第二回偽エッセン会

我々のエッセンから早くもひと月が経ち、そろそろエッセン欲も高まってきたということで、第二回偽エッセン会が開かれました。場所は相変わらず、東京のエッセンと呼ばれているとかいないとか多分呼ばれていない四ツ谷のリバネスカフェで。

メンバーは前回のたる田さん、しのぽさん、僕の3人に、PHYさん、ぐんまさんが加わって5人会となりました。

※この時の様子をぐんまさんもブログで書いてくださっています!:ぐんまのつれづれ

ムガル
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色々と候補は出たのですが、最終的に残ったのはこれでした。
体裁は株の売買ゲームで、1枚ずつ株券を競ります。競りはちょっと変わっていて、競りに参加し続けたければ1枚チップを払い、チップを払わなければその競りからは降りたことになります。降りる際には、それまでに払われたチップを全て受け取れます。最後まで降りなかったひとは、①株券を引き取る or ②手持ちの株券を売る のどちらかを行います。そして、一番最後に降りた人が①か②のうち、残ったアクションを行えます(つまり、Aさんが株を引き取ったら、次点のBさんは手持ちの株を売れますし、Aさんが株を売ればBさんは株を引き取るのです)。

ただし、株は自由に売れるわけではなく、その時、競りにかかっていた株券のふちの色の株しか売ることができません。
株の売値は、その時、場に出ている同じ色の株券の枚数です。複数枚持っていれば複数枚を一度に売れます。この株の売値と、持ち株と同じ株が競りにかかった時にもらえるボーナスが得点になります。

インストのPHYさんはゲシェンクだと言っていましたが、競りの部分はまさにその通りでした。
チップの総数が増えない(一応借金ルールはありますが、得点効率はめっちゃ悪いです)タイプのゲームでは、チップを貯め込む戦術が有効なことが多いと思うのですが、僕の上家のPHYさんに絞られたというか、2,3枚でも乗ってると大抵PHYさんが取ってしまうので、終始チップがないことに苦しみました。

4,5枚貯まってはなんとか株券を競り落とし、また3,4回競りをしゃがんでチップを貯めるということを繰り返していました。
貧乏な僕の煽りを食って、下家のたる田さんもずっと貧乏な状態に。僕と欲しい株が被ったのが良くなかったようで、ふたりとも同じ株券にチップを投入する→僕が貧乏なので貯めに入る→たる田さんの手番には常に場のチップがゼロ枚→僕が回復してからようやくチップが流れる。という状態で大変そうでした。すいません。

中盤以降になると自分の欲しい株以外に手を出している余裕はない(というか、自分が欲しい株ですら手を出す余裕がない時すらある)ため、5人プレイなのにどの株も2,3人が競り合うだけに。
しかし、全員、自分の「ここは負けられない!」という競りでは見事競り勝っていたため、最終的には数点差の中に固まる熱い勝負となりました。

最後は、4点差を残りのチップ枚数でPHYさんがまくって勝利されていました。全体で32枚(初期6枚×5人+たる田さんがされた借金の2枚)しかないチップの内、20枚以上をPHYさんが持ってらして、完全に場をコントロールされてたと最後にようやく気付いたわけですがw。
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(ここから赤のPHYさんが逆転されます)

P.I.

2012エッセン新作、ワレスの推理ゲームです。めっきり軽いゲームしか作らなくなって、このP.I.もBGGでの評価はそう高くはなかったのですが、せっかくエッセン直後なのだから新作をということで。

犯人、犯行場所、犯罪の3つを当てるという古式ゆかしい推理ゲームのフォーマットに則っています。違うのはゲーム中に扱われる事件&真相が1つなのではなく、プレイヤー数分の事件&真相が扱われているところです。といっても、全員が複数事件を扱うのではなく、ひとりのプレイヤーが担当するのは、1つの事件、右隣のプレイヤーが持っている真相を当てるという形になっています。
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(僕の持つ3枚のカードは左隣のひとの真相です)

ボード上には複数のエリアがあり、各エリアに犯人、犯行場所、犯罪のタイルが置かれます(犯行場所はタイルではなくてボードに直書き)。

各エリアを調査して、正解があればディスク、隣接するエリアに正解があればキューブが置かれます(右隣のプレイヤーが真相を知っている(持っている))ので、毎手番、答え合わせしてくれる感じです。

