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キャプテン・オブ・ガルフ / Captains of the Gulf

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(3人でインスト込み150分ほど)

【概要&ルール】

メキシコ湾の魚介類はおいらにまかせろぉい。エビでもカキでもカニでもなんぼでも獲ってきてやるがね。許可証があればだけど、あと、燃料も足りんから近くの漁場にいればだし、船の倉庫が狭いからそんなに数は取れないけども…。

漁師になって、船をカスタマイズし、カニ、カキ、エビを獲ってきて、町に売り、金持ちになるのが目的のゲームです。
プレイヤーは手番になったら円形に並んだアクションスペース上の自コマを任意のマス分、先に進めます。進んだ先のマスに対応したアクションを行ったら、次のプレイヤーに手番が移ります。アクションスペースは通常、1~2マスしか進めませんが、コストを払うなど、条件を満たせば1周先のアクションまで実施できます(要はロンデル)。

アクションは5つです。
・漁場に移動して漁をする:メインボード上で船コマを任意のマスへ移動させる。移動するマス分、船から燃料を減らす。漁については後述。
・漁場から港に戻る:メインボード上で船コマを任意の港へ移動させる。移動するマス分、船から燃料を減らす。
・船をカスタマイズする:コストを払って手札を個人ボードにプレイする。追加コストを払えば追加でもう1枚プレイできる。
・魚を売る:漁で撮ってきたエビ・カキ・カニを任意の数、規定金額で売ってお金を得る。各港で売った数&種類に応じたゲージを上げる。
・燃料補給:燃料を最大まで補給する。

これに追加して、サブアクションがあり、各ラウンド規定回数(ゲーム前半1回、後半2回)を手番中であればメインアクションに追加で行うことができます。
サブアクションは、魚を売る、燃料を補給する、船をカスタマイズする等ができます(お金がかかる、枚数や場所に制限がある等、メインアクションより弱くなってます)。

・ラウンドについて
ロンデルをいずれかのプレイヤーが1周すると、マーカーが1進みます。プレイヤー人数分(※)、マーカーが進むと1ラウンド終了し、サブアクションの使用回数が復活するなど、ラウンド終了時の処理に入ります。
※「プレイヤー人数分」なので、1周していないプレイヤーがいても、他プレイヤーがぐるぐる回っていたらラウンドは終わります。

・漁について
メインボード上に、エビ・カニ・カキのトークンがおかれています。その場所に船コマを移動して、対応する魚介のアイコンが書かれたカードをプレイすることで、魚介類のトークンを取って、船の倉庫の空きスペースに置くことができます。カードにアイコンが複数書かれていれば、一度のカードプレイで複数取ることもできますし、カスタマイズしていれば、複数枚カードをプレイすることもできます。
ただし、前提として船をカスタマイズして、漁業権を持っておく必要があり、1度のカードプレイで獲れるのも持っている(個人ボードに差している)漁業権の枚数分になります。
魚介を獲ると、マイナストークンがおかれます。ラウンド終了時、1つのエリアにマイナストークンが複数あれば1つだけ除去、マイナストークンが1つだけならプラストークンに置き換え、プラストークンだけあればルールに沿って魚介トークンを補充します。

規程ラウンド終了後、各港の販売ゲージからのボーナスを追加した後、合計所持金が一番高いプレイヤーが勝利します。

【プレイ内容】

キノさん、一味さん、僕の3人で。

ゲーム開始時に1枚、漁業権を個人ボードに差すことができ、(手札にあれば)エビ・カキ・カニの好きなものをコストを払って差すことができます。

エビ・カキ・カニは全て同じというわけではなく、売値がエビ1金、カキ2金、カニ3金と大きく異なります。漁業権1枚の値段は売値と同じです。
別にエビは大量に取りやすいとかはないので(カード構成的にあるのかもしれませんが、そこまで確認してません)、できれば売値が大きいものを選びたいのですが、手札が偏っており、エビかカキしか候補がありません。
上家の一味さん、キノさんがカキを差してきたので、僕がここでカキを選べば、あっという間にカキは取りつくされるでしょうし、手番が一番遅い(このゲームでは手番順が変わることはありません)僕が一番不利です。

仕方ないので、エビを選択。漁業権が安いのでさっさと2枚目が差せる/差しても負担が小さいのがメリットです。
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(出港! エビの漁業権しかついてないオンボロ船です。個人ボードの上に漁業権、右に船自体の能力強化、左に船員強化(と言う名の特殊能力)をさします)

