ツインイット! カンヌ国際ボードゲーム祭版(ボードゲームテーマ版)/ Twin It! ‐ French Cannes festival edition

(5人でインスト込み10分ほど)
【概要&ルール】
カードの絵柄がボードゲームテーマになっているツインイットです。

(カードへの落とし込みはこんな感じよ!という説明でピクテルが使われていて、カクテルゲームズを代表するゲームなんだなー、すげえなーと)
フランス語なのでルール読めたわけではないですが、(通常のツインイットと同じく)3種類のゲームで遊べるよ!と書かれてるっぽいので、変更点はないと思われます(変更されてたらすいません)。

(上箱と箱裏。箱裏に3種のゲームで遊べるよ!的なことが書いてある感じ)
前述の通り、3種類の遊び方があるのですが、一番メジャーっぽいのは、各プレイヤーが各自の山札を持ち、時計回りに1枚ずつ場に出していって、同じ絵柄がでてきたら両手を使って、その両方をはい!と取る。
規程数の組を先に取ったプレイヤーが勝利です。
ただ、同じ絵柄のカードが3枚あるので、取った組も3枚目が出てきたらまた取られる可能性があります。また、各自の山札も一番上の札は取れる対象になってます(カードは両面に絵柄があり、いわゆる裏面というのはありません。あと山札からカードを出す時は下になっている面を表に返すようにしながらめくります)。
【プレイ内容】
しゅだっちさん、ウキンさん、ねんそさん、一味さん、僕の5人で。
一味さんがツインイットを遊ばれたことがあるとのことなので、ルールをフォローしてもらいながら遊びました。
最初は場に出ているカードが少ないので被ることはないんですが、徐々にたまっていきます。
もちろん、たまっていく途中でもぽつぽつと同じ絵柄のカードが出て来はしますが…。
悲しいかなおっさん揃いなので、まだ慣れていないので反応が鈍い!
場ばかり見ていると、はっ!と山札や以前に取った組の方にも手が伸びてきたり。
もちろんそういうルールであることはみんな知ってますが、あー、そういうルールあったあったーみたいな感じになります。
それでも一回、実際のゲーム中にそういう取り方がでてくれば、ゲームへの慣れも手伝って、いろんな場所を見れるようになります。
場札が10枚くらいたまり、みなさんが1~3組ずつ取った状態になると、新しくめくられたカードが大抵組になるので、激しくなります。
特に山札も取れる対象というのが効いていて新しくめくられたカードがXさんの山札と組になったので取ったら、その下から出てきたカードがまたどこかのカードと組になって~と手番関係なく、ばたばたとカードがとって取られてとなって盛り上がりました。
まあ、めくられた後、2,3手番経ってから、あ、これそろってますねみたいな気の抜ける取り方もありましたが。
勝負は一味さんが規定数を取りきって勝利されました。
そして、もちろんゲーム終了後はこの絵はこのゲームだ、これはなんだ、あのゲームはないのか等々、そりゃあやるよねーということをしばらくやってましたw。
【感想】
ツインイット自体の感想としては、よくできてるなーと。
パーティーよりのゲームって、ルールを聞いた時に、きっとこうなるんだろうなと思ってるところからちょっと外れたような予期しない/しづらいことが不意に起こることがよくできたゲームの条件の1つになっていると思うんです(パーティーゲームよりのゲームはルールがシンプルなことが多いので、シンプルなルールの割に色んなことが起こる、面があるってだけかもしれませんが)。
このゲームだと、1枚めくって、はいっ!1枚めくってはいっ!と、カルタ的な展開を想像してたんですが、場札が少ない間はなかなか揃わないので、徐々に場札がたまっていって緊張感が高まっていくとことか、山札から取られると新しいカードが出てくるので、めくられたのは1枚でも、はいっ!はいっ!と連続で手が入り乱れながらカードを取り合うことが発生するとことかのことです。
単にめくっていって揃ったら取るだけでも楽しいと思うんですよ。例えばトランプ(プレイングカード)使って同じ数字(スートの色でわけてもいいかもしれません)がでたら、ツインイットと同じように取るとかでも(実際、場札なし、片面のみのジャングルスピードは面白いわけですし)。
それを両面仕様にすることでプラスアルファしている。必須というわけではないでしょうが、あった方が確実に盛り上がりますし、うまいこと作ってるなあと思います。
同じ絵柄のカードが3枚存在しているってのは、逆に4枚、5枚あってもいいじゃんとは思うんですけど。遊んでみるとわかるんですが、案外3枚目が出てくる状況って起こらないので、もっとすでに取られてた組の取り合いあった方が楽しくない?と思いはしました。
(書いてて気づきましたが、あまり同じ絵柄を増やすと全体のカード枚数を増やさないと多人数で遊んだ際にリーチ状態になれる人が減りますし、取り合いばっかやってても先に進まないのでぐだるのを嫌ったのかもしれません)
んで、この版の特徴であるテーマの話ですが、うまく抽象化されていて絵柄を見ているだけでも面白いです。カードの絵柄は100種類を超えてるみたいです。
抽象化する対象もシンプルに箱絵というパターンもありますが、特徴的なコンポーネントだったりテーマだったり、ちょっとひねったパターンもあります。

(箱絵パターンはひとめでわかるんですが、ちょっと閃かないとわからないもの、コンポーネントを覚えてないとわからないものもあります)
ちなみに使われているゲームはパブリッシャーのサイトには一覧も公開されています(サイトへのリンク。下の方です)。といってもフランス語ですし、日本でメジャーではないゲームも含まれてますし、絵柄も併記されてないので、一覧を見ても何のゲームだ?とはなるんですが。