ、Sの手札から引いてっと」
S:「あ!」
Hさん、僕:「?」
S:「いや、情報を公開するのも嫌だったので、パスしたんですが、引かれることがあるんですね。忘れてました」
M:「じゃあ、私は確定で」

その後、全員がほどほどに確定して、盤面を埋めていきます。3、4割ほどが埋まったところで、僕の僕の手番。手札には、既に置いた確定ディスクと隣接させられる品がいくつかあります。場札もそれなりに数が出ているので、いったん確定させられれば【聞き込み】を連鎖させて、一気に確定ディスクを置ける気もします。

僕:「1点消費して、3枚公開する」

通常のドローは2枚しか情報が増えませんが、点数消費したドローは3枚情報が追加されます。とはいえ、場札なので他プレイヤーにもメリットはあるんですが。
要は勝負にでたわけです!

結果は、僕の手札と組になるカードが1枚だけ、ただし、隣接する位置ではないので【聞き込み】はできないという残念なものでしたが…。場札が貯まっているのでSが一気に確定するかと思いきや、宣言を選択。

S:「なんかあっという間に埋まる気がして、置いておいた方がいいかなと」

次の手番のMさんは確定。

Mさん:「私は確定しますね。XXを確定させて【聞き込み】です。○○を持っている人いますか?」

僕が持っているので見せます。

Mさん:「やった!これでもう1回【聞き込み】ですね。じゃあ次は…」

結局、ここでMさんは5連鎖を達成。一気に僕らを突き放します。しかしながら、このMさんの手番で山札は尽きていたので、これで宣言まで当てられるとやばいと、盤面を埋めるようにHさんと僕が宣言チップを配置したところでゲーム終了条件を満たしました。

Mさんはさっきの連続確定で点数的に頭2つくらい飛び出た位置にいたのですが、確定ばかりしていたので、宣言チップは置けていません。一方でSは流れを読んで僕らの宣言チップの下に自分のを置いています。
これが当たっていれば逆転もあり得るかもと、真相を見てみると見事Sの推理が当たっており、推理で6点獲得して、逆転勝ちを収めました。

この4人で何回かやりましたが、中盤から終盤は一気に盤面が埋まります。なので、いつ宣言を行うか、そのタイミングがポイントです。
確定を連鎖で稼ぐひと、推理重視のひと、バランスよく得点する人、どのタイプも勝つチャンスはあるようでした。

後日、K君と2人でやりました。

ふたりだと序盤、宣言も確定も余裕があります。4人戦よりもスロースタートになりました。

中盤くらいまではふたりともぼちぼち確定しつつと言う感じだったのですが、徐々にK君は確定をしなくなり、情報の囲い込みに入ります。
僕は確定しすぎて、手札がなくなっており、これから囲い込むのも難しいか?という状況だったので、そのまま確定重視で。

K君が情報をださないせいで確定ディスクはそう数が置かれないまま、山札が尽きました。

僕の手札と場札からの情報では、推理を絞り込むところまではいけません。一方で、K君は山札が尽きたこともあり、僕の手札にある2枚以外はわかっており、真相は理解していると思われます。(手札の2枚のうち、1枚はたったいまK君の手札から引いてきたものなので、実質的にK君がわかっていない情報は1枚だけです)

つまり、僕は山カンで真相を当てる(K君より先に宣言チップを置くか、連続確定による得点にかけるしかありません。

僕:「確定で!」

とりあえず手札と場札での確定で、【聞き込み】を起こし、そこから4枚程度連続で確定させました。
が、K君が(当然のように)宣言を当てたため、逃げ切れず敗北となりました。

なお、プレイ時間はいずれも20分程度でした。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
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