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ポンジ・スキーム/Ponzi Scheme

IMG_7958.jpg
(5人でインスト込み2時間ほど)

【概要&ルール】

ポンジ・スキームとは、詐欺師チャールズ・ポンジが行った、高配当を売りに出資を募るものの実際には運用はせず、別口で募った出資を配当に当てるのを繰り返すという行為のことで、詐欺の一種とされるが、自転車操業でやりくりしてるだけといえなくもないもの。
運用をしていないので出資金以外に収益がなく、配当は出資金以上の額を支払うので出資を募りまくっても必ず支払えなくなる時がくる。

ゲームではプレイヤーは詐欺師になって、得たお金を元に品物のやり取りをします。そして、ひとりのプレイヤーが破産した時に最も価値のある品物を持っていたプレイヤーが勝利します。

ラウンドは以下の流れで行います。

1.ファンドカードを獲得し、書かれている額面のお金と、産業タイルを得る。ファンドカードには獲得できる金額の他に、何ラウンド後に何金支払わなければならないかも書かれている。

2.全員が1を行った後、手番プレイヤーが任意のプレイヤーに産業タイル1枚と任意の金額を提示する(タイルは全プレイヤーに公開、金額は提示するプレイヤーにのみ公開します)。具体的には財布のようなものに、提示する金額分のお金を入れて交渉したいプレイヤーに渡します。渡されたプレイヤーは、お金を受け取りその代わり産業タイルを渡すか、提示された金額と同額を財布に入れて手番プレイヤーに財布を返し、産業タイルを受け取るかの選択します。

3.全プレイヤーが2を行ったらラウンド終了し、支払わなければならないファンドカードがないか確認。あれば書かれた額を支払う。この時、支払えず破産するプレイヤーがひとりでもいたらゲーム終了し、産業タイルから勝利点を得て、最も高いプレイヤーが勝利する。破産したプレイヤーはその時点でゲームから脱落する。

【プレイ内容】

一味さん、キノさん、ひげさん、タロ吉さん、僕の5人で。

ファンドカードに書かれた額はかなり幅があって、10金程度しかもらえないものもあれば、80金もらえるものもあります。ただ、もらえる金額が大きいカードは支払う金額も多く、例えば17金もらえるものは3ラウンド後に11金支払えばいいのに対し、78金もらえるものは3ラウンド後に140金支払う必要があります。

さらにいえば、このゲーム、一旦獲得したファンドカードは1度書かれた金額を支払っても、再度書かれたラウンド後には同額を支払わなければならないのです。先ほどの78金もらえるカードで言えば、3ラウンド後に140金、さらに3ラウンド後に140金…と、例えば獲得後12ラウンド経ったらトータル560金も支払うことになります。

うーん、支払いきつそうだし貰える額が少なくても支払い少ないカード優先でいこうとスタート。最初はみなさん出来る限り支払いが先のラウンドで、額も少ないファンドカードを取られていました。

本当に一部のカードを除いて1回めの支払いでさえマイナスになるものがほとんどですし、ゲームの勝ち負けを決めるのは産業タイルからの点数。ということで、値段指定のブラインドオークションとでもいうようなこのゲーム独特のやり取りがゲームの本番、本質です。

このお金のやり取りがコソコソしていて、自分が絡んでいてもいなくてもめっちゃドキドキします。1ラウンド目はタロ吉さんに10金ほどを提示したところ、どうも安かったようでその金額で産業タイルをご購入。ならばとちょっと上げた金額を今度は一味さんに提示。
これまたスルッと一味さんは産業タイルを購入。んー、まだ安い?