少ない手番数で正解するほど点数が高く、手番数が増えるほど点数が下がります。手番数が同じなら点数は同じです。

各エリアの調査方法には、探偵を使うものと、カードを使うものがあります。探偵は犯人、犯行場所、犯罪の全ての種類を一度に調査できますがゲームを通して使える回数が決まっています。カードは犯人、犯行場所、犯罪のいずれか1つだけ、しかも、その時に場に出ているカードと同じものしか調べることができません。

まずはおおまかに調べて、絞り込むのがよかろうと5人とも探偵を使います。同じ探偵を使うアクションでもディスクとキューブを複数がもらえるひともいれば、キューブ1つしかもらえないひとがいたりと最初から悲喜こもごもが展開されます。
じゃあ、次はカードで調査だというものの、場に出ているカードはほぼ全てが犯行場所だったので、ひたすら色々な場所をまわります。

とりあえず、自分の持っているカード(左隣のひとの真相)は自分の事件の真相ではないので、それを外しつつ、最初においた探偵の調査範囲と微妙に被るような(僕はベン図を書くようなイメージでやってました)エリアのカードを選んで調査することで、徐々に真相を当てに行きます。
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この、「徐々に」というのが推理物として、非常にいい感じでしたw。

場合によっては、キューブが置かれるよりもノーヒントで終わった方が絞り込める場合もありますし、そもそも調べるためには該当するカードがなければなりません。もちろん、絞り込もうとして調査しにいったのが真相だったということもあるので、それなりに運はあります。
特に今回は5人プレイだったので互いに調べたいエリアが被っていることも多く、あるカードを使いたいと思っていても使われてしまい「えー、それ使われると困るんだけど!」と、ちょっとパーティーゲーム的なところもありました(カードは重複なし、使い捨てです)。

僕は最初の探偵で1つディスクを当て、そのあとも、調査しに行ったらディスク!ということもあり、楽に推理を当てることに成功。
一方でぐんまさんは、もらえるヒントがキューブばかりで、エリアの重なりと他プレイヤーのディスク位置から、自分の真相は全て推測するしかないという、大変そうではあるものの、推理物としては羨ましいような状況。そんな状況でも最小限のヒントで見事当てられていました。
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(緑のぐんまさんはキューブしかないです)

今回のゲームは、3回目(真相を当てることを3セット繰り返すルールです)で最初にPHYさんが正解したのを受けて、この手番で僕が正解すれば単独トップ、次順に正解なら同点という状況になりました。
ゲーマー的には1位以外に興味はない!と攻めるべきだったのでしょうが、この時点ではまだ1/3の確率までしか絞り込めていなかったので歩が悪いと判断して、この手番では普通に捜査、次順に推理発表としました。
同点でしたねーといいつつ、タイブレイク条件を見ると、未使用の探偵数が多いプレイヤーが勝ちだったため、僕が勝ったわけですが。無茶しなくてよかったです。

個人的な推理ゲームのポイントは2つです。
1つは、推理小説、ドラマ、マンガ、なんでもよいので、それらしい設定でそれらしい雰囲気があること。もう1つは、多少なりとも推測という形で頭を使うところがあることです。
P.I.はこの2つを満たしていますし、ボードを使うことで範囲的に絞り込んでいくことができるようになっているため、絞り込みから真相に到達するまで多少早くなっています。
「徐々に」とさっき書きましたが、1つ1つではなく、ある程度のかたまり単位で絞り込んでるイメージです。

そんなこんなで、推理ゲームとしては当たりだと思います。おもしろいです。

今回は5人でフルゲーム遊んだので結構なプレイ時間がかかりましたが、同じことを3回繰り返すゲームなので繰り返し回数を変えることで時間の調整は自由にできそうです。また、プレイ人数も基本的にやり取りがあるので2人だけなので、何人で遊んでもプレイ感はそう変わらないと思います(逆に言えば多人数でやる必要はありません)。つきつめれば、ヒントをどう出させるか、どう解釈するかをひとりで考えるタイプのゲームですし。

最後に余談です。ルール上、右隣のプレイヤーが真相を持つことになっていますが、次手番である左隣のプレイヤーが答え合わせを要求しているのに、手番でもらったヒントを解釈するために考え込んでいて返事をしないという場面がたびたび見られました。真相は左隣のプレイヤーが持って、手番が終わればすぐに考えこめるようにした方が良いかもです。

2ゲームとも重すぎず、軽すぎず、適度に悩ましい良いゲームでした。持ちこみ&インストをしてくださったPHYさん、ありがとうございました。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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