そして、全員が出港して漁に出ます。一味さんとキノさんはカキのいる漁場へ、僕はエビのいる漁場へ。

ゲーム終了時、各港にどれだけ魚介を売っていたかでボーナス点が入ります。ボーナスといえば聞こえがいいですが、少ないとマイナス点もくらうので、実質的には各港に販売ノルマがあるという仕組みです。その際、
・一気に2種売れば+1、3種売れば+2の補正が販売数に追加
・各港で指定された種類の魚介を売れば+1の補正
・販売数補正のカスタマイズをしていればその分をプラス

という仕組みになってます。まだ複数種類獲ったり、カスタマイズするのは無理ですが、指定魚介を売るのは是非やりたいところ。

スタート地点の港の指定はカキなので、一味さんたちは近くの漁場に出かけて戻ってくればいいんですが、エビが指定されている港へ向かわねばなりません。
「なりません」って、行けばいいだけでしょと思われるかもしれませんが、港と港との間の距離は6マスあり、スタート時点の船の最大燃料=移動距離は6なので、エビの漁場が港間の直線のマスになければ燃料が足りません。燃料が足りない分は曳航してもらったということで、マス数分お金を払います。

そんなわけで、僕はエビを獲った後、1金払って何とかエビ港へ到着。

ロンデルの順番は、“港へ寄港”→“船のカスタマイズ”→“魚介の売却”なんですが、これだとカスタマイズ後にお金が手に入る並びなので、船のカスタマイズのために使うお金が足りません。じゃあ、ロンデル1周分、カスタマイズを我慢するのか?というと、近場の漁場に行って帰るだけの燃料しか持てず、魚介も1度の漁で獲れるのは1匹のみ、船の倉庫も2つしかないみたなオンボロ船なので、できればとっとと強化したいです。

そんなわけで、1ラウンドに1回(後半は2回)だけ使えるボーナスアクションで、カスタマイズアクションの前に魚介を売ります。

僕はとりあえずエビの漁業権を1枚追加し、さらにエビを売った際の販売数に+1補正をつける能力を追加しました。
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(ちょっとあとの写真ですが、徐々に強くなってきてます。設備は強化されてませんが…)

最大燃料アップの能力が欲しいんですが、そのカードを引かないとどうにもならないので、ここら辺はカード運次第です(キノさんは最大燃料が8になるカスタマイズを序盤にされてましたが)。

そして、ここからしばらくは、漁に出る→魚介を売ったお金で船を強化という流れを繰り返すことになります。

最初は一味さんもキノさんもカキの漁業権を増やしたりされてましたが、このゲーム、減った魚はなかなか増えないので、おふたりで獲った結果、あっという間にカキが枯れました。エビは僕が漁業権を持ってるので、新たに漁業権を追加するにしてもカニに行って欲しいところですが、盤面に圧倒的にエビが多かったので、一味さん、キノさんともエビ漁に参画。

勘弁してくださいよーなどと言ってみますが、盤上にエビが多いのは確かなので、まあ、仕方ないです。

この後、キノさんは燃料の最大値を8に、船倉を3つにします。一味さんは序盤はいいカードを引かないと無改造でしたが貯めた金を使って中盤あたりで一気に燃料の最大値を10、船倉を4つにし、さらに魚介の調理室まで船をつけます(サブアクションで調理すれば売値が1上がります)。

一方の僕はといえば、なかなか燃料や船倉を増やせるカードを引けません。
燃料を増やすわけではないですが、減る量をマイナス1にするカードと、漁をした後に即移動ができるカードを挿します。

キノさん、一味さんは一度の漁アクションで複数枚カードをプレイできる(たくさん魚介が獲れる)能力も取り、それに合わせて漁業権も増やしてます。

ようはロンデルを一周する間に獲れる魚の量では勝てない状態。しかし、このゲーム、ゲーム終了までにまわれるロンデルの周回数はプレイング次第で変わってくる仕組みです。
さらに、2人の船はかなりカスタマイズされてますが、それだけ投資されてるということ。

つまり!おふたりが投資分回収する前にゲーム終わらせてしまえば勝てる!
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(キノさん、一味さんの船。めっちゃ強化されてます)

(というか、ふたりが強化路線、僕はカード引けないと見切った時点から早回し戦術はじめてます)
もうカスタマイズもしないと決めたので、燃料補給→漁に出る(カード効果で即港に戻る)→魚を売るの3アクションで1周できます。一味さんたちは、燃料補給→漁に出る(1,2回)→港に戻る→(カスタマイズ)→魚を売るの5,6アクションかかってます。
カスタマイズはおふたりもすぐにやらなくなりましたが、僕も魚を売るアクションをサブアクションでまかなうようにした(サブアクションで売れる魚の数は限られているので船倉を増やしていると少し使いづらい)ので、くるっくるっ、くるっくるっとロンデルを回します。
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(僕の船 最終版。不要なカードで手札が埋まったため、カキの漁業権とかささってますが、一度も使いませんでした)

