第21回重げ会(2013.08.03)

エイリアンフロンティア会の際に、いたるさんからPolice Precinctをやってみたいという話があり、それなら持ってますよと言ったところ、いつかやりましょうということになっていたのですが、先日の重げ会で実現することになりました。

前回の反省からちゃんと開始時間に行かないとダメだと思い、早起きはしたのですが早起きしたらしたで家の仕事が満載で、ひーこら片付けた後に出発したところ、前回よりも遅く到着する体たらくでした。まあ、十数分待ったところで永峯さんが到着されたのでこれはこれで良かったのかもしれません。

ゴールデンホーン
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早く到着したかった理由の1つはこれで、コロヴィーニ好きのキノさんがルール訳を終えて、この重げ会に持ち込まれると伺っていたので、是非やってみたい!と思っていたのです。到着した時には誰も遊んでいなかったので、卓が立たなかったのかと思いきや、30分程度で終わったとのことでした。
昼過ぎにいたるさんが到着予定だったので、それまでの時間にちょうど良かろうと永峯さんと他にどこの卓にも入られていなかったおふたりを誘ってプレイしてみました。

コンスタンティノープルとヴェネチア間を船で行き来して自分の倉庫に商品を貯めていくゲームです。ゴールデンホーンというのはコンスタンティノープル(イスタンブール)にある金角湾という湾にちなんだ名前のようです。

プレイヤーは3隻の船を持ち、手番には1隻を選んで出発した港と反対の港を目指して船を進めます。船は帆の色が1色、2色、3色に塗り分けられており、港では帆の色と一致しない色を1色選び、その色の港にある全てのキューブを船に積み込みます。この状態でもう一方の港に船が到達すれば、キューブが自分の倉庫に入ります。
船は1手番に1マスしか進めませんが、以下のいずれかの条件に合致すれば船をさらに1マス先に進めることができます。
・移動先のマスに既に船がいる
・移動先のマスの色が船の帆の色と同じ
・移動先のマスの色の手札をプレイする

極端な話、両方の港の間のマスが全て船で埋まっていれば1手番で港から港まで移動できるわけです。
あとは、手番時に対象の船の帆と同じ色のカードを2枚プレイすることで、その船からキューブを1つ盗むことができます。
カードは港に到達するか、中継地点に止まることで手札に補充されます。

ルールはA4用紙1枚に収まるほどシンプルなものですぐに飲みこめましたし、序盤、若干の手探り期間はあったものの港の間に船が貯まってくると、カード1,2枚の消費であっという間に移動できるのは遊んでいて気持ち良いです。
帆が1色の船は補充できるカード枚数も多いですし、積める候補の色も多いですが、航路上に船が大量にある時期を狙って出航しないと進むのがとんでもなく遅く、一方で3色帆の船は、航路がそれほど埋まっていなくても1,2手番で港間を移動してしまいます。

キューブは単純に運んだ数が得点になる他に4色以上をそろえるとボーナスが追加されるので、港で補充する際にはたくさん積める色を単純に選ぶ以外にも、今自分の手元にない色を運ぶ選択肢もあります。
港でキューブを補充するタイミング、何色を選ぶのかという選択、そして、どの船を移動させるかの選択が、いい感じに悩ましく、また、自分ひとりではどうしようもないものでもあるので、適度に考えても仕方ない感もあり面白かったです。
移動先に船があって一気に移動できたはずが1手遅れたせいで目当ての船に移動されて、ほとんど移動できなくなることもあり、そのドタバタ感も楽しいゲームでした。

ほとんどのプレイヤーが6色のセットボーナスを狙う中、とにかく大量のキューブを運びまくった永峯さんが5色しか揃っていなかったにも関わらず勝利されました。

アストラン、ゴールデンホーンと今年(昨年のエッセン以降)のコロヴィーニは当たり年だと思います。

Police Precinct (警察分署24時)
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ゴールデンホーンが終わるころにいたるさんも到着され、他の卓のインストを終えたたる田さんも合流し、予定通りPolice Precinctを遊びました。
ちょうど他の卓でもゲームが終わったタイミングだったのでシャッフルが行われていたのですが、このPolice Precinctはどうもク○ゲーであろうと、僕をはじめとする面々は全員思っていたため、被害者を減らすために事前にやる予定だった4人以外は遠慮願いました。

