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アフター・ザ・フラッド/After the flood

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(3人でインスト込み5時間)

【概要&ルール】

古代シュメールの土地では、多くの国家が繁栄と衰退を繰り返していました。各時代で建国し、他地域を攻め入ったり、都市の拡大することであなたの部族の威信を高めましょう。

ワレスの3人専用のゲームです。プレイヤーは部族の長のような立場になり、自部族の労働者を各地域に派遣して交易し、得た交易品で都市を拡大したり、国家を興していろんな地域を占領したりすることで勝利点を得ます。5つの時代(1250年)経過後に最も勝利点を得ていたプレイヤーが勝利します。

ゲームは複数ラウンドで構成され、ラウンドごとに以下を行います。

・収入:穀物や織物を獲得します。
・衰退:規定ラウンドでは時の流れによって労働者コマをボード上から規定数排除します。
・アクション:後述の様々なアクションを行います。
・手番決め:アクション終了時に各プレイヤーが手番決めに費やした資源をもとに次ラウンドの手番を決めます。
・勝利点獲得:軍隊コマが置かれたエリアごとの点と、都市の拡大に費やした資源による点を得ます。
・次ラウンド準備:軍隊コマを全て除去する等次ラウンドの準備をします。

アクションは以下を手番順に1アクションずつ、パスするまで行います。

・都市の建設:空いているシュメール地域に都市コマを置きます。
・労働者の配置:資源を消費し、資源の価値に応じた労働者を配置する。
・交易:労働者が置かれたエリアごとに決められている資源を手元の資源と交換する。
・建国:国を建て、軍隊コマを手に入れる。その際、資源を消費することでコマを追加したり、装備を良くすることができる。
・軍隊:軍隊コマの移動(戦争)、都市の破壊を行う。
・パス:次ラウンドの手番決めに費やす資源を置きつつ、パスを宣言する。以降、手番を行うプレイヤーは資源やコマを1つ消費する必要がある。

【プレイ内容】

前回、ゴッズプレイグラウンドを遊んだ際に同じワレスの3人用ゲームとして用意してくださっていたアフター・ザ・フラッドを、ゴッズプレイグラウンドを遊んだのと同じメンバーであるmoonさん、PHYさんとプレイすることができました。
ワレスということでルールは簡単ではないので、事前にひととおりルールを把握してからの参加でした。

都市の建築はリソースの消費もなく、しかも都市を建築した土地に応じて様々な特殊効果がつくので、まずは使えそうな効果の土地をおさえる意味で都市の建築から始まりました(ルールブックでも最初は都市の建築をすると良いよとあります)。

このゲームでの得点方法は資源を使って都市を拡大するか、軍隊で土地を占拠するかのどちらかです。(この時点では)都市の拡大が主な得点源だと思っていたこともあり、資源を手に入れられる機会を増やすという意味で僕が最初に抑えた土地は、「交易を1回追加できる」でした(正確には別に資源の数は増えないので勘違いではありましたが)。

moonさんは「軍隊の初期数に2コマ追加」、「軍隊での1土地あたりの点数をあげる」、「他プレイヤーが自都市を破壊するために必要なコマが3コマになる」など、軍事関連の土地をまとめて取られ、PHYさんはラウンド開始時の織物収入を1増やす土地などに建てられてました。
moonさんに3つ都市を建てるのを許してしまったのは後から思えば失敗だったのですが、僕は僕で軍隊が呼ばれる前にとっとと交易してしまいたかったので、さくっと労働者を配置して都市の特殊効果を使いつつ交易して資源を集めます。ここで、「何その能力、強い」とヘイトコントロールがw。最終的には1ラウンド目にmoonさんが押さえた3能力が人気になったわけですが、まあ、少しでも目立ったら潰されるのがマルチの宿命です。
その後、moonさんが建国して軍隊コマを入手、さっそく僕の交易追加能力のある土地に建ってた都市は破壊されてました。その後、PHYさんも建国されたものの軍隊コマのバラマキだけで終了。僕は1ラウンド目は建国が3番手になると軍隊コマが3つしか手に入らない(最初に建国すれば10個)ということもあり、建国しても蹂躙されて終わりそうと判断して今回は見送りました。

