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第20回偽エッセン会

ドイツゲーム大賞のノミネート作品が発表された直後だったこともあり、ノミネート作を遊ぼうぜ!という会になりました。

コンセプト/Concept

といっても国内流通する前だったので、以前遊んだことのある僕がみなさんがご飯を食べている間に、こういうゲームですよと紹介する程度で。

以前遊んだ時にも思いましたが、自分/他人の思考をスムーズになぞれるとすげえ気持ちの良いゲームです。
もちろん一般的に考えて…というのもありですが、この場の人たちならこう考えてくれそうだから…と逆に特化してしまうのもありで、クイズゲームとしては出題側、回答側に許容する範囲が広いように思います。

まあ、いったん自分の考えとその場の人たちの思考がずれてしまうと、いくらヒント出しても解答がでてこなくなって、うーんうーんとなってしまう場合もあって、その時は出題側も回等側もお互いに辛くなるんですが。

キャメルアップ/Camel up
IMG_3996.jpg

で、ご飯も食べ終わってここからが本番。たる田さん、しのぽさん、ぐんまさん、僕の4人で。

5頭のラクダのうちどのラクダが勝つかを当てるギャンブルゲームです。ラクダに対応したダイスが1つずつあり、ダイスの目に応じてラクダは進みます。5つのダイスが1回ずつ振られるまでをレグと呼び、ゲーム中には、レグ終了時の1位を予想する(対応するタイルを取る)、レース終了時のトップ/最下位を予想する(手札から対応するカードを置く)、ダイスを振る(ピラミッドの中から1つダイスを出す)、特殊タイル(タイル上でラクダがとまると1マス進む/戻る)をコース上に置くの4つから1つを選びます。

レグの1位を当てる、レース終了時のトップ/最下位を当てる、ダイスを振る、特殊タイルをラクダに踏まれるのいずれかでお金が手に入ります。無論、予想を当てる系は大金が入ります。
レース終了時にもっともお金を持っていたプレイヤーが勝利します。
IMG_3998.jpg
(このでかいピラミッドにダイスが入ってます)

セットアップ時に1回ずつダイスが振られるのでゲームスタート時には既にラクダは同列ではなくなっています。緑、黄色、が先頭、1マス遅れて青、さらに遅れて白とオレンジという形です。
よーし、ダイスをがんがん振っていこうかーと思っていたのですが、2手番目のしのぽさんがダイスを振ると、もともと1位だった黄色のダイスが出て、なんと出目は最大の3。まだ、後続が勝つ可能性はあるものの黄色がこのリグでは1位になるのはほぼ確実では?とみなさん思ったところで、手番だったぐんまさんは当然黄色のラクダが1位になる予想タイルを獲得。
予想タイルは各色3枚あり、それぞれ当たった時のもらえるお金が5金、3金、2金と異なります。次手番の僕は黄色の予想タイルを取るのがよさそうだったのですが、それはギャンブルゲームとしてつまらないだろうと、その時点で4位(いるマスはビリの白と同じマス)のオレンジが1位と予想。
オレンジ単独では例え3が出ても追いつけませんが、たる田さんが置いた「踏むと1歩戻る」タイルのおかげで、2か3が出れば緑の上に乗れます。さらに緑が3を出せば、いまトップの黄色の上に乗れるのでオレンジが1位になるわけです(同じマスに止まった場合、既にいたラクダの上に乗る。より上にいるラクダの方が先にいるとみなされます)。

なるわけですと書きましたが、①緑より先にオレンジか白のダイスがピラミッドから出てきて緑の上にオレンジが乗る(オレンジは白の上に乗っているので白の目が出ても上に乗られる心配はない) ②緑のダイスで3がでる のって結構ありえない確率です。

が、それが起こるのがギャンブル(ゲーム)!