警察テーマの協力ゲームで、犯罪がはびこる街である殺人事件が発生し、その解決が目的になります。
どうも殺人事件の犯人が街を牛耳っているボスらしく、殺人の犯人を逮捕することをきっかけに街の悪どもを一掃しようとしているようです。
プレイヤーが手番にできることは主に以下の4つです。
・殺人事件の調査:殺人現場や死体置き場、アパートなどをまわって、凶器や指紋などの犯人逮捕のための証拠を集めます。証拠が全て集まると危険を感じた殺人犯が逃走のために街に現れます。
・ごろつきの逮捕:街にいるごろつきを逮捕します。
・殺人犯の逮捕:街に現れた殺人犯を逮捕します。
・緊急事態の解決:街のあらゆる場所で発生した交通事故や強盗事件を解決します

逮捕や緊急事態の解決にはダイスを使い、ごろつきの数や緊急事態の難易度以上の目を振れれば成功です。手番以外のプレイヤーが手札を捨てて協力したり、街の警察官に手伝わせることで振れるダイス数を増やすことができます。

緊急事態は各プレイヤーの手番終了時に山札からひかれ、街に残るものであれば街に配置し、即時に効果があるものであれば即時に解決します。街に配置された緊急事態がたまってくると解決されなかったことになり、犯罪トラックが上昇します。犯罪トラックが一定以上上昇するとプレイヤーの敗北になります。

また、犯罪トラックはごろつきが増えすぎるなど他の条件でも上昇する場合があります。

これにプレイヤーは独自の能力(緊急事態カードの山を見て、底に沈めるとか)を持つ捜査官を操って立ち向かっていきます!

このゲーム、まず大半の解決がダイスと言うところが野暮ったいのですが、警察テーマでごっこ遊びするにはこれくらい必要だろ?と言わんばかりの大量のコンポーネントがあったりと、全体的に洗練されていない感がすごいです。

自コマはパトカー(裏面は覆面パトカー)を使うのですが、全て同じ絵で脇に書かれたプレイヤーキャラの名前で区別したり、緊急事態の発生個所などでボード上の地名(○○宝石店など)が指定されるのですが、まず文字が読みづらかったり、その場所にカードを配置するため、同じ場所で何かあると場所が探せない&置き場所にも困るというダブルパンチがおみまいされます。
そんなこんなにひとしきりコメントしてからゲーム開始です。
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(識別に困る自コマ)

プレイヤーキャラの能力は特殊能力以外に、捜査、逮捕、緊急事態への対応力という3つのパラメータで個性が出されています。僕:緊急事態への対応が得意、いたるさん、たる田さん:捜査が得意、永峯さん:捜査と緊急事態への対応が得意。
殺人犯逮捕が目的なのに逮捕得意なキャラがいない!という事態に驚愕しますが、まあ、殺人犯を登場させないことには逮捕も出来まいということで、自分の得意分野を活かして分担することに。
ちなみにこのゲーム、悪徳警官という設定で裏切り者を1人いれることができます。そりゃあ、いれるでしょうということでいたるさん、永峯さん、たる田さんのいずれかは裏切り者です(僕の可能性も無論ありましたが、違っていたので)。

僕がスタートプレイヤーでとりあえず得意分野である緊急事態の対応に向かい、なんなく成功。成功時には難易度に応じて報酬がもらえるのですが、ドーナッツ(アクション時のダイスを増やしたり、能力の強化に使える)か、この手番の緊急事態カードのドローをなくすかの二択で、逮捕能力を強化した方が最終的に役に立つだろうと思い、ドーナッツを選択しました。その後、みなさんの手番で他プレイヤーのアクションを手札を捨てることで手伝えるのですが、僕は手伝えるカードが手元になく、手伝わずにいたところ、「全体の得より個人の得(ドーナッツ)を取るわ、手伝いにこねーわで裏切り者はこいつだな!」という話に。
いやいやそんなことはないですよといくら言っても、信じてもらえるわけでもないので、愚直に真面目に仕事に取り組みます。

主に僕が緊急事態に対応し、他のみなさんが証拠集めに奔走する分担で進めていました。証拠集めは、例えば現場検証なら、現場検証用の山札があり、その中に当たりと外れのカードが入っています。自分の能力に応じた枚数をカードを引き、自分だけで確認した後に、当たりカードは証拠ボードへ移し、外れカードは1枚をゲームから除去した上で残りを山札に戻しリシャッフルします(外れを引くと徐々に山札が圧縮されていく)。

