キー・トゥ・ザ・シティ:ロンドン/Key to the City – London

IMG_9162.jpg
(3人でインスト込み2時間ほど)

【概要&ルール】

君だけのロンドンの街を作っちゃおー。見た目だけでインフラつながってないんですけど…。

手元のミープルをロンドンの名所がかかれたタイルを競りおとすのに使ったり、競り落としたタイルの能力発動に使ったりして、規定ラウンド後に多くの勝利点を稼ぐのを目指します。

ルールはほぼキーフラワーなので割愛します。変更点は、緑ミープルがなくなってる、輸送の概念なくなってる、次ラウンドの手番決めが簡略化と全体的に優しくなるようになってます。

【プレイ内容】

一味さん、タムラさん、僕の3人で。

僕も一味さんもキーフラワーを遊んだのがえらい前ということで改めてタムラさんにインストしてもらってスタート。

僕:「10年くらい前に新婚旅行でロンドン行ったんですよー。で、どこだったかなー。(ゲームに同梱されているロンドンの地図とタイルの対応表を確認して)そう!この橋の上ですげえ喧嘩したんですよ。この橋は絶対に取りますから!」
一味さん&タムラさん:「そうですか。はっはっは」
IMG_9158.jpg
(左側が思い出の橋)

1ラウンド目、自分の手元には各自の街の中心になるタイルしかないので、場に大量に並べられたタイルをみんなで競りにいきます。

タイルの種類は大きく分けて3つ。タイルに描かれた条件を満たすことで得点になるもの、タイル間をつなぐように配置するインフラ(バー状のコマ)を作るもの、コンパスなどの道具を作るものです。
タイルから得点を得る条件は、規定の色のインフラでたくさんのタイルをつないだり、1つのタイルに複数本のインフラを配置したり、タイルをアップグレードしたりなどがあるんですが、とにかくインフラや道具を手に入れる必要があります(アップグレードにインフラや道具を使います)。

そんなわけで1ラウンド目の競り対象のタイルはインフラを作るタイルや道具を作るタイルがたくさん並びます。
インフラは6色、道具は3種類あり、1枚のタイルで全部が作れるというわけではないので、どの色のインフラが作れるタイルを取るのか、どの種類の道具が作れるタイルを取るのか…って、インフラや道具を得点化するタイルはこの後のラウンドでたくさん出てくる(と思われる)ので、とりあえず自分から近いところのタイルを競り落とすべくミープル(本来の呼称はキープルですが)を置いていきます。

キーフラワーの基本ルールで、ある1つのタイルに競りだろうと、タイル能力使用だろうとある色のミープルを置くと、そのラウンド中はそのタイルに対して使えるのはそのはじめに置かれたミープルと同じ色のみという縛りがあります。
当然、競りは相手よりも多い数のミープルを配置する必要があります。自分が欲しいタイルに黄色ミープル1つを配置したとすると、他プレイヤーがそのタイルを欲しい!と競り合いに来た場合、黄色ミープルを2つ以上配置する必要があります。そうなると、更に競り上げるためには手元に黄色ミープルを最低2つ(既においたものとあわせて3つ以上になる)は残しておかないとなりません。

ミープルは毎ラウンド補充数が変わりますが、手元に10個もないことの方が多いです。
ソフトパスができるルールなので一応他プレイヤーの動向を見ることはできはしますが、お互いに「相手の衝立の裏に競り上げる分だけのミープルが残ってなければいいのに」という思いは同じなので、ソフトパスしてもあまり状況は変わらなかったりします。

1ラウンド目から競り合ったりして無駄な手番を使うことはないし、3人プレイだと残りの1人が得するだけだしと、口では平和なことをいう面々ですが一味さんもタムラさんも隙あればぶっこんでくる方々なので全く油断できません。

あー、この青ミープルを使ってしまうと競り上げられた時に何もできなくなるー。いいのか?使っちゃって良いのかー!?と勝手に心のなかで盛り上がったり、戦々恐々としつつも、表面上は3人共淡々と別々のタイルを競り落として1ラウンド目は終了。

