偽エッセン会(ヌースフィヨルド)

なんか大雪降った日だとか台風きてる日だとか、色々と今日開催しちゃって大丈夫なのという日によくあたるゲーム会ではあるものの今回は雪の日に当たることなく、落ち着いた頃の日程に無事開催できました。

会場に使わせてもらっているフローチャートは、ボードゲームが遊べるバーからボードゲームスペース(カフェ?バー?)に形態を変えられた際に、テーブルを追加されているのですが、このテーブルがでかい!
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(写真を撮らせてもらったのが12月なのでツリーが写ってますw)

一番でかいのだと、8人座っても遊べそうな大きさでめっちゃスペースを取るので、普通のボードゲームカフェでは遊びにくいみたいなのも、普通に遊べそうです。

・ヌースフィヨルド
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プレイヤーは漁村の網元になって、魚を取り、取れた魚でふるまったり、船作ったり、建物作ったりします。

ワーカープレイスメントゲームではありますが、一部のアクションは2,3人実行出来て縛りがゆるかったり、逆に一部のアクションではボード上の条件を満たしていないとワーカーを置けなかったりします。

ラウンドは以下の流れで行います。

1.漁獲

各プレイヤーの漁獲高に応じた魚を手に入れ、個人ボード上の長老カード上、他プレイヤーのとこにある自分の公開株、手元にある自分の公開株に分配してきます。これで余ったら個人ボード上のリザーブに置きます。リザーブ上限を超えてしまった分は捨てます。
手元にある他人の公開株、自分の公開株上の魚はすぐに使用可能なストックに移します。

2.アクション

スタートプレイヤーから順にワーカーをアクションスペース、もしくは、自分の個人ボード上の長老カードの上に配置して、アクションを行います。
全プレイヤーが全てのワーカーを使い切ったらラウンド終了で、スタートプレイヤーマーカーを右隣のプレイヤーに渡して、次ラウンドを始めます。

既定ラウンド数繰り返し、最も点数の高いプレイヤーが勝利です。

いつものこの会のメンツであるたる田さん、しのぽさん、ぐんまさん、僕の4人で。

長老カードは獲得することで、通常アクションを組み合わせてたり、ちょっとおまけがついたりするアクションが実施できる自分だけのアクションスペースになるので、いいのがあればできれば序盤に取りたいなと言いつつ、みんなで効果をひと通り確認。
そのあと、スタートプレイヤーのたる田さんから順に長老カードを取るアクションを実行。

ワーカープレイスメント要素はありますが、制限はゆるめで長老カードを取るアクション自体はワーカーの上限が2つなので、誰かがワーカーをおいても、まだ1人はワーカー配置できます。さらに(最近のウヴェ・ローゼンベルグのゲームにはよく使われるらしいですが)「いずれかのアクションの内容をコピーする」というアクションスペースもあるので、1ラウンドに最大3人が長老カードを取ることができます。

ただし、長老カードを取るには、宴会ボード?(皿が並んでいるボード)の皿の上に魚が置かれている必要があり、また、獲得後に長老カードを使うためにも同様に魚がそこに置かれている必要があります。

セットアップ時に3皿分の魚が置かれているので、まあ、取れるならとっときますかと、スタートプレイヤーから3人連続で長老カードを獲得し、4番手のぐんまさんだけ取れない展開に。獲得した僕たちも皿に魚がないので長老カードは今は使えないですし、まあ、そんな単純なゲームではなかろうと船や建物を建てるのに使う木を集め始めるぐんまさん。

その後、みんなワーカーを使い切って1ラウンド目が終了し、2ラウンド目開始。このゲームでは、スタートプレイヤーマーカーは手番順と逆にまわされるので、4番手のプレイヤーはラウンド跨りで連続手番が行えます。

ここでこのゲームの特徴の1つである「株」に関するやり取りが行われました。

プレイヤーは全員既定数の株を持っており、スタート時は2つが公開された状態で自分の前にあり、残りは未公開状態で手元にあります。公開株は、ラウンド開始時に取ってきた魚を1株につき1尾分配されます。分配されなければリザーブに入ってしまい、取り出すアクションが必要になりますし、他人の公開株を取れれば他人の取った魚をもらえることにもなります。

