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アンロック!/ Unlock!

IMG_9813.jpg
(3人で1シナリオインスト込み1時間ほど)

※モロネタバレはしていませんが、勘のいい人だと、遊ぶ時に、あ、ここのことか、わかったわかったみたいなことがあるかもしれません。
読まれる際にはご注意ください。

【概要&ルール】

このカードに書いてある扉を開ける鍵ってどこにある?
扉に書いてあるのと同じ色の組み合わせでなんか絵が描いてあるカードがあるけど、どう組み合わせればいいんだ…?

閉じ込められた場所から脱出せよ!
アンロック!は、昨年のエッセンシュピールやそのあとにいくつか発表された脱出ゲーム系のゲームのひとつで、チュートリアル+3つの本シナリオが収録されたスマホアプリを使うゲームです。
※アメリカ流通版など、シナリオごとに別パッケージに売られているバージョンもあります。

基本的にはカードに書かれた謎を解いていき、都度都度で、謎を解いた結果、得られたパスコードをスマホアプリに入力し判定してもらい、一番最後の謎を解けば、クリア!というゲームです。

1つのシナリオは、そのシナリオの説明や導入が書かれたカードが1枚と、色々な数字やアルファベットが裏面に書かれたたくさんのカードで構成されています。
最初は導入部分を読むわけですが、この導入部分や、それ以降に登場してくるカード、アプリからの指示でまた新しいカードをめくり、そのカードに書かれた内容から、また新しいカードを…を繰り返していきます。
IMG_9885.jpg
(チュートリアルシナリオ開始時の様子です。導入説明カードの裏面が、最初の部屋の様子の絵で、部屋の中にあるものがまたカードで示されるので、どばっとめくられます。チュートリアルシナリオの謎解きは、解き方の例として一部はルールブックに載ってます)

ゲームから提供される謎のパターンは様々ですが、解き方は大きく3つです。

1.カードを組み合わせる

組み合わせ方は色々ある(ルールブックに載ってます)が、基本的には「カードを組み合わせる=カードの数字を足す」です。
例えば、3のカードに鍵がかかれており、4のカードに錠のかかった箱が書かれていれば、組み合わせる(鍵で箱を開ける)と3+4=7ということで、7のカードを新しくめくるということになります。

この時、組み合わせを間違えているとどうなるかですが、まず、カードに書かれた数字は無論全ての数字があるわけではないので、適当に組み合わせてみても合計の数字のカードが存在していないので、違う組み合わせだったのだなとわかるパターンと、合計の数字のカードをめくると間違いだったと書かれているパターンがあります。さっきの例でいえば、7のカードに「箱にかかっている鍵は数字錠だ!(見ればわかるのであまりこういう間違えはしないでしょうが)」と書かれているようなパターンです。この場合は、カードにアプリのペナルティボタンを押せという指示も書かれており、残り時間が減らされます。

2.アプリにパスコードを入れる

カードに書かれた謎を解くと、4ケタの数字が出てくる場合があります。これはアプリに入力するパスコードです。入力したパスコードが正解なら、アプリにその場の状況と次に見るべきカードが表示されます。パスコードを間違えれば、不正解の音とともにアプリに表示されている残り時間が減ります。

3.カードに見えにくく書かれた文字をみつける

箱をあけると、その箱の中、奥の方に何かあるのを見つけた…というようなシチュエーションだと思うのですが、カードの隅やなんか暗い所にわかりにくく書かれている数字やアルファベットを見つけるというものです。
ルールブックで提示されている例の写真が↓です。
IMG_9884.jpg
(この場合、棚の奥に何かがあり、それが16のカードに書かれているということになります)

・プレイ人数

 箱には、2~6人と書かれてますが、ひとりでも遊べますし、逆に何人いても遊べはします。ただ、時間制限付きなので人数いた方がいいのは確かですし、あるシナリオは開始時に2チームに分かれろといわれるので厳密にルールに従うならひとりではプレイ不可能です。何人いても遊べると書きましたが、カードを見ながらの謎解きになるのでそれを踏まえた人数が良いのは確かではあります。
遊んだん感じだと知恵の出し合う程度、楽しさを分かち合う仲間、分担してのクリアまでの時間などを考えると4人前後がよさそうでした。

