ドッグス・オブ・ウォー/Dogs Of War

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(5人でインスト込み2時間ほど)

【概要&ルール】

あなたは傭兵団のリーダーです。6つの貴族同士の戦いに兵士と部隊長を派遣し、各貴族から報酬をいただきましょう。
4年間を通してもっとも名声を得たプレイヤーがゲームに勝利します。

ゲームは4ラウンド行い、1ラウンドは以下の流れになります。

1.準備フェイズ

この年の戦場が3つ作られます。
1つの戦場の作りは、戦場の両端に6つの貴族の内の2家のカードが置かれ(この写真だと赤と緑の家)、そこから内側に向かって、兵士カードの配置場所、バトルフィールド、中央にボーナスのトークン(月桂樹の縁に3と書いてあるトークン)が置かれます。
家、バトルフィールド、ボーナストークンはランダムです。
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(写真ではコマがおかれてますが戦場作った段階では置かれません)
また、全プレイヤーに規定数のコマとお金が配られます。

2.召集フェイズ

スタートプレイヤーから順に兵士カードを手に入れ、お金を支払います。

3.アクションフェイズ

スタートプレイヤーから順に手番を行い、全プレイヤーがパスするまで繰り返します。手番では、戦術カードの使用(任意)、兵士カードのプレイ&バトルフィールドへのコマの配置を行います。
兵士カードには+1~+7の数字が書かれており、その数字分、戦場に置かれた赤いコマが移動します。また、コマの配置したマスに書かれていた勝利点やお金兵士カードなどが手に入ります。

4.戦闘結果フェイズ

全プレイヤーがパスしたら各戦場でどちらの家が勝ったか(赤いコマがどちらの家よりか)を確認し、勝った家に味方したプレイヤー全員に、負けた側のバトルフィールドにおかれたプレイヤーコマ数分の勝利点が入り、勝った家側に最もコマを置いていたプレイヤーにボーナストークンに書かれた勝利点+ボーナスが入ります。
また、勝った家の勝利コマがひとつ進みます。

・得点計算
4ラウンド終了後、各プレイヤーは手元にある各家の紋章トークン×勝利コマの場所に書かれた数字の勝利点と手元のカード、お金を変換した勝利点を、これまでに手に入れていた勝利点に加えます。
その後、最も勝利点の高いプレイヤーが勝利します。

【プレイ内容】

随分あっさりしたルールと大量についてきたフィギュアが、「これ、面白いんかな」と不安を煽りましたが、BGGでの高めの評価を信じてR-120で、ありきりさん、如月さん、キノさん、ねんそさん、僕の5人で遊んでみました。

兵士カードには、歩兵、砲兵、騎兵、ウォーマシンと4種類あり、価格は1金、2金、3金、4金と1金ずつあがり、強さ(戦場に配置した時の家の優勢を表す赤いコマの移動距離)は、1,3,5,7と2ずつあがります。
バトルフィールドには、価格が騎兵以上の兵士カードをプレイした時でないと置けないマス(その代わり置いた時に良いものがもらえる)などもあるので、召集フェイズで誰が何をどれだけ買ったかは要注目です。

ありきりさん、ねんそさんは騎兵多目+歩兵、如月さんは騎兵よりも更に強いウォーマシンに手を出し、キノさんは歩兵多目。僕は上家のありきりさん、ねんそさんが騎兵を購入したのを見て、砲兵で固めることにしました。
騎兵以上でないと置けないマスがあるのと同様に砲兵以上でないと置けないマスがあり、もらえるものもそこそこ良いものがそろってます。そんなわけでみんなが騎兵以上のマスにおいてる隙に、こちらのマスにコマを置こうかなと。

僕のキャラクターには特殊能力があり、戦場で勝った側にコマを置いていれば+1金もらえます。そんなわけで、大勢が決まった戦場にあとからいっちょかみする作戦をとりました。
1ラウンド目では各プレイヤー、コマを4つ使えるので3つの戦場に絡むとしたら1箇所のみ2つで残り2箇所は1つです。ボーナスを貰うためのマジョリティは首位タイでも構わないのでコマを2つずつ置けば仲良く分け合えると思っていると、ねんそさんのキャラクターの能力が「コマ数を+1する」もの。