では、公開株はどうすれば手に入るのか?というと、「株を公開する」アクションを選択し、手元からメインボード上に株を1つ売り出します。このメインボード上に公開株がある場合に「株を購入する」アクションを選択することでメインボード上にある全ての株を購入します。

ちなみに手元にある未公開株はマイナス1点、売りだし時にストックからもらえるお金は2金(=2点)、手元にある公開株は1点なので、株の公開アクション自体3点(マイナス1点が消えて2金もらえる)アクションとなります。

通常であれば(特に序盤は)株を公開したらすぐ下家に買われそうですが、ぐんまさんは連続手番ということで1ラウンドの最終手番に株の公開を選択。2ラウンド目、初手で買われるかとも思ったのですが、みなにお金がないことを見てさらにもう1株を公開、その後、たる田さんもお金を取るために株を公開されたので、一気に3株を購入されてました。
これでぐんまさんの魚の収入(即使えるストックに入る分)はスタート時(つまり今時点の他のみんな)から倍増したことになります。

その後、ぐんまさんの上家だった僕も似たような手で公開株を5つに増やすとに成功します。購入時にお金が必要なので、所持金を確認して、公開する枚数を調整することで他人に買われなくする/自分だけ買うというのがある程度できるようです。
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(公開株をうまいこと買ったぞ!とこのゲームで僕が最も輝いていた瞬間)

即使える魚は増えたとはいえ、純粋な魚の収穫量を左右するのは漁獲量です。漁獲量は船を作って増やす必要がありますが、大、中、小とある船はそれぞれ4隻ずつしかなく、必要な資材量がそれなりに異なるので買おうとしてた船を買い逃すと結構ダメージがでかいです。

1隻目はみなさん順調に作られていたのですが、ここら辺から個性がでます。

スタート時から船建造時に資材がもらえる/ディスカウントされる系の能力を持った建物ばかり建てていらしたたる田さんは、中規模の船をタダで獲得できるようにいつの間にかなっており、アクションスペースを占めて締め出さないとあっという間に船がなくなりそうです。といってもその後、船建造もできる長老カードを取られてましたが。
魚の入手は主に漁からなので船がなくなったらやばい!と中盤ではみなさん船を作りに走ります。

僕は手元にある魚に余裕があった一方でお金は株購入でなくなっていたので、作るのにお金が必要な中規模の船は諦めて大規模の船を作りました。船建造時にリザーブに木がもらえる能力の建物や、リザーブからストックに資材を移す際に木がもらえる長老カードのアクションなどでぱぱっと必要資材を集めて、最後に残ってた大規模の船の2隻目をなんとか作れました。

たる田さんは前述の船建造時の能力を活かして船を4隻獲得し、漁獲量はマックス、僕とぐんまさんはそれには若干劣るものの船を3隻獲得して続きます。しのぽさんは船は小規模のものが2隻しかありませんでしたが、建物や長老カードのシナジーが素晴らしく、森の植林と伐採で資材がどんどんたまる上に、木をお金に変換する建物も建てており、漁獲量以外はうまくまわっている模様。

僕は株もだいたいうまくとれたし、船も狙ってたのが作れたしと、だいたいやりたいことが出来てはいるものの、なんか上手いこと回っている感じがしません。

リソースをうまいこと点数化できていない感じがめっちゃします。といっても、こつこつやるしかないかと、個人ボード上の空きスペースを埋めるべく建築のための資材を集めます。
(個人ボード上の空きスペースは建物1つ分につきゲーム終了時にマイナス1点になります。埋める方法は建物を建てる以外にノーコストで2スペース分を埋める森タイルを配置するということもできます)

しかし、しかし、一部の建物を除いてえらい点数効率が悪いというか、支払う資材量の割に点数が低く、建物についてる効果を含めても空きスペース分の1点のために建築しているみたいな感じになります。
うーん、これ、建築してちゃダメなのか?と思いながらも集めたリソースと建築に向けて回し始めたワーカーたちは止まらず、というか、案外手番はないのでしっくりこないまま終了。

個人ボードのほぼ全スペースを建物で埋めたたる田さんが勝ったかな?と思ってましたが、ふたを開けてみれば僕がビリのたる田さんがブービー、「なかなかうまく回りませんね」「後手を踏んでるなあ」と途中こぼされていたぐんまさんが勝利されました。

