第16回偽エッセン会

今回はたる田さんや僕がお願いしていた品の受け渡し等の関係から、いつもの4人に加えてPHYさんに参加頂きました。遊ぶゲームはせっかくPHYさんが来るのだからと、いつものメンバーでは未プレイ&未所有のものが多い、2000年代、特に前半のおススメ名作ゲームを持ってきていただきました。

マハラジャ(ラージャ)
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2004年のドイツゲーム大賞候補の陣取りゲームです。原題がラージャ、英語タイトルがマハラジャとのことなのですが、原題そのままのタイトルだったからといって、原題に邦題もあわせて変えてるパターンってあまりないように思います。

それはさておき、プレイヤーは貴族になってインド中の街に宮殿や家を建築します。手元の宮殿を建て切るか、規定ラウンド後に最も多くの宮殿を建てていたプレイヤーが勝利します。で、宮殿や家を建てるにはお金が必要です。マハラジャが訪れた街で宮殿、家、自コマの数が多いプレイヤーから順にマハラジャからお金がもらえるのでそのお金で宮殿や家を建て、建てた街にマハラジャを呼んでお金をもらい~という流れになります。

毎ラウンドのアクション選択と手番順が特徴で、宮殿を建てる、家を建てる、マハラジャの訪れる順を変えるなどのアクションから2つをラウンド開始時に選択して伏せます(それ用のディスクがあります。きっとぐんまさんはしっかり写真を撮られていることでしょう。僕は忘れてました)。そして、自手番が来たらディスクを公開してアクションするという流れなのですが、この時、選んだアクションを行えない場合、ペナルティとして自分以外のプレイヤーにお金が銀行から配られます。そのため、手番が来て、「あ、アクション間違えて選んでたー。変えるねー」はNGです。間違ったのか、ペナルティがいやだからそう言ってるのか区別がつかないからです(※)。
また、手番順は持っているタイルに書かれた数字順ではあるのですが、そのタイルを交換するアクションがあります。タイルには特殊能力があり、後手番になるほど強い能力が設定されています(1のタイルは能力なし、2のタイルは1金もらう、6のタイルは宮殿を3金安く建てられるなど)。交換したとしても既にきている手番に変更はありません。つまり、1のタイルを持ってラウンドを始めた人が6のタイルと交換して宮殿を安く建てるということが可能で、さらにいえば、6のタイルを持ってラウンドを始めた人は安く建てるつもりでアクションを選んでいたならばその目論見が外されてしまうわけです。
(交換といってますが、正確にはタイル交換アクションを選んだプレイヤーが任意のタイルを奪い、自分のタイルを場に戻します。その後、奪われたプレイヤーが場にある全てのタイルから好きなものを1つ選びます)

そんなわけで、自分のタイルの能力をあてこんでラウンドの行動を決めたいものの、交換されてしまうかもしれないわけで・・・、うーん。と、1ラウンド目の行動決定から僕を含め、全員で悩みまくりました(宮殿を安く建築できるという能力の6のタイルを持つしのぽさんは「絶対に交換されるから逆に考えなくていい」と割り切られてましたが)。
同じように悩まれてはいましたが、1のタイルを持つぐんまさんだけはこのラウンドは好きにできます。他人に交換される前に行動できるからです。ぐんまさんは当然のように1ラウンド目に決算のある街に移動し、その中心に宮殿を建築されていました。決算時、中心に建てた宮殿は3ポイント、脇に建てた宮殿や家は1ポイント、自コマがその街にあればそれも1ポイントになります。
中心にはひとつしか宮殿を建てられないので、ぐんまさんが頭ひとつ飛び出ることになります。家をたてまくれば決算時に上を行くことも出来ますが、さすがにそこまでするひとはそうそういないので、街の中心に宮殿を建てた人が決算ではトップはほぼ確定、他のひとたちが周りに何件家を建てるのか?という勝負になります。

どの街が次に決算対象になるのかはボード脇に並んだタイルでわかります。そのため、このラウンドの決算対象に力を入れるか、それとも先の街に手をつけて(中心に宮殿を建てたり、脇に家を建てたり)おくかは悩みどころです。前述の通り、自コマも決算時に1ポイントになるのでできれば決算対象の街に移動して手番を終えたいのですが、

・建築するにはその街にコマがある必要がある。
・街から街への移動には道を使い、その道上に自分の家がない場合、その道にある他人の家に通行料としてお金を払わなければならない

という2つのルールがあるため、「次ラウンド決算の街に向かって手をつけておいて、その後、このラウンド決算の街に戻っておく」という非常に簡単なことが、「通行料支払いたくない」という思いもあって、非常に悩ましくなっています。通行料は家1軒につき1金ではありますが、このゲーム、決算時にトップだと14金もらえ、2位だと10金もらえるのですが、宮殿の建築は12金(6のタイルの効果を使えば9金)もかかるので、そもそもお金は常に不足しており、1金であろうと出したくなくなります。
悩ましいのはどんとこいとはいえ、そのせいでアクション決める際に考えまくって時間がかかるんですがw。