見事オレンジで1の目が出て、ビリでしたが。

そんなことをしてる間にぐんまさんはレグ1位の黄色ラクダの5金と3金のタイルを獲得して一気に金持ちに。

2回目のレグが終わっても穴に賭けすぎる僕は振るわず。スタート時と変わらずオレンジと白のラクダがビリ、緑、青、黄色がトップ集団です。その差は5マスとダイス目で3が最大であることを考えるとかなり開いてしまいました。
まあ、そんなことにはこだわらずレグとレース全体の1位を当てればいいわけで、オレンジ&白は最下位予想にいれてしまえば良さそうです。良さそうなのですが、今回のメンバーだと「サイコロ振るの下家を助けるだけだから振りたくない」思いが全開で、まだダイスが1色しか振られていないような状態でガンガン予想タイルが取られていきます。
そうなるとへそ曲がりが顔を出して、みんなと同じのを取るのもなあと、後続の白&オレンジを先に進めるよう、踏むと1マス先に進むタイルを配置したり、後続の予想タイルをとったりしていきました。
まあ、3の目が出てトップ集団のラクダの上に乗る、そこから更に下のラクダの目がでてトップへ!と進んでいったのはオレンジ推しの僕を裏切って白だったわけですが。

そして、いよいよたぶんこのレグでレース全体の勝負も決まりそうというゲームの山場が。
もうオレンジがビリなのは確定。その他のラクダにはトップのチャンスがまだありそうですが、いま上に乗っていたり、リードしていたりで有利そうなのは白か黄色。
僕とたる田さんは白がトップになるだろうと予想タイルを取りにいき、しのぽさんとぐんまさんは黄色がトップだろうと予想タイルを取りにいきます。もちろんレース全体の1位と最下位予想のカードも配置していきます。

白は先に振られて1か2が出れば黄色の上に乗れるので絶対有利という状況で、出た目は3w。その上を黄色が悠々と跳び越していってトップでゴール。
これでレース全体1位と最下位を早くに予想していたしのぽさん(他人より早く予想カードを置けば多くもらえる)が、ずっとトップだったぐんまさんを抜いて勝利されました。
IMG_3999.jpg
(黄色がゴールしてレース終了!)

まあ、その時、白派だった僕とたる田さんはめっちゃ意気消沈してたんですが。

ダイス1巡という短い周期で決算が入っていて細かく盛り上がりつつ、レース全体の1位、最下位を誰よりも早く当てた時の報酬の額もそれなりに高いので逆転要素もちゃんとあって、評判どおり「出来の良いゲーム」でした。
ラクダの進み方も1~3とゆっくりであるようで上に乗る&1つずつダイスが振られるおかげで結構な差が開いていても、今回の白のように最下位から1位を狙える位置まで一気にあがってこれる可能性も、薄くはありますが残っているのでレース全体を通して、「もうこいつが勝ちじゃん」と白けたり、選択肢が狭まることがないのも優等生かなと。

ダイスを振ることで下家を楽にさせてしまうけど1金もらえる&振らずに予想タイル取るのがリスキーすぎるので、振りたくないけど振るか?とイケイケのギャンブルゲームでもなく、渋いところもきっちりあります。

とはいえ、その渋さのせいでギャンブルゲームらしい派手さ、馬鹿らしさを犠牲にしている気もしており、僕の好みとしてはダイスを使ったギャンブルゲームならもっとダイスをガンガン振りたいです。
勝ちやすい対象は倍率が低かったりローリスクローリターンになっていることが多いですが、キャメルアップでは、倍率というか報酬はラクダの位置によらず一定なので、ラクダの位置やダイスを振ったタイミングなどによってローリスクハイリターンになる場合があります。というか、ゲーマー同士で遊ぶと、そういう状況を如何に作るか/作らせないかというゲームになるような気もしており、”ギャンブル”ゲームというのには少々抵抗があります。
ギャンブルゲームの皮を被った意外と正統派の優等生という感じでした。