みんなからこっちくるなと言われてましたw。

1ラウンド目はコマも少なく、みなさんも様子見だったのか小競り合い程度で平和に終了。

そして、2ラウンド目。このゲーム、最終的にゲーム中に手に入れた各家の紋章は4ラウンド終了時の各家の勝敗数によって得点化されるのですが、その際、紋章2つとしてカウントされる家カードというのがゲーム開始時に配られており、一応、どの家に味方するのかの指針になってます。僕のは紫の家で、特に狙ったわけではないですが1ラウンド目に勝っていたので、これを活かさない手は無いなと、(自分では)さりげなく紫の紋章を追加でもらえるマスにコマをおきつつ、紫を勝たせる方向に持っていきます。
幸い、相乗ってももらえて大勝利(一定値以上優勢な状態で勝利した場合になり、勝利2回分の効果)にもなり、いやー、これはウハウハだわーと喜んでいたのもつかの間。

この2ラウンドとも如月さんが最後手番だったのですが、それをうまく使い、一番最後にウォーマシンで一気に戦況をひっくり返すという戦術をとりつつ、自分がマジョリティを取れる場所をきっちり確保することで勝利点もとった上で「ボーナストークン獲得時に敗北側の家に置かれた兵士カードを1枚もらえる」というキャラクターの能力も毎ラウンド発動させて、騎士などの強い兵士カードをお金を使わずに手に入れられて、手札状況、手元の勝利点ともに明らかにトップ目。
これは如月さんを止めないとやばいんじゃない?

そして始まった3ラウンド目。如月さんの初手は、紫の家を支援するマス!うーん、本当は紫を勝たせたいんだけど如月さんにこれ以上勝たせるのもなあと紫の反対側の白の家をねんそさんと共に支援します。
同時に黄色の家をありきりさんと共に支援していたところ、反対側の青の家の支援にやってくる如月さんとねんそさん。
これは両方の戦場で負けるわけにはいかない!と気合が入ります。
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(このあと、中央の戦場に如月さん(灰色コマ)が入ってきます)

2ラウンドを通してまったく勝っておらず、この3ラウンド目でもバトルフィールドに魅力的なものがもらえるマスがなく、支援するメリットの無いみそっかすのような存在の緑の家がありました。
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(バトルフィールドはランダムに配置されます。なかに1枚だけある空白マスの多い貧相なフィールドが2ラウンド、3ラウンドと続けて緑家にいってしまいました)

キノさん、如月さんが反対の赤の家を支援し、また緑の家に勝ち目がなくなったのを見て、歩兵で相乗る僕ら残りの3人w。僕は勝てば1金もらえますし。

と、3つの戦場である時は味方、ある時は敵として同時に進行していくのがこのゲームの魅力です。

3ラウンド目の僕の最後手番。僕のあとにはまだ如月さんの手番が残っており、ウォーマシンをぶつけられても確実に勝てるように大幅な優勢状態にしておく必要があります。青VS黄は僕が置かなくてもたぶんありきりさんがマジョリティを取りに黄色側にさらにコマを置きに来るので、たぶん勝てる。紫VS白は如月さんがウォーマシンを出してきてもぎり勝てるか?と白側の戦場にコマを置いて終了。
そしたら、ありきりさんは既にパスしてた(ハードパスです)のを見逃していて、置けなかったので青VS黄で負けたり、紫VS白はラウンド終了時には勝っていたのだけど、ありきりさんのキャラクターの能力「自分の絡んだ戦場の優勢状況を少し動かせる」で負けてしまったりで、踏んだり蹴ったり。これら2つの戦場ではかなりの数のコマが敗北側にも置かれていたため、勝った側には5,6点の大きな点(最終的な勝者が60数点でした)が入ったこともあり、僕が勝つのはほぼ絶望的。

