第1回供養会(その2)

その1の続きです。

まだまだ供養するゲームはあるぞーっと、続いて今日の候補で僕が一番気になっていたゲームが。

フィギュアGP
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フィギュアスケートのプログラムを、ジャンプ、スピン、シークエンスのカードを組み合わせて作り、その技の難易度に応じて得られる点数を最も稼ぐことが目的です。
ゲームは、プログラムを作るためのカードを手に入れるフェイズ、プログラムを作り実行し点数を得るフェイズの2つに分かれています。この2フェイズをショートプログラム分とフリープログラム分の2回繰り返します。

カードを手に入れるフェイズでは、配られた手札からボードに1枚ずつ配置していき、好きな列を選んでそこに置かれたカードを手に入れるというコロレット的なことをします(「このゲームはコロレットです」byキノさんw)。コロレットと異なるのは、必ず3枚は手に入ることです。列に0~2枚しかない状態でも指定はできますが、カードを取るのは3枚貯まってからになります。そのため、早く選ぶと点の低いカードを置かれることもあります。

これを繰り返して、規定枚数を手に入れたらプログラムを構成します。プログラムにはジャンプ、スピン、シークエンスといった種類ごとに入れることのできる最大枚数が決まっており、それ以上獲得したものは無効になります。
プログラム完成後は、高得点のジャンプのみダイスによる判定があり、ジャンプが得意な選手は補正が入ります。スピン、シークエンスは得意な選手にボーナスがつきます。

高得点のジャンプでも補正が付いて失敗しないキム=○ナが強い!という話だけは聞いていたゲーム。みなさんその話はご存じだったこともあり、最初に好きなキャラクターを選ぶ際に、なかなか選ばれないキム=○ナ(似のキャラクター)w。結局、如月さんがそのキャラを選ばれました。
そうなると当然、高得点のジャンプカードを獲得したいのですが、如月さんが高得点のジャンプを置けばその列はあっという間に低得点のカードで埋まり、如月さんが先読みで列を選べば選んだで制限枚数にひっかかるよう得点の低いジャンプを置かれるという酷い対キム=○ナ包囲網がひかれました。

包囲網の外ではそこそこの点数のジャンプとキャラクター能力から高いボーナスがつくスピンを上手く集めたキノさんがショートでトップに躍り出て、それをみんなで追う展開に。
僕のキャラクターはジャンプがそれなりに得意(キム=○ナがジャンプ能力7のところ、僕のは6)だったので、1/2くらいの成功率のジャンプカードを何枚か持ってきて逆転を狙ったものの、全てのジャンプで失敗してしまい追いつけず。
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(狙ったジャンプたち。途中で足が折れるかと思ったら最初から跳べませんでした)

普通に良いゲームでした。というか、コロレットなので面白くなくなりようがないというか。今回はルールを間違っていたこともあり、そうなりませんでしたが、「ジャンプを失敗した場合、次の技は無効になる」や「制限数を超えた場合、よりプログラム後半にあるカードが無効になる」というルールを守ると自然と実際のフィギュアのプログラムのようにカードが並ぶというのもテーマの再現という点で素晴らしいです。

ジレンマ
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ちょっとアクション要素のある変形競り&決闘ゲームとでもいえばよいのでしょうか。
全プレイヤーが同じ構成のカードを持ちます。カードには数字が振られています。手番になったプレイヤーは手札から1枚、場に公開します。他のプレイヤーはそのカードが欲しければ、手札から1枚、場に置かれたトレイの中にいれます。

この時、トレイから飛び出たり、斜めに入ったり、誰かのあとに入ったカードは破棄されます。
そして、トレイに入った1枚と手番プレイヤーが公開したカードを賭けて決闘を行います。表が握手、裏が武器になっているトークンを互いに握り、一斉に公開します。互いに握手ならカードを交換、一方が武器なら両方のカードを獲得、互いに武器ならカードは2枚とも破棄です。
また、武器を出す権利はゲームを通してひとり2回までで、回復することはありません。

全員の手札がなくなるまでこれを行い、獲得したカードに書かれた数字の合計で争います。

2回の武器だしの権利を早々に使ってしまうと、あとは握手しか出せず、相手のいいようにされてしまうので、基本は握手を出しながら、どのタイミングで武器を出すのかが焦点になりました。
相手の出したカードが(相手が武器を出さなければ)もらえることになるので、手番プレイヤーが大きい数字をだしてきた時がトレイの奪い合いになります。先に入って、やったーと思っていると斜めになってるから破棄ねと言われたりとショックがでかいですw。

決闘も、お互いに数字がでかい時や、相手との差が大きい時など、いくつかのパターンに応じてなかなか悩めます。

勝負はどんどんカードを出していって、みなさんに先駆けてカードを使いきった僕が勝利しました。まだ相場観がつかめていない時に有利な交換ができたこと、自分はもうカードがないので武器を出せるが、相手はまだカードが残っているので武器を使うのは悩みどころという状況を作れたのが良かったのではないかと。

途中、誰もトレイにカードを入れず、ゲームが止まる場面があったのですが、上記のように決闘のことを考えればカードを早くなくした方が有利(どんどん武器が出しやすくなる)だと思うので、ある程度ゲームに慣れて、どんどんカードを出していかないと!と全プレイヤーが意識できてからが本番かもしれません。
そうなれば、冷静に考える前にトレイに放り込むようになるので、ゲームが止まることもなくなるし、トレイから飛び出す場面も増えてより盛り上がるのではないかと。

アクション部分の盛り上がりとシンプルな読み合いで、好みのゲームでした(供養されましたが)。
古いゲームみたいなんですが、単純ルール、短時間、ブラフ要素、笑いのおこる要素(アクション)と今風ですね。

