ジェンテス/Gentes

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(4人でインスト込み2時間ほど)

【概要&ルール】

古代ヨーロッパを舞台にとある国のリーダーとなり、国を発展させ、文明を興していくゲームです(Gentesは氏族とかのような意味です)。

既定ラウンド経過後にもっとも勝利点を稼いでいたプレイヤーが勝利します。
1ラウンドは昼フェイズと夜フェイズの2つのフェイズで構成されており、昼夜を1回ずつ行うと1ラウンド終了です。

●昼フェイズ

時計回りに手番をまわし、手番には1つアクションを行います。

アクションは、基本的にはボード上にあるアクションタイルを取って、自分の個人ボード上のタイムトラックに配置することで行います。アクションタイルにはお金と時間のコストが書かれており、お金は手元からストックに払い、時間はアクションタイルに書かれているのと同じ数の砂時計をアクションタイルと同じようにタイムトラックに配置します。
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(個人ボードの上側のマスがタイムトラックと呼ばれるアクションタイル+砂時計を置く場所です)

アクションによっては、アクションタイルのみで砂時計が不要なもの、逆にアクションタイルは不要で砂時計のみのものもあります。

タイムトラックがアクションタイルや砂時計で埋まったらそのラウンドの昼フェイズ手番はパスすることになり、全プレイヤーがパスしたら昼フェイズは終了です。

アクションの種類は以下の通りです。

・文明カードを取る:カードディスプレイから払ったお金に対応する取り方でカードを取ります
・文明カードをプレイする:手札からカードをプレイします。カードにはそれぞれプレイするための条件(国にいる専門職者の人数や既定の種類の都市を持っているかなど)があり、それを満たしていればプレイできます。プレイ後、カードに書かれている内容に応じて点数を得ます。
・人を訓練する(人を雇う):払ったお金に対応する範囲で商人や僧侶といった専門職者を自国に増やします
・建物を建てる:アクションタイルに対応する場所に建物コマを配置します
・お金を得る:受け取る砂時計数に応じたお金を獲得します(アクションタイル不要)
・スタートプレイヤーを取る:次ラウンドからスタートプレイヤーになります(砂時計不要)

●夜フェイズ

ラウンド間の処理をします。

・スタートプレイヤーの交代 ※スタートプレイヤーを取るアクションを誰も行っていなければ交代はありません
・タイムトラックのリセット:タイムトラック上のアクションタイルと砂時計をリセットします。アクションタイルは元の場所に戻し、1砂時計タイルはストックに、2砂時計はタイムトラック上に置いたまま裏面の1砂時計面にします。
・収入:プレイ済の文明カードや都市からの収入を得ます
・手札上限のチェック:手札上限を超えている枚数と等しい数の砂時計を受け取り、タイムトラック上に置きます。

●ゲーム終了時処理

既定ラウンドの夜フェイズ終了後、以下の処理などを行い、勝利点がトップのプレイヤーが勝利します。

・文明カードプレイ:プレイできる条件を満たしている手札をプレイすることができます。ただし、このプレイ時の得点は半分になります。もしプレイできずに手札に残ったカードは得点の半分が減点されます。
・タイムトラック上に残っている砂時計の数に応じて減点されます。

●都市からの収入とアクションのオプション

都市は地中海沿岸と自国の2か所建てる場所があります。地中海沿岸は建築時と夜フェイズに収入がもらえ、自国は建築後、1軒につき1ラウンドに1回アクションのオプション(アクションタイル不要で特定のアクションを行う、もらえるお金を2倍にする、支払うお金に応じて効果の変わるアクションに支払うお金をアクションタイルの記述を無視して任意に払えるようになる等)が行えるようになります。

【プレイ内容】

彼葉さん、Oさん、ねんそさん、僕の4人で。僕はインストは3回目ですがプレイするのは初、僕以外の方もみなさん初プレイです。

主なアクションの種類自体は4種類(お金取るのとスタートプレイヤー取るの以外)ですが、一部を除いて全く同じコストのアクションタイルはありません。
例えば、カードをプレイするアクションのコストは、2金1砂時計、3金1砂時計、0金2砂時計などです。砂時計が少なければお金の支払いが多い、ただし、砂時計数が同じでもお金の支払いは4金前後の幅があるという形です。