ひとりで回りすぎてサブアクションが回復せずに仕方なくメインアクションを踏むこともありましたし、逆に一味さんたちがサブアクションを使い切る前にラウンドを終わらせたりもして、カオスな状態にはできました。

それでもやはり一周あたりの稼ぎのデカさが倍か、それに近い数違うので厳しいかな?と思っていると、

一味さん:「これ、普通にアクションするより、手番パスみたいになるけど、強引に一周して、キノさんの手番が来ないようにした方が良い?」

という話に。たしかにロンデルを多く進むためのコストを払っても、キノさんの次手番で増える稼ぎを潰した方が一味さんとキノさんの彼我の点差は一味さんに有利なりそうです。

僕は、(これでもしかしたら僕にも勝てる目がでてきてないか?)と思っていたのですが、少なくともこの1手番に限ればキノさんの手番とばした方が一味さん有利なのは間違いないので、その旨、僕からも話し、一味さんはロンデル1周して終了トリガーを切られました。

結果! 僕が超僅差で勝ちました!うぇーい

一味さん:「騙された!」
(一味さんは2位でした)

1周あたりの稼ぎは倍くらい違ってたんで勝負にならないかと思ってたんですが、ぎりぎり逃げ切れてました。最後、一味さんが普通にアクションしてたら、キノさん、一味さんに結構な点差離されていたかと思います。
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(最後の盤面。トップにあるのがスタート時点の盤面ですが、見た目ではなんも違いがほぼないという地味さ)

【感想】

クッソ弱い船を少しずつ金稼いでカスタマイズして強化して、また稼いだ金で〜という拡大再生産というのは表層的なことで、実質的には、ゲーム終了タイミングを見計らって、どこまで自分の船(得点エンジン)に投資するのか、そして、船に適したアクションのみに特化して如何に一連のアクション(ロンデル1周)を圧縮できるかというゲームです。

強化に力を入れたプレイヤーも入れてないプレイヤーも、サブアクションを駆使してひたすら、マッハでロンデルをまわす!スキップ、スキップ、ジャンプ、ダッシュ!序盤は一歩一歩進んでたところを、他人より1アクションでも多くやるために急ぐ!
そのスピード感、どうすれば途中のアクションを省けるかを考えるパズル、そして、もちろん他人がぐるぐる回るのに焦らせられる感じが楽しいです。

サブアクションの回数が復活するのがラウンドまたぎのタイミングなので、早すぎるとサブアクションが復活してなくてルーティンが崩れてしまい、船のカスタマイズを完了させていたとしても、同じことを繰り返すだけにならないというのも良いです。
めっちゃ強化したらしたで、最効率の漁はどう動けばいいのかと漁のたびに頭使いますし。
同じことばっかやってると不要なカードが手札に溜まるんでどこかで変えないとダメというのもよくできてると思います。

ただ、何度も遊びたい!という気持ちには不思議となりません。

たぶん、一番大きいのは自分のプレイングの良し悪しのフィードバックの無さです。
他人と競争するわけですけど、勝った時はともかく負けた時、強化に力を入れすぎたのか、それともアクション選択がまずかったのか、正直ようわかりません。

終了タイミングが全プレイヤーのプレイング次第で可変のゲームなので、最終得点や盤面の出来上がり具合(アグリコラとかわかりやすいですよね)で判断することもできません。

なので、リプレイ欲があまり湧かないんですよね。遊ぶと楽しいのは確かなんですが。

その上、強化しすぎて強化軽めのプレイングに負けたとして、要は強化の完了するゲーム中盤で既に勝ち目なくなってるわけで、そこから1時間前後遊ばせて、実は失敗でしたーとか厳しすぎるでしょう。
「強化度合いとゲーム終了タイミングをはかるゲーム」はたくさんありますが、プレイ時間が2時間くらいのゲームでやるならゲーム中のフィードバックと挽回できる手が欲しいところです。

そして、プレイングの方向を決めるのが完全に運任せなものどうかと思います。こういう船にしたいとか、こういうプレイングがしたいと思っても、カード引けなきゃどうしようもないんですよね。カードの種類も結構多いですし。

それなりに手数(時間)をかけるゲームでないと、強化→ロンデル圧縮の流れは作れなかったと思います。ただ、短時間ゲームならそこまで欠点にならなかった点が時間のかかるゲームだとちょっとなーというように浮き出てるのも確かかなと。

まあ、重ゲーってプレイングが正しいかどうかは勝ち負けで判定するしかないっていうギャンブル要素は(特に初見だと)結構あると思ってて、このゲームもプレイングの上手い下手が視覚化されるような仕組みがもう少しあるとか、プレイヤーへのフィードバックが上手ければ受ける印象も違ったのかなと思います

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プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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