サグラダ/Sagrada

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(3人でインスト込み1時間ほど)

【ルール&概要】

あなたはサクラダファミリアのステンドグラスの1つを任された職人です。材料のガラスの入手はなかなか思い通りにいきません。そんな中で設計図通りに、かつ、品質の高いステンドグラスを作ることができるでしょうか。

ダイスをプレイヤー間でドラフトしつつ獲得し、個人ボード上に配置していくゲームです。

初めに自分が作るステンドグラスの設計図を選びます。設計図は4×5のマス目に分かれており、部分部分で色やダイス目の指定がされています。指定が多いもの、少ないもの、色々ありますが、指定が多くなればなるほど、ゲーム中に特殊能力が使えるトークンが多く配られます。
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(設計図を選んだらステンドグラスを模した個人ボードにセットします。下に敷いているのではなく、スロットにセットする形式です)

その後は、手番プレイヤーがプレイヤー数+1のダイスを袋から取り出して振り、手番プレイヤーから時計回りに1つずつダイスを獲得、全プレイヤーが1つずつ取ったら、最後のプレイヤーから反時計回りに1つずつ取り、残った1つをラウンドボードに退避させます。獲得したダイスは基本的にすぐに個人ボード上に配置しますが、配置ルール(後述)の関係で配置できない場合は配置せず、ダイスを破棄します。
これを既定ラウンド分繰り返し、得点計算をしてもっとも得点の高いプレイヤーが勝利します。

・ダイスの配置ルール

1.初期配置は一番外側のいずれかのマスに置く。その後は、既に置かれているダイスの縦横斜めのいずれかのマスに置く。
2.縦横に同じ色、または同じダイス目が2マス以上続いてはならない。
3.設計図であらかじめ色やダイス目が書かれているマスにはその指定にあったダイスしか置けない

・特殊能力について

設計図選択時に獲得したトークンを消費することで特殊能力が使えます。

この特殊能力はゲーム開始時にランダムに既定数が選ばれ、場におかれます。各プレイヤーは手番時に既定数のトークンを支払うことでその能力を使うことができます。例えば、既に置いたダイス1つを別の位置に制限を無視して移動するなどです。

・得点ルール

ゲーム開始時にそのゲームで使われる得点カードが既定枚数公開され、カードに書かれた通りにダイスが個人ボードに置かれていれば得点します(縦列で見た際に全て異なる目のダイスが置かれていれば4点など)。また、開始時に各プレイヤーの色を指定するカードが配られ、その色のダイス目の合計も得点になります。
さらにダイスの置かれていないマスごとに減点し、その合計を競います。
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(特殊能力カードと得点カードはこんなふうに場に公開されてます)

【プレイ内容】

如月さん、Domiさん、僕の3人で。

まず設計図選択です。色やダイス目の制限が少なければ特殊能力を使うためのトークンが少なく、制限が多ければトークンも多くもらえます。

トークンたくさん使えるにこしたことはないのは確かなんですが、特殊能力のカードは場におかれ、ゲーム開始後初めてその能力が使われる際にはトークン1つ、2回目以降は2つ払う必要があります。Aさんが1回使ったら、そのあとに使うBさん、Cさんは自分とっては初めての使用でも支払うトークンは2つです。

つまり、同じ数のトークンをもらっていても使うタイミングによっては、何度、特殊能力が使えるかが変わります。

うーん、そうなると、トークンが少ないとほとんど特殊能力使えないこともあるから、難しいのを取っておくかとちょっと考えましたが、いやいや、制限少なくして特殊能力なしでも置けるようにしといた方が気持ちが楽だなと思い直して、自分に配られた候補の中から、やや簡単な設計図を選びました。

そのあとは、手番プレイヤーが袋から取り出したダイスの色を見ては、「(自分の設計図でたくさん指定されている)紫が少ない!」とか、振られた出目を見て、「6ばっかりか!」だの、「なんで紫で2がでちゃうの?」だの言いながらも、自分のステンドグラスを完成させることができるのか、ドキドキしながら、ダイスをとっていきます。
結果的に絞ってしまうことはありますが、基本的にみんな余裕がなく自分に精一杯で、他人がどのダイスが欲しいかを把握して絞りあうようなゲームでもないので、自分(のとった設計図)との戦いです。

僕は、最初はとにかく設計図で指定されているところを埋めてしまおう!とあまり考えなく、赤の指定がまだ残っていればとにかく赤のダイスを取り、目の指定と同じ目があればそれを取るという近視眼的なプレイをしていたのですが、

Domiさん:「これ、同じ目を斜めに並べるのがいいね」

は!そうか!なるほど!と思った時は既に時遅し、

あまりにも周りのダイス目や色を気にせずに、とにかく指定されているその場所だけを見ていたので、まだまだ序盤なのに既に置けなくなってるマスがあります。ああ、2手番前の僕はなぜ、4の目の指定があるマスの1つ上の赤色の指定マスに赤の4のダイスを置いてしまったのか…。
いやいや、まだ手はあります。特殊能力の発動です。赤の4のダイスをわきにどけ、なんとかまだ全ての制限を満たせる可能性を残しはしました。

