1846/1846

ちょっと前のゲームマーケットで売られていたEast Asia Expansionがきっかけなのか、18XXを最近良く遊ばれている彼葉さんたちに誘われてトム・レーマン作、18XXの中でも傑作と名高い1846を遊ばせてもらいました。
1846は比較的短時間で終わる18XXシリーズで、株式チャートは横軸しかない(大抵の18XXは縦横軸あります)、収益額に応じて2段階や3段階と大きく株価があがることがある、新しい列車が買われた際に古い列車が1度は走れる(大抵は古い列車はいきなり使えなくなって、あたふたします)などが特徴です。

彼葉さん、タムラさん、G2さん、僕の4人で。

まずはプライベート会社の獲得からスタートします。すげえざっくりいうとプライベート会社というのは特殊能力カードみたいなもんで、後々鉄道会社を作った時に安くトンネルを掘れたり、特定の駅を使うときに余計に収入があったりします。
他の18XXだと競りだったりするのですが、これは山から規定枚数とって、任意の1枚だけ手元に残し、他はまた山に戻す…というのを繰り返します。
どのプライベート会社も便利は便利なのですが、使用できる駅や場所が限られているので、本来は後々どの鉄道会社を作るのかを考えて、相性のよいプライベート会社を取っていくのがよいのですが、僕は港マークのある駅からの収入があがるものと、肉マークのある駅からの収入があがるものを獲得しました。
(肉マークのある駅と港マークのある駅は離れているのであまりよくないです。プライベート会社の効果は中盤くらいに使えなくなるので、港と肉がつながる頃には中盤すぎるため、効果が得られません)

タムラさんは規定の場所に追加で線路がひけるものなど、G2さんは鉄道が訪れた駅ごとに収入をあげるものなどを、彼葉さんは列車の運行が出来る小さい会社的なプライベート会社を2つ獲得されてました。
獲得といってもプライベート会社には定価が設定されており、その分のお金は払わないといけません。小さい会社的なやつは2つともかなり高いので、彼葉さんの所持金はかなり減ってしまってました(その分便利は便利なようなのですが)。

次に株式フェイズでそれぞれが作りたい鉄道会社の株を買っていきます。初めてその株を買うときにある範囲で値付けができます。株価は鉄道会社の行動順に関係しているので、できるだけ高く値付けしたいところです。
僕は株を3枚買うことにして株価は100ドルに設定。残り所持金から見てかなり頑張れたと思ったのですが、タムラさん、G2さんは株を2枚しか買わないことにしてもう1段階上の株価を設定。
彼葉さんは、プライベート会社の購入で、かなりお金が減っていたので最低の値付け額である40ドルを設定されました。

ちなみタムラさんがイリノイセントラル、G2さんがニューヨークセントラル、彼葉さんがグランドトランク、僕がボルチモア&オハイオの社長になってます。

最初に買った株の代金は会社にはいります。はじめに会社で使える金はその代金分と、規定枚数の株を銀行に売ることでもらえる金の合計です。株価を安く設定した彼葉さんは会社に金がないので最初に購入する列車を2列車1両にしようとされましたが、早く3列車を出したい僕とタムラさんの説得により2両購入に変更。3列車がでてくれば線路を敷く際に緑のタイルが使えるようになるからです。
僕も3列車を買いたかったのですが株価の値付けで負けていたため、2列車しか買えませんし、緑のタイルは僕の手番では敷けないのですが、まあ、仕方ないです。

序盤の収益では僕と彼葉さんの会社が優秀。僕は港マークの駅の収入を増やすプライベート会社のおかげで、彼葉さんは小会社を吸収して2列車4両になったおかげです。
が、彼葉さんが収益を配当しませんw。後々、2列車は使えなくなるのでそのときのためにお金を貯めると言うのもわかるのですが、そうすると株価がさがるので最初が低かったこともあって、もうつぶれそうです(初期40ドルで設立して、配当しないと10ドルずつ下がるので3手番で株価が0になって会社がつぶれます)。
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(序盤。つぶれそうなグランドトランク)

しかし、次の株フェイズでとにかく株価が安いということで、みなさんが株を買ったおかげで売り切れ上がりが発生。ちょっとだけ持ち直します。

そして、つぶれないならとまだ配当しない選択を続ける彼葉社長w。

他人の会社の株を買うのは、収益を配分してもらって儲けるためです(もちろん購入時よりも株価があがって儲けが出るというのもあるんですが)。それを無配を続けるので、彼葉社長はブーイングに包まれます。
僕は線路敷きを失敗したのか、こういう会社なのか、なかなか収益を序盤以上に上げることができません。その間にこのゲームで一番儲かる駅であるシカゴに接続できた、タムラさんとG2さんの収益がどんどん伸び始めます。