お金の確保も考えなければなりませんが、セットアップ時にもらえるお金がそれなりに多いので、少なくとも序盤はお金の心配はありません。そんなわけで気にすべきは砂時計のみであるので、できるだけ少ない砂時計のアクションを優先して取っていきたいところです。

初期手札(本来はドラフト的な仕組みで好きなカードを獲得するのですが、おススメセットアップのカードを配ってます)に便利そうなカードがあるので、まずはこれをプレイしたいなと思いはするものの、まあ、それはみなさん同じだったようで4番手スタートの僕にくるまで、2金1砂時計、3金1砂時計、4金1砂時計と低コストの方から、カードプレイのアクションが取られてしまいました。

カードをプレイするアクションタイルの残りは、5金1砂時計or0金2砂時計です。1砂時計の選択肢としては一番支払うお金は多いですし、別アクションのコストが安いのを選択する方がお得なんじゃないのかなどとちょっと迷ったのですが、この時プレイしたかったカードが人を雇う時に+1人するという効果(通常、1度に雇える人は1人か2人なので、アクション効率が2倍とか1.5倍になる)で強めだったので、早めにプレイしたかったこともあって、5金1砂時計のアクションタイルを選択しました。

カードを2枚以上プレイする人がいなければ次手番でもよかったんですが、いるかもしれない、次手番にはもうこのアクションタイルは残ってないのかもしれないという恐怖に負けてしまいました。

が、僕がアクションを終えた直後、下家の彼葉さんがさくっと0金2砂時計のカードをプレイするアクションタイルを取られたので、やりたいことをやれたという意味で正解だったのだと思います。
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(写真はこのときではないですが、カードをプレイするアクションタイルはこんな感じになってます)

彼葉さんが続けて2枚カードをプレイしたからというわけでもないと思いますが、今回のゲームはみなさん序盤からどんどんカードをプレイされているように見えました。

カードには、即時に点数が入る効果のほかに、即座に建物を建てる、夜にお金がもらえる(固定だったり雇ってる人数に比例したり)、昼にアクションタイル無しのアクションが1度実施できる、アクションを強化する(雇える人を+1人する等)、夜に支払ったお金に応じて得点する等々、かなり多彩な効果があります。
これらはカード固有の効果もありますが、建物で同じ効果を受けられるものもあります。
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(これまたこの時ではないですが、カードはこんな感じです。左上が文明の内容、左下のアイコン+数字がカードプレイ時の条件、右上が重ねることでボーナスになるシンボル、右中央がプレイ時の勝利点、右下がプレイすることで得られる様々な効果です。アクションタイルを同じ形をしてるのはアクションタイル無しでアクションできるやつです)

彼葉さんやみなさんが積極的にカードをプレイするのは、初期手札の効果を早めに受けるようにしたいからだとは思うのですが、カードをプレイするアクションコストの2砂時計が僕には高すぎる(1砂時計のアクションタイルもあるので)ように感じられたため、カードプレイはやめて、似たような効果もある建物建築をすることにしました。

建物は、建築場所が地中海沿岸と故郷の2ヵ所があり、さらに地中海沿岸は赤、緑、黄色の3エリアにわかれています。地中海沿岸に建物を建てた場合、同じ色のエリア内の自分の全ての建物から収入が得られます。故郷に建てた場合は、任意の色のエリアを指定して、同様にそのエリアの全ての自建物から収入が得られます。建物からは夜フェイズにも収入が得られ、この場合は、各エリア1軒ずつから収入が得られます(建築時はエリアを固めておいた方が収入が多く、夜フェイズはエリアがばらけていた方が収入が多い)。
建物から得られる収入は、お金、勝利点、神殿キューブ、祈祷所キューブのいずれかで、都市ごとに何が得られるかはボードに書かれています。

キューブは文明カードプレイ時に条件となる自国にいる専門職の人数の調整に使います。神殿キューブならキューブ1つ消費することで条件を1人分軽減し、祈祷所キューブならキューブ1つ消費することで、2人まで転職させられます。神殿キューブ、祈祷所キューブを合計3つ消費すれば専門職1人を即座に雇うことが出来ます。

