第19回偽エッセン会

予定が二転三転するなど全員揃っての開催は難しいか?と思われましたが、僕がちょっと遅れたくらいで何事もなく今月も偽エッセン会が開催されました。

ノルダーヴィント
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僕は遅れての参加だったので見学だけでしたが、クラマーが久しぶりにカタン以外のゲームを作ったらしいぞ!と言う話だったこちらをぐんまさん、たる田さん、しにおぽさんで遊ばれていました。

3つのタイルの山の中からひとつを選び、決められた枚数だけめくっていきます。タイルにはお金がもらえたり、麦や魚などのリソースが買えたり、海賊に襲われたりと様々な効果があります。タイルをめくった際に効果を適用するかを選択することでリソースをため、ボードに書かれたお題を達成することで点を稼ぎます。
規定枚数をめくらなくても海賊に負けるとその手番は終了になってしまいます。

僕が到着する1時間ほど前に、これからはじめるというたる田さんのツイートを見ており、1時間ゲームという話だったので、到着したときにはもう終盤かと思いきや、まだまだ中盤という話で、よくよく伺ってみると、タイルはゲーム開始時にランダムに積み、そこからゲームを進めてめくるたびに、どの山にどのタイルが入っているかが徐々にわかっていくという作り&お金がないと基本なにもできないということにも関わらず、お金+2というタイルが入っているタイルの山に海賊タイルが2枚も入っており、装備(お金で強化する)も何もない序盤には海賊に負けまくり、なかなかお金を稼げず序盤がめちゃくちゃ長かったとのこと。

さらに、傍から見ていても、みなさん引き運が全く振るわず。お題はリソースの組み合わせ(麦と魚とか、ブドウと3金とか)になっており、それを持っている状態でお題達成のタイルをめくらなければなりません。ただ、そのタイルは全てのタイルの山に1枚ずつ入っており、しかも、1山8枚のところで5~7枚(めくれる枚数は最大6枚ですが、1枚はめくる前に山の一番上のものをみて、不要なら下にまわせるので実質7枚)めくれる状態になっているにも関わらず、お題達成タイルをめくれないみなさんw。
これは僕だったらめげるな…と思ったのですが、みなさん(少なくとも表面上は)楽しげにプレイされていてさすがだなあと思わされました。

勝負自体は持ち主のぐんまさんがしのぽさんよりも一手先をいく展開で、しのぽさんの猛追を華麗にかわして最後は2点一気に獲得されて勝たれました。

カタン以外のゲームを…!という話だったのですが、すごくカタンぽかったです。そんなにカタンやってないのであくまで印象レベルですが。
コンポーネントは豪華でタイルめくりも一喜一憂できるで楽しそうには見えました。2時間やってるのはしんどそうでしたけど…。

コンパウンデット/化合物
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その次は僕も入って5人でこちらを。

元素を調合して様々な化合物を作るゲームです。ゲームのラウンドは4つのフェーズにわかれています。最初のフェーズで巾着から元素の補充と他プレイヤーとの交渉・交換を行います。2番目のフェーズで場に出ている化合物カードのうちどれを自分の研究と主張するか(マーカーを置くか)を選択し、3つ目のフェーズで手元にある元素を化合物カード上に配置します。
そして最後のフェーズでカード上の全ての記号に元素が置かれている化合物を完成として、カード上にマーカーを置いていたプレイヤーに点数などが入ります。

これを終了条件を満たすまで繰り返します。

たる田さん:「カードの補充時に火事カードを引くことがあります。これが出ると研究所が火事になって、作成途中の可燃性の化合物に炎マーカーが置かれます。化合物ごとに決められた数だけマーカーが置かれるとその化合物は燃えたということで、燃えた化合物カードに置かれてた元素が隣の化合物カードに移ります」

僕:「えっ!? 意味がわからないんですが…」

たる田さん:「事前に消火器を作っておけば炎マーカーを防げます」

しのぽさん:「消火器作るのにも元素がいるんだけど、元素がそろうと消火器入ってる箱の扉が開くってのが面白いよねー」

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(作る前の消火器、C02が必要とかかれてます)
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(作った後(裏面)はこちら、見えにくいですが、開いた扉にCO2がかかれています)

