北海の船大工達/Shipwrights of the North Sea

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(3人でインスト込み100分ほど)

【概要&ルール】

俺たちゃ船大工。荒くれどもが乗る船を作るのが仕事。王様たちからの支援を受けつつ、職人を雇って立派な船を作るんだ。

プレイヤーは船大工の棟梁になり、それぞれの船に設定された作るために必要な職人、ワーカー、お金、材料を集め船を作ります。そのために様々な職業の力を借りたり、船以外の建物を作ったりしつつ、最も勝利点を稼ぐことを目指します。

いずれかのプレイヤーが船を4艘以上作成するまでラウンドを行います。
ラウンドは以下で構成されます。

1.カードドラフト
スタートプレイヤーは山札からカードをプレイヤー数+1枚引き、1枚選んでは下家に渡します。時計回りに全てのプレイヤーが1枚ずつ獲得したら、また新たに山札からカードを引き、同様に手札が3枚になるまで繰り返します。

2.アクション
スタートプレイヤーから順に以下のアクションを行います。カードや材料などリソースがある限りアクション数に制限はありません。
・職人を雇う
・職業カードを使う
・材料を買う
・船カードを個人ボード上にプレイする
・船や建物を作る

このラウンドで配られたカードは全て使うか、捨てるかしなければならず、次ラウンドに持ち越すことは出来ません。

3.収入/次ラウンドへの準備
個人ボード上にいるワーカー数+船能力によってお金が手に入り、次にワーカーの補充、材料の上限チェックがあります。
終了条件を満たしていればここでゲームは終了です。

・ゲームの終了
いずれかのプレイヤーが4艘以上の船を作成したらゲーム終了です。完成した船の軍事力の合計が全プレイヤー中最も高いプレイヤーはボーナス点を得ます。これに完成した船からの点と建物によるボーナス点を加えたものを比べ、最も高いプレイヤーが勝利します。

【プレイ内容】

キースリングのヴァイキングがリメイクされるとかいう話が出ていた頃に、Kickstarterでもいくつかヴァイキングテーマのゲームがあり、どれかひとつ面白そうなのをバックしたつもりだったゲームです。
つもりだったというのは、このゲームはヴァイキングがテーマではなく、船大工がテーマだったというw。タイトルがそのまま船大工なのに何故間違えたのか…。
(ヴァイキングっぽい箱絵のせいでしょうか? 側面にはいい面構えのおっさんが描かれています)

テーマはともかくシステムはオーソドックスぽいですし、カードなどの絵柄も味があって好みではあるのでさっそくFさん、Sさん、僕の3人でやってみました。

作成する船は8種類あり、それぞれにラウンド終了時の金の収入を増やしたり、ワーカーの補充人数を増やしたり、個人ボード上に持てる材料の上限をあげたりという効果がついてます。といっても勝利点の高い船はこれらが下がったりもします。
船の勝利点、増減する能力、必要な職人は全プレイヤー分のサマリがあるので、それを見つつ、最初に作成する船を決め、それに必要な職人も集めていくことになります。

BUSSEという船が勝利点もそれによる軍事力もほどほど、金の収入も材料の保持上限も増えると良さそうな船だったのでまずはこれを作ることにしました。1ラウンド目にドラフトでまわってきた職人もちょうどBUSSE作成に必要なものだったので幸先良いです。

Fさん、Sさんは職人の配置などもしながらいきなり材料の購入をしていました。このゲームでは購入アクション時の山札の一番上にあるカードが市場になっており、カードによって売られている個数が異なります。購入時は2金、2ワーカーでいずれか1種類の材料が、表示されている個数だけ購入できます。個数の幅は1~3個で、3つ買えるカードはあまりありません。この時はウールが3つ買えるカードだったので購入もありだったとは思います。

しかし、このゲームではラウンド終了時のお金の収入が保有ワーカー数で決まるので、序盤にワーカー減らすのは得策ではないとも思っていました。僕はワーカーが3人いるので3金の収入ですが、Fさん達はワーカーが1人なので1金しか収入がありません。ワーカーはお金の収入後に最低ひとりは増えるので徐々に収入は改善されますが、材料の購入はワーカーが5人くらいになってからの方がよいかなと判断してました。

そして、2、3,4ラウンドと進みましたが…、作りたい船が出てこない…。カード補充はドラフトなので当然カットされるということもあるのですが、いま雇っている職人はその船以外でも使いますし、というか、カードはプレイするにせよ、捨てるにせよ公開はされるのでカットされている様子もありませんでした。

収入の差が…とか書きましたが、もう3人ともお金はマックスの12金。購入アクションを行わなくても「○○を2つ得る」などの材料をただで獲得できる職業カードがあるので材料もほぼ所持限界。ワーカーも順調に増えていて、なんというか、欲しい船が出てくるまでカードを引く(ドラフトする)ゲームみたいになってきたな…と思っているいるとFさんは。船カードはあって、材料も揃っているものの職人カードが引けない様子。

Fさん:「まあ、いいや。職人でてこないし」

と3勝利点になる建物を建築。これで1文無し&またワーカーはひとりに。
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Fさん:「職人引くころにはお金もワーカーも貯まってるんじゃないかな」

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(結構経った気がしたので写真をとったら誰もまだ船を1艘も作ってませんでしたw)