が、あまりにも大局を見ていなかったツケが出ていて、ある空きマスの周りには色が全部違ってたり、ダイス目が3種類くらいあったりしています。ダイスの色は5種類なので、あるマスを囲む色が全て異なれば、指定はなくても置くことのできる色は1色しか残っていませんし、周りのダイス目が3,4,5、5なら、置けるダイス目は1,2,6の3つだけ。とんでもなく待ちが狭くなってしまってます。

僕:「ほんと斜めに同じ色、同じ目を並べるの大事ですね…」

幸いなことに、まだ中盤に差し掛かったくらいだったので、そのあとは周りの色、ダイス目に気を付けながらダイスを配置していきました。初めは設計図の指定だけ気にしていればよかったのが、個人ボード上のダイスも増えてきて、そもそも、配置ルールに違反していないかをちゃんと見ていく必要がでてきました(配置ルールに違反してたら最後にそのダイスをどけるだけではあるんですけど)。
さっき配置をミスってることもあって、なんかえらく緊張してしまい、ダイスを置く時には、「設計図の指定よし。縦良し。横良し。よし!配置!手を放すぞ!いいか?いいぞ!」と心の中で確認しながらやってたら、横で見学されてた方に、「ひだりさんだけ置く時の緊張感がおかしいw。横で見てても伝わってくる」と言われてしまいましたw。

確かに間違っても大したことではないですし、そうそう間違うものでもないんですが、なんか間違ったら爆弾が爆発するかのような気持ちでやってました。常に本気ですから!(いや、真面目な話なんであんなに必死だったのかわかりません)。

振られたダイスの色や目を見て、お願いだからあれを取るなー取るなーと祈ったり、念じたり、呪ったりが流石に増えてくる中、指定が一番多い設計図を取られていたDomiさんもようやく特殊能力を使われ始めました。ここまで使ってなかったことが驚きですが、僕と如月さんはトークンがもうないので祈ることしかできません。

そして、最後のダイスロール。その結果、僕は配置できるダイスが1つしかなく、1か所空くのは確定してしまいましたが、如月さんとDomiさんは見事に全部埋められてフィニッシュ。

1か所空いてしまいましたが、得点的にはマイナス1点となるだけ。まだわからん!と自分を鼓舞します(置くことによって別の加点要素に絡めるので実際はマイナスはそれだけではないんですが)。
僕はどの得点要素からもそれなりにバランス良く得点したものの、その全てをDomiさんに上をいかれ、Domiさんがダントツトップ。如月さんは「特定の色のダイス目分の得点」という個人目標の方を重視されていたようで、そこの点数はすごかったもののDomiさんには及ばずでした。
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(最後の様子。ステンドグラスを作るというテーマに合ってる綺麗さです)

【感想】
システム的な点でいえば、ほぼひとりでやるパズルゲームです。ダイスのドラフトや特殊能力使用順で他プレイヤーとの絡みはありますが、Aさんの欲しいダイスはあれだから…とか、あの能力を先に使って困らせてやれ!とかはありません。
何度かやるか、元々得意な人なら広い視野が持てていて、自分に余裕がある時は他人の状況を意識した手が打てるかもしれませんが、常に状況は厳しいのでなかなかできないんじゃないかと思います。

んじゃ、ソロゲーだ面白くないというわけではなく、しっかりパズルしてて面白いです。
パズルといってもガチガチのひたすら頭を使うようなものとは違います。
ちょっと話がずれますが、僕は真面目に先を読むのが苦手/好きではないので、あまりアブストラクトはやりません(真面目に考えてる相手に失礼なので)。それと同じで、絶対的なひとつの正解が、どしーんとでっかい壁になって圧迫してくるような解き方がひたすら難解なパズルとかもあまり好きではありません。遊びはゆる~くやりたい人なので。

このサグラダもゆる~い感じで、時には気楽に、時にはしっかり頭を使って、それでも、やっぱりダメじゃねえか!wと笑って楽しめるパズルゲームです。
このゲームでもやはりダイスというのが非常に便利なツールだということを思い知らされました。

ダイスを使っているので、どの目がでるかは当然ランダムです。ゲーム開始から終了までに設計図で指定されているある値が全員分でないこともあり得るにも関わらず、ダイスを使ってパズルをするわけです。しかも、ダイス目の修正は基本的にできません。
これが、「指定されている3の目がでた!まあ、流石にまだでるだろうけど、もしもがあるから取っとかないと危ないか?」という、心配しすぎ、疑心暗鬼だろという感じの妙なジレンマ?を生んで、ちゃんとゲームしてますし、最終的に解ける解けないはダイス運任せというところが前述の通りゆるさ、気楽さにもつながってます。

先を見通して手を考えることが出来ないのが、その場その場のベストな手はどうなのか?を特殊能力を含めたいい感じのパズルになってると思います。Domiさんが仰っていたように余裕がある時にどう置くのが良いのか?を考える要素もありますし、運ゲーではなく、人事を尽くして天命を待ち、天命が出てきたら出てきたら、その中で最善手を探すという僕のような数手先を読む?知らねえぜ!という人にはぴったりなゲームで楽しかったです。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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