当たり前なんですが、他人がどの程度の金額でやり取りしているか全くわからないので自分のつけた値段が高いのか安いのかさっぱりわかりません。それでも、産業タイルを買われているのだからやはり安すぎるのでしょう。誰か僕に取引を持ちかけてくれれば自分の提示額と比べられるのにと思うのですが、3ラウンド経過しても誰も僕に取引を持ちかけてくれませんw。まあ、毎度毎度産業タイルが買われているので手元にタイルがないプレイヤーと取引もクソもないのは確かなんですが…。それでも初期に配られるものもあるので手元のタイルはゼロではないので。

僕:「誰か取引してくださーい。相場がわからなくて不安なので頼みます!」

と泣き言をいったところ、

一味さん:「仕方ないな!」

と一味さんから取引相手に選んでもらえ、財布が渡されました。
そこに入っていた金額は、先ほど一味さんに僕から提示した金額とほぼ同じ額。

えええええ!? これは、素直に自分の相場観はあっていたと安心すべきなのか、それとも、一味さんが仕掛けた巧妙な罠なのか…。下手に不安になりすぎていたので、ダメな方向に疑心暗鬼になってしまいます。

取引ありがとうございますと、タイルは購入しましたが、うーん、どうにもわからんです。

が、わからなすぎて吹っ切れたので一味さんを信じて、大体の相場を自分の中で決めちゃいました。

そして、その頃最初の支払いの時期がまわってきました。ここはみなさん問題なくクリアしましたが、人によっては次ラウンド、そうでなくても2,3ラウンド後にはまた支払いがやってきます。

(足切りになるので)とにかく破産だけは避けたく、産業タイルよりもお金を手に入れたいです。どうすれば取引でお金を手に入れられるのか…。

産業タイルには複数種類があり、各種1枚ずつ持っているよりも1種を数多く集めた方が点数効率はあがります(ファンドカード獲得に制限がかかったりもするんですけど)。であれば、1種を複数枚持ってる人は手放したくないだろうから、ちょっと高めの提示額でもお金を払ってくれるのでは?と考えて、同種を3枚持っているキノさんにちょっと高めの額を提示してみたところ、こんなにくれるんならタイルあげますよと、お金とられてしまってちょっとやばいことに。

確かに僕は1枚しか持っていないので、渡しちゃっても点数的に負けるわけでもないですし、それならお金をもらっとこういうのも分かる話です。

分かりはするもののお金を取ろうとしたのに逆に取られてしまったわけで次回の支払いに向けて、ちょっと額の大きめのファンドカードを取らざるをえない状況に。
これ、どんどん支払いが苦しくなってくるやつだ!とは思うものの、「支払いが大きくなる前に自己破産しました」というわけにもいかないので、誰かの何かの拍子のうっかりに期待して早くも悪あがき開始です。

この後も、同じように1種を何個か持っていたひげさんにちょっと高めの額で取引を持ちかけたら、やっぱり金を選ばれてまた1段階破産に向けた一歩を踏み出したりしつつも、なんとかファンドカードからの収益で支払いをクリアするという、驚異的な自転車操業でゲームが進みます。

しかし、さすがにこのあたりまで来ると僕だけがケツに火がついているということもなく、みなさんお金のやりくりが厳しそうです。
そんな中、表情や言動から察するに比較的余裕がありそうなタロ吉さん。

これまでに取っていたファンドカードを見ると、支払いの少ないものしか取っておらず、お金も産業タイルも少なめ、とにかく破産しない戦術を取られていたようです。お、タロ吉さん余裕ありそうじゃないですかと見るや、取引相手として大人気になるタロ吉さんw。

それでも産業タイルの数や種類から見ると、勝ってそうなのはキノさんか一味さん。誰かひとりが破産した時に破産したプレイヤーを除いて勝利点トップのプレイヤーが勝利なので、破産は回避していてもそれだけでは勝てません。

タロ吉さん的には、産業タイル数も微妙な僕が破産するよりも、キノさんたち上位陣を破産させたいところ。このゲーム、ファンドカードにクマの書かれたものがあり、それが規定枚数以上場にでると2つラウンドが進み、予期せぬ支払いがきてしまうというルールがあります。キノさんは2ラウンド先に大きな支払いがあり、タロ吉さんは、ここで一気にラウンドを進むよう祈られてましたが、そんなにうまくいかないもので、クマカードは収入額が大きいので、「もう資金繰りが厳しいから取るしかない」と、みなさんクマカードばかり取られて思惑成就ならず。

