テトラコンボ

(2人でインスト込み15分程度)
【概要&ルール】
4×4に区切られたボード上にお互いに4つのコマを配置して、”テトロミノ”と呼ばれる形を作り得点します。規定点数以上獲得したプレイヤーが勝利です。
スタート時、好きな場所にお互いのコマを配置します。次に以下の通り、交互に手番を行います。
1.自分のコマ1つを移動させる。移動方法には2つあり、1つはボード上を滑るようにコマを移動させるもので、1度だけなら90度まがってもよい。もう1つはボード上の好きな箇所にコマをワープさせるように直接移動させるもの。
ともに移動後のコマや空きマスでテトロミノの形(テトリスブロックの形)ができていれば得点です。得点はテトロミノの形ごとに計算します。ワープ移動ではなく、滑り移動で、かつ、得点できていれば別のコマを続けて動かすことができます。
2.得点が一定以上に達したら、その形のテトロミノの得点カードを獲得します。2枚先に獲得したプレイヤーが勝利です。
3.得点できない、ワープ移動した、全ての自コマを動かすのいずれかで、相手の手番に移ります。
【プレイ内容&感想】
公称プレイ時間も短く、プレイされた方の評判も良かったので眠そうな相方に少し無理をいって遊んでもらいました。
ゲームマーケット2013春の新作で唯一購入した(してきてもらった)ゲームです。
まず、コマを取りだして思ったのは、こ、これは風呂場の(もしくはキッチンの)タイル!でしたw(壁に使われるの陶器のタイルを1コマずつ切り出しているものです)。単価があがってるのか下がってるのかはわかりませんが、よくこういうの気付かれるなあと。紙のチットよりはもちろん、木コマよりもちょっと気分があがります(ボード傷つけないかは心配になりましたが)。
(じゃんけんで勝った相方に)
僕:「先攻、後攻どっちがいい?」
相方:「じゃあ、先攻」
僕:「後攻はハンデで1点ずつもらうよ」
相方:「それはずるいから、私が後攻になるよ」
ということで、僕が先攻でスタートしました。
序盤はというか、どの形の得点カードを狙っていくかということが決まるまではとにかく4つのコマをくっつけるか、空きマス数を4つにすればどれかのテトロミノの形になるので、さくさくと。
滑り移動で得点できれば、続けて1手打てるのもさくさくの要因のひとつで遊んでいて気分が良いです。
コマをくっつけての得点と空きマスでの得点を両方いっぺんに狙うとそれなりに頭を使いますが、相方も眠くて頭がそれほどまわっていなかったようなので、それにあわせてとにかくサクサク重視で。
中盤を過ぎると、お互いにこの形のテトロミノだけは譲れんというのがでてきます。それまでの得点に手数を費やしているので、相手が先に規定点に達して、それが無駄になるのが嫌だなあと、出来れば相手の邪魔をしつつ、自分の得点も偏らせるようにしながら進めます。
邪魔をするされるといっても、ある形を1手で作らせなくするのがいいとこなので、相手に邪魔されてもそこまで手に困ることもなく。
お互いに1枚ずつ得点カードを獲得し、あと1枚をどちらが取るか!という状態になりましたが、先攻の有利が活かせたのか、相方が得点を重ねていたカードをうまく取れたからか、1手差くらいで僕の勝利でした。
とにかく4つくっつける(or4つ空きマスを作る)だけで良いのでめちゃくちゃ手軽なプレイ感でした。
僕も相方も相手を邪魔するよりも、自分が先に得点して勝てばいいんでしょ?という感じなので、それほど邪魔しあう展開にならなかったことも関係しているのでしょうが、相手の邪魔を回避するだけで手番が終わるような、空しいというか、1手番損するようなことがなく、とにかく前に進んでいる感じが常にしているというのが非常に良かったです。
ちょっとしたパズル問題が毎手番ちょっとずつ形を変えて提示されるというようなゲームなのも、好みに合っていました。
僕が「何かを極める」というような性格ではないので、例えば、ある盤形の時に最も効率の良いコマの動かし方はどれかというのには正直興味がありません。簡単に得点できる解法は本当にすぐにわかる(得点できないこともすぐに諦めるのですぐわかる)ので、あっさりしすぎているという印象も受けました。
爆発的に面白い!もう1回!という面白さではないですが、あっさりと外れなく面白い。そんなゲームでした。