と仰ってましたが、その頃にはほんとに貯まってましたw。

そんなわけでFさんが最初に船を作成。続いて僕とSさんも金収入が+1になる船を作成。Fさんの船は勝利点が高いですが、収入増がついてません。
なので、点数的には出遅れたもののまだ逆転の目はあります。

と、意気込んでは見たものの、基本的に船にせよ職人にせよ欲しいカードが出てくるまでは何もすることがありません。サーチ系のカードや特殊能力はありませんし、ツール(船建築時に材料の消費を抑えたりする)や建物(単純に勝利点を追加するものや、船の能力に応じてボーナス点が入るものなど)を作るか作らないかの判断くらいしかやることがないのです。

船を作るペースが悪いので、ゲーム終了時、軍事力のない船ごとに+2点ボーナス」の建物を建築し、軍事力のない船(若干材料や職人などが少なくて作れるが勝利点が低い)を作る路線に変更。
通常の軍事力のある船が2~6点なのに対して、軍事力のない船は0,1,6点と低めです。0点や1点の船を作るのはいいとして、1艘くらい6点の船がないと勝つのは難しいか?と思い、3層目に6点の船を作ることに決定。
その間にFさんは3艘目の船を作成し、終了条件である4艘目にリーチ。勝利点も低くはなさそうです。
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(Fさんリーチ!)

しかし、Fさんはお金もワーカーも材料もほぼ素寒貧。まだチャンスはある!とひたすらカードドラフト。こないーこないーといいながらたまにFさんの職人をアサシンで殺したりして邪魔。
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(一番楽に作れる船を作ってとにかく終わらせようとしていたFさんをSさんがアサシンで攻撃)

そして僕はようやく3艘目を作成。もう1艘作りたいけど無理かなと思っているとSさんが、

Sさん:「軍事力トップのボーナス点とれば、Fさんに勝てるから終了させるね!」

と言いつつ4艘目を建築。僕はいいたいこともあったのですが、もう疲れていたのでスルーしました。結局、そのラウンドでは僕もFさんも船は作れずにSさんのみ4艘、僕とFさんは3艘というとこでゲーム終了。

Sさん:「Fさんが13点、私は12点だけど軍事力ボーナス点追加すると15点だから勝ち!」
僕:「僕17点なんだけど…」
Sさん:「ひどい!言ってくれればいいのに!」

すいません…。酷くて…。終わらせたかったので…。
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(3艘しか作れませんでしたが、6点の船と建物のボーナスが効いて勝利!)

【感想】

長いです。公称60分のところが100分とかはよくあることですし、別にいいんですが、延々とカードドローしているだけの時間が超長いです。
高得点の船や建物を作るとお金とワーカーが一気に減って、再度起動に乗せるまで時間がかかるのでどの船をどういう時期に、どの順番で作るのかを考えた方がよさそうだったり、購入アクションも時期を見てやらないと収入が減ってしまうとか、作成/購入アクションと収入の関係だったり、収入を決めるメカニクスだったりは悩みどころになりそうな感じではあるのですが、本当に船も職人も欲しいものがなかなか手に入らない上に、職人や船カードを破棄させる職業カードもあるので、実際にやってみると、とりあえず作れる時に作っておくのが最善という気になります。

下手にここで待って、職人や船が壊されたらまた延々とカードを引き続けなきゃいけないのかと思うと、考えることは放棄しても仕方ないかなと。しかも、欲しいカードがくるまでの間にワーカーはともかく、お金は大抵またMAXにまで回復するんですよね…。待ちすぎて。

で、これは僕らの運が悪いわけではなくて、カードの種類が多すぎるんですね。船が8種類、職人が7種類、建物がたぶん5、6種類、職業が18種類、ツールが4種類40種類以上カードの種類があり、しかも、それらは全部同じ山札です。カードドラフト(自分に都合の良いものを取るか、下家に都合の良いものをカットするかなど、カード選択が肝のシステム)を採用しているので、山札を1つにまとめたかったのはわからんでもないですが、当然、下家に必要そうなカードが出てくればカットもするし、お邪魔効果を持った職業で邪魔もするので、本当に欲しいカードが全く手に入りません。
手札としてラウンドを跨ぐことも出来ませんし、職人カード以外はいったんプレイすると破棄することができないので、こっちの船作ろうと思ったけど、いまならあっちの船に変えたほうが良いということもできません。

いったん、これ、と決めたら、それに必要なカードがでてくるまでカードドロー(ドラフト)を繰り返す、そんなゲームでした。

とはいえ、長いことを除けば悪くはないです。上記の通り台無しになってる感があるとはいえ、船/建物作成時のお金とワーカーが減少する時期によっては、回復するのに時間がかかるという仕組みや、市場の売り物の内容もラウンドごとに変わるので購入タイミングもはかったりするところは面白いですし、必要なものを集めて何かを作るというだけで楽しくもあります。
得点高い船を作ると、収入や所持数の上限が減ったりするのも悩ましいことになることもあるんだと思います。

絵柄も愛嬌があって僕は好きですし。木製の特殊コマも出来は良いです。
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(木コマもかわいいです)

BGGの評価はやたらめったら高い(2014年8月12日時点でAve.8.43)ので、何かルールミス、プレイミスがあるのかもしれませんと思ってしまうほどです。間違ってたらいんですけど。

と、この記事書く段になってBGGでデザイナー調べたら、サッカラと同じ人でした。サッカラも長い…といわれてましたね…。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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