このラウンドでたぶん誰かが破産するので取引相手の選定と金額は超重要です。
そして、取引開始時点の手持ちのお金では破産確定している僕は最後手番。誰が金を持っているかを見極めなければなりません。やはり余裕があるように見えるのはタロ吉さん。キノさんはやばいと口にされているので本当にきつそう。一味さん、ひげさんもそんなに余裕はなさそうです。
キノさんが取引相手に選んだのはタロ吉さん。まあ、金持っていそうではありますが、タロ吉さんとしてはキノさんに脱落して欲しいはずなので、産業タイルを渡してお金は受け取っちゃうんじゃないのかな?と思っていたら、お金を渡して産業タイル購入。
タイルをキノさんから受け取って得点的には優位になりますし妥当な手です(僕は自分が助かりたいので僕にお金をくれればいいのにと思ってますがw)。

うーん、これは僕が取引できる相手がいなくなったんじゃないだろうかと思いながら手番を待っていると、タロ吉さんは手番で取引しないを選択。やっぱお金がぎりぎりだから取引できないんだなーと思いはするものの、一番お金を出してくれる可能性があるのはタロ吉さんだろうと、タロ吉さんからお金がもらえれば自分が破産にならない額で取引を持ちかけてみるも、まあ、予想通りお金を受け取って代わりにタイルが返ってきました。

これで僕は破産確定。ここでゲームは終了で、最後まで安定してお金を持ち、タイルを集めていた一味さんが勝利されました。

【感想】

よく競りゲームで、相場がー相場がーと言いはするものの大抵は金額は公開されているのでゲーム中に相場が次第にそのテーブル内で形成されていくものですが、ポンジスキームでは当事者を除いて本当に未公開でやり取りするので、えー、この額で本当にいいの?払い過ぎてない?と疑心暗鬼になるのがめっちゃ楽しいです。

競りゲームというと相場がわかってないと楽しくない(相場を見つけていく過程も面白いですが)と思い込んでいたので、目隠し状態でやる競りがこんなにドキドキして楽しいものというのは驚きました(競り合いとか発生しない指し値での売買ではあるんですが)。

破産によってゲームから脱落することの恐怖もいい要素で、うがー、もうすぐ支払いなのに金がなーいと右往左往するのもまた最高です。

ただ、この目隠しと破産の恐怖のせいで、ゲーム性が落ちている部分もあります。このゲームの主な得点源は産業タイルのセットコレクションで、1種をたくさん集めた方が点は上がります。こういう、あるタイルの1枚目と3枚目は価値が異なる(3枚目の方が価値がある)のは、この差があることで悩ましくなったり、足元を見た交渉ができるようになったりします。同じものがプレイヤー間で等価ではないというは、一般的にはゲームにおける重要な要素であることが多いです。
しかし、ポンジスキームでは、あまりにも破産の恐怖がでかいせいか産業タイルの得点云々よりも目先のお金が重要視されることがままあり、取引で適正な金額を提示したとしても思うような結果が得られないことがあります。
これが競りを公開でやっていてちょっとおかしな結果になれば、ああ、あの人は懐が寂しいんだなとなりますが、非公開でやっているので適正な金額を提示できなかったのか、それとも相手に問題があったのかの判断材料がないんですよね。
これによってどうなるかというと、産業タイルの点数的な価値は関係なく、単に、取引はこの程度の額でやってれば問題ないということで、似たような額が各プレイヤーの懐状況に応じて行ったり来たりするだけになってしまいます。

誰の懐状況がいいか悪いかを見極めてやり取りするゲームというだけで十分面白いのは確かです。
これまでにないドキドキワクワクが味わえました。

あと、僕にはできませんでしたが、どのファンドカードが取られたかと、誰が何金を何ラウンド後に支払うかは公開情報なので、プレイヤー全員で何金持っているかは把握可能です。これでどうプレイヤー内でお金がやり取りされても誰かが破産するというタイミングは知れるので、それをうまく使うというのもまた面白いかもしれません。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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