マデイラ/Madeira

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(インスト込み2人で4時間弱ほど)

【概要&ルール】

大航海時代、ポルトガルの植民地マデイラ諸島。あなたはこの土地の農場や街に部下を送り込んだり、様々な人や建物の力を借りて、交易したり、新たな植民地を開拓したりしつつ、国王からの要請に応えることで勝利点を稼ぎましょう。

ゲームは規定のラウンド終了後に最も勝利点を稼いだプレイヤーが勝利します。
ラウンドは以下の流れで行います。

1.準備フェイズ
人物タイルの置き直しなど、ラウンドを開始する準備をします。
その後、これまでの手番順にこのラウンドの人物フェイズの手番順を決めます。

手番順を決めと同時に以下のことが決まります。
・人物フェイズで使えるダイス(アクションコスト)
・復活させる特殊能力タイルの色
・国王の要請(課題タイル)

2.人物フェイズ

ボード上の人物タイル上にダイスを置き、人物アクションをおこないます。ダイスの置き方は2種類
・手元のダイスとアクションマーカーをセットにして、ダイスを人物タイルに置きつつ、その人物がいる建物にアクションマーカーを置く。
・見張り塔にいる部下コマを手元に戻しつつ、海賊ダイスを人物タイルに置く。

この時、人物タイルが置かれた建物がある区画(1~3があります)の数字と置いたダイス目を比較し、不足する分だけパンを支払います。
ダイスを置いたならば即座に人物アクションを解決します。人物アクションは以下の5つ。
・農地に部下コマ2つを送り込む
・交易地または植民地に船を送り込む
・特殊能力タイルを買う
・街から利益を得る
・自分の部下コマが置かれた農地で収穫する

全てのダイスを置ききったり、やることがなくなった場合にパスを選択し、建物フェイズと次ラウンド準備フェイズのの手番順を決めます。この際、後手番を選ぶとお金や追加アクションが獲得できます。

3.建物フェイズ

人物フェイズでアクションマーカーを置いた建物ごとに以下を行います。

・建物アクションを実施する。その際、その建物(の人物タイル上)に置かれた全てのダイスを振り、規定値から出目を引いた値だけお金を支払う。
・海賊点をもらう(アクションはできません)

建物アクションは以下の5つ。
・パンをもらう
・街に部下を送り込み街からパンなどを得る
・植民地に部下を送り込む
・特殊能力タイルを再利用可能にする
・見張り塔に部下を送り込む

※建物のある区画にある自分の部下コマ数が規定数以上であれば効果が上がります(パンの数が2→5になるなど)

4.維持フェイズ

植民地から農産物を得たり、船や部下の維持コストを支払います。

5.王国の要請フェイズ

1,3,5ラウンド目は、手元にある王国の要請タイルに定められた課題を達成することで点数を得ます。
2,4ラウンド目は、一部の農地の転換(取れる農作物の変更)が行われます。

【プレイ内容】

ちきさんと2人プレイにて。
事前に2,3回ルールは読んでいたもののよくわからんというか、要素が多すぎて理解できていないという状態でしたが、まあ、そこはちきさんに甘えさせていただいて、たどたどしいインストで勘弁してもらいました。

そして、プレイ開始してもよくわからないふたりw。わからないなりにやんべーと始めました。

初期配置として農地に部下をいくつか置くのですが、ここで僕は小麦とワイン、ちきさんはサトウキビと木材を重視する配置で始めました。僕は植民地に船コマを置くにはワインがいり、毎ラウンドの部下の維持コストを減らすには小麦がいるということから、ちきさんは交易した際にサトウキビが最も高値になることと、船コマを新たに作るためと維持コストとして木材が必要ということからのようでした。
そして、その結果(たぶんそういう作りになっているのだと思うのですが)僕は区画1と2、ちきさんは区画1と3の農地に部下コマが多く配置されることになりました。
部下コマが多い区画の建物は効果があがるので、必然的にそういうアクションがやりやすくなりますが、この時点ではふたりとも(僕だけかもですが)そんなことはわかっていなかったので、ややアクションと部下コマの配置がちぐはぐになってましたw。