PHYさんmoonさん間で小競り合いはあったものの、双方それほど戦力は減らず、結果、moonさんが軍隊だけで18点を獲得しトップに。僕は力を入れようとしていた都市の拡大を行ったんですが、持っていた資源では14点までしか伸びず(最大20点)、主な得点源と思っていた都市の拡大だけではそれほど点が伸びないことにようやく気付きます。

このゲームでは手元のコマを得点へ変換するわけですが、手元のコマが増えるのはラウンド開始時の収入時の資源コマと建国時の軍隊コマしかないわけで、得点リソースを増やすという意味で建国は必須のようです。得点のバランスとして軍隊重視か資源重視かという選択はあれど、ふたつの得点源を使わないと勝てそうにありません。
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(1ラウンド目の様子)

それではということで、2ラウンド目は最初に建国して軍隊コマを大量に手に入れちゃる!と思いつつ、2ラウンド目に突入です。

moonさん:「じゃあ、衰退なのでボード上から労働者コマをどけます」
僕&PHYさん:「えーー! あ、ほんとだ衰退はラウンドの終わりじゃなくて頭だ」
moonさん:「君ら、ルールブック読んできたんだよね!?」
僕&PHYさん:「読んできました!」

とまあ、そんな冗談のようなやり取りもありました。なんとなく、他のゲームではラウンド終了時にやることが多い処理なので勘違いしていましたが、1ラウンド目に2ラウンド目に残るんだから…と考えて配置していた労働者もきれいさっぱりいなくなることに。まあ、これはこれで新たな気持ちでできるからいいやと気持ちを切り替えて、2ラウンド目。
当初の狙い通り、さくっと建国します。2ラウンド目の1番手に建国した国は他の国からやや離れた土地がスタートになるので他の勢力と絡まずに空いた土地に兵士をばらまいて得点だとのんきに考えていたのですが、お仕事としてmoonさんの持っている都市のどれかは破壊しておかんとやばかろうと判断して、moonさんの都市を破壊したのですが、2コマで済むところが3コマかかるのが地味に痛いです。
よーしこれで残ったコマをばらまいて、1土地あたりの得点アップの土地に都市も建てて得点ゲットだぜーと思っていたのですが、当然そんなうまくいくはずもなく、戦争でコマが削られ、思うほど点は伸びず。
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やはり2ラウンド目でもmoonさんが資源と軍隊のバランスをうまく取られて点を1ラウンド目以上に伸ばし、おってPHYさん、僕はちょっと離される展開に。資源と軍隊の両方から得点することが必須とか言いながら、実は1ラウンド目で収入を決めるマジョリティーで単独最下位においやられ、ひとりだけ収入がへこんでいた状態だったので2ラウンド目は都市の拡大がうまくできなかったのが点数が伸びなかった原因だということはわかっていました。

そろそろなんとかしないとなーという3ラウンド目。4ラウンド目の頭で衰退があるのでここで労働者をつぎ込んでも無駄になる場合があります。が、そんなことも言ってられないのでこのラウンドは軍隊はそれほど力を入れず、資源の獲得と次ラウンド以降の収入を増やすことに注力することにしました。
何故、資源の獲得に力をいれることにしたかというと、交易対象としてラピスラズリがある土地をようやく押さえることができたからです。

資源は、穀物、織物から始まり、鉄や金など全部で8種類あり、このうち、鉄、金、オイル、ラピスラズリの4種類だけが都市の拡大に使うことができ、種類数によって点が変わります(3種なら14点、4種なら20点など)。同種の資材を複数持っていても1回の都市の拡大では意味がありません。そして、交易で交換できるものは土地ごとに固定で、鉄、金、オイルは複数の土地で手に入る(それら3種のどれでも交換可能な土地があったりします)のですが、ラピスラズリだけはボード上に1ヶ所しか交易可能な土地がありません。これまではこの土地をmoonさん、PHYさんに取られていたのですが、ようやくこの3ラウンド目に取ることができたのです。

