5つの村/ Cinque Terre

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(3人でインスト込み80分ほど)

【概要&ルール】

ここはイタリアのある地方、あなたは農産物を山で収穫し、沿岸部の村々で販売します。同業者のなかで一番金をもうけるのは誰でしょうか。

ボードの山側で農産物(キューブ)を集めて、村で売り、お金(勝利点)を獲得。更にお題カードに 書かれた通りに村に農産物を売っていればお題カードからの点も手に入ります。
こうして、一番お金を稼いだプレイヤーが勝利します。

プレイヤーは以下の4つの中から、3つを行います。同じアクションを同手番に行っても構いません。

・移動する:1~4マス、時計回りに移動します。
・農産物カードをドローする:農産物カードを1枚ドローします。
・農産物を積み込む:今いるマスに接する農産物を最大4つ、自分の車に積み込みます。農産物を積み込む際、対応する農産物カードをプレイする必要があります。積み込む農産物と同じであれば、1枚につき1キューブ、異なる農産物であれば同色のカード2枚につき1キューブ獲得できます。
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(農産物はこんな感じで置かれています。このマスでは赤(トマト)、橙(オレンジ)、黄(レモン)のキューブを取ることができます。)
・農産物を売る:車に積んでいるキューブを今いるマス(村)で売ります。この時、売ったキューブと同色のダイスが村に置かれていれば、その目の数字分の点数、なければ1点を得ます。どの村にどのキューブを売ったかは個人ボード上に残しておきます。
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(左側にこのように並べていきます。右側のはどの村に売るか忘れないようにしているだけです)

お題カードの獲得

手番終了時、村に売ったキューブが場に公開されているお題カードのお題を満たしていれば、各手番につき1枚獲得でき、即座にカードに書かれた点数を得ます。
お題カードを獲得したら、山札から新たなお題カードを公開しますが、最初に自分だけが内容を見て、手札にすることもできます。手札にしたら山札からもう1枚カードを引き、公開します。

お得意さんタイルの獲得

1つの村に8つの商品を1番初めに売ったプレイヤーは、その村に対応するお得意さんタイルを獲得し、書かれた点数を即座に得ます。

ゲーム終了

いずれかのプレイヤーがお題カード(手札含まず)とお得意さんタイルを合計5つ以上集めたら、最終ラウンドです。
最終ラウンド終了後、手札のお題カードが達成できているか確認し、達成できていれば書かれた点を得、達成できていなければ足りない農産物ごとに減点です。
こううして最後に得点を取っていたプレイヤーが勝利します。

【プレイ内容】

ちきさんと洛陽の門にてを遊んだ後、たる田さんから「うちもあるけどルール読むのめんどいからインストして欲しいw」という要望があり、まだ、今なら覚えてますよということになったのですが、そこから色々とあり、先日、ようやく伺うことができました。
そして、数日前に僕がやってみたいと言っていた地獄の釜が卓の上には置かれており、僕のカバンからはたる田さんが興味があると仰っていた5つの村がすらっと出てきました。
そういうわけで、洛陽の門にては遊ばず、別のゲームで遊んで頂きました。

5つ野村はいちおう、2~5人用ではありますが、BGGによると2,3人プレイが良いとのことだったのでたる田さん、しのぽさん、僕の3人で。

このゲーム、自コマの初期配置は「全プレイヤーが一斉に置きたいところに置く」です。まあ、まずは山で農産物を仕入れて村に持ってくんだろうなーとぼやーっと考えつつ、初期手札を使うことで多くキューブが貰える、村に一番近い山のマスに配置しました。しのぽさんも僕と同じマス、たる田さんだけが山に入ったばかりの、村に一番遠いマスを選ばれました。
一度の積み込みアクションで最大数の4つのキューブを積めた方が効率的なので、序盤は全員黙々と農産物カードを引くことで手番が消費されていきます。