主な得点源は文明カードなのでそのプレイのためにキューブをとっておくのも大事そうでしたが、そもそもアクションできないとなので、お金をもらえる都市を選択し、さらについでにと、お金がもらえる都市にもう1軒建築を行ってラウンド終了しました。

僕は建物に収入を求めましたが、完全にカードに特化していたのが彼葉さん。1ラウンド目に続き、2ラウンド目も引き続き文明カードをプレイしまくります。その中に夜フェイズに収入がもらえるものや、お金を獲得するアクションの効果を2倍にするものなどがあり、文明カードだけで建物がなくてもいけると判断されていたようでした。
さすがに文明カードだけではなあと1,2軒だけ建築されたのがOさん、さらに建築軒数が多いのがねんそさん、その更に上が僕という感じで中盤まで進みます。

収入を建築か文明カードのどちらに求めるかのほかにも熱かったのが、アクション数を増やすための行動です。
アクションは、タイムトラック上にアクションタイルと砂時計タイルを配置することで行うのですが、アクション数を増やす方法は大きく2種類があります。
タイムトラック上に初期配置されているキューブを文明カードの効果で除去する、または、アクションタイルが不要で砂時計だけでアクションできる文明カードをプレイするか建物を建築するかです。

タイムトラックはマスで仕切られており、ゲームスタート時は5マス分、キューブが配置されてタイムトラックとして使用できないようになっています。ここはラウンドの経過とともにキューブが除去されて2マスまではタイル配置可能な場所が開放されますが、3マスは解放されないまま残ります。ここを開放できる効果の文明カードがあるので、これをプレイすればタイムトラックの使用可能場所が増え、実質的にアクションポイント増となります。

もしくは、一部のアクションタイルと同じ内容が書かれた文明カードをプレイするか、建物のオプション効果でアクションタイルと同じ効果を得れば、アクションタイルを獲得しなくてもコストとして必要な分の砂時計を払うだけで実行できるので、タイムトラック上で使うスペースが砂時計分のみになり、これまた実質的にアクションポイント増です。

そういう文明カードを取って行きたかったのですが、文明カードの出て来る順番はランダムということもあり、中盤までで取れたのは結局1枚のみというか、全員で分け合ったような形になりました。

そうなれば、あとは各自の戦術次第というか、どう自分の理想に近い形でアクションができるかどうか。
僕は建築先行になったこともあり、建築して収入確保→人を最大まで雇う→祈祷所キューブで人の調整をしながら文明カードプレイという流れでやることにしました。

建築、人の雇用、文明カードプレイはそれぞれ規定数分やればボーナス点がもらえるのですが、1番始めに達成すると若干ボーナス点が多いので、平均的にあげるより一気に上げた方が点数もらえますし、文明カードからもらえる点数は後半のほうが高いので、これでいけるはずと踏んでました。
(点数は上がるといってもプレイ時に求められる人の条件もあがりますし、カードに書かれたシンボルをあわせることでもらえるボーナス点が後半はなくなるので一概に後半のカードの方が良いとも言えないのですが)

みなさんは文明カードを序盤、中盤にもプレイされていたので現状は僕が最下位。特にカードプレイに特化していた彼葉さんとは、一時50点近く差がつきました(得点トラックが50点で1周するゲームなので、結構な差です)。

これ本当に追いつけるのか?と思いながらも、建築も規定数終わってボーナス点を獲得し、人も最大人数までもう少し、さらにスタートプレイヤーも獲得し、ほぼ万全の状態で最後の時代に突入です。

カード獲得アクションはざっくり言えば、少ない枚数をたくさんの候補から獲得するか、多くの枚数を少ない候補から獲得するかです。6金払った場合、先頭から3枚を取るか、先頭から4枚の中から2枚選ぶか、先頭から6枚の中から1枚選ぶかのいずれかを行うことになります。
もう僕はひたすらカードをプレイする以外やることがないので、とにかく枚数だなと3枚獲得します。
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(やる気のないロードス島の巨人。最後の時代は所謂7不思議みたいなカードばかりになります。)