・アプリの機能

アプリには、残り時間を表示する、パスコードを入力するのほか、(カードで示された場合)押して時間を減らすペナルティボタン、カードの数字を入力してそのカードの使い方に関するヒントがもらえるヒントボタン、カード上に隠されている文字を教えてくれるボタンなどがあります。また、クリア時に、クリアまでにかかった時間、ミスの回数、ヒントの回数などをもとにスコアをつけてくれる機能もあります。

「残り時間」と書いてはいますが、ゼロになっても失敗とかにはなりません。クリアできるまで続けることができ、制限時間内にクリアできなかったことは、最終的なスコアに反映されます。

【プレイ内容】

お試しでPnPファイルが配られているシナリオを遊ばせてもらったところ面白かったので、BGGのページなど状況証拠的には日本語版が出るのはほぼ確定しているのですが、英語版が出るのと同時に購入してしまいました。
という話をしたところ、なら解かねばなるまいと、キノさん、一味さんがやりに集まってくれました。

3つのシナリオにはイメージアート的なものがあります。なんか地下施設みたいな絵が描かれているものと、ネズミがソーセージを持って走っている絵が描かれているもの、島の上をセスナ機が飛んでいるものです。

なんとなく正統派っぽい、箱絵でも真ん中に書かれている地下施設みたいな絵のもの、「ザ・フォーミュラ」から手を付けることにしました(フォーミュラは方程式、公式、化学式みたいな意味です)。なんかようわからんですが、博士の秘密の研究所からとんでもないフォーミュラを探し出して、ここから脱出せよみたいなシナリオです。

スタートしてしばらくは順調に進みますが、いくつかの謎を解いたところで、まったく進めなくなってしまいました。

いま、場に出ているカードをどう組み合わせるか解き方のわからないカードだらけになってしまい、ノーヒントでとにかく総当たりでやるしかないのか?という状況です。とりあえず、なんとなーく、組み合わせられそうなものを総当たりでやってみましたが、さすがにこれでは先に進めません。場にあるカードについてアプリにヒントを聞いてみますが、ヒントも意味がわからないものだらけで、カード自体が足りてないようです。

※組み合わせたりパスコードを入力したりで、新しいカードが出てきた場合、その謎解きに使ったカード(7のカードを出すために使った3と4のカードなど)は、捨てるよう指示が出るので場には、まだ使っていない/解かれていないカードのみが並びます。なので、必要なカードを捨てたということはないはずで、場の情報が足りない=場に出ているべきカードが出てないということになります。

うーん、どうすればいいんだ…?と悩むこと数十分。あ!と気づいて、アプリにある見えにくい文字を教えてくれるボタンを押してみると、どうも見事に1枚のカードに書かれた数字を見逃していたようです。
(進行状況的に、見えにくい文字が書かれたカードが場にありようがない時には、そのボタンは押しても反応ないようになってます)

その数字のカードを見てみると、明らかに場に出ている、あるカードと組み合わせるもの。

ようやく先に進むことができ、そのあとは、これはこっちの解き方でしょ、これとこれを組み合わせるんでしょと、3人が互いにめくるはじからどんどん解いていけました。カードによっては碌に見る前に他の誰かに解かれて捨てられたりするほど、急いで解いていったにも関わらず、先ほどの詰まっていた時間がひびき、制限時間内にはクリアできませんでした。
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(スコア画面。かかった時間はペナルティによる時間減少も含めて74分。ペナルティ含めなければ65分なので、あの悩んでいたところがなければ40~50分で解けるシナリオのようです)

とはいえ、これはいいんじゃない?ということになり、続いて、ネズミとソーセージのシナリオに挑戦しました。

そして、スタート早々にまた詰まります。解き方らしきものがどこにもないんだけど…?