例えば、僕は特殊能力タイルを1ラウンド目から取りに行きました(ちきさんは中盤以降)。しかし、特殊能力を再利用可能にするためのアクションは区画3の建物なので、僕は非常に使いにくいのです。そんな非効率なこともしつつ、1ラウンドまわしてみました。
そして、2ラウンドの人物フェイズ時に、ちきさんが、「あ!俺、わかっちゃった~。教えないけどねー」と何かに気づかれた様子。僕もわかったとは言えないまでも、ルールを読んだだけでは点と点だったものがつながったような気はしていました。人物フェイズ、建物フェイズ、それらのアクションの組み合わせで部下コマをボード上でぐるぐるまわし、リソースを手に入れて(点数に変換していく)ゲームなのではと思いました。

部下を農地に送り込めるのは人物フェイズ、街に送り込めるのは建物フェイズ、植民地に送り込めるのも建物フェイズです。そして、農地の部下は維持フェイズでは何も絡みませんし、逆に植民地の部下は維持フェイズ以外ではそれを使って何かということはありません。そして、部下コマは12個あるのですが、基本的に足りません(出せば維持コストがかかるのでわざと出さないという選択肢も含めて使えるコマは今回は足りませんでした)。
そうなれば、部下を移動させまくってその場所からリソースを取る時は集中、終わったら別の場所に…だな!とようやく方針めいたものが決まりました。

僕は部下コマを出しまくって街にも大量に送り込み、パンや木材を街から得たり、農産物はワインを多めに手に入れるようにして、植民地へ船を送り込むことを重視しました。木材やパンは比較的余裕がありましたが、お金は常にかつかつです。一方でちきさんは部下コマは全部は出さずに維持コストを節約し、農地はサトウキビと木材を重視することで船を作りつつサトウキビなどの交易によって大量のお金を手に入れ、区画3の農地に部下が潤沢なことを活かして見張り塔に多めの部下を送り込むことで、人物アクション数を増やしたり(人物アクション時に海賊ダイスを使うには見張り塔にひとが必要)、維持フェイズでの見張り塔からの点数(見張り塔に最も多くの部下を置いているプレイヤーはひとり手元に戻すことで得点できるのです)を得られていました。

もうひとつ、海賊点は受け取らないようにしていました。持ちようによってはゲーム終了時に最大で16点も引かれるからです。アクションコストや維持コストの代替として受け取るのですが、僕はコストとなるパンや木材は大量にとってましたし、唯一不足していたお金もコストをタダにできるタイルを持ってました。
ちきさんはお金は大量でしたが、パンや木材は足りてなかったのでそれなりに受け取ってしめしめと思っていたのですが、見張り塔へ送り込むアクションによって海賊点は減らせるため、基本的に手元には残らないという状態が続いていました。
あー、これはいい手だなと思いはしましたが、農地に置いている部下の関係から僕と見張り塔へ送り込むアクションは相性が悪く、結局、ひたすら受け取らないようにしてました(最終的にお互い海賊点はゼロ点でした)。

肝心の点数の推移ですが、1ラウンド目の決算はふたりとも都市化要請を選んでほぼ同点でしたが、3ラウンド目では1隻6点の植民地に船を集中させた僕が探検隊の要請で爆発的に点数を稼いで突き放しました。
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(植民地に僕の青い船が並んでます)

そして、最終5ラウンド目の決算。ちきさんの手元には探検隊という植民地に置かれた船コマによって得点する要請がありました。ちきさんは1ラウンド目から交易に力を入れていたこともあり、植民地側は手薄で、このラウンド、是が非でもちきさんは船を植民地に出してくるはず…!と読んだというか当たり前で事前にわかっていたため、自分の効率の良さを捨てて、船を送り込むアクションを先にやってしまうことで得点機会を封殺して勝つことができました。
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(写真右下の船を送り込むアクションをちきさんにさせなかったところなのですが、人物アクションは行うダイスに色がついているわけではないので写真だけだとよくわからんですね)