そんなわけで、正直迷いましたが、もうこれ以降、この土地は取れないと判断して次ラウンド以降用のためにラピスラズリを複数獲得しました。収入を決めるマジョリティーでも3人の熱い戦いがあったりしつつ、全5ラウンドのうち、3ラウンドを終え、いよいよ後半に突入です。
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(この労働者の大半は衰退でいなくなってしまうにも関わらず、負けてられんと投入する3人。資源の交易は1対1交換なので、交易で1資材の価値はあげられても数は収入以上に増えることはありません。そして、資材は労働者を雇ったり、軍隊コマを増やしたり軍備を強化するのに使いますが、その際にお釣りがでるわけでないので、資材数はアクション数ともいえるのです)

3ラウンド目が終わった段階でmoonさんは得点トラック2周目に突入し、点差はやや縮まったか、変わらずというところでPHYさん、僕と続きます。
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4ラウンド目はこれまでのラウンドとやや異なり、建国時にもらえる軍隊コマ数が建国順によらず同数です(例えば1ラウンド目だと、最初が10コマ、2番目5コマ、3番目3コマですが、4ラウンド目は全て10コマもらえます)。そして、建国位置は僕とPHYさんが協力すればmoonさんを2人で攻撃できる位置。
このラウンドで叩かないともう追いつけないと判断して、PHYさんも僕も装備を強化、PHYさんは軍隊コマも増やして臨みます。感想戦でmoonさんが「怖かった」と仰っていましたが、完膚なきまでに僕もPHYさんもmoonさんの土地に攻め込み、軍隊コマを倒していきました。
結果、このラウンドでmoonさんはほとんど得点できず、僕は軍隊でもかなり得点できたことに加え、前ラウンドに取っておいたラピスラズリを使って都市を拡大できたことが大きく、moonさんを逆転しただけでなくPHYさんにも追いつきました。
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そして、最終5ラウンド目。泣いても笑ってもこれで最後です。moonさんは前ラウンド叩かれつつも最終ラウンドで最多の軍隊コマ数を持つ国が建国できるよう労働者を残されていました。そして、僕とPHYさんは建国位置が近く、コマをばらまくのに競合しそうでしたが、moonさんは北に広いスペースを持っていました。しかも、スタートプレイヤーを取っています(前ラウンドでパスする際に資源を払います。この払った量が多いプレイヤーが先手番を取れます。要は競りです)。

そして、1手目。建国するか、交易のための労働者をまくか…と思っていると、ここで長考に入られます。僕もPHYさんも他プレイヤーから邪魔されずに1手目から建国するために、前ラウンドから建国したい土地に労働者を予め配置しています。建国するためには、建国可能な土地で労働者数が単独トップである必要があるからですが、この予め配置していた土地に、より具体的にはPHYさんが建国しようとしている土地に労働者を配置して、建国を邪魔しようとされていたのです。
そこまでするべきなのか。それとも、どうせ次のPHYさんの手番にはどうせ労働者が送り込まれて、労働者数で逆転、建国可能になるのだからやらなくて良いか。かなり悩まれていましたが、そこまできつい手を打たなくてもよいと判断して見送られていました。
(この時のmoonさんとPHYさんの手持ち資材数がどうだったかは覚えていないので、労働者数でトップを取り合う展開になったとして、どちらが最終的に勝ったか、はたまた諦めたかかはわかりません。どちらにせよそこで資材を使ってくれれば、第3者である僕は得をしていたのは確かです)

結局、3者が前ラウンドに思っていた通りの場所で建国しました。前ラウンドで追いつけはしたのですが、ラウンド間で持ち越した資材数などで僕は劣っており、軍隊コマ数でも装備でもトップを争っているPHYさんに負けていました。
そして、このゲーム、一応装備で軍隊の強さが変わりはしますが、ダイス判定の確率では、攻めた側は装備が劣っていても6割、装備がまさっていれば8割は勝てる上に防御側はダイス判定を失敗するのを祈ることしかできないという、攻撃側有利なルールです。それはみんなわかっていたので迂闊に既に他プレイヤーがコマを置いた場所にコマを配置することができません。