たる田さん:「完成したカードに書かれていた数字分、点数マーカーを進めます。勝利点ボードはこれ」

僕:「え!? これってゲームには使わないんですか。こんなに化学っぽい見た目なのに(元素表の形をしてます)」

たる田さん:「しかも、これ、100いくつの元素まで載ってるんだけど、勝利条件は50点先取だから50ちょっとしか使わない」

僕:「…」
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(3分の1以上使われることのない得点ボードというなの元素表)

元素を巾着から引くとかもよくわからないですし、これはバカゲーだなと思いつつ開始しました。

元素のドロー数、化合物カード上におけるマーカー数、化合物カード上に一度における元素数、保持できる元素数が個人ボード上に表されます。
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(個人ボード。これはコマを置く場所間違えてますが、試験管の下から徐々に強化されて上にコマがあがっていきます。ルール知らないとよく意味がわからないボードなんですが、能力、プレイエイドなどがすっきりまとめられていて、非常に使いやすいです)

これらは、化合物を完成させることであげられ、化合物ごとにあげられる能力が決まってます。
保持数やおける数が少なくても、欲しいのが引ける可能性あがるし、交渉材料にもなるしということで、まずはドロー数からあげることにしました。ドロー数をあげられるのは液体です。

ちょうど自分の持っている元素で作れそうな液体(水)があったのでそれに手をつけることに。正確にいえば水素はひとつ足らなかったのですが、まあ、次ラウンド引くかもしれないし、いざとなれば交渉もできるしと軽い感じで。
毎ラウンドこんな感じの作成中のがなければとりあえずおけるカードに置き、作成中であれば欲しい元素が引けることを祈り、引けなければこちらがだせるのはこれこれだけど、交換してくれるひといます?と聞くと言うぬるいプレイング。

それはというのも、自分の研究だと主張するマーカーが置かれていないカードにも元素はおけますが、それは他プレイヤーにもできて、かつ、完成させたひとの点になってしまうので、一旦手をつけたら完成させるまでマーカーを移動させるのも、他のマーカーをおいていないカードに手を出すのも得策とはいえないこと、ドロー数、保持数、配置数の関係から、どうせ捨てる、どうせ置けない元素が手元にできてしまうこと、所詮でてきたカード次第なので長期的な戦略がたてられないこと、などなど気軽にドロー&交換する土壌がありました。

当初はバカゲーののりではじめたのですが、いざやってみると気持ちよくプレイできることに加え、いま強化したいのは配置数だけど手持ちの元素と場にある配置数があがるカードの相性が良くなかったり、点数を考慮するとこっちを先にやったほうが良いのか?といった手なりにプレイするだけではない点がそこそこあり、軽いプレイ感ながら個人ボードの能力が強化されていく気持ちよさ、ちょっとしたジレンマが味わえました。

さらに個人的にこれは面白いと思ったのは、元素の価値です。全体で水素は30個、炭素は20個…と数が違っているので、5個と一番少ない硫黄が一番価値があるのかと最初のうちは思っていたのですが、保持数や配置数の制限の関係から、場に並べられたカードに多く必要な元素の方が重宝されており、もともとのレアリティがありつつ、場の状況の変化によって価値の高い元素が変動していくというのはあまり他の交渉ゲームでみた覚えがなく、お!これは!と思わされました。

まあ、みんな保持数に限界があるので、まさに今必要でなければそこまで欲しくない(必要なときまでに引けるかもしれないし)ということにもなっていたので、価値が変動しようがどうしようが余っている元素同士しか交換されることはなかったのですが…。

ゲームの展開は序盤、5個しかないはずの硫黄を3つも引いたぐんまさんを最初はみんなうらやましく思っていましたが、序盤は硫黄が必要なカードが全く場に出ず、逆にぐんまさんの手を邪魔してしまうことに。ぐんまさん以外の3人がレアリティの低い水素中心に化合物を完成させ、能力を強化。どんな化合物を作っても能力は基本的に1段階ずつしかあがらないので離され始めるとつらいかもしれません。
ぐんまさんは結局中盤にかかるくらいで硫黄を手放されていましたが、ほんと苦しそうでした。

