Bidders!

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(4人でインスト込み60分ほど)

【概要&ルール】

金と好感度をバランスよく競り落とすゲームです。

毎ラウンド黒と白のカードが1枚ずつ競りにかけられます。
黒のカードには必要ワーカー数、お金、マイナスの好感度が、白のカードにはプラスの好感度が書かれています。
黒のカードの上には書かれたお金分のチップが乗ってます。

以下のいずれかを全員がパスするまで時計回りに手番を続けます。
・黒のカードに入札する:必要ワーカー数分のコマを提示した上で、黒のカード上のチップを任意の数白のカードに移す。
・白のカードに入札する:前のプレイヤーの入札を上回る数のワーカーコマを入札する。
・パスする(黒か白のいずれかのカードに入札している場合は強制的にパス)

全員がパスしたら、黒のカードを落札したプレイヤーはその時に黒カードの上に乗っていたチップと、黒のカードを受け取ります。受け取った黒のカードの上に必要ワーカー分のワーカーコマを置きます。
白カードを落札したプレイヤーはその時に白カードの上に乗っていたチップを受け取り、入札していたワーカーコマを白カードの上に置きます。その後、白カードの落札プレイヤーの両隣のプレイヤーでワーカーコマを握って競りをします。この競りに勝ったプレイヤーもまた握ったワーカーコマを白カードの上に置き、その白カードは落札プレイヤー同士の間に置きます。

次ラウンドに移る前に、自分の前に置かれた黒カード、両隣プレイヤーとの間におかれた白カードの上に自分のワーカーコマがあれば、各カードの上から1つずつ手元に帰ってきます(そのラウンドに落札に使ったコマは除く)。

これをカードがなくなるまで繰り返し、最後に、自分の前の黒カードと両隣プレイヤーとの間の白カードに書かれた全ての好感度のプラスマイナスを合計し、好感度が一番低いプレイヤーはゲームから脱落し、その後、最もチップを持っていたプレイヤーが勝利します。

【プレイ内容】

タムラさん、一味さん、一発命中Pさん、僕の4人で。

最初は黒カードの上にだけチップが乗っているので、お金(チップ)が欲しければ黒カードに入札して、好感度が欲しければ白カードに入札するゲームなのかな?と思い、とりあえず金集めるか!と黒カードに9枚置かれていたチップを2枚ほど白カードに移して入札してみたところ、いやいや7金とかあげられるわけ無いでしょうと、また白カード上に数枚移動させて上書き入札されました。

そんな調子であっという間に黒カードの上からチップは減っていき、白カードの方に多く乗る状態に。黒カードは好感度もマイナスだし、もらえるお金も少なくなるんか…って、そうなると白熱するのは白カードの競り。好感度はプラスだし、お金もたくさんもらえるしで安く入札できるわけがないです。
黒カードの落札時に必要なワーカー数は2個前後と少なめですし、多くワーカーコマを費やす白カードにお金が多く移るのも当然かと思いながら、なら、当初の金を取りに行くという考えに沿って、序盤は白カード落札に力をいれてみました。

始めた当初は、黒カード=お金、白カード=好感度という認識だったのですが、上記の通り、少なくとも今回のゲームでは、白カードを落札すれば好感度もお金も多くついてくることになりました(大抵こういう流れになる気がしますがどうなんでしょうか)。
ゲーム中自分が使える唯一のリソースであるワーカーコマを最終的な勝利点であるお金と好感度にどう分配するかで頭が混乱していましたが、お金と好感度が比例する(お金がたくさんもらえる白カードは好感度もたくさんもらえて、お金がちょっとしかもらえない黒カードは好感度も少ない)のであれば、全力で白カードの落札を目指せます。

4人プレイ時だと自分のワーカーコマは9個しかなく、使ったワーカーコマは1つずつしか戻ってこないので、だいたい白カード1枚を落札するために3,4個ほど使う相場だったこともあり、2枚も競りとせばスカンピンです。
そうはいっても、スカンピンになったら他の方々を楽にさせるだけなのでなんとか2,3個は残すようにしつつ、安値で落札されないよう、かといって落札もしてワーカー数が0や1個にならないよう「相場より若干安い」ワーカー数やチップで入札したりしつつゲームを進めました。

