ボードゲームストリート2014

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2年ほど前に内容がなくてコストパフォーマンスが悪い(ページ数も密度も薄い)という記事を書いたボードゲームストリートですが、メビウスママさんのエッセンシュピールガイドブックを購入する際についでに2014年版を購入したので、読んでみました。

※前回の2011の記事と同じく、今回の記事も文句が大半です。そういったものを目にしたくない方はここで読まれるのをおやめください。

内容はこれまでと同じく、その年の注目作の紹介から始まり、リプレイ、簡単ながら楽しめるゲームの紹介、コラム(ボードゲームの携帯アプリの紹介など)、そして最後に座談会で〆となっています。
商業、同人含めてこういった雑誌は色々ありますが、その中でも文章の上手さ、構成などは頭ひとつ飛び出てるように思います。特に、その年の注目作紹介の記事は、ゲームの特徴、面白さをわかりやすく、時には俯瞰した観点なども交えたりしつつ書かれていますし、リプレイ形式の記事は安定の面白さです。

しかし、ページ数が薄く、かつ、ページ内の文章量も少ないのは以前の記事に書いた通りというか、若干酷くなっている感じすらします。
酷くなっている気はするものの実際にはどうなのだろうかとAmazonで2011から2014までのボードゲームストリートの商品データを見てみると、どの年もページ数は全て80ページと同じになってました。
いや、いくら別のところで連載したものの収録分を含むとはいえ毎年同じってことはないんじゃない?と家にあった2011、2012、2014(文句言いながら結構買ってましたw)を見てみました。すると、2012と2014は目次からして全く同じでした。具体的なゲーム名が異なるだけで各特集に割かれているページ数が全て同じ。
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(クリックすると大きくなります)

そりゃあ、各記事に様式があってそれにあわせれば同じでも仕方ないですが、この本は、各記事に文章量の差があってもフォントサイズや空行を調節して強引に様式にあわせてるんですね。その調節は主にフォントサイズを大きくしたり空行をたくさんとったりと、中身がないのに、様式にあわせるように、目次にあわせるように、ページ数にあわせるように。
大学生のレポートじゃないんだからw。

これだけでも結構がっかりなのですが、ボードゲームの紹介本ということで巻末に取り上げられたゲームの一覧があり、それがまたがっかりさせてくれます。

例えば。
タイトル:アヴァロン、メーカー:Indie Boards and Cards、販売価格:2000円
タイトル:クー、メーカー:Indie Boards and Cards、販売価格:1500円
タイトル:ロシア鉄道(ロシアンレールロード)、メーカー:Z-Man Games、販売価格:7222円

販売価格は、国内流通しているものについてはその流通しているものの定価が、国内流通がないもの(コスモスのノーティカス(Nauticus)(この本では航海術)とか)は海外での定価が書かれているようです。しかし、ある程度のボードゲームマニアの人ならお気づきかと思うのですが、メーカーは、国内流通している版のメーカーではないんですよね。クーに関しては一覧にあげられているIndie Boards and Cards版は、国内流通しているテンデイズゲームズ版とはアートワークも異なっていて見た目は別物だったりしますし。
他の2つはクイズみたいになってますが、上記の例ではアヴァロンはホビージャパン版ですし、ロシアンレールロードはHans im Gluckです。これらはあくまで例なので他にも国内流通しているデータと異なる記載はあります。
ラブレターはこれまた国内流通版とアートワークが異なるAEG版が紹介されているのですが、メーカーは気を使ったのかカナイ製作所・AEGとこれだけ何故か併記されていたりします。

また、ボードゲームストリートは、前身であるボードゲームジャンクションの頃からボードゲームに国内流通タイトルとは異なる独自タイトルをつけていることがたまにあります(ラムと名誉を名誉と酩酊とか)。
まあ、意図はよくわからんがそういう自己主張があるのだろう程度に思っていたのですが、上の画像にもある目次上部に『タイトルが商品名と異なるものに関しては、巻末のリストや()の中に商品名を記載しています。』と注意書きがあるんですよね。その割には2014でもレジスタンス:アヴァロンをアヴァロンとか、ネイションズをネイションとか、カシュガルをカシュガールとかそんなの別に変えなくてもいんじゃない?という細かい変名で記載してカッコ書きも何もないですが。
アヴァロンは原題もAVALONになっていて、BGGや海外ショップで扱われているThe Resistance: AvalonまたはResistance: Avalon名前とも異なっていたり。

要は、ボードゲームストリートはゲーム紹介雑誌でありながら、そのゲーム自体のデータが適当なものになってしまってます。タイトルが気になって調べようとすればそれは流通タイトルではなく、アートワークが気になっても国内流通しているものと異なるアートワークだったりする。検索エンジンが優秀なので実際に困ることは少ないとは思いますが、ゲーム紹介雑誌としてどうなのかと。

ボードゲーム紹介雑誌の目的って国内のボードゲームシーンを盛り上げるというのが少なくとも目的のひとつだと思うのですが、それならせめて日本語版がでているタイトルくらい日本語版のデータを載せて欲しいです。

これは思いっきり妄想なのですが、グループSNEの棚にあるゲームのデータ、グループSNE内で呼ばれている名称を書いているだけじゃないのかと思います。値段だけはグループSNE内ではわからないので調べていると。それにしても、値段調べたらそのちょっと横に国内流通しているゲームのタイトル、メーカーとか記載されているだろうにと思いますが。

非常に細かい話をねちねちをすいません。お目汚し失礼しました。

どこの馬の骨かわからない人たちならともかく、ある年齢層のオタク、マニアに多大な影響を与えたであろうグループSNEがこんな適当な仕事をしているというのがはっきりいって残念なんですよね…。

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初めまして

どうも初めまして。
記事読ませていただきました。
アメージングテーブルゲームが休刊(というか廃刊?)になったのと、自分の中でアナログゲーム熱が沸いてきたところに、この雑誌の名前を知ってググってこの記事にたどり着いたのですが、どうやらボードゲームストリートはあまり良くないみたいですね。

参考になりました。
ありがとうございました。

Re: 初めまして

はじめまして。
リストが適当なことと薄くて高いこと、座談会などごく一部がロール&ロールの記事の完全再録(ページ組も同じと聞きました)なことなど色々ありますが、個人的にはゲームの紹介記事自体の出来は他の雑誌と比べて高い出来だと思います。ボードゲームストリートの前身であるボードゲームジャンクションという雑誌はまだコストパフォーマンスが高いのでこちらか、ボードゲームストリートのいずれかを買われて好みかどうかを判断されると良いかと思います。
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ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
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・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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