僕はアホウなのでしばらく気付いていませんでしたが、しのぽさんが、僕らが失敗したかもしれないことに気づきます。
既に山をほぼ下ってしまっている僕としのぽさんは、いまいるマスで手に入るキューブを手に入れた後、いくつかの村をまわりに行かざるを得ません。
一方でたる田さんは、現状の手札に関わらず、これから農産物カードをため込めば、山を降りつつ取れるだけ農産物をとり、その後、ゆっくり街をまわっていけばよいです。
たる田さんがどの程度農産物カードを貯め込むかにもよりますが、とっとと街に降りてちゃちゃっと村をまわって山にとっとと帰って来た方がよさそうです。
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(キューブ貯め込み中のたる田さん)

僕としのぽさんが再び山に戻ってきた頃、たる田さんは農産物の積み込みをおえて、村をまわり始めていたところでした。
農産物を得点に変える方法は2つで、単純に村で売る、この際、村に同じ色のダイスが置かれていればダイスの目が点になります。もう1つはお題カードを手に入れることで、お題カードに書かれたお題(どの村にどの農産物を売っているか)を満たしていれば、お題カードを手に入れることができ、カードに書かれた点を獲得できます。
お題カードは常にプレイヤー人数分公開されており、たる田さんはその全てのお題を達成するように、各村に農産物を売っていきます。

僕やしのぽさんが10点台で喜んでいたのを軽く抜き去って一気に50点代にまで伸ばされていました。
これには焦りますが、僕もしのぽさんも山で農産物カードのドローを繰り返しているところで、どうしようもありません。

先にしのぽさんが農産物の積み込みが十分だと判断されて村へ向かいます。僕も次の手番で村へ向かえたのですが、いま公開されているお題カードのうち、どれをしのぽさんが取っていくかはわかりません。せっかく集めた農産物が無駄になるのも嫌だったので、山にとどまり、更に農産物を集めることにしました。
しのぽさんがいくつかのお題カードを獲得して再度山に戻るころ、ようやく僕も村に進めました。

農産物カードの引き運もよかったため、万遍なく農産物を車に積むことができていたので、お題カードを3枚獲得することに成功します。お題カード獲得時には、減点のリスクもありますが、手札としてお題カードを手に入れることもできます。うまくいけばお題カードの得点が2倍になるわけで、とらない手はありません。
僕が山に戻るころ、たる田さんも再度村におりてきて、今度はその手札のお題を満たすことを優先されたようで、いくつかの村へ1つずつ農産物キューブをおろされていました。

そして、しのぽさんは3度目の村へ。

しのぽさん:「これで、このお題ゲット~」
ひだり:「しのぽさん…。キノコは白のキューブではなく、灰色なので、お題が満たせてません…」(灰色キューブを村に売っていなければならないところが白色キューブしか売っていらっしゃらなかった)

たる田さん:「これ、最初に配色見た時にわざと紛らわしくしてるなーと思ってたんだよねー」

しのぽさんは傷心の体で村めぐりをおえて再度、山へ…。

たる田さんがそろそろ終了条件を満たされそうではあったのですが、いまのままでは手札がマイナスになることもあり、じっと我慢で農産物の積み込みです。そして、たる田さんは村へ。

たる田さん:(先ほどしのぽさんが獲得できなかったお題カードを取りながら)「これ達成~」
ひだり:「たる田さん…。キノコは白ではなくて、灰色だと…」
たる田さん:「あーー」
ひだり:「さっきご自分で『紛らわしくしてる』とか仰ってたじゃないですか!」
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(ふたりも騙したお題カード)

代わりに点数は下がるものの、こちらは達成できていたお題カードを獲得されてました。

お題カードを獲得し、新たなお題を公開する際に手札に入れるかの選択も、全員ある程度農産物を村に売っているため、「自分はこのお題カードを手札として持っていると減点になるが、公開すると、他プレイヤーが新たに農産物を売ることなく手に入れてしまう」という状況が発生し、たる田さんもしのぽさんも悩まれていましたw。