そして、序盤に自分が白カードを積極的に落札したことや両隣の一味さん、タムラさんが落札した白カードの握り競りに勝てたこともあって、中盤辺りでチップ数も僅差でトップ、好感度は頭ひとつとびでたくらいに(一応隠匿されてますが、僕の両脇に置かれた白カードが圧倒的に多い)。

で、きちんと計算したわけではないですが、黒カードにせよ、白カードにせよ結局のところ、ワーカー数1個あたりでとれるチップ数の相場は同じように感じていたので、相場が高くなる白カードの競りにはもう入らず、「黒カードの必要ワーカー数からこのチップ数ならまだおいしいけど、もうひとつでもチップを白カード側に渡せばチップが少なすぎる」というチップ数で黒カードの入札に参加することに終始しました。
このため、白カードにもチップががっつり乗ることになり、白カード落札にかかるワーカー数が増えて、みなさんの手元からもワーカーが減るということにもなりました。
終盤には中盤あたりで落とした白カードとその後競り落とした黒カードとの3方向からワーカーが返ってくる形にもなり、チップ数も最後の競り開始時でトップ。戻ってくるワーカー数(最後に手元にあるワーカーは好感度やお金になります)と手に入るチップ数を考えて、このチップ数なら逆転されないという数まで黒カードのチップを減らして思惑通りに勝利出来ました。
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(終盤。3方向からワーカーコマ戻ってくるし、チップ数はトップだしでウハウハ状態)

【感想】

素晴らしく出来の良い競りゲームでした。遊ぶ前から面白い面白いという話は聞いていたのですが、期待を裏切らない面白さでした。

競りゲームって、相場観がどうこう言われることが多いですが(たぶん僕もどうこう書いてますが)、実は勝ち負けに大きく関係しているのって、相場がつかめたかどうかよりも、遥かに運の要素が大きいと思ってます。例えば、具体的なゲームで言えば、モダンアートでダブルオークションを手札にいくつも持ってただの、全体的に多く手札に入っていた画家のカードが自手札により多くあっただのとか、ゲームを特定しなくても、たまたましゃがんだ回の次に価値の高いモノが競りにかけられて他プレイヤーの足元を見れて安く落とせたとか。

もちろんBidders!でも運要素は有りますが、相場以外に大きく勝ち負けに影響していそうなのは、毎ラウンド戻ってくるワーカーコマの数を増やせるかであり、それは(他人の思惑が大きく影響するのでほとんど無理なのでしょうが)適度にコントロールできるような難易度の要素で、これを意識して遊ぶのがえらく面白かったです。

具体的に言えば、今、右隣との間の白カードの上には自分のコマは2つで相手のコマは5つも乗ってるが、左隣との間の白カード上には自分のも相手のもコマが乗ってないという状態であれば、自分が白カードを競り落とした際に右隣が握り競りに多くコマを握ることはないので、たぶん左隣が競り勝つだろう。そうなれば、毎ラウンド両方からワーカーコマが戻ってくることになるので、多少強気に相場以上のワーカーを吐き出しても問題ない。さらに言えば、自分の左隣が白カードを落札して時にも握り競りで強気に出れる…とか。
今回、カードの競りの相場はさくっと決まったように思っていて、終盤にかかったくらいには、みなさん、相場よりもこのワーカーコマの戻りの管理を苦心されてました。純粋な相場の見極めだけを競うというのももちろんいいんですが、Bidders!のように単純に相場を見極めただけでは勝てない、プラスアルファがあるゲームのほうが僕は好きですし、複雑なパラメータも設けずに、使ったワーカーコマの戻ってくるポイントを増やしただけで、通常なら見えない各プレイヤーの思惑をある程度お互いに見えるようにしたのはすげえです。

ただ、ワーカーコマの戻り方の管理によって各人のぶっこみ具合が変わるとはいえ、一応、表立っては本来中心となるべきカードの価値をプレイヤーの意志で相場にあった値に変えられるというのは、極端な話、全部同じカードであることと同義にもなり兼ねず、デザイナーさんがどういう考えで様々なパターンの値を設定されたのかは大変興味があります。

あとは、僕が思う国内の同人ゲームの良さのひとつとして、テーマの再現性の高さとそれによる盛り上がりというか、パーティー性があるんですが、Bidders!ではそれはありません。そういう意味で出来の良いゲームだとは思いますが、”国産の同人ゲーム”が欲しくて買った人の要望は果たせないかもしれません。

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プロフィール

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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