【感想】

本当にルールを読んだだけではどこがシンプルなのか!?というゲームなのですが、実際にやってみると国王の要請と言う形で得点手段とやらなければならないことは明確になりますし、アクションも特に変わったものもない、しかも、準備フェイズの手番決めや人物フェイズのアクション選択のように、「なにかひとつを決めれば勝手にあと2,3個決まってしまう」作りのため、要素の多さの割には悩む機会は少なく(どれか優先すればあとは諦めるしかない)、思考や手順はシンプルです。

あとはリソースマネジメントが好きなこともあって大変楽しめました。今回は自分ではできませんでしたが、正規のコストを払うのか、それとも海賊点で代替するのかも非常に面白いポイントだと思います。例えば建物アクションでのコストはお金ですが、風車レベルをさげればいつでも手に入ります。上げるのも小麦が2つあればいつでもあげられます。そうなるとあとから小麦を手に入れるのが良いか、海賊点を減らす(見張り塔に送り込む)のが良いかを自分の部下の状態などから選択するだけです。しかも、海賊点は自分よりも多く持っているひとがいれば減点量は減ります(ふたりプレイではあまり関係ないですけど)。

また、ラウンド内が複数フェイズにわかれ、リソースが手に入るフェイズが異なる、しかも、リソースを手に入れるためのワーカー(部下)はフェイズ間で移動できるというのも、リソースを取るタイミングやワーカーを移動させるタイミングや量、場所などなど、いくらでも工夫の余地がありそうでわくわくします。

とはいえ、んー?これ何やればいいんだ?ととっつきが悪いのも確かです。
僕が最初ようわからんかったのはアクションとリソース類の関連です。途中で大抵のリソースが、Xに人を送り込むアクション+Xから得るアクションの2段構えで手に入れる構造になっていることがわかり、ついでに部下コマはやりたいこと全部やるには足りないこともわかれば、くるくるくるくる手がまわせるようになるのではないかと思います。

どの程度思いゲームが好みかにもよるでしょうが、今年のエッセン新作は面白いけど1,2時間で終わるような軽中量級のものばかりでちょっと物足りないなーと思っていたところだったのもあり、今年の新作では1,2を争うほど楽しめました。あとは、どこかでネイションズが遊べたらなと思います。

最後に。今回はいくつかのルールを間違えたり、間違えそうになったりしました(お互いに同じくらい間違えてるから勝負には関係ないなwといってくれたちきさんに感謝です)。参考になるかはともかくメモとして書いておきます。まあ、どれもルール読めば書いてありますがw
・木材の支払い時、不足分を買えるのは材木がとれる状態にある時のみ
・コストを海賊点で支払えるのは建物アクション、部下と船の維持コストのみ。ただし、不足分に限らず代替可能(人物アクション、アクションによる木材の支払い時は除く)
・国王の要請で船を使う時、ひとつの船を複数の要請で重複して加点することはできない
・国王の要請でギルドの種類を数える際、カウント対象は未使用状態のもののみ

(2014.2.5追記)
2人プレイでも十分に面白かったですが、やはり4人プレイが良いかなと思います。人物アクションはラウンドごとにプレイヤー数分だけしか行えないのですが、2人だと自分がやりたいアクションを相手に1回使われたら、その直後の手番で同じアクションを選択せざるを得ないんですよね。そのアクションをやるやらないという選択よりも、相手に2回使われるのが嫌かどうかという選択になってしまうのは、(それはそれで良いのですが)若干楽しさを損ねているかなと。4人プレイなら同じ人がひとつのアクションを2回、3回と行う機会ができやすくなって、メリハリもつくでしょうし。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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