次はカードをプレイするアクションが僕がやりたい分だけ残っているかです。カードプレイするなー、プレイするなーと念を送ったのが功を奏し、誰もプレイしないまま手番がまわってきたので早速カードをプレイ。カードをプレイするアクションのタイルは9枚あるので、この後みなさんがプレイしたとしても僕だけ3枚プレイできます。

本来ならカードプレイ時に条件になっている人のやりくりに四苦八苦したり、達成しやすいカードをとったりと悩ましいところであるのですが、僕は端から最終の時代のカードプレイを目指して事前に人を雇ったり、都市を建てていましたし、転職させることができる祈祷所のキューブもいくつか確保していたので、みなさんが人の調整などをしているのを尻目に、僕はとにかくカード取り、プレイプレイプレイとアホのようなプレイを最終ラウンドもすることができ、最後の時代の2ラウンドだけで70点位取ってまくって勝利しました(インストのみとはいえ、何度か横で見ていたからこそできたプレイではあるんですが)。
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(ゲーム終了時)
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(終了時の個人ボード。祈祷所キューブ使って、人を表す茶色キューブをいったりきたりさせてました)
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(ゲーム終了時にプレイした手札もありますが、3時代のカードだけで8枚プレイしています)

最後の時代にプレイしたカードの枚数は僕が圧倒的ではありますが、点差など今回の結果だけ見ると、別に後半のカードが強いとか中盤が弱いとかなさそうな感じで、いかにカード獲得とプレイをしていくかのゲームのようです(手札が増えすぎるとペナルティくらう&手札捨てられないので取りまくればいいじゃんというわけでもなさそうですが)

【感想】

お金と砂時計(時間)という2つのリソースのマネジメントと、得点(カードプレイ)に向けての手元の人の調整が面白いゲームです。

特にお金と時間の2つのリソースのマネジメントは独特なプレイ感で楽しいです。
時間と言っていますが、タイムトラックのスペースで表現されており、プレイ内容の方にも書きましたが、ほぼアクションポイントといっても差し支えありません。が、このアクションポイント、次ラウンド分の前借りができるのがポイントです。

時間コストが1砂時計のアクションばかりやっていれば、夜フェイズで砂時計は一掃され、次ラウンドも同じだけのアクションができますが、2砂時計のアクションを行うと夜フェイズに2→1砂時計と減るだけなので、タイムトラックに砂時計が残って次ラウンドのアクションポイントが減ってしまいます。

基本的にアクションはボード上に残っているアクションタイルを選択し、タイルに書かれたコストを払う(任意に決められるわけではない)ので、やりたい時にやりたいアクションが残っているわけでも、残っているアクションのコストが自分にとって都合の良いものというわけでもありません。
ですので、次ラウンド厳しくなっても今やるのか、それとも、やはり次ラウンドに持ち越して、今回は別のことをするかという、(あくまで前借りなので)そこまで深刻でない選択を手番のたびに迫られますし、あのタイル残っていてくれーと念も送りたくなります。

任意にコストを決められ、注ぎ込むタイミングをどこにするのかを悩むゲームもありますが、ジェンテスはタイルによって決められているため、他人の行動によって選択が狭まったり、逆に自分で他プレイヤーの思惑を覆したりと、他プレイヤーとのインタラクションで選択肢が決められるというのが非常に僕の好みでした。
選択した結果は、他プレイヤーの手にも影響を及ぼして回り回って自分の首を絞めたり絞めなかったりするのでしょうが、とりあえず目先の主な影響先は、次ラウンドの自分のアクションポイントというのも気楽でいいです。

明確な次ラウンドどうするかの考えがなくても、「次ラウンドにアクションポイントが減るのは困る、でも次ラウンドにできるとも限らないし、このラウンドでもやりたいことやりたい」程度のざっくり方針で十分悩ましくプレイできますし、ええーいなんとかなる!とコストが2砂時計のアクションも前借りしてストレスなく行えるなど、手軽な悩ましさと手軽なプレイ感を両立している不思議なゲームです。