そして、2ラウンド目。2ラウンド目もまだインフラや道具を競り落とすタイルが多く、準備するラウンドのようです(ランダムにでてくるタイルもあるので偶々かもしれませんが)。
1ラウンド目で獲得したタイルで作れない色のインフラや、獲得しタイルをアップグレードするのに必要な道具を作れるタイルに競りかけます(アップグレードすると生産系のタイルは生産数が増え、得点系のタイルは得点が増えます)。
任意の道具を任意のインフレ2本に変換してくれるウォータールー駅をタムラさんと競り合うかちょっと迷いましたが、どうも今回は平和な展開で進むようなのでちょっかいを出すのはやめて自分の街のタイルを使ったりのんびりしていると、一味さん、タムラさんと続けてパス。(ソフトパスではなく)ハードパスでラウンドから抜けた時に次ラウンドの手番順や補充のミープル数が変わるのですが、最後手番を選べば手番決めに使ってるタイルがもらえます。

僕が最初に欲しい!といっていた橋のタイルもこの手番決め時に取れるタイルで、たいして強そうな効果じゃないから大丈夫だろうとタカをくくってたら、タムラさんが獲得されましたw。

そして3ラウンド目になると競りの対象になるタイルがこれまでの半分以下に。これは競りが熱くなるぜ!と思ったんですが、自分の街の能力を発動させるのが忙しくて競りに大量にミープルをつぎ込む余裕がありません。
しかし、どれも点数になるタイルなのでいくつか獲得したいところです。

場には5つタイルがあり、一味さん、タムラさんが2つに。僕が1つにミープルを置いてます。偶然ですがどのタイルも僕の街で作れるインフラが点数になるものなのでどれも欲しい。あとはどのタイルを競り合うか。僕の手元に余裕があるミープルは青色。青色で競られているタイルが3つあります。そのどれにするかを考えたところ、タムラさんが獲得されようとしているタイルが点数化しやすそうだったのでそちらに決めてミープルを2つ配置すると間髪入れずに3つにせり上げられます。さすがに4つは払えないなあと思いつつ、タムラさんの手元の青ミープル数が減ってるだろうとその隣のタイルをせり上げます。
すると、またまた間髪入れずに3つに競り上げられます。

えー、そんなにミープルに余裕あるんですか!と驚きつつ、どちらかのタイルを4つにするか、それとも一味さんが獲得されようとしているとこにちょっかいを出すか…。

うーん、散々悩みましたが、最終4ラウンド目に競りの対象として出てくるタイルを見ると(最終ラウンドに出てくるタイルだけはゲーム開始時から公開されてます)、もう少し手元で道具を作っておけば得点にできそうなものがいくつかあったので、自分の街での生産に使うことにしました。
(後から考えると敗着の主な要因はここでしたが)

4ラウンド目には手元にある指定のミープル数×2点とか、指定の道具数×○点、道具をあるセットで持っていれば○点とかちょっと特殊な得点タイルがでてきました(というか前述の通り最初から公開されてるのでこれらが出てくるのはわかってたんですが)。

一味さん、タムラさんのおふたりは4ラウンド目のタイルを取ることで多くの点を取ることができる準備ができていないということでほぼスルー。僕はそれなりの点が取れそうなのが2,3枚あったのでそれを取るつもりです。

最終ラウンドということもあって、手元の自分の街にあるタイルは全部アップグレードしたいですし、そのために必要な道具やインフラを用意しつつ、どうすれば最大点数になるのか、うんうん言いながら考えます。
たぶんこれだろうなという手順を見つけて、それを淡々と実行していくわけですが、自分の街のタイル中心に考えてるので他人にそのタイルを使われることに戦々恐々としつつのプレイです。
本当なら邪魔するような1手をうつべきなのかもしれませんが、結局、因果応報になる気がしてしまいとりあえず、やれることをやりきって終了。

一味さんが1,2ラウンドで取った生産系のタイルと相性の良い得点タイルを複数枚獲得されたことが大きかったようで、僕とタムラさんが僅差の勝負をしてる中、頭2つくらい抜けて勝利されました。
IMG_9164.jpg
IMG_9165.jpg
IMG_9166.jpg
(最後の街の様子)

僕は圧倒的に獲得したタイルが少なすぎたのがダメだったようです。ミープルをタイル獲得に割くのも、タイルの使用に割くのもあまり差はないだろうと思って、街での生産やミープル数重視のプレイをしてみたんですが、自分がタイルを取る=相手のタイル数を減らす→タイルは色々な意味で得点源なのでそこを戦わないと自分が削られてばかりになるのかな(少なくとも今回はそうなった)と。