イスタンブール
IMG_4004.jpg

続いてドイツゲーム大賞エキスパート部門ノミネートのこちらを。
プレイヤーは商人になり、様々な施設タイル4×4で構成されたイスタンブールの街をまわり、お金や商品を集め、それらと交換できる宝石を集めることを目的とします。
特徴的なのはプレイヤーの移動方法で、プレイヤーコマは、プレイヤー自身と複数の部下を重ねた状態でスタートします。ある施設を使う際には部下をその施設においていく、または既においていた部下を回収する必要があります。プレイヤー自身だけでは何のアクションも行えません(噴水という施設で部下を回収しなくてはならない)。
同じ施設を2回使わないと部下はどんどん減っていくというわけです。しかも、移動せずに同じ施設を使う=部下を回収するということは基本的にはできず、いったん、どこかに移動して戻ってくる必要があります。

最終的には宝石を規定数個手に入れる必要がありますが、ボード上を見るにお金で買うか、商品と交換するかが主な入手経路のように見えます。交換するための商品は、街の中に複数個所に点在する倉庫でスパイス、絨毯、果物(対応する倉庫に行くともてる限界までその商品を獲得できます)がとれますが、もうひとつの商品である宝石は、闇市場でダイス目で一定以上を出すか、街をふらついてる商人から手に入れる必要があります。
お金は商品を組み合わせて市場に売るか、喫茶店で賭け事をするかが主な入手方法になります。

うーん、どちらにせよ商品を集めるのは必要かあと思ったものの、4種の商品を効率よく集めるのも、移動に制限のあるこのゲームでは大変そうです(まあ、大変にしてゲームにしてるんですが)。ちょっと考えてみたのですが、どうすれば効率よくまわれるのかも僕の頭ではさっぱりです。じゃあ、いっそシンプルにお金特化とかしてみるか?と考えて、まず最初にダイス判定をする際に振りなおしか一方の目を4にできるという特殊能力を持つタイルを取りにいくことに。お金プレイがいけてなくても宝石を手に入れるときにでも使えるだろうという考えです。

しのぽさんは果敢に平目で宝石を取りにいき、見事10を出して宝石2つを獲得。この宝石を元に部下の数を1つ増やします。ぐんまさんは悩まれていたようですが、郵便局(数は1つずつだが、複数種類の商品とお金が手に入る)を何度か使い、数は少ないものの複数種類の商品を手に入れ、それを市場に売って大金を手に入れられていました。
たる田さんは4番手ということで、いいアクションがみなさんに取られていて苦労されていたようです(他人が既にいる場所でアクションをするにはその他人に2金を払わないとならないので、他人と被ったアクションはしたくない)。

僕はダイス操作の特殊能力タイルを手に入れて、喫茶店で博打(宣言した数以上をダイスで出せば、宣言した数分のお金がもらえる)をしてみましたが、まあ、当然というかなんというか、あまり効率はよくないようですw。

仕方ねえ!とそこで稼いだ金を使って荷台の拡張を行いました(初期は2つずつしか持てませんが、拡張を行うことで+1され、最大で商品は5つずつ持てるようになります)。
まあ、僕が拡張をはじめた頃には拡張路線のぐんまさんもたる田さんも+2,3は拡張済みだったんですが…。

しのぽさんは荷台の拡張は控えめにする=お金を荷台拡張に使わないという戦術で、たまったお金で宝石を手に入れたり、少ないながらも複数種類集めた商品を宝石にしたりと部下数が多いためかすぱすぱすぱっと宝石をためていっているように見えていました。
が、荷台の拡張が終わってから一気にぐんまさんが加速して、気づけばしのぽさんと並んで3つの宝石を集めていました(4人だと5つ集めた人が勝利)。

やべえ。どうやっても追いつかないんじゃ…。と思いつつ、ふと手元と盤面を見ると、ダイス目操作の特殊タイルを獲得した施設でもらうことのできるもう1種の能力、倉庫で商品を補充した際にお金を払って追加の任意の商品を獲得できるを取るだけで宝石1つ、さらにもうひとつ荷台を拡張しても宝石1つ、なんか中途半端に持っている商品も宝石に交換できそうです。あれー、いつの間にこんな多面待ちみたいなことになってたんだろと、僕もさくさくと宝石を取っていきます。ぐんまさん、しのぽさんも、少々次の宝石を取るまで息切れしていたようで、僕、たる田さん、しのぽさんが宝石3つで並びます。