ということで、あまり関係のない場所に軍隊コマを進めたり、労働者コマを配置したりで、なんとか他プレイヤーが先に動いてくれるのを待ちます。しかし、僕は軍隊コマ数も隣接せずにおける土地数も一番少なかったため、どうにもできなくなり、仕方なく隣接エリアへ進軍。そしてPHYさんの軍に蹂躙されましたw。
こうなれば国境は隣接しているので今度はこちらから攻める!と意気込んで進軍したもののダイス判定は失敗。moonさんも時を置かずして北からPHYさん軍へ攻撃!失敗→追撃!(攻撃時は失敗判定後にさらにコマを使って攻撃ができます)→失敗→追撃!→失敗と装備で劣ってるとはいえ、僕とmoonさん、なんと4連続でPHYさんへの攻撃失敗!(計算してみたところ3%くらいみたいです)

PHYさんは1土地あたりの得点アップの効果の土地に都市を建てていたので土地数が同じでは軍隊での点では勝てないのです。そのための攻撃でもあったのですが、残念ながら及ばず。僕は僕でこっそり最後に都市を拡大するための資材を残しており、その点でどうにか…と思っていましたが、軍隊コマで取られた点数をまくるほどはなく、PHYさんの勝利で5時間にも及んだ熱戦は終了しました。
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【感想】

まだボードゲームにはまったばかり、2時間超えのゲーム等遊んだことがないような頃、当時、読んでいたmoonさんのサイトで、ブラスや蒸気の時代などのワレスのゲームをプレイする様子がいかにも楽しげに書かれており、ちょうどその頃にとあるゲームショップに、アフター・ザ・フラッド、スチールドライバー、ティナーズ・トレイルの3作が入荷したのを、よくわからんがこのワレスと言うひとのなら面白いに違いない!と清水の舞台からとびおりるつもりで購入したゲームです(3作とも1万円越えだったこともあり、アフター・ザ・フラッドのみ購入しました)。3人専用、プレイ時間は超長そうということで我が家のプレイ環境では遊ばれることもなく、棚の隅でずっと眠っていたのを5年越しで遊んだわけですが、遊んで良かった!買って良かった!偉い!と当時の自分に言ってやりたいです。

まあ、そんな思い入れはさておき純粋に超面白いゲームです。
偏った作戦が強いゲーム、得点源が競合しなかった人が勝つゲームなどありますが(そういったゲームの中にも面白いゲームはたくさんありますが)、全員同じ得点リソースを取り合い、どのリソースも疎かにしていては勝てない。そんなガチで濃厚なゲームでした。
やってる間は神経をすり減らしている感はありましたが、5時間と言う長さを感じさせず、だらける瞬間もないというのはとんでもないなと。

1ラウンド目にmoonさんが取られた「軍隊の初期数に2コマ追加」、「軍隊での1土地あたりの点数をあげる」、「他プレイヤーが自都市を破壊するために必要なコマが3コマになる」の3都市が強いようにも思いましたが、そことれば勝てるというわけでもないですし。
まあ、3人が殴り合うことでトップが飛び出ることを防いでいる面もどうしてもあるため、殴り合いを躊躇するようなメンバーだとまた、違うのかもしれませんが。

殴り合いでバランスを取っているせいだと思うのですが、後半の2ラウンドは全プレイヤー軍隊コマの数が多いですし、特に4ラウンド目は軍隊コマの数が同じという「2位3位でトップを叩くのに絶好の機会」になっているのが、前半どんなに頑張ってもリセットされるようで好みはわかれるかもしれません(僕はこのせいでそれまでのことが無駄になるとも思いませんし、後半を見据えてプレイするというのも大事だと思いますが)。

さらに、交易で交換して資材の価値をあげ、その資源をどのアクションに消費するか、最適解が見えるわけではなく、なんとなくこれはやらなければならないという点を見るだけで精一杯のボリュームなので、やってられないと思う人もいるかもしれません。僕は例え最善手かどうかはわからなくても、各アクションを行っているだけで楽しいというダメ具合でしたが。
また、戦いの勝ち負けの判定がダイスと言うところも人を選ぶかもしれませんし、どんなに早く回しても3時間はかかると思われるので、そもそもプレイ機会自体なかなか持てそうにないっちゃないです。
そんなハードルの高さがあっても、機会があればまた是非遊んでみたいタイトルです。

軍隊コマもずらっと並ぶといい感じです。いろんな人に聞くと足が折れてるとか破損していることも多いみたいですがw。
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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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