現場検証はたる田捜査官の地道な調査で徐々に証拠が集まっており、証言者探しも永峯捜査官といたる捜査官がひとりずつ見つけて完了。凶器捜索はいたる捜査官が挑むも、山札の中に1枚しか当たりがないこともあって、3,4枚程度引いたものの当たりは引けなかったようで失敗。その後、警察官を大量に手伝いにまわし、山札全てを捜査するという荒業で無事に凶器も発見します。

全員が全員、それなりに活躍しており、あからさまな邪魔もないように見えていたので「全員、正義側だったりして」「僕配り間違えてますかね!?」「誰か勘違いしてるんじゃないの」などと言葉も出てくるほど順調に見えていた、その時、警察署がごろつきに占拠されるという事件が発生!
この事件を解決しない限り手札補充がないので警察署にひだり捜査官が急行します。
警察署を占拠したとはいえ、人数は少なく、カードの効果で1人までに減らしたのでダイスを2つ振り、ピンゾロ以外の目が出れば成功です。まあ、楽勝だよねーと振ったダイスはピンゾロ!

またもやひだり捜査官が裏切り者説が浮上します。

病院に運び込まれたひだり捜査官に変わって、僕の次の手番の永峯捜査官がごろつきは無事に逮捕し、残る証拠も検死結果のみ。緊急事態への対応を犠牲にして、捜査をしているので犯罪マーカーも上昇はしているものの、これはなんとかなるのではと思いつつ、凶器の捜査でも有効だった捜査対象への警察官大量配置を再度実行。これで検死結果も見つかるなーと気軽に考えていたら、捜査に向かったいたる捜査官からの報告は「当たり無し」、山札の全てのカードを見ているはずなので、そんなわけはないでしょうということで、いたる捜査官が悪徳警官であることが確定!

勝利を確信したいたる捜査官の口からは、実は最初の凶器捜索の段階で山札から1枚しかない凶器を引き当てていたこと、その事実を隠し、凶器を山札の底に沈めたことが明らかに!卑劣! ドラマか映画であれば別アングルからのフラッシュバック映像が入るところです。

虎の子の警察官は無駄に破棄され、しかもこれからは3人でやっていかなければなりません。一気にクリアが難しくなった正義の捜査官達も懸命に捜査は続けたものの、緊急事態への対応が遅れ続け、犯罪マーカーは規定値に達してゲームオーバー。街から悪は駆逐できず、市民が虐げられ続けることとなってしまいました。

かなりルールとコンポーネントが野暮ったいのは確かなのですが、コンポーネントの質は良く、ゲームとしての破綻はない上に良いバランスだったように思います。協力ゲームは成功しそうに思わせておいて失敗させるくらいの難易度がちょうどよいですし、このゲームはまさにそれでした。
緊急事態が貯まることで犯罪マーカーが上昇してゲームオーバーに近づくあたりのバランスも対応しきれないわけでもなく、起こる事柄はテーマにあっていて楽しかったです。この警察24時的テーマが好きなひとには十分ありだと思います。
山札から当たり外れを引く、ダイスロールで判定というのがいけてないように思うんですが、実際にやってみると案外「あり」だったのが意外でした。

まあ、僕もキックで手に入れましたし、発売してそれなりに経ってはいるのに国内流通してないのが欠点ですが…。

マーズニードメカニクス
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ここでたる田さんが他卓のインストで抜け、ちょうど会場にいらしたPHYさんを加えてマーズニードメカクニスを。

火星へ向かうロケットにエンジニアとして選抜されるためになどとテーマはあるものの全くゲーム内容には関係なく、株ゲーです。部品を購入することで上下する相場にうまくのって一番お金を儲けたプレイヤーが勝利です。

プレイヤーは手番に部品を買うか、買わないかを選択します。部品を使うことで特殊効果付きのアイテムを作ることも可能です(追加アクション)。部品に対応したマーカーがボード上に並べられており、部品を購入すると対応するマーカーが列の先頭に移動します。
これを繰り返し、部品が全部買われる等でラウンドが終了すると、マーカーの並びに応じて部品の価格が上下します。列の先頭側にいれば上がり、後ろ側にいれば下がります。
その後、同じ部品3枚以上で組を作り、変動後の価格で売却することもできます。