前述のとおり、時間コストは前借りなので融通がききますが、お金コストは事前に所持している必要があります(普通で当たり前なんですが)。お金の収支バランスがうまいこと調整されていて、初期資金がやや多めから始まったり、同じアクションでもお金をかけずに行えるアクションタイルがあったりして、なんかお金案外なくてもなんとでもなるんじゃない?いや、やっぱりお金いるよ!金なくて手がまわらない〜と、油断させて気分良くプレイさせておいてから、うぐぐ、苦しい苦しいと首を絞めるバランスになってます。
特にカードをプレイするアクションは、序盤は時間コスト(アクションポイント)大事!と“お金コスト高い時間コスト少ない”というアクションタイルから取られていくんですが、中盤くらいから“お金コスト少ない時間コスト高い”のタイルの優先度をあげるプレイヤーが出て来て、お、お金苦しくなったんだな〜と周りから察せられますw。

僕は今回お金は余裕があるよう建築で収入を確保していましたが、ここら辺は好みでどうとでもなる気はします。建築の時間コストは2or3砂時計で他のアクションと比べて高い(他は1or2砂時計)ので有利とは言い切れませんし、そもそも、文明カードから収入を得る、アクションで適宜得る、オプション効果で獲得金額2倍をつけておくなどなど、お金獲得の選択肢は多く、差もさほどない気はします。

と、お気楽ゆるーく遊べるゲームのように書きましたが、では、それだけのゲームかというと、ちゃんと重ゲーとしての縦軸があります。

それが、得点(カードプレイ)に向けての手元の人口調整です。
得点源は文明カードのみといってしまって構わないくらい他に得点要素がないゲームなので、みんなカードをプレイしていくのを目的にするわけですが、どうカードから得点していくか?が、それに向けてどう個人ボード上の人口を増やしていくか?どこまで増やすのか?という個人個人のプレイングの短期目標、長期目標に落とし込まれていきます(意識してるしてないはともかく)。

例えば今回僕は最後の時代にのみ焦点を絞りました。条件となる人は多いですが得点も大きいからです。別の機会のプレイでは最後の時代のカードを無視して、2時代までのカードをプレイしまくるスタイルの方もいらっしゃいました(捨て札から拾うというカード獲得方法もあるので直近以外の時代のカードも引けます)。
基本点自体は2時代のカードは最後の時代のカードより低いですが、カードに書かれたシンボルを重ねることによるボーナス点もあるので一枚あたりの点差は数点です。条件を満たすための人を雇う手番をカードプレイに回せるし…と考えれば十分ありな戦術です。
集中して特定のアクションをやるとコストの高いアクションタイルをとることにもなるので各時代に適度にプレイしていくのもコスト的にはありでしょう。

人を何人雇うかだけでなく、人はどう雇うかも計画性が求められます。人は個人ボード上に何人雇っているかを表現しますが、6つの職種を別々に管理するのではなく、2種ずつ3組で管理し、ひと組の合計は最大6人で、一方が2人になれば一方は4人、一方が5人になれば反対側は1人になるという仕組みです。
もちろん文明カードは、プレイ条件として特定の職種を5人要求するようなものもあるので、キューブで微調整できるとはいえ、人が最大人数いてもプレイできない、プレイするのに色々手間がかかってしまうことにもなり得ます。しかも、一度獲得した文明カードは捨てることはできず、しかも規定数以上持っていると夜フェイズにペナルティーとして砂時計を受け取るルールです。
各時代の頭や誰かがカードを引くたびに自分の個人ボードの現状とこれからやるアクションとの都合をみて、計画を立てて…とプレイしていくことになります。

全体的などうするかは長期目標、こちらの人の細かい調整は短期目標というわけです。

やや余談ですが、文明カードには特定の職種が増えるというおまけ効果がついているものがあり、これは人口が少ない時には嬉しい効果なんですが、最後の時代のカードについていると、せっかく調整した人のバランスが崩れて手札がプレイできなくなるーと悶絶します。

プレイ時間もそう長いわけではなく、お気楽お気軽にプレイできつつ、長期目標、短期目標もわかりやすく提示される、遊びやすい中級重ゲーとして大変優秀だと思います。
欠点というか、他人の行動でじわじわと自分が苦しくなることはあっても、基本的にやりたいことができてしまうため他人との絡みが薄いソロゲー感を感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、それは前借りやコストの多様性に起因する遊びやすさからくる気のせいなんじゃないかなーと思います。濃すぎるわけでもないので遊びやすいのは確かですが。

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
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