僕:「ここに、○○があるから、きっと○○関連なんですよ」
一味さん:「これ、△△じゃねえの?」
僕&キノさん:「いやいや、そんなわけないですよ」

(しばらく経過)

一味さん:「やっぱ、△△でいってみるぞ!」
と仰いながらアプリにパスコードを入力すると…、なんと正解!
僕&キノさん「ええええー」
一味さん:「ほら!ほらほらほら!」

フォーミュラのシナリオで、見えにくい文字で詰まってからはカードが出るたびに舐めるように隅々まで細かく見る癖がついていたこともあり、そういったところでつまることはなくなりましたし、カードの謎解きもアプリにヒントをもらうこともなく順調に進んでいきます。
フォーミュラと比べるとテキストが若干多く、それを読むのに時間がかかったりもしましたが、それでもまだ時間に余裕があるうちに最後(と思われる)謎まで到着。

しかし、これがなかなかの難問。着想としては惜しいところまでいったものの、結局、その問題を解くためにアプリからヒントをもらって、最終的に時間内にクリアすることができました。
IMG_9816.jpg
(解けていたのに入力ミスなどでドクロマークがついてますが、それでも星4の高スコアになったので、時間内クリアの評価が高いようです)

よし、ついでに島のシナリオもと思ったものの、このシナリオはゲーム開始時に2チームに分かれるということで、3人で遊ぶよりは4人以上の方がよいだろうと判断して、この日はここで解散しました。

んで、その翌日にあったゲーム会にて、タムラさん、ウキンさん、僕チームと、一味さん、如月さんチームにわかれて挑戦しました。

僕たちのチームは、情報が足りなさそうなのを「これは、相手側がある程度解かないとこちらだけでは進められないな」と、如月&一味チームのせいにして、早く解いて欲しいなとあおっていた結果、解けてなかったのは自分たちのチームだったという醜態をさらしたりもしましたが、チームが分かれていることを活かした問題(かなり難しかったです)に苦しめられたりもしつつも、盛大に制限時間をオーバーして2時間ほどかかってクリアしました。

1シナリオ1時間前後でクリア可能という作りになっているように思うので、倍近くかかったわけなんですが、全部のシナリオを遊んだ、僕と一味さんの感覚では、この島のシナリオが一番(結構ダントツで)難しかったので、まあ、2時間はかかりすぎにしても島のシナリオは時間かかるのではないかと思います。

【感想】

謎解きや脱出ゲームが好きなら、面白く遊べるのは間違いないゲームです。
これでもか!といろんな種類の解き方、考え方が必要な問題が詰め込まれていて、「これはさっき見たな」と感じることはほぼありません。続編出しやすそうなフォーマットなのにこんなに惜しげもなく投入しちゃっていいのかなと逆に心配になります。

解き方というか、問題の出し方が基本的にはカード2枚以上の組み合わせだという謎解きのルールと、カードに書かれたビジュアルのおかげで、カード間の関連性に気付けたり、関連はあるのはわかるから、あとはどう解読するかだと思考の発散を抑えられたりと、遊びやすい作りになっています。

とはいえ、計算問題などがあるわけではなく、突き詰めれば気づけるか気づけないかの二択ですし、制限時間のカウントダウンもあって、一度はまってしまうと中々解けないのも、また事実です。

それでも、何人かで遊べば、自分では気づけ無いところを他の人が気づいてくれたり、その逆に自分が気づけたりと、解く時の楽しさも増しますし、解けない時にうんうん言っていても仲間がいれば心強いですし、解けた時のカタルシスも増大します。そんなわけで、そもそも多人数で遊ぶ、コミュニケーションを取り合うというフォーマットであるボードゲームという枠組みで、謎解きゲームを遊ぶのは大変良いことだと思います。
ゲームの性質上、ひとりでも遊ぶのに問題ありませんが、プレイ人数を2人以上にしてるのは良いことだと思います(コスモスの脱出ゲームであるExitは1人以上なんですよね)。