ぐんまさんはこの間にまた郵便局をうまく使って集めた商品を市場に売却。そのお金で4つ目の宝石を獲得されてました。あと1つでゲーム終了か…、あと2,3手番で宝石2つ取れそうだからなんとかなる…?などと考えてましたが、ぐんまさんは後は4マス先の施設にたどり着けば5つ目の宝石が取れる状況。1手番に2マス進めるので2手番でゲームは終わってしまいます。
うーん、無理か?とも思いましたが、実は手元に3、4マス進めるようになるカードがあり、これを使えば…と色々考えたのですが、とりあえずやれることやるかとプレイ。
すると、次のぐんまさんの手番で、ぐんまさんが3,4マス進めるカードを持っていらしたのを使用されて、
IMG_4007.jpg
(ぐんまさんがプレイされた3,4マス進めるようになるカード)

ぎゃふん!ということでぐんまさん勝利となりました。1手番だとどう考えても宝石5つは無理だったので悩む必要なかったですw。たる田さん、しのぽさんもあと数手番で宝石を集められていたとのことだったので、いい勝負になっていたようです。

自コマの移動ルールと他人とやることが被ると発生するペナルティ(金が減る)があいまっていい感じに悩ましいゲームでした。自分の思い通りにやった方がいいのか、それとも他人と被らないよう被らないようやった方がいいのか。他人と被って金を払うのも嫌だけど、ここの部下を回収しないと後々困る…てな感じです。
といっても金は天下のまわりもの精神でここで払ってもきっと返ってくるさあと僕は気軽に払ってしまうこともありますが(そして払われた側も、まあ、さっきもらった金だしと財布の紐がゆるくなってたりしますし)、大抵は金ぎりぎりで動いてるので払えねーってことも多いですw。

ゲーム中の目的である宝石の獲得は、様々な方法が用意されていつつ、どれもそう難しいものでもないので、わかりやすく、ぱっとやること、やらないとダメなことは大半の人には見つけられるのではないでしょうか。1つ解決しようとしてる間に他の宝石獲得手段まであと一息になっていて、ぱぱぱっと宝石が獲得できることも多いですし。

という感じで、客観的に見ていいゲームだと思います。

思いますが、残念ながら僕の好みではありませんでした。
選択肢を増やしつつ、他人と被らないようやりたいことを多少曲げてもいいような作りにしつつ、1時間前後のプレイ時間で収束するようにしてるせいだと思うのですが、自分がどんな状況にあってもどの宝石獲得手段も容易に選択できてしまうのが嫌だったんです。
正直、今回の僕は序盤は失敗だったと思います。ダイス操作能力をとったのはまだしも、喫茶店で賭博を数回もやってる場合ではなかったです。うわーやべー、久しぶりにやっちまった感のある悪手を打っちまったけど、とりあえずやれることやろうと思って盤上を見たときに、立て直すための手順なしに勝利条件である宝石が獲得できる手が2,3見つかってしまいました。

明らかな悪手を打ったのであれば、それ相応のペナルティというか、マイナスを実感させて欲しかったです。しかし、このゲームでは悪手であっても勝ちに近づくための一歩であるかのようになってしまってました。
ひとりで悪手だと思い込んでいるだけであればよかったのですが、喫茶店で金を7,8金程度増やすのは、1回だけならともかく序盤で複数回やる手ではないというのは、プレイ済みの方なら賛成してくれるのではないかと思います。
それでも1手たりとも挽回のための手を打つ必要がないってのはどうなんだろうと。

いいゲームだとは思いますが、僕には優しい作りすぎました。

紹介レベルのコンセプトを含め、3作品ノミネート作を遊びました。○○だから大賞はXXですよーだの、△△はないんじゃないですかね等など、無責任に予想しあいながらってのも楽しかったですw。大抵は予想したのと別なのきますし。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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