マウゼン
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4種類の動物がおり、象>犬>猫>ネズミ>象>…とそれぞれがループする強弱関係になっています。プレイヤーは手札から1枚選んで公開し、公開されたカード+場のカードの中でネズミを出したAさんには、Bさんが出した象+場にあった象を、猫を出したCさんにはAさんが出したネズミを…と強弱関係に則ってカードを取り合います。誰も取るひとがいないカードは場に残ります。同じ種類のカード同士であれば数字の大きい方が取ります。数字がバッティングしたら強制的に負けです(どれも取れません)。

取ったカードに書かれている数字が点数となり、手札がなくなった時点で一番点数が高いプレイヤーが勝利します。

「場に数字のでかいネズミのカードがある!これを狙ってみんな猫を出すはずだから、それを狙って犬をだそう。」
「と、あの人は考えるはずだから象をだそう」と、きりのない入れ子構造の読み合いが面白いゲームでした。
裏の裏を読むと負ける気がするから、素直にいこうとして、普通に裏をかかれたり、ひとりを除いて全員が被り、残った一人がおいしいめを見たりと、強弱構造もあいまってぐるんぐるんと思考が回ります。

全員初期手札は同じでバッティングもあるので、カウンティングが非常に有効だと思います。カウンティングするひと同士でやればガチ、しないひとなら勝った負けた漁夫の利だとどちらにせよ楽しいゲームではあるのでしょうが。

ニエット

「4 in 1」に入っているということで、エントリーされました。基本はマストフォローのトリックテイクなのですが、手札を配った後に、ボードを使って切り札、スーパートランプ、スタートプレイヤー、レート等のルールを決めます。
決め方は良いものを選ぶのではなく、嫌なものを1つずつ消していきます。ルールが決まったらスタートプレイヤーはパートナーを選んで、パートナー制のトリックテイクをやります。

これを数回繰り返して、勝者を決めます。

トリックテイクの面白いところのひとつに、他人の手札を類推するところがあると思うのですが、「このひとは最初に赤を切り札から消したから赤のカードはあまり持っていないだろう」とか、「低レートを消したということは自信がありそう」などなど、ある程度は最初のルール決めも類推のための判断材料にできます。ルール決めの後は特にひねりもないまっとうなトリックテイクなので面白いです。
こんな真っ当だと、何かしら変態的なルールがあっても良いように思ってしまうほど真っ当でした。

切り札の選択が具合の悪いものばかりになってしまったこともあり、何回かやったのですが、合計点でも冴えず。
パートナー制なのに3人でも遊べるというのが興味深いので機会があれば遊んでみたいです。

アクアドルチェ
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全員で共有の水槽の中を賑やかで理想的な空間にしていくゲーム。
基本はラミーで、1枚ドロー、出せるカードを出す、1枚捨てて手番終了、誰かが全ての手札を出し切ればゲーム終了というやつです。
同種3枚以上でないと出さないカードと1枚でも出せるカードがありますが、3枚以上の制限があるものも、誰かが場に出せば1枚でも出せるようになります。

特徴として、ゲーム開始時にオープンされる複数枚の条件カードに書かれた条件を水槽(全員の場をあわせたテーブル上全て)全体で満たしていないとダメとか、ピラニアは他の魚を食べる(場のカードを破棄する)とか、エサやりのタイミングがあり、場に出ている魚を上回るエサを用意できないとダメなどの、「理想的な水槽を作る」というテーマに合致したルールがいくつかあります。

5人でやったからか、条件カードの条件を満たすのも比較的すぐにできましたし、エサも苦労することなく供給できるなど、どのルールもあまり機能していませんでしたが。
それよりも、引き運が悪いのかルールが悪いのか、5人でやったのが悪いのか、中盤まで全く3枚組が誰も作れず、1枚だけプレイできるカードを引けばラッキーで手札が減る、そうでなければひたすら我慢と言う展開でした。
3枚組を作ろうにも他の誰かが同種を2枚持っていたり、1枚ずつが全員に分散していたら組を作れるわけがないので、結構辛い時間でした…。
一応、ドローはチケット・トゥ・ライド方式と言うか、山札、もしくはオープンになっている数枚の札からということで、狙ったカードが引きやすくはなっているのですが、そのせいで、逆に複数人が2枚持っていて場に出てこなくなって3枚組にならないという状況になりやすかったような。たぶん5人プレイがよくないです。

最終的には、本来出せない(3枚組でない、水温があっていないなど)カードをプレイすると、ペナルティで1枚山札から補充というルールを逆手にとり、手札をぐるぐるまわしたキノさんの活躍もありなんとか終了しました。(というかペナルティが1枚とトントンなのでこういう使い方が正しいのかも?)

どんどん場が華やかになっていくのは水槽がにぎやかになっていくみたいで楽しいです。あと、魚同士の共生関係があって、ゆるい協力ゲームみたいな感じなのもみんなで水槽を作るって感じでよかったです。

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今回の一番の収穫はフィギュアGPでした。事前にジャンプが強いと言う話を聞いていたのが、逆にコロレット部分の絞りあいが熱くなり、それが高評価につながったのかもしれませんが、本当にゲームは実際に遊んでみないとわかりません。

そうはいっても購入時には面白そうに見えたゲームも、より面白そうなゲームが出たり、色々な評判を聞いたりで、やる気が落ちてくることは、大なり小なりボードゲームを購入しているひとにはあると思います。一番盛り上がってるのは買った直後なのは間違いないですし。
そんなお蔵入りしそうなゲームをあえて引っ張り出すという意味で名前のイメージはともかく供養会は良い機会になりました(僕のゲームは今回のラインナップには入っていませんが)。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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