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ノッティンガムのシェリフ/Sheriff of Nottingham

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(4人でインスト込み1時間ほど)

【概要&ルール】

おーれーは世界で一番、悪代官と呼ばれたおっとっこ。
順繰りに悪代官役と商人役をやりながら、商品を輸送して金を稼ぎます。

手番順はなく基本的に全部一斉に進みます。

1.カード交換:手札から任意の枚数を捨て、山札もしくは捨て札の山からドローします。
2.輸送品の決定:手札から何を輸送するかを決めて、各自が袋にいれます。
3.代官とのやりとり:商人役のプレイヤーは袋の中身を申告します。それを聞いて代官は商人の袋を開けるか、素通りさせるかを決めます。商人役は代官にお金や商品を賄賂として渡すなど交渉することができます。
4.袋を開ける:代官が開けた場合、申告どおりならカードに示されたペナルティを代官が、申告が嘘なら商人が支払います。代官が通した場合は、商人は商品を個人ボード上におきます。この際、合法品なら表向きに、非合法品なら伏せておきます。

これを全プレイヤーが代官役を規定回数行うまで繰り返し、最もお金を稼いだプレイヤーが勝利します。

【プレイ内容】

ペガさん、タロ吉さん、G2さん、僕の4人で。

リメイク前の手荷物検査は、合法品を運ぶメリットが薄く、非合法品を運びまくっていればいいだけのゲーム(パーティーゲームなのでそんなにガチに勝ちを狙わなくてもいいっちゃいんんですが)だったので、合法品を扱うメリットが大きくなってる(ゲーム終了時に合法品の種類ごとに運んだ数の1位2位にボーナスが入る)と聞いて、どれくらい変わってるのかなーと楽しみにしてました。

「ふわっはっはっは、わしに賄賂を渡すんじゃ~」的な、インストしてくださった方の代官モノマネからスタート。

申告は「ニワトリ4枚」のように「商品1種+その枚数」で宣言しなければならないので、本当のことをいうには同じカードを集める必要があります。
一応、捨て札のカードは表向き&2山あるので欲しいカードを狙って取れます。取れますが、捨てる際に捨てたプレイヤーの任意の順に並べることができるので当然、そろえ難く捨てられるわけでなかなか同じカードをそろえるのは大変です。

まあ、嘘ついてなんぼだよねーと、2枚しかないパンを「パン5枚」と言いつつ非合法品と混ぜて袋詰め。

最初の代官役のタロ吉さんは「そうですね。4枚だったら○金、5枚だったら○金ください」と丁寧な口調で、具体的な賄賂額を示してきます。しかも、それほど高くないけど安くもないという絶妙なラインです。
ということで、これで大体の相場が出来上がりました。

前述の通り、カードが揃い難いせいか、それともみなさん悪党なのか誰も本当のことは言わないままG2さんが3人目の代官に。
僕とペガさんが5枚、タロ吉さんが3枚という申告だったこともあり、とりあえず僕とペガさんに賄賂を要求するG2さん。

僕:「僕とペガさんから5金ずつあげるからタロ吉さんの袋を開けてください」

5金はこのゲームの商品5枚の相場より安いのですが、「誰かの袋を開けて欲しい」という目新しさでなんとかならんかなーと思ったところ、この提案が面白いと思ってもらえたのかG2さんからの返事はOK。
そして、開けたタロ吉さんの袋には申告どおりのチーズ3枚がw。 初ペナルティを支払うことになったG2さん。僕とペガさんは嘘ついてましたがw。

その後、僕も代官役をして、代官は2周目になり、合法品のマジョリティ争いが熱くなってきました。

僕が集めていたパンはたまたまライバルがいなかったのですが、残りのリンゴ、チーズ、ニワトリが僅差で引き運ひとつで誰が勝つかわからないというところ…。

タロ吉さん:「リンゴあげるので1金で許してもらえませんか。リンゴ欲しいですよね?」

マジョリティで1位争いをしているプレイヤーに対して、2位も狙えそうにないカードを賄賂にするタロ吉さん。マジョリティでのボーナスが出来たおかげでカードの価値が人によって違っているので、できることですが、うまいなーと感心してしまいました(僕が考えなさすぎなのかもですが)。

そして1周目に痛い目にあったG2さんが代官の番。

全員5枚の申告で、初回のG2さんがペナルティくらったのをみて「賄賂払わないですよ。見たければどうぞ」と強気な我々。G2さんも、ペナルティなんて怖くないぞ。足元みやがってとほんとに全員開けてやるからなと強気で返してきます。
僕とペガさんは、代官様すいませんでしたと結局賄賂を渡したのですが、タロ吉さんはまたもや開けられることに。

そして結果は…。
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リンゴ5枚と申告どおり!G2さんはまたもやペナルティをくらうことに。

そのあとは、僕の2回目の代官役をやってゲーム終了。

終始ゲームをコントロールしていた感のあるタロ吉さんが勝利されました。
僕はマジョリティでは2品トップをとれたものの、最後の代官を強気でいったところタロ吉さんがまた合法品ばかり運ぶ、G2さんも全て合法品とふたりからペナルティをくらったのが響いてちょうどその分くらい負けました。
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(終了時)

【感想】

やはり手荷物検査と基本的には変わらずに、パーティーゲーム的ににぎやかに楽しむゲームだとは思います。カード1枚当たり○金で売れるから、X枚ということは期待値はこれくらいかなどと、本気で考えるようなゲームではないです。
雰囲気ゲーなので代官や商人のロールプレイや盛り上げつつ遊ぶなら楽しいですし、そう遊ぶための場を提供してくれるゲームとしては、豪華なコンポーネントもあっていいゲームかなと。

全員と交渉することはできないので誰と交渉するのかの選択が重要、カード枚数をカウンティングしてマジョリティ争いや申告の真偽のみきわめをシビアに、捨て札からドローする際にもちっと同じカードを取り易くなど、ちょっとルールやコンポーネントを変えればガチに遊ぶゲームになるのになーと遊びながら何度か思いましたが、実際は全員と交渉できますし(そして、誰かと交渉しないという選択肢はほぼない)、カードは多すぎてカウンティングなどできませんし、捨て札からのドローで欲しいカードを複数枚ひけることはまれです。
そんなわけで、ガチにならない、本当にワイワイガヤガヤと遊ぶように調整されてるんだなーと思いました。

悪いゲームでは全然ないんですが、なんか色々目につくところを、バカになることで目をつぶって遊んだ方が楽しい(楽しめない)のが逆に残念かなあと。
運ぶ枚数は1~5枚を選べるのですが合法品を多めにそろえて代官役を騙すため以外に少ない枚数を運ぶメリットがないので、賄賂の相場次第ではあるんですが、常に高いの5枚ずつ運べばいいんじゃない?という思いと、でも、それやったら面白くないんだよなあという思いが消えずに僕には十分に楽しめなかったんですよね…。代官とのやり取りは楽しいのに…。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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