Cold War CIA vs KGB

(2人用。インスト込み40分で睡魔に負けて途中終了)
【概要】
世界各地の紛争やオリンピック等のイベントにスパイとして介入し、東西冷戦において相手側陣営に勝利するのだ!
【ルール】
基本はブラックジャック。
ターンの最初に引かれるオブジェクトカードでドロー可能なグループカードの枚数、数値の限界値(ブラックジャックで言う21)等が決まります。
ドローしたグループカードに書かれた値の合計が限界値をこえず、かつ、相手よりも大きい数字となるようにします。
つまり、限界値が21固定ではなくてころころ変わるブラックジャックです。
しかも、このグループカードは、4つの組に分かれており、それぞれ、カードを捨てる、カードの陣営を変える、次の
山札をのぞき見るといった特殊効果を持っています。
グループカードの引き合いが終わり、勝利陣営が決まった後で、エージェントの公開を行います。(オブジェクトカードを引いた後で伏せて出しておきます)
エージェントは、勝利陣営をひっくり返す、相手スパイを殺す、次の勝負の開始時の山札数枚の覗き見&並び替え等の
能力を持っています。
エージェントの処理が終わった段階で勝利陣営にオブジェクトカードに書かれた得点が入ります。
上記内容を、どちらかが100点になるまで繰り返し行います。
【プレイ内容】
オブジェクトカードをめくったところ、オリンピックのカードが出ました。
オブジェクトカードは大きく分けて2種類存在していて、1つは、ひけるグループカードが4~5枚で、10~20点獲得できるもの。もう1つは、オリンピックのようにひけるグループカードは1枚のみで得点も5点と低いものの特殊効果(死亡したエージェントを手元に戻せる等)を使用できるものです。
相方は1、僕は3でした。相方は軍事のカードだったので、特殊能力で使用する軍事カード以外のカードを捨てさせることができたのですが、自身のカードは1のままになるため、よくて引き分けにしかならないと、特殊能力を使わないまま、僕の勝ちとなりました。
次戦でも、僕の引きが良く、相方はへこんでました。
そして、僕の勝利となった時に、思い出していたのですが、マスタースパイ使ってたんでした…。マスタースパイの効果は、勝利陣営をひっくり返すことなので、一転して相方の勝利に。ぼけぼけです。
その後は一進一退の攻防がありつつ、二重スパイの効果で一気に得点を稼ぐことのできた僕が優勢になったところで、相方が眠気に負けて途中終了となりました。
【感想】
特殊効果は4種類しかありませんが、オブジェクトカードが毎回変わって、勝負の条件が変わるからか、展開にマンネリを感じることはなかったです。
しかし、それ以上に感じたのは、『あくまで基本はブラックジャック』ということです。
特殊効果でひっくり返ることもありますが、数値が良い(目標値に近い)方が優勢に立つことが多いです。
その理由は、劣勢を挽回しようとすると、相手の有利な部分を崩す必要がありますが、優勢な方は相手の手を潰すだけで良いので、優勢な側の方が選択肢が多少多いからだと思われます。
とはいえ、山札を確認する特殊効果もあるので、特殊効果を使って、場を優勢にする戦術ももちろん意識はしないとダメなんでしょう。
まあ、4種のうちの1種の特殊効果を引き当てないと、意識するもくそもないので、第1は、「目標値に近くなるようなカードを引く」。第2に、「山札確認の効果が引けれれば有効に使う」って程度に考えておけば良いのでしょうか。
特殊効果に慣れなければならないという段階はありますが、特殊効果の種類が少ないがゆえに、すぐにスピーディーに1戦1戦をこなせるようになります。
スピーディーに勝負をこなしつつ、特殊効果によるどんでん返しが続くところが、このゲームの楽しいところだと思います。
特殊効果を出し合ってる時は熱いんですが、勝負がつく時には、案外、「あ、もう手がないわ」って感じであっさりしてるのも好みです。
どうでもいいですが、ゲームを進める上では無くてもあまり問題の無いトークンが凝っているのも素晴らしいです。
