タムスク

タムスク
(2人専用。1試合10分弱)
【概要&ルール説明】
どんどん移動できる場所が減って行き、最後まで動けた方が勝ち(正確にはちょっと違う)というアブストラクトゲームの亜流。
どこらへんが亜かというと、コマが砂時計になっており、砂が落ち切ってしまってもそのコマは、もう動かせられないというところです。
移動先にはリングを落としていき、規定数のリングが落とされたマスには移動できなくなります。
一番外側はリング1つしか落とせず、内側に行くに従って、2つ、3つと多くなります。
ルールが初級、中級、上級と3段階になっていますが、実質的に上級が本当のルールで、初級、中級は導入のための
簡易ルールになっています。
初級でコマの動かし方とリングの落とす法則を学び、中級で砂時計の要素が入り、上級で相手の手番を急かすための15秒砂時計が導入されるという形です。
ちなみに、15秒砂時計の有無しに関係なく、手番を15秒以内で終わらせるのは、紳士協定として中級以上には取り入れられています。
【プレイ内容&感想】
ルールブックに書いてある通り、まず初級から始めました。
とりあえず相方のコマのひとつを角に閉じ込めます。ただし、閉じ込めたと言っても、僕のコマを動かすと、出口が開いてしまうような形なので、正確には閉じ込められていません。
僕も相方も手に方針は持っているものの、その方針が正しいのかという確証はないまま、ゲームを進めました。
僕は端っこから埋めて行き、相方はとりあえず端には行かず、中心近辺でコマを動かしていました。
端っこが埋まってきたので、中心部に僕が進出したあたりで、相方のコマと一緒に中心部にどんどんリングを落とし、中心部のほとんどを移動不可の状態にしました。ここで相方が、中心部を見切り、まだ余裕のあり外縁部へ一気にコマを進めます。しかし、幸いなことに相方が移動したマスはまだリングの余裕があったので、僕もその後を追い、共に外縁部を埋めて、引き分けで終了しました。
次プレイ時には何をどうすればよいのか、イマイチ、僕も相方もつかめませんでしたが、今度は砂時計を取り入れた中級ルールで二戦目を開始しました。
これは焦ります。
「相手がコマを動かしたら、リングを落とす前でも、自手番としてコマを動かして良い」というルールがあるので、もう砂が落ち切りそうなコマがあった場合、相手がコマを置いた瞬間に、自分のコマを取りに行くので、盤上でお互いにかなりしっちゃかめっちゃかな状態になることもままあります。
まあ、極まれば相手の砂が落ちるまで待つとかをやるんでしょうが、そういう嫌らしい手は僕も相方もあまり好かんので、純粋に自分のコマの砂だけみて、あわわあわわとするだけです。
そういう慌ただしさもこみで、非常に楽しいです。