結局、このラウンドでは決算自体はぐんまさんがトップを獲得し、PHYさん、たる田さん、僕が次ラウンド以降の決算対象の街に宮殿を配置しました。さらにたる田さんは決算順を変更するアクションを使用し、自分が宮殿を建てた街は本来4ラウンド目が決算対象だったのを強引に2ラウンド目に持ってきてしまいました。
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(2ラウンド目開始時。右下の街が1ラウンドの決算対象。緑:ぐんまさん、黄色:しのぽさん、赤:PHYさん、青:たる田さん、黒:僕です)

僕が宮殿を建てていたところは、本来3ラウンド目に決算対象になる予定だったのですが、たる田さんがずらしたせいで、4ラウンド目に。そして何もしなければこのままずれていく可能性もあるな・・・と考えて、2ラウンド目、決算順序の変更アクションを僕も選択しました。これで当初の予定通り3ラウンド目に決算対象になりました。
そして3ラウンド目。自分の宮殿も中心にあるし、家も建てたので、このラウンド、たる田さんが決算1位を狙ってきてるのはわかりましたが、ぎりぎりタイブレイクで勝てる!と思っていました。そして、直前まで思惑通りだったのですが・・・、

PHYさん:「たる田さんとタイル交換します」

この結果、たる田さんに僕よりも小さい数字のタイルがいき、タイブレイクでたる田さんに破れるという全くの想定外の事態に。

こ、これは痛い。というのも、ゲーム開始時に4つずつおける家の配置を失敗していたこともあり、他の方よりも移動にお金がかかり(通行料を銀行が肩代わりしてくれるタイルをずっともってましたが)、かつ、他の街に手をつけるのも遅れているという状態だったので、かなりこの決算での収入に期待していたのです。とりあえず、トップを取るのは無理にしても他の街で3位には入るようにしようかと弱腰な方針を決定。
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(6ラウンド目の様子。ボード上中央にえらい青色が目立つ街が僕がトップを狙っていた”カレーの”街)

前述の通り、決算でトップを取ったとしても収入はびびたるものです。しかも、大抵は宮殿を建ててトップをとりに行ってるので14-12で儲けは2金、通行料や家のことも考えればほとんど儲けはないか赤字ですらあります。そんなわけでお金が足りないー、増えないーと必死にやってるようでいて、勝つ気が薄かったのか、お金はともかくアクション数的にすらゲーム終了までに宮殿を規定数建てきるのが無理な状態になっていることにようやく気づきます。
失敗したーと思いながらも、そんなこといっても金がないんだから仕方ないよねーと、僕と同じく建てている宮殿数が少なく、アクション数が足りなさそうなしのぽさんと、うちらトップ争いから落ちちゃったんですかねなどと話している時に、またまた気づきました。

(今更だけど)これって実はみんな建て切れないんじゃないの?と。

規定数建てきりは無理だけど、建てきった人がいなければ建てた宮殿数同じ同士でタイブレイク(お金)です。まだやるだけやってみる価値はある!

今あるお金とボード上の家&宮殿で、どうすれば建てる宮殿を増やせられる=収入を増やせるのか?
これはまた“カレーの"街で決算を起こすしかない!と考えてカレーの街の決算順をいじったり、そもそもアクション数が足りないので、決算でのお金も取りにいきつつ宮殿建築のアクションを選んだり・・・。
最終ラウンド開始時には、たる田さん、ぐんまさんも建てきりは無理だということはわかっており、あとはPHYさんが9金以上持っているかのみ(お金は隠匿です)。
持ってたら建てられてPHYさん勝利。持っていなければひょっとしたら、全員でタイブレイクになるかも!とやれるだけのことはやりましたが、結局、PHYさんが建てきりに成功して勝利されました。
僕は建てきりにひとつ足りない6つの宮殿を建てることは出来ましたが、本当に素寒貧になってしまい。タイブレイクでたる田さん、ぐんまさんに負けて4位でした。
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(終局図)

2004年と10年前のゲームですが、全く色あせていないというか、今のどこか似たような、見たことあるシステムを切り貼りしたゲームよりも、よほどこちらを遊んだ方がよいよ!と思わせる良いゲームでした。
(今のゲームの方が洗練はされてますし、マハラジャは軽く遊ぶという感じでもないですけど)

もっと陣取り陣取りしているかと思ったのですが、陣取りはあくま収入を得る手段なので、陣取りに勝つ必要はそれほどなく、集中する街、しない街(お金を節約する街)をちゃんと見極めて、どう宮殿を建てるためのお金を捻出するかというゲームでした。
今回、僕はお金を貯めて後半まくるぜ~という気持ちもあったのですが、中心に建てられなかったとしても宮殿も決算時にポイントになるのでお金があるなら家の代わりに宮殿を建てるも十分ありな手に思えました。

勝ったPHYさんは決算でトップをとった回数は少なかったですが、少ないポイントで2位になったり、通行料を他の人よりも多くもらえてたように記憶してます。目立つ必要はなくて、そういう細かいながらもうまい打ちまわしの積み重ねが勝利に結びつくのもいいゲームだなあと。

最後に、今回はラージャを遊びましたが、PHYさんに昔の名作ゲームで・・・とお尋ねした際に、候補として返ってきたゲーム(ルネッサンスの君主、七人の賢者、ジェノバの商人など)も、どれも評判は高いゲームばかりなので、新作追うばかりではなく、いつか遊んでみたいものです。

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ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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