そして、僕の収入源はほぼキャラクター能力に頼っていたので2つの戦場で負けてしまったのは大変痛く、4ラウンド目に使える5つのコマを配置するために十分な兵士カードすら買えず。
こうなったら各戦場でのマジョリティは端から諦めて、コマを配置することで即もらえる点数や紋章に注力しようと思ったものの、このラウンドのスタートプレイヤーは3ラウンド目にしゃがんだキノさん。キノさんは僕の下家なので、このラウンド、僕はラスト手番になり、回ってきた時にはおいしいところはほぼ埋まっている状態。

いやいや、如月さんになんとか一矢報いてやるぞと中央の戦場で如月さんと反対の家を支援(もちろんその家の紋章を持っていて、勝てば僕の点数もあがるのでやってるんですが)。それなりに力を注いだのですが、カウンティングするに如月さんの手元には2枚のウォーマシンがあり、どうやっても勝てない!と見るや、一気に如月さん側の家にコマを置くみなさんw。
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(4ラウンド終了時。真ん中の戦場で黄色の僕のコマだけ右側にある赤の家を支援してます)

一方でキノさんは最終ラウンドでスタートプレイヤーをとるや、紋章の点数がこの時点で最も高くなっている紫の家の紋章を取りにいき、さらに紫の家の大勝利を目指されます。当初はうまくいきそうだったのですが、紫勝つなら乗っとこう乗っとこうとやってきたみなさんに計画を壊されて普通の勝利止まり。
結果、全ラウンドを通してコンスタントに点数を稼がれた如月さんが勝利されました。

キノさんは数点差の2位で最後紫の家が大勝利していたか、最後のラウンドでやらなかった歩兵カードの買占めをされていたら勝っていたかも知れません(僕やねんそさんは金が無くて歩兵カードが残っていなければ碌にコマを置くことが出来なかったのです)。
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(そして最終ラウンドでも誰も支援してくれない緑の家)

【感想】

期待してなかったのも関係してるとは思いますが、かなり面白いゲームでした。

普通、自分が味方した陣営が勝利したら勝利点がはいるものですが、このゲームでは勝利して、かつ、マジョリティを占めているか、敗北側に他プレイヤーのコマがないと勝利点はもらえません。
そのため、ひとつの戦場にコマを多くおくか、あえて他のプレイヤーに相乗らずに喧嘩を売るかをしていく必要があり、自然と他プレイヤーとの絡みが濃くなります。
さらに、このゲームでうまいなーと思ったのは前述のような他プレイヤーとの絡みが主な得点手段でありつつ、最後の得点化をにらんでの紋章集めや即点のアクションに走って得点する手段も有効だというとこです。

各プレイヤーがそれぞれの思惑で色々な得点手段を取るので、どの得点手段がおいしいのか最後の得点計算までわからず、一見利益が反してるようなプレイヤー間でも期せずして協調し合うような場面も見えて面白いです(トップ目とある戦場では味方になったり)。

ウォーマシンが強すぎるような気もしましたが、それは家をどう勝たせるかとを考えた場合で、家を勝たせても勝利点をとれないこともありますし、最終的に兵士カードも1枚1点になる&歩兵などの安い兵がなければ戦場でとる勝利点の効率がどんどん悪くなる=他プレイヤーの点数がさがると考えれば、歩兵や砲兵も(戦場で使わずにとっておくのも含めて)使い方次第だと思われます。

と、色々な得点手段がバランスよく備えられている良作でした。3つの戦場が並行して徐々に解決されていくのも盛り上がりますし。
プレイヤーごとに割り当てられるキャラクターの特殊能力で得点手段との相性もあるので、キャラクターが決まればある程度方向性が決まるのも、使い手自身にとっても、まわりにとってもわかりやすくてよいかなと。

あえて難点を言うなら、多めのフィギュアで価格があがってしまっていることくらいかと思います(海外ショップで50ドルくらいなのでそこまで高くないですが)。
あと、たぶん今回遊んだ5人がベストだと思われます。戦場やフィールドのマスが余るため、人数少なくなればなるほどゆるくなるので。

まあ、国内流通するのかってのが最大の難点かもしれませんけど…。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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