しのぽさんは化合物完成時にもらえる「同色の元素2つでいずれか元素ひとつに変換できる」アイテムを有効に使い、たる田さんは強化したドロー能力によって、毎ラウンド確実に化合物を作り、点を伸ばしていきます。
僕もドロー数をあげたかったのですが、ドロー数をあげられる液体の化合物カードが場にでなかったり、出ても先にとられたり、必要なことが多い水素が手元になかなかこなかったりとマーカー数と配置数ばかりのばすことに。しかし、何故か引き運がよく、少ない元素数で高得点になる硫黄を使った化合物(序盤に出なかった分、中盤から結構な割合で出はじめました)中心に作ることができたので、点数的にはおいていかれずにすんでました。

そして、たる田さんが40点後半にまで伸ばしてきました。もうひとつ化合物を完成させれば50点を超えて勝利です。

僕はあとふたつは化合物を完成させる必要がありそうな点です。これはもう勝てないかなあと思いながらたる田さんを見ると、手持ちの元素ではこのラウンドでは化合物が作れそうにありません。さらに僕の手元には前のラウンドに手に入れた1つのカードに火災トークンを配置できるアイテムがあります。どうせなら、こいつを使って誰かの作成中の化合物を焼き払ってみたいです。

たる田さん:「誰か緑(Ca)くれる人いない?」
僕:「使わないし交換しますよー」

この時点でぐんまさんの終電が近づいており、巻きでプレイしていたためたる田さんも注意が漏れていたのだと思いますが、いくら時間が迫っているからといって緑を渡すことで勝利が確定するたる田さんに緑の元素を渡すひとが(偽エッセンメンバーに)いるでしょうか。いや、いません。

たる田さんはその後の配置フェーズで緑(Ca)と赤(O)を酸化カルシウムに配置して完成させます。

が、酸化カルシウムは可燃性の化合物で、火災トークンひとつで燃えてしまいます。

僕:「アイテム使って酸化カルシウムを焼きます」
ぐんまさん、しのぽさん:「ひどい!」
僕:「このひどい行為はちゃんとブログに書きますよ」
ぐんまさん:「私もちゃんと書きますね(笑)」

勝負的にはこのラウンドで点数は追いつきました。そして、元素のドロー数も並び、配置数では僕の方が多いです。
場のカードへの配置数自体ではたる田さんの方が多いですが、僕もこのラウンドの引き次第ではわかりません。

結果は、化合物カードから得た点数は同点でしたが、配置していた元素+個人ボード上の元素からの加点でたる田さんが1点勝ち越し、勝利されました!
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(終了図)

なんというかプレイしている最中の雰囲気、ノリが非常にいい感じのゲームでした。バカゲー+アガペー+至極まっとうな拡大再生産のゲームというか。途中、カードにニトログリセリンとかでてきました。完成させると爆発して他のカードに火災トークンが置かれるのですが、他のゲームであれば、そんな鬼のようなひどいカード!となるのが、このゲームだとニトログリセリンじゃあ仕方ないかwとなります。

たぶん本気が行き過ぎて馬鹿になっているので、プレイが楽しい、愛すべきゲームでした。

例えば、「巾着から元素を複数個引くときは必ず一度に引くこと。ひとつずつなど複数回にわけてはいけない」というのも、厳密に言うと確率が変わってしまうので言いたいことはわかるのですが、プレイする側からすればそんな厳密な確率などどうでもいいのに、真面目にルールに書いてしまう(そして、プレイ中に何度も「巾着小さすぎて一度に引くの難しすぎるよ!」と文句をいわれてましたw)。

上記の通り、あがる能力と常温での化合物の状態はリンクしています。液体ならドロー数、固体なら主張マーカー数、気体なら配置数です(保持数はどの化合物でも選択であげられます)。プレイ中は気づけなかったのですが、例えば炭素が含まれる化合物は常温で液体のものは少ないとか傾向があるのであれば、ラウンドまたぎに残すべき元素の指針にもなるのでプレイに幅がでるように思います(まあ、カードの内容全部見とけって話ではあるんですが)。

遊べたゲームはひとつではありましたが、みなさんと色々と話もできましたし、コンパウンデットも良いゲームだったしで相変わらず偽エッセンは満足度の高い会だなあと思いました。
そんなわけでまた来月もよろしくお願いいたします!

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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