東西運行というボードを横断するような路線を作れれば、ボーナスが入るのですが、マップ北部(写真だと下側)で東西運行の路線も完成しました。が、僕は北部にパスがないので絡めません。南部で東西路線を作るか、北部へのパスを作らないとならないのですが、何分、南部で線路を敷いているのがほぼ僕だけなのでなかなか高収益の路線が作れません。
今回のゲームはみなさんかなり緩いプレイだったのでお情けみたいなもので、シカゴには入れさせてもらえたので、収益自体はそこまでの差にはならず、幸運は幸運だったんですが。
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(中盤。持ち直してきてるグランドトランク)

それ以上に深刻だったのが、大きな収益をあげて配当も大きく、株価もどんどん上がっていくG2さん、タムラさんの株を買えなかったこと。特に中盤以降収益トップを走っていたG2さんの株を買えなかったのが気になってました。
株フェイズは前回の株フェイズで最後に株を売り買いした人の次手番の人から手番が始まるのですが、僕の下家のG2さんが株を買わないのか、僕が株を売り買いしすぎなのか、G2さんからの手番になることが多く、株の購入で1歩、2歩と遅れてしまってました。

そして終盤に入ろうかという辺りでずっと低迷していた彼葉さんの会社が貯めたお金でようやく2両目の列車を購入されたことで収益が爆発。株価を2段階、3段階とがんがんあげてきてました。

これでどの会社も収益はほぼ頭打ちになり、登場している4社の株は全部プレイヤーが持ち、僕、タムラさん、G2さんが社長の株はたぶん最高値まであがるという状況だったので、新しい会社を立ち上げて新たな株をゲームに登場させないと差をつけられなくなってました。
が、ゲーム終了もさすがにもう近く、新しい会社作って儲ける暇あるの?と全員が迷っていると、タムラさんが新会社を設立。タムラさんが立てるんなら儲かるんだろうと全員が株を買って支えたことや、思っていたよりも長引いたこともあって、新会社の株価はそれなりにあがってゲームは終了しました。
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(最終形。グランドトランクと新会社(エリー)以外は株価カンストしました)

最後、手持ちの現金と株を売った金を合計した結果…、タムラさんが勝利されました!
2位の僕とは数百ドルの差で、新会社の設立の際にあった株の購入の綾で勝てていたかもしれないくらいの差でした。

中盤、終盤の収益の差がやばいなーとか思っていたのですが、配当しないことに業を煮やして売却された彼葉さん会社の株を僕が安値で拾っていたのが最後、かなりの高値で売れたのが大きかったようです。彼葉さんは序盤の無配で金がなく他社の株が買えなかったこと、G2さんはやはり途中株をあまり買われていなかったことが響いてあまり伸びず。

久しぶり18XXだったのですが、やはり面白いです。
前述の通り、トークンの置き合いがぬるかったり、1846の特徴として仕手戦的な仕掛けがしづらかったりで、ひりひりするようなやり取りは起きなかったのですが、それでも、他プレイヤーと協力して線路を敷くよう交渉したり、どうすれば収益があがるかうんうん唸って線路を敷いたり、列車を買い換える資金をどう捻出するかを考えたり、購入のタイミングを他の会社の資産を見つつ図ったりと、色々な楽しさにあふれたゲームでした。
と、会社運用部分がすげえ面白いにもかかわらず、勝ち負けに大きく反映されるのは、あくまで株の売り買いっていうのもたまりません。

このジレンマがどうしたという理屈でどうこうではなくて、単純に遊ぶのが「楽しい」ゲーム(でもゲーマーズゲーム)なので記事書くのいつも困るんですが。

ちなみに慣れてる人たちだと1日に3回くらい回せるショート18XXと聞いていたのですが、慣れてない我々だと結局5,6時間かかってしまいました。
(18XXをやるたびに書いてることなんですが、)全く長時間であることを感じませんし、ずっと濃密な時間をすごせるすげえゲームです。
タイルを使った、どの形の線路がうまくつながるかを、あーだこーだと楽しめる人なら時間を気にせず楽しめるゲームだと思います。あと、これが非常に重要なことだと僕は思っているんですが、基本的に前向きな選択を繰り返すゲームなんですよね。1ドルでも儲かるように。今出来ることは後回しにせずにという精神で遊べるゲームなのがいいなあと(上級者の方々のゲームだとそんなイケイケだけではダメになるんでしょうが)。

この1846は手に入らない(ショップに注文すれば作ってくれるのですが、いまは数年待ちだそうです)んですが、1830でもなんでも機会があればボードゲーム好きには是非遊んでみて欲しいゲームです。

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プロフィール

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
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・バサリ
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・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
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