結果からすれば、魚を皿に盛るアクション大事でそれを細かくされていたのがぐんまさんの勝因のようでした。

オーソドックスなワーカープレイスメントで資源集めて建物建てる系のゲームの中に、異種である皿アクションと公開株。その2つを一番うまく扱ったぐんまさんの勝利は当然と言えば当然です(ちょっと強めの建物を建てていらしたというのもありますが、株はイマイチでも皿アクションを2番目に使っていたしのぽさんが2位でした)。

ちょっとしたゲーマーズゲームだと、初回はある程度、得点要素を決め打ちして、今回は君と心中だみたいなプレイングになることがままあるんですが、今回はそうなってしまったというか、明らかにこのゲーム独自要素の皿を軽視して、普通に建築してる場合じゃなかったってもんです。
(点数効率の良い建物は他の人に取られてしまったというのもあるんですが)

前述の通り、ワーカープレイスメントの縛りとしてはたいしてきつくなく、複数ワーカー置けるとかコピーとか、アクションによっては長老カードで同じ/似たような事できたりと、アクション選択に関してはゆるいゲームです。ワーカープレイスメント制のゲームにつきもののワーカー数増加もないため、そこで取り合いやワーカー数で優位に立ったプレイヤーがどうこうということも発生せず、ゲームに登場する資源も3種類とシンプルな方です。

そんなわけでプレイしやすい…のですが、このゲーム、所々にえらい強烈なインタラクションがあり、しかも、それが恒常的にではなく、状況に応じて発生する仕組みになってます。
メリハリの利いたプレイ感で所々のきつさが際立つため、鋭いな!ってなります。

んじゃ、きついのがどこかというと、株のやり取りのところ、皿の上に魚をおく/使うところ、たまに出てくる妙に得点効率の高い建物あたりです。

それ以外の行動の点数効率が低いというか地道感があることはあれど、上記に関わる行動だけは、うん、みんなの状況見たけど、XXだから今やっても大丈夫だなとか、できるかどうか資源の計算するから少し考えさせてとか、急にゲーマーズゲームの顔がひょっこり顔を出します。

ちょっとプレイ時間の長い資源を点数化する系のゲームって、得点手段にまでたどり着く過程をどう行動すれば効率的なのかだとかいう、ルート構築/ルーチン構築を自分の思い通りに作ることが面白さのメインにあって、その面白さを重視しようとするのが行き過ぎて「多人数ソロゲーム」というような、自分の思い通りにプレイするための他人とのインタラクションが排除/軽視されるゲームが出来上がってきてたんだと思ってます(んで、その先鋒のひとりがウヴェだったという認識です)。

でも、ヌースフィヨルドは、そのこれまで面白さのメインにしてたところの得点効率をあまり高くしないで、他人とのインタラクションが強い部分に得点効率の高い部分を設けています。

ゲームに登場する資源が一定量以上ため込むことができず、捨てなければならなかったり、即使える場所と引き出さないと使えない保管場所という自分のストックの2種あったりなどなど、「資源を効率的&計画的に使うアクション」をした方がよさそうだなと、既にウヴェ達に条件付けさせられたゲーマー達は自然と効率的な動きを考え始め、実行してしまいます(まあ、それが実際楽しいんですが)。
ここで木材が○本たまるから、あふれないようにX回目のアクションで回収して、その頃には、こっちの建物効果で魚が増えてるはずだから、建物建てて、このタイミングで引き出してきて…とかやるのが楽しいのはどうにもならんです。

面白さをリソースコントロール&箱庭作りで担保しつつ、その上に部分的に強インタラクションの箇所を作り、得点競争はそちらメインに据えることでプレイングの幅や新しいプレイ感を提供させつつもそう長くないプレイ時間でソロゲーム的箱庭作りと強インタラクションによるプレイヤー間の駆け引き的な面白さをプレイヤーに十分味合わせる。
良いゲームだと思いましたし、ウヴェはとんでもねえなとも思いました。

(ただ、短時間に色々な面白さが一定量以上詰め込んだゲームとかまで出ちゃうと、どんどんなんというか刺激物に慣れていってしまいそうで若干怖くはあります)

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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