こういう謎解きゲームで遊ぶ時、面白いかつまらないかという判断の基準として大きいのは、”納得感”だと思っています。
これは、謎の答え、解き方、ヒントの出され方、難易度など、謎を構成する色んなものから謎をといた人、答えを知った人が感じるもので、こうすれば納得感があがるよ。こうすれば良い謎だよという答えはなかなかありません。

ただ納得感があがるであろうと思われる1つの例を以下に。

例えば、「池にいるカエルの背中に指で”5”と書くと、実はメカだったカエルがウィーンってなって、次の部屋への行き方を教えてくれる」というの謎というか問題があるとして、唐突にカエルのいる池の絵と『カエルの背中に5を書け!』というメモの2つが提示されたとしたら、解けはするでしょうが、なんだこの問題?と納得感もへったくれもないと思います。

では、そのなんぼか前の場面で、カエルの形をしたメカの設計図が背景に書かれていたら、そこは研究所で、住んでいる博士は、55年5月5日生まれてとにかく”5”が好きだと言う情報があったら、そもそも家の入り口の扉がタッチセンサつきで、そこに博士の名前とかある文字を書くと扉が開くという謎を経験していたとしたら…と、いわゆる伏線、謎を解く人にその謎/解法を不自然だと感じさせないストーリーを作らせることができたら、謎の難易度、突拍子のなさなど関係なく、納得感を与えることができる=良い謎だと思わせることができるはずです。

全部が全部成功しているとは思いませんが、アンロック!はこの納得感を得られるストーリー、謎に対する突拍子のなさをそれなりに上手いこと作っているように感じました。いくつか脱出ゲーム派生のこういう謎解きゲームを遊びましたが、その中では一番出来は良かったです(謎解きといっても、ワトソン&ホームズとかのようなものとは種類が異なるので、あくまで”脱出ゲームとして作られたもの”のなかでですが)。

アンロック!の納得感は、謎の主体がカードに書かれた絵の見た目、ビジュアル中心から自然とインスピレーションが得られるもので、言語や住んでいるところに影響されないものというのも関係しているかもしれません。
まあ、ようわかりませんが、納得感のある謎が多いというのは確かです。

あと、最後にアンロック!だけでなくいくつかの脱出ゲームをボードゲームとして遊んで思ったことですが、ある程度悩んでわからなければヒントをとっとと見た方が良いです。数学の問題であれば答えを見てわかった気になるというのは、あまり良くないことかもしれませんが、ゲームだし、気づくか気づかないかという問題でもあるので、場のメンバーの同意が取れるのであれば、とっととヒントを見て先に進むという遊び方をした方が断然楽しいと思います。

先程から書いている”納得感”は、ヒントを貰ったからといって基本的に減るものではないと僕は思っていますし、むしろ、納得感を増すようなヒントを出してくれる謎解きゲームもあります。そして、何より、わからないからといってひたすら悩んで、うんうんと何分もうなってようやく解いたとして、それが最終的な満足度につながるか?は正直微妙なんですよね…。達成感はあるでしょうが、自分で解けた/解けないよりも満足度は謎の出来に比例することのほうが多いので…(推理小説を読んで自分で正解を出すことが、その小説の面白さに寄与しているのかを考えてみてください)。

何より、ボードゲームとして遊ぶということは、まわりに一緒に遊ぶ仲間がいるということです。謎解き、問題と言われると、自力で解かないとと思い込んでしまうかもしれませんが、あくまでコミュニケーションツール。楽しく遊べるやり方で遊ぶのが一番じゃないかと。

(追記)
書き忘れましたが、アンロック!は解答集のようなものがありません。何人かで遊ぶと分担しますし、時間制限の関係から、解いた人しか解き方を理解していない謎というのができます。できれば最後までクリアした後、感想戦的に、参加者の中で全部の謎をおさらいした方が良いと思います。そっちの方が楽しさあがるはずです。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
-------------------------
連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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