ルールを読んだ段階では、正直な話、これ面白いんかいね?と思っていました。1ラウンドに起こる価格の上下も1金ずつですし、そもそも買われた順にマーカーが移動するだけのルールって…と。
結果から言えば、大変面白かったです。この日遊んだゲームの中でルールの切れ味はピカイチでした。

価格を上げたい部品=手札に既に何枚かある等の理由で集めたい部品というのが基本なわけですが、ラウンド始まってすぐに買ってしまうと、あとから買われた部品のマーカーが次々に先頭にまわるので値下がりしてしまいます。かといって、買わなければ他のプレイヤーに買われてしまうリスクや、他プレイヤー全員がパスしてラウンドが終わり、前ラウンドのままの価格変動が起こってしまう可能性もあるわけで、シンプルなジレンマが楽しめる作品でした。
とにかく売るために3枚欲しい人、アイテムに変換するためだけに欲しい人、他に価格をあげたい部品があるから先になんでもいいから部品を買いたい人など、上がらなくてもいいからその部品が欲しいという人はいるわけで、そういう人に渡すくらいなら、自分が買った方が…、でも買ったら値下がりかもしれないし…、いやいや、自分が買った後、誰も部品を買わなければ(マーカーが移動しないので)値段はあがる…などと、ぐだぐだ考えるのが楽しいです。

まわりの思惑も読めなければ、どんなにひとりで悩んでも仕方ないんですが、ラウンド数もカード枚数も多くはないので、周りがなにを売買したのかは案外覚えていられて、そのせいで、「仮にこれを買わなくても、あの人に買われるよなあ」「あからさまにあの人、これが欲しいだろうなあ」という推測も立てられます。

ゲーム自体はまだみんなが手探り状態だったに序盤に永峯さんが、「指定した部品の値段の購入価格を+1」のアイテムを作成。みんながそれは買えないわとパスしたところで、アイテム分解→定価に戻す→自分で購入→既に他の部品は買われているのでマーカーが先頭にいくのは確定という華麗な打ちまわしを見せるなど、初プレイには見えない、頭ひとつぬきんでたプレイングをされ、他プレイヤーの1.5倍くらいの金を稼いで勝利されました。

あとは、卓を囲んだみなさんが、「メリクリウスみたい」と言っていたのが面白かったですw。同じ地味株ゲー仲間なんでボードが似るんですかね。

ロボトリノ
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そろそろ僕の帰宅時間だったため、気を使って頂いて短時間で終わるものの中から永峯さんオススメのロボトリノを先ほどの同じメンバーでやりました。

ランダムに配られたカードと4枚の特殊カードを使うトリックテイクです。スタートプレイヤーが1枚だけカードをオープンにし、他のカードは全て伏せてセットします。
そこから、1トリック目の数字カードと特殊カードを全員がオープンし、切り札ありのトリックテイクルールで誰がトリックをとったかを確認します。次に2トリック目の~と4トリック行うのが1セットです。
特殊カードには、効果なし、切り札変更、数字の強さ逆転があります。
同じトリックで同じ効果の特殊カードが使われれば効果はキャンセルされます。

要はスタートプレイヤーがオープンにしたカードを見て、そこから4トリック目までの展開を読み合うゲームです。
三人が最適とのことでしたが、四人で。

初戦は特殊カードの被りにヤマを張ったのが当たり、3トリック獲得。人数分ゲームをしましたが、それなりに調子良かったです。

三人だと自分の思惑通りになれば大抵トリックがとれるのでしょうが、四人だとそんなことばかりでもなく、切り札変更が決まってトリックをとった!と思いきや同じスートの高数字を偶然他のひとが出していて負けてたとかがざらにあり、ややパーティゲームののりでした。
僕はちょっと疲れていたのでこれくらいのゆるさで丁度良かったですが、機会があればガチガチになると思われる三人戦もやってみたいです。

ここで知り合いの方々に挨拶して帰宅しました。
参加時間の関係で「重げ」はできませんでしたが、遊んだゲームはどれも面白かったです。次回は10月開催ということで何かしら自分でも重げを持ち込めると良いのですが、持ち込めなくてもたる田さんが用意されている重げを今度こそ遊びたいです。

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ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
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・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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