【感想】

競りとタイル効果にどう手元のリソースを割り振っていくかというタイプのゲームなんですが、リソースが(3色あるとはいえ)ミープルという1つのものしかないので、シンプルな故に選択肢が多く、大変悩ましいです。
しかし、システムの面白さの核の部分はキーフラワーなので、システム的な面白さの話では、まあ、キーフラワーだよねとなりはします。

緑ミープルや輸送ルールがなくなっていて、ルールが簡易的になってるというシステムの差に起因してたりそうでなかったりしますが、このゲームを遊んで面白かった/興味深かったのは2点。

1つ目は、競りから生産への重点のシフトです。もうキーフラワーを遊んだのがえらい昔なので細かい話は忘れてしまってるんですが、キーフラワーだと道の連結や輸送のルールのせいで、あるタイルの価値がプレイヤー何人かの間で高くなって競りが熱くなる(そういうタイルが複数あるので複数人競りが熱くなってる)ということがあったんですが、今作ではタイル間の連結は基本的に自由ですし、街の中にあればどこにあっても効果は同じ(得点化で場所が重要になることはありますが)なため、そこまで競りが熱くなることはないように思いました。
一方で、得点化やアップグレードの条件がほんのちょっと厳しくなってるのか、それとも、下手に出来やすい作りなのでやりたくなるのかはわかりませんが、デザイナーの意図的な作りで、生産にリソースを多く注ぎ込むようなプレイングに自然となっているように思えました。

基本システムは同じなのに、競りというプレイヤーインタラクションの超強いものを中心に置いたキーフラワーと、生産からの得点化、アップグレード化というタイル効果をどうつなげるかというソロプレイ感の強いものを中心においたキートゥザ・シティ:ロンドンというプレイ感のえらく異なるゲームに仕上がってるのが面白かったです。

まあ、ソロプレイ感があるといっても、キーフラワーと同じく自分が使おうとしてるタイルを他人に先に使われる恐怖は半端なく、毎ラウンド使えるミープルの数にほとんど余裕が無いので、ここで青ミープル1つ使って道具を作って、次にその道具を使ってこのタイルを黄色ミープルでアップデートして…などと考えてるところに、赤ミープルで道具を作るタイルを使われると、えええええーー!!どうすればいいんだっけ!?となりはするんですが。
まあ、といっても同じ効果か似たような効果のタイルは他人の街にあることが多いのでそちらで代替できることも多い安心設計ではあるので、恐怖感は見た目というか仮初なのかもしれません。

2つ目は、ロンドンの名所を並べるのが面白い!!です。

前述の通り、旅行に行ったことがあるというのもあるんですが、ロンドンってあまり旅行や海外に興味のない人でも知ってるような名所が結構あるんですよね。ロンドン名物タワーブリッジ、9と4分の3番線のあるキングス・クロス駅、落ちた落ちたと落ちまくるロンドン橋とか。
そういうメジャー建物や自分らの知ってる建物を集めて並べるだけで面白いです。想像してみてほしいんですけど、例えば、日本が舞台で東京タワーとスカイツリーを競りで取って並べたり、富士山のまわりに後楽園、偕楽園、兼六園を並べたりするゲームがあったとしたら超楽しそうじゃないですか?ロンドンにそこまで思い入れがある人がどれくらいいるかはわかりませんが、ちょっとでも自分の知ってる建物がでてきて、それで遊べるというのは案外楽しいもんです(ということに気づけましたw)。

今回のプレイでも、ウォータールー駅のタイルが出てきた時に、「この駅、前はフランスからくる列車の終着駅だったんですけど、Waterlooのフランス語読みがワーテルローだからフランスから頼むから駅を変えてくれって頼まれてたらしいですよ」とか、MI6ビルが出てきた時にちょっと前の007に出てきてXXされるんですよとか、みなさん知ってる話がちょこちょこ出てきてたんですが、そういうのも楽しかったです(無論、やりすぎるとうざいと思われることもあるので空気は読む必要がありますが)。

上でちょっと例で日本を舞台にした~という話を書いてますが、キートゥザ・シティシリーズはいくつでも街を変えて作れる仕様(タイル効果変えなくてもいいじゃない)なので、是非、是非、TokyoとかJapanとか作って欲しいものです。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
-------------------------
連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード

QLOOKアクセス解析