その後、たる田さんが終了条件を満たされ、そのまま勝利されていました。一時僕が逆転していた時もあったのですが、手札からだけでお題カードを5枚も達成されており、手札と場から獲得したものをあわせて5枚の僕では勝ち目がありませんでした。
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(終了時)

【感想】

赤キューブ、青キューブという色ではなく、トマトだのズッキーニだのという、何を運ぶかテーマに沿った設定があるピック&デリバリーのゲームで当たりに出会ったことがなく、このゲームもルールを読む限りだと、ひたすらカードドローしてるだけなのでは…?(農産物カードは1枚引くのが1アクション、農産物の積み込みと村への売却は1アクションで最大4キューブ(農産物カード4枚分)を対象に出来る)と心配でしたし、実際に、ゲームが始まってからも、カード引くだけで手番が終わったことが一番多いですし、すぱすぱと売却している様子を焦りながら見ているのも精神衛生上よろしくありません。

お題カードも、自分が既に売り済みであれば新たに何もしなくても達成になる(カードが公開された時点でお題を満たしていれば、次手番でもらえます)こと、お題では絶対に1つ村では1種の農産物しか要求されないため、予め、何も考えずにばらまいておけば、勝手に達成して獲得できてしまうと、大層荒削りです。

今回のプレイでも「最初にひたすら山で車にキューブ貯めて、村にばらまいた人が勝つんじゃない?」とか、「農産物カード引くのが重い」という文句は、感想戦を待つことなく、ゲーム中から僕を含め出ていました。

お題カードの得点も、1点単位でかなり細かく設定されているものの、3つの農産物が必要なお題でこちらは14点、こちらは16点というその設定根拠がよくわからず、同じ労力を払っても何故か点数が違いますw(一応、設定根拠と思われるものはあるのですが、僕にはそれが適しているとは思えません)。
村に農産物を売った際に、ダイス目に対応した点が入りますが、1の目の農産物は当然1点なのはいいとして、ダイスがない農産物を売っても1点というのは(嬉しいけども)せっかくダイスで村の差を設けようとしているのに、その差がなくなってしまいどうなのかと思います。また、ダイス目からの点があくまでおまけになってしまっていて、結局お題カードからの点がメインになるというのもちょっと残念です。

そういう文句やよくわからない仕様があるんですが、ゲームとしては面白いですw。たる田さんたちも、文句は言いつつ、面白かったと仰っていたので、荒削りではあれど魅力のある不思議なゲームです。
僕がピック&デリバリーのゲームに対して持っている不満として、「好きな商品を好きなように運びたいのに運べない」、「運ぶことによる報酬が地味」というのがありましたが、この5つの村は、基本的に農産物カードに対応したキューブしか取れなくはありますが、農産物カードの上限なし、車に積むキューブ数に制限なし(一度に獲得したり、村に売ったりする量は制限あり)という、おおらかな仕様のおかげで、大変気分良くお題カードの内容をもとにキューブを集め、一気に運んでお題も達成して大量得点!というのができます。

お題カードも以前に運んでさえいれば手に入るため、棚ボタごっつぁんです!という場面もあって、ひたすら、楽しく、面白く遊ぶことができました。
舞台がそうというだけでなく、全体のノリが明るく、なんとなく太陽を感じるようなゲームです。

単にノリが良いというだけでなく、いつまで農産物を貯め込むか、また、他プレイヤーが貯め込んでいるのを出し抜けるか、現状達成していないお題カードを手札に入れて減点のリスクを背負うか、棚ボタ覚悟で公開するか等々、悩みどころもしっかりあります。

精緻なゲームシステムを楽しみたいという方には向いていないと思いますが、「楽しいゲーム」でした。
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(箱絵にあるリオグランデのシャツをきたイケメンお兄ちゃんもいい味出してます)

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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